損得勘定とはどんな意味?人間関係を損得勘定で動く人の心理&性格の特徴
損得勘定で動く人のメリット・デメリット
どのような性格にもメリットやデメリットがあります。
そんなに簡単に性格は変えられないのですから、損得勘定で動く人のメリット・デメリットを知って、デメリットをメリットにしていけないかを考えていきましょう。
損得勘定で動く人のメリット
損得勘定で動く人は、クールに物事を見られるので仕事や私生活でメリットもたくさんあります。
損得を考えることそのものは決して悪いことではありません。
どのようなメリットがあるのかを紹介します。
メリット1. 人をあてにしてしないので、自立している
損得勘定で動く人は、目の前にあることを損か得かというただそれだけのフィルターに通すだけで考えます。周りに左右されず、損になるようなことなら、友人の頼み事であっても断ります。
それだけ自分の意思をしっかり貫いていることです。反対に、人をあてにするということもありませんし、他の人が自分にとって損であることをわざわざすることを強制することもありません。
そのため、全てのことに対して、自分の意思をはっきり伝えられる自立しているというメリットがあります。
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メリット2. 疑いの目から入るため、騙されにくい
損得勘定があると、行動に移す前に損か得かを考える習慣があるため、物事を客観的に判断できます。少し距離を置いて、クールに分析するため、騙されにくいというメリットがあります。
騙されやすい人は、人が好く、相手の言うことを鵜呑みにしがちな人、あまり自分で考えない人が多いようですね。損得勘定のある人は、こう言う人たちと全く逆の人たちです。結果、騙されることが少ないというメリットがあります。
メリット3. お金などの数字の部分では、本人が損をしにくい
損得勘定のある人は計算も速いことが一般的。みんなでご飯を食べたときに、すぐに自分の分を計算して支払います。絶対多くは払いません。
サービス料などがプラスされる場合は、その部分もきちんと人数で割って計算し、過不足なくちゃんと支払います。
一緒に食事や飲みに行ってなぜか他の人より払いすぎたり、自分はあまり飲んだり食べたりしないのに同じ額払ったり、というような人がいますよね。でも損得勘定のある人は絶対そんなことはしません。なので、金銭面で損をすることがないのです。
損得勘定で動く人のデメリット
最後は、損得勘定で動く人のデメリットを紹介します。
短いスタンスで考える損が必ずしも長い人生において損だとは限りません。
損得勘定で動く人のデメリットを知って、メリットに変更できるように少しだけ立ち止まって視野を広げましょう。
デメリット1. 長期的な人間関係を築くことができない
目先の損得で判断することの多い損得勘定のある人は、どうしても長いスタンスで受けられる利益が見れません。
人生に対する見方は、そのまま人間関係にも反映されてしまいます。
損得勘定で動くと、相手もそれを感じて、損得勘定のある人しか友人として残らないので、メリットがなくなれば関係が消滅してしまいます。
そのため、お互いに困った時に助け合う本当の意味での人間関係を築き上げることが難しくなります。
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デメリット2. 頑固な性格になりやすい
損得勘定のある人は、目先の損得で判断し、人とコミュニケーションより自分の判断を優先します。
信用できることは、自分自身であり、数値化される物証のみ。人のことを信用できないため、常に疑いの気持ちで接してしまいます。
また、自分の判断に固執し、反対意見を言われると、相手が利益を得ようとしているのではないかと疑います。
そのため、どうしても頑固な性格になりやすく、ますます人と打ち解けられない状態に陥るのです。
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デメリット3. 周りから信用をされない
人との関係や状況に関係なく、損があるとわかると手を引いてしまうことが、損得勘定で動く人にはよく起こることです。
そのため、損得勘定のある人に何かを頼んでいても、ドタキャンになってしまうこともしばしば起きてしまいます。
そういうことが繰り返され、目先の損得でなんでも見てしまう人との関係は自然となくなってしまうのです。当然のことながら、周りからの信用は失われてしまいます。
損得勘定で動く人は工夫次第で考え方を変えられますよ。
損得勘定とは何かを説明し、損得勘定で動く人の特徴、心理、メリット・デメリットを紹介しました。損得勘定のある人は、物事に対して距離感を持って判断できます。しかし、時としてあまりに損と得ばかりを考えすぎて、本当に大事なことを見失ってしまうことも少なくありません。
自分や大切な人が、損得勘定に振り回されていないか、診断してみましょう。もしも、心が傷ついていて、損得勘定でしか物事を判断できなくなっているのなら、無私の心を持つ人もいることを思い出してみてくださいね。
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