集中できない原因とは?集中力がない人の特徴&高める方法を大公開!

HaRuKa 2024.05.09
仕事や勉強をしていても集中できないと頭を抱えている方へ。今記事では、集中力が続かない人の特徴や原因から、集中力を高める方法を詳しくご紹介します。さらに、集中力を高めたい人へおすすめの本も大公開!集中力を今よりも高めて、作業効率もアップさせましょう!

なかなか集中力が上がらない人へ。

集中力がない人の特徴&高める方法

どうしてもこなさなければならない課題や仕事を前にして、なぜか集中できない、と悩んでしまう人は多いです。

なぜ、やろうと思っているのに、気が散ったり、イライラして集中できなくなってしまうのでしょうか。

今記事では、集中力が続かない人の特徴から、集中できない原因、集中力を高める方法まで、詳しく解説していきます。

デスクワークや勉強で集中が続かず、「自分は集中力がないから仕方がない」と諦めてしまう前に、ぜひチェックしてみてくださいね。


そもそも、人の集中力が持続する限界はどれくらいなのか?

本来、人が集中し続けられる時間は長くても90分程度といえます。

なぜなら、90分ごとに深い眠りに切り替わるレム睡眠とノンレム睡眠の関係と同じく、日中でも90分ごとにリズムがアップダウンしているからです。

これは、眠気と覚醒のサイクルである『ウルトラディアン・リズム』という体内時計が関係しています。

例えば、大学の講義が90分で1コマだったり、仕事でも一時間半ごとに休憩を入れる必要があるのは集中力を高めるためです。


すぐに気持ちが切れてしまう。集中力がない人に見受けられる特徴

人の集中力が続くのは長くても90分程だと分かりました。では、気持ちがすぐに途切れてしまう人に共通する特徴はあるのでしょうか。

ここからは、集中力がない人に見受けられる特徴について、詳しく解説していきます。


特徴1. 段取りを組んだり、計画を立てたりするのが苦手

脳内で目標が整理されていない状態だと、やるべきことに目を向けられないことが多いです。

例えば、普段からスケジュールを組むことを避け、手当たり次第に勉強や仕事に手をつけている人は、思うように進まなくてイライラしたり、気持ちが途切れやすくなります。

期日や納期までの残り時間を把握していないと、今やるべきことが曖昧になってしまうのです。


特徴2. 飽きっぽい性格ですぐに投げ出す癖がある

人は常に新しい刺激を求めてしまうため、興味が薄れると途端に何も手につかない状態になってしまいます。

特に、デスクワークや勉強をしていて、少しのつまづきや失敗でモチベーションを失いやすい人は、今やるべきことに集中できなくなることが多いです。

また、すぐに結果を求めたり、好奇心が旺盛すぎる人も、1つの勉強や仕事だけに熱中できないという特徴があります。

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特徴3. いくつもの作業を同時並行で取り組もうとする

計画を立てるのが苦手な人ほど、多くの仕事や課題を抱え込んでしまいがち。

基本的に人は一つのことにしか集中できないため、何かを考えながら取り組もうとすると、どちらも中途半端なまま終わってしまうことが多くなります。

また、集中しようとしても、他の件が気になってしまったり、複数のことをしようとして頭がパニックになってしまうと、余計に集中できなくなるものです。


特徴4. 寝不足や空腹など、体調管理ができていない

眠気や栄養不足は集中力と深い関係があります。睡眠を大事にしていないと、眠気に襲われて、集中力がすぐにきれてしまうでしょう。

そのため、普段から寝不足で不摂生な人は、やるべきことに手につかない、イライラして集中できない、という特徴があります。


特徴5. メリハリをつけず、ダラダラと時間を過ごしてしまう

「時間をかけるといいものができる」と考えている人は集中できない人が多いです。

基本的に集中は長く続かないため、パソコンや机に向かっているだけで全く身が入っていない状態だと、時間を無駄にしてしまうことも。

息抜きをせず、休むことなく真面目に仕事や勉強をし続けるようとする人ほど、効率が悪くなっている場合もあります。


特徴6. 緊張感や危機感を持って仕事や勉強に取り組めていない

「今やらなくても何とかなる」と考えてしまう人は、目の前のことに気持ちが入らなくなりがちです。

例えば、普段から焦ることがなかったり、問題を先送りにしてしまっていても、最終的には何事もなく解決してしまう経験があると、意識がそれやすくなってしまうでしょう。

このように、やるべきことをすぐに仕上げなければいけない、という認識が弱いという特徴があります。


集中できないのはなぜ?すぐに気が散ってしまう主な原因

集中できない人は、計画的に行動できなかったり、危機感が持てない、という特徴があるのがわかりますね。

では、集中できないのは、なぜなのでしょうか。すぐに気が散ってしまう主な原因についてご紹介します。


