どんくさい人の15の特徴あるある。イライラせずに付き合う方法とは?
そもそも「鈍臭い(どんくさい)」の意味とは?
「鈍臭い(どんくさい)」とは、何をやらせてものろのろと鈍く、間が抜けているという意味があります。
要領が悪く、小さなミスを連発するなど、どこか歯切れが悪く、スムーズに物事をこなせないといった様子を表すときに使う言葉です。
ネガティブな意味で使われることが多いですが、可愛げがある感じを込めて「もう、どんくさいんだから…」という場合にも使われますよ。
どんくさい人の15の特徴とは?あるあるな行動を大公開
「職場に要領が悪くていつもイラッとさせられる人がいる…」
「どんくさい人ってどんな特徴があるの?」
どんくさい人には具体的にどんな特徴があるのか分からない人もいるはず。
誰でもどんくさい人を見極められるように、ここからはどんくさい人の特徴を解説します。
どんな特徴がどんくさい人に当てはまるのか把握していきましょう!
- 食事中に飲み物をこぼす
- 何もないところで転んでいる
- 歩くのが遅い
- 何かをやらせても人の倍かかる
- 運動が苦手で動きが鈍い
- 気が利かない
- 「あ、すみません」が口癖
- 会話にタイムラグがある
- 指示が1回では伝わらない
- くだらないミスでよく怒られている
- いつもヘラヘラしている
- モノを投げて渡しても絶対に取れない
- すぐに忘れ物をする
- 話し方までのんびりしている
- 「どうすればいいですか?」とすぐ聞いてくる
あるある1. 食事中に飲み物をこぼす
どんくさい人は、一度に複数のことに気を配るのが苦手です。机の上でパソコン作業に集中すると、目の前のものしか見えなくなります。
そのため、視界の端にあるコップを倒して飲み物をこぼすことも少なくありません。
あるある2. 何もないところで転んでいる
ボケッとしていることが多いうえに、運動神経も悪いため、どんくさい人は石ころや段差など何も無いにも関わらず、自分の足に躓いて転ぶことがあります。
しかも、派手に転んでケガをしてしまうことも珍しくありません。
あるある3. 歩くのが遅い
どんくさい人にはそもそもテキパキと動くという考えがないため、何をするにもスピード感がなく、のろのろとのんびりしています。
ただ歩くのですら遅いので、友達と一緒に歩いても、気が付けば置いて行かれてしまいます。
あるある4. 何かをやらせても人の倍かかる
どんくさい人はとにかく何をやっても要領が悪いため、仕事が遅いです。
優先順位をつけるなど、どこから手をつければ効率よく取り組めるのか考えないため、何をやらせても人の倍は時間がかかってしまいます。
あるある5. 運動が苦手で動きが鈍い
体の動かし方がわからないため、運動が苦手な人が多いのもどんくさい人のあるあるです。
本人は一生懸命動かしているつもりでも、他の人から見れば動きがぎこちなく、何をしても鈍いのでチンタラした印象に見えてしまいます。
あるある6. 気が利かない
どんくさい人はそもそも自分に余裕がないため、周囲にまで気を配る余裕はありません。
職場で周りが忙しく働いていても、自分のことでいっぱいなので「早く終わらせて手伝おう」と考えられません。
周囲の人がして欲しいことを雰囲気から読み取って行動するなんて絶対に無理なのです。
あるある7. 「あ、すみません」が口癖
仕事を頼まれてもとにかくミスが多いため、どんくさい人は日常的にミスすることが当たり前になってしまいます。
ミスをするたびに謝る羽目になるため、「あ、すみません」が口癖になってしまったという人も中にはいるようです。
あるある8. 会話にタイムラグがある
どんくさい人は会話をしていても、人の言っていることを飲み込むまでに時間がかかってしまいます。
当然、返事をするまでにも時間がかかるため、会話をしても噛み合わず、話についていけなくなってしまうのです。
あるある9. 指示が1回では伝わらない
目の前の作業に集中してしまうと、聞き耳を立てる余裕がなく、いきなり指示されても耳にはいりません。
数回言われてからやっと自分に対して言われていることだったんだと気づき、そこで始めて指示が伝わり内容を理解できるので、どんくさいと思われることがしばしば。
あるある10. くだらないミスでよく怒られている
どんくさい人は仕事に対して危機感が足りません。ミスをしないように気をつけようと思っても、ミスを防ごうとする努力が足りないため、何度もミスを繰り返してしまいます。
あまりにミスを繰り返すため、そのうち小さなミスをしても怒られるようになってしまうのです。
あるある11. いつもヘラヘラしている
どんくさい人は、何度もミスを繰り返してしまうので、ミスをすることに慣れてしまい、「またミスしちゃった」程度にしか考えていません。
そのため、ミスをして怒られても、いつもヘラヘラしてその場をやり過ごそうとしています。
あるある12. モノを投げて渡しても絶対に取れない
動きが鈍いうえにタイミングをつかむのが苦手。
モノをポイッと軽く投げて渡されてもうまく受け取れず、必ずと言っていいほど落としてしまいます。
「これくらいも受け取れないの?」と見られてしまい、周りにどんくさい印象を持たれてしまうことでしょう。
あるある13. すぐに忘れ物をする
記憶力が優れているわけでもないのに、大切なことでもメモを取ることまで気が回らないため、どんくさい人は忘れ物が多いです。
物だけでなく、自分の言ったことを忘れたり、人から頼まれたことを忘れたりすることもあります。
あるある14. 話し方までのんびりしている
どんくさい人は、話したいことがあっても自分の考えをまとめるのが苦手なため、話しをするスピードも遅く、のんびりとした話し方をする人が多いです。
テンポ良く会話ができず、場合によっては相手をイライラさせてしまうことも。
あるある15. 「どうすればいいですか?」とすぐに聞いてくる
職場でもミスをするため怒られることが多く、自主的に動くのが苦手になりがち。
そのため、自分で判断する能力に欠けてしまい、すぐに「どうすればいいですか?」と意見を求めてきます。
指示待ちが当たり前になっている人が多いですね。
どんくさい人の5つの心理|周囲と差が出てしまう原因とは?
