揚げ足取りの心理|揚げ足を取る・重箱の隅をつつく・言葉尻を捉える人への対処法とは

揚げ足取りの心理|揚げ足を取る・重箱の隅をつつく・言葉尻を捉える人への対処法とは

愛梨 2022.04.03
人の弱みにつけ込むような「揚げ足取り」っていますよね。揚げ足取りには、そもそもどんな意味があるのでしょうか。煙たがれることが多い「揚げ足取り」の性格や特徴、心理を大公開!また、揚げ足をとる人に対して、どのような対処法を取ればいいかも併せて紹介していきます。

周りに「揚げ足取り」がいる時って大変ですよね…

揚げ足取りに共通する心理と特徴

何かにつけて重箱の隅をつつくような指摘をする、つまり揚げ足をとる揚げ足取りの人って良くいますよね。嫌な思いをしたことがある方も多いでしょう。

この記事では、揚げ足を取る人の心理や対処法、特徴についてご紹介していきます。困っている方はもちろん、揚げ足を取りについて知りたい方はぜひチェックしてみてくださいね。


「揚げ足取りな人」の意味とは?

揚げ足取りをする人とはそもそもどのような人を指すでしょうか。まずは揚げ足を取るという行為の由来や本質的な意味を見ていきましょう。

goo辞書に記載されているデジタル大辞泉(小学館)によると、

揚げ足を取るというのは、【《技を掛けようとした相手の足を取って倒すところから》人の言いまちがいや言葉じりをとらえて非難したり、からかったりする。】ことを意味します。

つまり、簡単に言ってしまえば揚げ足取りな人とは、些細なことで文句をいったり、いちゃもんをつけてくるような性格、行為をする人ということになりますね。


揚げ足取りな人の「心理」|重箱の隅をつつく人の胸の内とは?

まずは心理的面から揚げ足取りをする人の特徴を考えていきましょう。

単に、細かいところに目が付きやすい人という場合もあるようです。ただ、揚げ足をとる人が行為を行う背景には、自信のなさや相手にかまってほしいという寂しさもあるよう。

では細かい心理部分についてレクチャーしていきます。


揚げ足をとる人の心理1. 自分が優れていることを認められたい

揚げ足を取りをする人の心理的な面として一つあるのは、どんな些細なことでも、相手より自分が優位なことを示したいという心理です。

友人間や職場でよくあるかもしれませんね。

立場上、優れていることを証明しなくてはいけないのに、実のところ、部下のほうが優れている、なんて場合は現実社会でもよくあります。

こうしたとき、重箱の隅をつつくような、揚げ足をとるような指摘をすることによって、かろうじて自分の自信を保とうとしている方もいるのです。

こういった場合は、もし揚げ足を取られている方が、別に問題はない、自分が正しいと自信をもって考えているのなら、そこまで気にせずにいることも精神的な安定を維持するためには大切でしょう。

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揚げ足をとる人の心理2. 寂しいから、構ってもらいたい

友人が、揚げ足取りをする人で困っている。そんな方はこの点について考えた方が良いでしょう。あなたに構ってもらいたい、という寂しい心理の表れとし揚げ足をとるという行為にでているかもしれないからです。

会話うまく続かない、共通の話題がないというと、揚げ足を取ることで会話をしようとする、そんな方もいます

もし友人が揚げ足取り始めたのであれば、なぜそうしているのか、しっかりと相談に乗ってみるということも対処法としては重要でしょう。

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揚げ足をとる人の心理3. 職場などで、相手の足を引っ張って自分が上に立ちたい

職場でよくいるのが相手を引き釣りおろして、自分が上に立つという目的で揚げ足を取りをする人。

心理的な要因としては、非常に迷惑なものです。正攻法では、あなたの上にたてないからこそ、揚げ足をとるわけですから。

こういった相手に遭遇してしまった場合は、疲れてしまうかもしれませんが、すきを見せないようにすることが大切になります。


揚げ足をとる人の心理4. 周りから思い通りの評価を受けておらず、劣等感や不安を感じている

寂しいから構ってほしい、という心理と似ているものとして挙げられるのが劣等感から不安感。

認めてほしい、自分は正しい評価を受けていない、そんな劣等感や自己愛の高さ、それによって生まれる不安感から、揚げ足取りをする人もいます。


揚げ足をとる人の心理5. 自分に常に主導権がないと気がすまない

こちらも大きな問題。相手を自分の主導権の元、自由に動かしたいがために、些細なことで揚げ足をとることで自分が優位なことを証明しようとする心理の人です。

お箸の細かな使い方や連絡の取り方、何かにつけて気に入らない、と揚げ足を取る人がいたらこういうタイプと考えて良いでしょう。

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揚げ足をとる人の心理6. 自分を過大評価しずぎていて、相手を見下している

六つ目に上げられる揚げ足を取りをする人の心理的な特徴は、自身を過大評価し、自己愛が強いタイプの人。

何かにつけて自分のことがすごいと思っているため、相手の些細な行動をあげつらい揚げ足をとることによって、自分の優位を証明しようとします。

実際のところその自信には成功体験の裏付けもなければ、論理的な根拠もないことが多いわけですが、相手を下に下げることによって、自分の自信を根拠づけようとするのです。

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揚げ足をとる人の心理7. そもそも周りの人を信用していない

また、揚げ足をとるという行動には先ほども説明したように心理的な不安感が表れていることが、往々にしてあります。

人を信用することがない人、あるいは周りの人間が信用できないような環境に置かれてしまう、そんな理由によって、揚げ足をとるような指摘をするようになる人もいるのです。

これは、単に揚げ足を取りをする人個人の問題行動だけではありません。周囲の環境に問題がある場合もあります。

親しい友人が、揚げ足を取るようになってしまった。穏やかな性格だった部下が後輩に対して、重箱の隅をつつくような指摘ばかりしている、という場合は、なぜその人がそういう行動を取るようになったのか、周辺の要因も考えていく必要があるでしょう。

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