原因1. 睡眠不足など、コンディションがよくないから

生活パターンが不規則になりがちな人は、集中できないことが多いです。

例えば、いつも夜更かしをしている人は、知らない間に睡眠負債を溜めこんでいて、慢性的な寝不足状態になっている場合もあります。

この状態で集中しようとしても、上手く頭が回らず、作業中にうとうとしてしまったり、注意力が散漫になってしまうのです。


原因2. 勉強や仕事など、取り組む作業を本気で好きになれたり、夢中になれたりしていないから

人間は興味がないものに触れているとストレスを感じて、逃げてしまいたくなるものです。

例えば、趣味や好きなことなら時間を忘れて取り組めるように、強い信念を持っているかどうかで集中できるかが大きく変わります。

心のどこかで「嫌だな」「やりたくない」と少しでも考えてしまうと、イライラや集中力が発揮できない原因となる場合もあるでしょう。


原因3. スマホをいじるなど、気が散るアイテムがデスク周りに置いてあるから

必要のない情報や考えが脳内に入ってきてしまう状態では、上手く集中できないものです。

手が届く場所にスマホを置いたり、机の上に余計なものが色々と置いてあると、頭の中に余計な情報が入ってきて、気持ちが削がれてしまいます。

よって、普段から整理整頓ができない人や、雑念が入りやすい位置で作業をしている人は、目の前の作業に集中できないことが多いでしょう。


原因4. 集中力が切れても、集中せずにそのまま作業に取り組み続けているから

誰でも脳が疲れていると感じたら、思考が鈍ってしまうものです。

例えば、何か重要な悩みごとがあったり、考えることが多すぎると、脳に大きな負担がかかってしまいます。

この状態で休むことなく作業を続けようとすると、集中できないのはもちろん、過剰なストレスが溜まったり、イライラしやすくなってしまうこともあるのです。

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仕事や勉強の効率をアップ!集中力を高める方法8選

集中できない原因は、コンディションの悪さや、作業に興味が持てないことにあるのが分かりますね。

では、効率良く仕事や勉強をこなせるようになる方法はあるのでしょうか。

ここでは、普段から集中力を高める方法について、詳しくご紹介いたします。


集中力の高め方1. まずはデスク周りを整理整頓して、気が散るものは視界に入れないようにする

最初にやるべきなのが、情報を一本化して集中できる環境を整備することです。

パソコンでデスクワークをしている人や勉強机がある人は、机の上には取り組む作業に関係ある物以外、一切置かないようにしてみましょう。

例えば、英語を勉強するなら、机の上の物を全て片付けてから、英語の資料や教科書、参考書だけを机の上に並べて、雑念を生んでしまう要因を減らすことが大切です。


集中力の高め方2. やるべき業務を細分化して、優先順位をつける

人は達成感を感じるごとにドーパミンが分泌されて、集中力が上がっていくものです。

なかなか作業に手がつかない場合は、最初から全て終わらせようとするのではなく、小さな目標を立てて、それを少しずつ達成していくのが良い方法といえます。

さらに、取り組む作業を分けて、より重要なものから進めるようにすると、終わりの目途が立ちやすいため、意識的にも集中できるようになるでしょう。


集中力の高め方3. 一日の流れやスケジュールを決めてから作業に取り組む

制限時間を決めておくことで、今やるべきだと自分に言い聞かせることができます。

予め何をするのか予定を立てて行動すると、やらないといけない、やるのが当たり前、という意識が自然と生まれてくるものです。

特に、普段から何も計画せずに作業に取り組んでしまう人は、作業を開始する前に「何時から何時までは仕事や勉強の時間」と決めてしまうと、時間の使い方にメリハリがつきやすくなります。


集中力の高め方4. 休憩をこまめに挟んで気分転換したり、メリハリをつける

根を詰めすぎると、ストレスからイライラしてしまったり、疲労が溜まって何も手につかない状態に陥りがちです。

特に、作業に向かう意思はあるのに、いつも集中できないという人ほど、疲れに気づかなかったり、疲労を無視してしまっていることがあります。

休憩する時間を無駄と思わずに、疲れてきたら仮眠したり、何も作業しない時間を作ってみると、効率が良くなる場合がほとんどです。


集中力の高め方5. 睡眠をしっかり取って、コンディションを整える

例えば、寝る前にスマホを長々と見てしまう癖がある人は、ブルーライトによる目の疲れで、睡眠の質がかなり落ちている場合があります。

ベッドの近くにスマホを置かないようにして、代わりに睡眠導入に良い音楽を聞いたり、アロマを焚くなど、気持ち良く寝るための行動に変えてみるだけで、朝スッキリと起きられて、物事に集中できるようになるでしょう。