どんくさい人のあるあるを見てきましたが、これでどんな人がどんくさいのか見分けられるようになったはず。
しかし、どうしてどんくさい行動を取ってしまうのでしょうか。ここからは、どんくさい人の心理について解説します。
どんくさい人が何を考えているのか、心の中を確認していきましょう。
心理1. 何も考えていない
どんくさい人は、そもそも自分が人よりも鈍いとか、仕事ができないとか考えたことがありません。
仕事でミスをしても、たまたまミスをしてしまっただけと深く考えないため、何度も同じミスを繰り返してしまうのです。
心理2. 自分に自信がない
日頃からミスをすることが多いため、「どうせまたミスをして怒られるんだ…」と、自分の行動に自信を持てずにいることも。
自分に自信がないと、何をやるにも恐る恐る進めることになるため、行動が鈍くなってしまいます。
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心理3. 生まれつきだから仕方ないと思っている
どんくさいの中に人は、親からずっと鈍臭いと言われて育ってきている人も。
仕事でもミスをしても「生まれつき自分は鈍臭いのだから仕方ない」と思って、怒られれるのには慣れっこ。
むしろ、自分に仕事を任せる方が悪いとさえ思っている場合もあります。
心理4. 自分では精一杯やってるつもり
いつも100%全力で取り組んでいるつもりなのに、ミスをしたら怒られるのは納得がいかないと感じていることも。
「精一杯頑張ったんだから間違いがあっても仕方ない」と、自分の鈍臭い部分を棚に上げて納得していることも少なくありません。
心理5. ミスをしたら謝ればいいと最初から諦めている
どんくさい人は、ミスをして怒られるのに慣れてしまっているため、はじめから「間違ったって謝れば許してもらえるはず」と考えています。
人に対して頭を下げることに対してなんとも思わず、プライドが傷つくこともありません。
どんくさい人と上手に付き合う7つの対処法|イライラしないコツとは?
「いつも人を待たせてばかりだから、いい加減イライラする」
「あの人と話すと会話のテンポが悪くて調子がくるってしまう…」
周りにどんくさい人がいるとわかったら、今度はどううまく付き合えばいいのか悩みますよね。
どんくさい人は、自分が鈍いことに気が付かないため、周りがうまく対応する必要があります。
イライラしないためにも、どんくさい人への対処法を把握しておきましょう。
対処法1. 簡単な作業を任せて成功体験を積ませる
どんくさい人はミスをするのに慣れてしまっているため、自分は仕事ができないと思い込んでいます。
- 資料の印刷やホチキス止め
- 備品の在庫数管理
など、単純作業や重要度の低い簡単仕事を任せて、どんくさい人に成功体験を積んでもらいましょう。
成功体験がどんくさい人にとって自信につながるため、ささいなミスでイライラさせられることが無くなるはずです。
ただし、簡単だと思って任せた作業でも、どんくさい人にとっては難しい仕事かもしれないので、本人とコミュニケーションを取りながら仕事を振るようにしましょう。
対処法2. 作業効率を求めない
もともと要領が悪いため、仕事に追われてしまうと対応しきれなくなり、焦ったことがミスの原因になっていることも少なくありません。
どんくさい人には期日を明確に設定してあげるなど、時間がかかっても一つ一つ丁寧に仕事を処理してもらうのが良い対処法です。
急いでもミスばかりではやり直しするために余計な時間がかかるため、スピードが遅くてもミスなく作業してもらえると、結果的にイライラする原因を減らすことができますよ。
対処法3. 周囲と比較しない
どんくさい人は不器用な部分があるため、自分が慣れ親しんだやり方でないと、うまくできていたことが出来なくなってしまう場合があります。
周りのやり方が効率良いといって、それをどんくさい人にやらせたところで、ミスばかりが増えて結果的に効率が悪くなってしまうことも。
どんくさい人に対しては、周囲と比較せず、その人の考えを尊重してあげることが大切。
新たに失敗することがないため、イライラする原因を減らせるでしょう。
対処法4. コツを教えてあげる
どんくさい人は、目先の仕事でいっぱいになってしまうため、仕事をしながら「もっとこうした方がいいかも」とちょっとしたコツを見つけるのが苦手です。
全体の流れについては、どんくさい人のやり方に任せたとしても、ちょっとしたコツや秘訣をアドバイスすることにより、作業効率アップにつなげることができるでしょう。
自分でコツを掴むのが苦手でも、人からコツを教えてもらえれば、自分なりに手際よく仕事ができるように工夫ができるかもしれません。
