【自己表現とは?】自分を表現するのが苦手な人の特徴&原因|表現力の高め方も紹介!

【自己表現とは?】自分を表現するのが苦手な人の特徴&原因|表現力の高め方も紹介!

あやな 2024.05.07
自己表現ってどうやれば良いかわからない時ってありますよね。そこで今回は、自己表現の意味や表現が苦手な人の特徴、うまくできない原因、自己表現の重要性をレクチャー!

「自分の気持ちを伝えられない……」自己表現が難しいと感じている人へ。

自己表現が苦手な人の特徴&原因

人生の目的は様々ありますが、自己表現を通して生まれ持った自分の才能やチャンスを生かし、精一杯自分らしく生きることもその一つです。

ただ、一言で自己表現といっても、そもそもやり方がわからなかったり、うまくいかなかったりなど、壁に当たることも少なくありません。

そこで今回は、自己表現がうまくいかない人の原因や特徴をはじめ、自己表現の方法の重要性を詳しくご紹介します。


前提として「自己表現」とは?

自己表現とは、自分自身の思いや考えをストレートに周囲に伝えたり、自分らしい生き方を実際に取り組んでその通り実現することです。

そのアプローチは人によって正解は様々ですが、自分らしく生きることで自分も周囲も幸せにすることができます。

自分の気持ちをわかってもらえるように努力することはもちろん、自分の生き方に責任を持って生きることも含まれます。


「自己表現」と「自己主張」は違う

自己表現とは周囲の気持ちも考えつつ、自分があるべき姿を上手に発信することです。一方、よく似た言葉である自己主張は、一方的に自分の考えや思い、やりたい内容を伝えようとするといった違いがあります。

自己主張とはときに周囲を不快な気持ちにさせたり、反発を招いたりすることも多く、注意が必要です。その点、自己表現の内容は基本的にみんなに応援してもらえる、賛同してもらえる場合が多く、自分を高めるという特徴から重要性を持っています。


該当するかチェック!自己表現が苦手な人に共通する5つの特徴

ここからは、自己表現が上手くいかないと思っている人によくある特徴を考えていきましょう。性格や行動、その原因など、自己表現を苦手な人には似たようなポイントが見受けられます。

自分を高める第一歩にするために、ぜひ当てはまるものがないか、チェックしてみましょう!

自己表現が苦手な人の特徴
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自己表現が苦手な人の「性格」の特徴

ここからはまず、性格から見た自己表現が苦手な人によくある共通点について見ていきます。

自己表現したいのに自分の気持ちや思いを素直に表すことが下手なのは、どういった性格が影響しているのでしょうか。では、一つずつその意味を確認していきましょう。

自己表現が苦手な人の性格
  1. 自信がなくて消極的
  2. 他人に対しての警戒心が強い
  3. 人見知りで恥ずかしがり屋
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性格1. 自信がなくて消極的

自己表現が苦手な人は自分の存在をきちんと認められていないので、人として価値がないと思い込んでしまっています。

「自分なんて…」という自分自身を過小評価しがちだと、自分の思いが正しい、素晴らしいといった肯定感を持てません。

仕事でもプライベートでも自分の価値を認めていないため、自分から思い切って表に出て自己表現したいとしても意味がないと思っています。


性格2. 他人に対しての警戒心が強い

「自分以外の人は何を思っているかわからない」と必要以上に感じやすく、他人の言動が気になってしまいます。「自分の思いを伝えてもし理解してもらえなかったらどうしよう」とか「嫌われたら」など思ってしまうのです。

自己表現した時の他人の反応が怖くて、「自分から気持ちを伝えないほうが良いかもしれない」とびくびくした言動になってしまいます。

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性格3. 人見知りで恥ずかしがり屋

自己表現力が乏しい人ほど普段からあまり人付き合いが上手ではなく、人と話すときもつい緊張して恥ずかしがってしまいます。人よりも自分が恥ずかしいと感じる基準が高いため、ちょっとしたことでも照れて言い出せなくなることもしばしば。