集中力の高め方6. 集中力を高める音楽やBGMを聴きながら作業する

人はリラックスしていると、脳内の雑念や無駄な情報がないスッキリした状態になれます。

ポイントは一定のパターンの音を聞くことで、川のせせらぎや雨が降る音など、自然音が効果的です。

また、自由に音楽を聞けない時は、ガムを噛むなど、自分の中で一定した音を作り出して、心が安定した状態にすると集中できる場合もあります。


集中力の高め方7. 作業前に適度な運動をするのを習慣化してみる

集中できない人ほど日頃から運動不足になってしまっている場合があります。ウォーキングやジョギングなど、軽い有酸素運動を5~30分程度、毎日継続してみましょう。

なぜなら、学習や物事に対する意欲、集中力に関わる前頭前野は、適度なリズム運動によって活発化すると言われています。

ダンスのように何かを覚える運動ではなく、一定の動作を繰り返す運動をするのがポイントといえるでしょう。


集中力の高め方8. 集中力が続かない時は、一度休憩して気持ちをリセットする

作業だけをし続けるのではなく、決めた時間の間集中できたら、自分にご褒美をあげるのも効果的です。

例えば、5分頑張ったら甘いものが食べられる、好きな音楽が聴けるなど、少しだけでいいので作業にポジティブな要素を取り入れると、脳が覚えて集中しやすくなります。

最初は数分の作業で休憩していても、慣れてくると10分から1時間作業するのが当たり前になることも。ただ耐えるのではなく、脳の特徴を利用して時間を効率的に使えるかがポイントです。

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集中できないとお悩みの方にぜひ読んで欲しいおすすめの本3冊

集中力を高めるには、コンディションを整えたり、集中できる環境づくりが大切だと分かりますね。

では、さらに集中できるようになるための情報を得るにはどうすればいいのでしょうか?

最後に、集中できない悩みがある人に読んで欲しいおすすめの本を3冊厳選してご紹介します。


おすすめの本1. 『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』ゲアリー・ケラー著

ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果

「ただ一つのことに集中する」、その絶大な効果を改めて理解させてくれるのが『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』です。

どんなに大きな目標でも、少しずつ細分化して計画を立て、ドミノを倒すように一つずつクリアしていけば、最後には月まで届くのも不可能ではない、と教えてくれます。

良いのが当たり前だとわかっていても、なかなか一点集中できない人にぜひ読んで欲しい一冊です。

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おすすめの本2. 『集中力 人生を決める最強の力』セロン・Q.デュモン著

集中力

普通の自己啓発本とは一線を画した精神面での信念の大切さに焦点を合わせた『集中力 人生を決める最強の力』。

前進する自分か後退する自分、どちらに集中するかで自分がどう成長するかが決まる、すなわち集中次第で人生が変わるという壮大な一冊です。

単なる集中する方法が知りたいのではなく、集中する意思の大切さや具体的な技術について学びたい人におすすめしたい本といえます。

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おすすめの本3. 『自分を操る超集中力』メンタリストDaiGo 著

自分を操る超集中力

科学的な根拠に基づいた誰にでもできる集中力を高める方法が分かりやすく示されている『自分を操る超集中力』。

何かに取り組むときは最初のハードルを思いきり下げて、必ず実行できる目標を設定するなど、人間の体の仕組みや脳の働きを知ることが自分自身を上手くコントロールすることに繋がる、と理解させてくれます。

どんなに頑張っても集中できない、簡単に実践できる対処法が知りたい、という人にぜひ読んでもらいたい一冊です。

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自分に合う集中できる方法を見つけてみて。

集中できなくてイライラしたり、作業が手につかず疲労ばかりが貯まるのは、コンディションの悪さや意識的な問題から来ています。

集中力を高めたいなら、必要のない時にパソコンやスマホを見ないようにしたり、適度な運動、疲れていたら休むなどの対処法がおすすめです。

しかし、どの対処法を試してみても、集中力が途切れてしまうこともあるでしょう。そんな時は、集中できない悩みがある人に読んで欲しい本を参考にして、自分に合った集中できる方法を実践してみて。

脳や体の仕組みを知り、集中力を自在にコントロールできれば、仕事や勉強はもちろん、恋愛や趣味など、多くの分野で成功しやすくなりますよ。


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