マイナス思考の原因&改善方法|ネガティブな性格からポジティブに!
マイナス思考な人のメリット、デメリットは?
ここまで、マイナス思考の人の特徴や原因を一つ一つ見てきました。一見すると、社会生活を送る上でマイナス思考はデメリットばかりのように思えますが、本当にそうでしょうか?
なかなか行動できないのは、慎重に決断するためかもしれませんし、マイナス思考だからこそ、落ち込んでいる人に寄り添ってあげられるというのも、他にはないメリットではないでしょうか?
そこで、これからはマイナス思考の人のメリットとデメリットについて徹底解説していきたいと思います。
マイナス思考な人のメリットとは?
悪いことばかりと思われがちなマイナス思考ですが、悪いことばかりではありません。
マイナス思考だからこそのメリットについて、今から解説していきます。どうせマイナス思考にはメリットなんて無いと決めつけるのは、少し早いかもしれませんよ。
メリット1. 石橋を叩くタイプなため、慎重に決断をくだせる
マイナス思考は、優柔不断で決断ができないと言われています。
すぐに行動に移せないのは、何事にも石橋を叩いて渡るタイプだからです。ネガティブだからこそ、慎重に決断をくだすことが出来るのです。
失敗を極度に恐れて、周りの目を気にして、何事にも慎重に考えてからしか決断をくだせないことはネガティブに見えるかもしれません。しかしそれがポジティブ思考にはない大きなメリットなのです。
メリット2. 人の悩みや落ち込んでいる時に共感しやすい
マイナス思考の人の特徴のひとつは、人に気を遣いすぎることです。しかし気を遣いすぎるからそこ、人の事がよくわかり、人の痛みに寄り添うことができます。
人に気を遣い過ぎてしまうから、相手の心の痛みも自分の事のように感じることができる。そして、共感力も高いのがマイナス思考の人のメリットです。ネガティブだからこそ、落ち込んでいる人を癒やしてあげられるのです。
メリット3. 常に最悪のケースも想定しているため、トラブル対処は的確
石橋を叩いて渡ることと共通していますが、マイナス思考の人は成功するイメージよりも、失敗するイメージばかりしています。
常に失敗すると思っているため、あらゆるシーンで最悪のケースを想定しています。
慎重な行動をするのがマイナス思考のいいところです。想定できないあらゆるトラブル対応についてマイナス思考の人に任せると、失敗が少なく的確に行動してくれることでしょう。
何が悪いの?マイナス思考な人に共通するデメリット
ひとくちにマイナス思考といっても、いくつかのタイプがあります。褒められても素直になれない、感情のアップダウンが激しい、心配性で思い切ってチャレンジが出来ないなど。
ここでは、マイナス思考な人に共通するデメリットについて、改めて解説していきたいと思います。
デメリット1. 褒められた時も素直に受け止められない
いつも、心のどこかで認められたい、褒められたいと思っているのが人というものです。当然マイナス思考の人も承認欲求を持っています。しかし、日頃から褒められる経験が極端に少ないため、周りから褒められても素直に受けとめて喜ぶことができません。
そのため、周りもせっかく良いところを見つけて褒めてあげたのに、嬉しそうにしないため、いつしか周りも評価しなくなってしまいます。
デメリット2. すぐ落ち込んだり、感情のアップダウンが激しい
周りの評価を極端に気にして、気を遣いすぎる傾向があるため、周りからのちょっとした注意であっても、すぐに落ち込んでしまいます。
感情のアップダウンも激しいため、周りもマイナス思考の人に対して気を遣い、壊れものを触るような対応に自然と変化してしまいます。気がつくと誰からも声をかけてもらえず孤立することになります。
デメリット3. 過度な心配性なため、思い切ったチャレンジが出来ない
時に人は変化をするために、思い切ったチャレンジをするものです。
子どもの頃からチャレンジすることを避けてきたことで、失敗から学ぶことができず、チャレンジ後の成功体験が少ないのです。
だから、マイナス思考の人は、新しい事に対して過度に心配性になり、あらゆる失敗のケースをイメージしてしまうため、思い切ったチャレンジができません。
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