人前に出ると赤面症やあがり症が出てしまうといった緊張屋さんのような性格を持っていることもあります。


自己表現が苦手な人の「行動」の特徴

ここからは、自己表現が苦手な人に共通する行動とは何かについてまとめていきます。

自分をうまく出せない人の多くは、人とコミュニケーションする時に次のような特徴を持っていることが多いです。

具体的に一つずつチェックしていきましょう。

自己表現が苦手な人の行動
  1. 上手く言葉に出せない
  2. 自分の意見を考えない
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行動1. 相手に伝えようとする時、上手く言葉に出せない

自己表現が苦手な人ほど、自分の気持ちははっきりしているのに、言葉で表現しようとするとうまくいかなくなります。思いがたくさんあってもうまく言葉がつながらないため、つい短い言葉で済ませてしまったり、言うのをやめたりしがちです。

たとえ文章で書くときはしっかりした自己表現の方法はできても、いざ面と向かって素のままで話そうとすると言葉が飛んでしまう場合もあります。


行動2. 他人に合わせてばかりで自分の意見を考えない

周りの人たちの気持ちを悪くしないようにするため、自分が嫌われないようにしようと必死です。もともと自己表現力がないので、自分の意見よりも周囲の意見と同じ行動をして目立たないようにしたいといった理由が考えられます。

自分はこう思うというオリジナルの意見より、他人の考えに同調してできるだけ波風を立てないようにしがちなのです。


なぜ自分の気持ちを伝えるのが苦手なのか?表現力が乏しい原因とは

ここからは、どうして自分の思いをそのまま出すことができないのか、その原因について探っていきます。

自己表現がしづらくなったのには、子供の頃からの経験や生まれ持った性格が大きく影響しているといった見方が一般的です。

具体的に自己表現の方法を妨げる原因を5つご紹介します。


原因1. 大人になっても過去の失敗経験を引きずっている

自分が一度失敗してしまったことをまたやってしまうのではないかという不安を人はよく感じてしまいます。子供の頃の出来事でも仕事のミスや恋愛でも、失敗してしまったことをまた繰り返してしまったらと必要以上に心配してしまいがちです。

もう一度チャレンジするより何もしなくて失敗しないほうが安全なので、自己表現を自然に控えるようになってしまうのでしょう。


原因2. 他者からの目を気にしてしまう

自己表現に苦手意識のある人は、自分がやりたいようにした時に、他者がどういう視線で見ているのか、下手に自己表現して否定や批判されたりしたらどうしようかと思い悩んでしまいます。

他人は本当はどう思っているのかわかりませんし、適当なことを言っているだけという場合も少なくありませんが、仕事や恋愛でもネックになることがよくあります。

どんなに他者が色々な意見を言ったところで、最後は自分でやるかどうか決めて責任を取らなければいけないのですが、それでもちょっと意見されるだけでも気持ちが縮こまってしまうのです。


原因3. 他の人と違うことへの恐怖心

「出る杭は打たれる」という感覚を自然に覚えてしまって、他人より目立つと叩かれるかもしれないという心配が先に立ってしまいます。周りと同じ人間と思われている方が、生き方としては楽なので自己表現の方法を選ぶのを避けてしまいます。

だから、他の人と違った言動というのは、自分が責任を負い、十分な自信を持って前に進まなければならなくなるので、自己表現をしなくなってしまいます。


原因4. 両親からの教育

小さい頃から、親が厳しく逆らってはいけないような環境で育つと、ちょっとした自分の意見も怖くて出せなくなります。何を言っても親に受け入れてもらえなかったり、全ての言動を否定されてしまうような出来事が続いたり。

いびつな家庭教育によって、自己表現がしたいのに自分を思うように出せない人間になってしまうケースがときどき見られるのも珍しくありません。


自己表現の重要性とは?なぜした方が良いの?

ここからは、自己表現をすることが生きる上でどういった意義を持つのかについて考えていきましょう。

自己表現はできるだけ上手にやるべきだと考えられます。その具体的な理由を確認することで、より積極的に自己表現の方法を試してみようと感じてくるはずです。


理由1. 信頼関係を築けるから

自分がどういった考えや思い、感情を持っているのかをダイレクトに相手に伝えることで、自分をしっかり理解してもらえます。お互いの共通点や相違点をはじめ長所や短所がわかり合えれば、それだけ人間として信頼できる間柄になれるはず。

自分がいつも胸の内にあることをある程度伝えられてこそ、自己表現の方法が効果を発揮して人間としてのお互いに共感を得たり、信頼を高めることができます。


理由2. コミュニケーションが上手くなるから

自己表現を続けるうちに、最初はうまくいかなくてもだんだん慣れて相手にうまく自分の気持ちを伝えられるようになっていきます。

コミュニケーションは訓練が必要です。恥ずかしがって相手と距離を置いていると、いつまで経ってもトーク力を磨くことはできません。

地道に自己表現をしていけば、どういったポイントに気をつけると相手に自分のことを伝えられるかがわかるようになりますよ。


理由3. 自分をさらけ出して気持ちが楽になるから

自分の思いや気持ち、考えを伝えてわかってもらえると「自分を受け入れてもらえた」「理解してくれた」といった承認欲求が満たされます。

ずっと自分一人で抱え込んでいたことでも誰かが知ってくれたことによって、肩の荷が下りるわけです。

適切な自己表現は感情を解放できるので、健全なストレス発散にも繋がります。


気持ちを言葉にするのが苦手な人は、自分を表現する方法を知ることからスタート

ここから、実際に自己表現をうまく行うためにおすすめのアプローチの内容をご紹介します。これまで自己表現をしてこなかった人は、最初何からやればいいか取っかかりが見つけないかもしれません。

そこで、自分を高めるためにできる身近な自己表現とは何か具体的にまとめてご紹介していきましょう。

自己表現の仕方
  1. 言葉で伝える
  2. 文章で伝える
  3. 行動で伝える
  4. モノを創造して伝える
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自己表現の仕方1. 言葉で伝える

人と関わるのが好きという人なら、直接誰かと会ってお話ししてみましょう。自分なりの表現で構わないので、短い言葉を積み重ねていくことから始めてみてください。

最初は言葉でうまく伝えるのは難しいかも知れませんが、相手の反応を見ながら経験を積んでいけば、理解してもらえる言葉の使い方を学んでいけるはずです。


自己表現の仕方2. 文章で伝える

面と向かって誰かと話すのが不得意な場合は、LINEやメール、手紙のように文章を書いてまとめてみましょう。

ブログや詩、日記も自己表現におすすめのツールです。リアルタイムで相手のことを考えすぎて緊張しないで済むので、本心をしっかり表すことができます。

上手く書こうとするとストップしてしまうかもしれませんので、単語を書き出したり、1文から表現するようにしてみたりと、無理のないところから始めてみてください。


自己表現の仕方3. 行動で伝える

自分がずっと会いたかった人に会いに行ったり、やってみたかった仕事や趣味を始めたり、自分の思いを行動という形にすることもおすすめです。

言葉や文章で伝えるのが苦手な人でも、身体全体を使ってやれるので周囲から理解してもらいやすいというメリットがあります。

「案ずるより産むが易し」で、悩んでいるくらいなら思い切ってやってみるのも良い方法です。


自己表現の仕方4. モノを創造して伝える

芸術的な才能がある人なら、積極的にアートや作品を作って言葉以外の手段で自分を表現していきましょう。もちろん、才能の有る無しに関係なく、芸術やアートを通して活動すれば、自分の人間性をダイレクトに周囲に伝えられます。

絵や写真、彫刻をはじめ、歌や踊りや料理など、クリエイティブな作業は自己表現や自分を高めるのにぴったりです。


自己表現がうまくなりたい!自己表現力を高める7つの方法

ここからは、自己表現力をもっとアップして周囲に自分をもっとわかってもらえるための方法を考えていきましょう。

言葉や文章、行動、芸術など、日常的に取り入れられるものを、さらにブラッシュアップするにはどうすればいいのでしょうか。


方法1. 人前に立つ経験を積む

話す力を身につけるにはできるだけ人と関わって自分のことを話す経験が必要です。イベントやセミナーに参加したり、友人とグループで会ってお互いに話をするだけでも、トーク分野の自己表現力を磨けます。

また芸術やクリエイティブな活動をする時は、発表会や展示会といった他者に自己表現を見せる機会を積極的に作りましょう。周囲の反応を感じれば、自分で自己表現のフィードバックができますよ。


方法2. 他人の目を気にせず、ありのままを伝える

変に相手の気持ちを心配してどのくらい伝えようかとあれこれ悩むのではなく、思い切って話すぐらいの勢いがちょうどいい自己表現になります。

他人はそれほど自分が話した内容に一喜一憂したり、ずっと気にしたりしないものです。フランクに話す方が相手の理解を得られやすいこともよくあります。

ストレートに気持ちを伝えたことで、受け取る相手もきっと嬉しい気持ちになって理解し合えるでしょう。


方法3. 本を読んで、表現を学ぶ

言葉や文章で自分を伝えるのには、ある程度自分で読書をしたり表現のテクニックを学ぶようにしたりするのがおすすめです。

本を通して、文章力だけでなく異なる考え方や感性に触れることができ、物の見方が広がりますよ。

さらに、様々な表現方法を身につけることで、自己表現力のアップにつなげることが可能です。


方法4. 要点だけなど伝えたいことを簡潔にまとめておく

自分が相手にわかってもらいたいことの中からポイントを絞ったり、優先順位を付けたりして、シンプルに相手に伝わる努力をしましょう。

自分の思っていることを全て伝えたいとするあまり、要領を得ず、かえって相手に伝わらないことがよくあります。その場で全部を伝えようとするのではなく、一度でわかってもらえなくてもいいというぐらいの余裕が大切です。


方法5. 他人とは違った独創的な考えを、物事に表す

クリエイティブな人ほど、自分は当たり前と思っていることが実は世間的にユニークで珍しい物の見方をしていることが多々あります。自分の考えを過小評価するのではなく、芸術や創造的な活動をしたい人はストレートに文章や作品にまとめることで、意外な発見が見つかるかも知れません。

別の言い方をすれば、形にして初めて自分の考えが独創的かどうか自分でも理解できるようになるはずです。


方法6. 感じたことをメモしてみる

人は一日で膨大な物事が頭に浮かんでは消えていくため、できるだけ思っていることや感じていることをメモに書き出してみるといいでしょう。後からメモを読めば、自分の考えの流れが客観的に理解できたり、思わぬアイデアを発見できたりする可能性が高くなります。

メモ帳やスマホのメモ機能、SNSでつぶやくなど、様々な方法で自分の心の内を文章に残してみると思わぬ気づきが得られるかも知れませんよ。


方法7. たくさんの趣味を持つ

自己表現の手段はいくつもあった方が、より自分の心の中をしっかり表すことができます。自己表現がしたなら言葉にこだわらず、絵画や写真のような視覚的なものから、旅行や料理、スポーツや恋愛まで、様々なジャンルを自分の興味に合わせて選んでみてください。

新しい趣味を増やしていくことで、それまでとはまた違う表現方法が見つけられるでしょう。


自己表現力を磨いて、感情豊かな本当の自分を知ってもらいましょう。

自己表現は自分らしく生きるためにとても大切なことです。なかなかうまく自己表現ができないと悩んでいる人でも、身近にできる方法から試していけば、自分を理解してもらえる方法を少しずつ磨くことができて、周囲の共感と理解を得られるようになります。

自分が興味のある方法から手を伸ばして自己表現力を高める、自己表現の方法を増やすなど、本当の自分をもっと周囲に知ってもらえるようにしていきましょう。


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