対処法5. いちいち感情的になるのをやめる
細かなミスを繰り返しがちなので、鈍臭い人の失敗に対して一つ一つ反応しているとイライラしっぱなしになることも。
ただ、小さなミスまで気に留めてたら、自分がイライラで参ってしまいます。
取返しがつくようなささいなミスについてはスルーするという気持ちを持つことが、イライラを減らすためにも効果的な対処法ですよ。
どんくさい人は、ミスをしてきたところで改善するのは難しいことを頭に入れて接するようにしましょう。
対処法6. 指示は具体的に伝えるように心がける
どんくさい人がミスを繰り返してしまうのは、そもそも仕事ができないということだけでなく、やり方を理解していないことも。
対処法として、どんくさい人に仕事を頼む時には、具体的に指示をして相手に理解してもらいやすいように心がけましょう。
「〇〇やっておいて」とか「こんな感じでやってみて」など曖昧な支持だと理解できない場合があるため、相手がきちんと理解できているのかコミュニケーションを図りながら説明すると、リスクを抑えられます。
対処法7. 作業の進捗を逐一確認する
どんくさい人に仕事を任せっぱなしにしていると、後になってから全然仕事が進んでおらず、焦ってしまうなんてことも考えられます。
大きなトラブルを未然に防ぐためにも、具体的な指示を出すだけでなく、順調に仕事が進んでいるか逐一進捗を確認しましょう。
その際に、順調に仕事を進めることができていたら、積極的に褒めることで、どんくさい人の自信に繋がります。のんびりしすぎて進んでいない時には、こちらからアドバイスしてあげましょう。
どんくさいことで起きる3つのデメリット|具体的に何に困るの?
ここまで、どんくさい人について触れてきましたが、鈍いがゆえに損をしがちな印象でしたよね。
それもそのはず。どんくさい人はメリットよりもデメリットになることが多いのです。
ここからは、どんくさい人のデメリットを確認していきましょう。
デメリット1. 大きな仕事を任せてもらえなくなる
どんくさい人は、とにかくミスや失敗が多いため、失敗すると取返しがつかなくなるような、重要な仕事を任せてもらえなくなります。
誰でもできるような簡単な仕事しか任せられないため、これといった成果を上げることもできず、評価されることもありません。
社内での成長が止まってしまうため、昇進などは期待できないでしょう。
デメリット2. 諦めが早くて成長できなくなる
ミスをしたり、うまくできなかったりするのが当たり前になっているため、「やってみたけどできないなら別にいいか」と自ら諦めてしまうことが多い傾向に。
「もっと色んなことができるようになりたい!」「頑張ってマスターしよう」といった向上心がなくなるため、レベルアップできず、ずっと現状維持で周りから取り残されてしまいます。
デメリット3. 周囲から煙たがられる
ミスばかりしていると、誰からも頼られなくなるのはもちろん、周りの人から「あの人と関わると面倒なことになる」「頼るだけきっとムダ」というように煙たがられる存在として扱われてしまうことも。
気がつけば周りの人から避けられて、孤立してしまう恐れがあるため、職場でも居心地が悪くなってしまう可能性があります。
どんくさい人の6つの改善方法|間抜けと言われないためには?
「鈍臭いといわれる自分を変えたい!」
「職場で間抜けって思われるのがいい加減恥ずかしい…」
自分が鈍臭いと気付いた時、どう直せばいいか悩む方も多いでしょう。
どんくさい人の特徴の中には、改善しないと周囲をイライラさせてしまうこともあります。
どうしたらどんくさい人と言われなくなるのか、改善方法を把握しておきましょう。
改善方法1. TODOリストを作る習慣をつける
どんくさい人は頭の中で物事を整理するのが苦手。複数のことを一気にこなせないため、やるべきことが多いとパニックになってしまうことがあるため、まずはやるべきことを整理することが大切。
日頃からやるべきことをタスクとして管理するために、毎朝TODOリストを確認するなどの習慣を身に付けるのがおすすめ。
書き出してみると、頭で考えるよりもやるべきことが少ない場合もあるので、色々なものに手をださず、一つ一つ処理していくようにしましょう。
改善方法2. 物事の優先順位の付け方を身につける
要領よく仕事をこなすためには、優先順位をつけて取り組む必要があります。どんくさい人は、優先順位の付け方がわからない人が多いので、まずは、
- 今すぐやるべきこと
- 明日までにやるべきこと
- 急ぎではないもの
といったように、期日分けをして管理できるように工夫してみてください。
これだけで、期日前に「あ!この仕事明日までにやらなくちゃ。」と慌てる必要がなくなるので、手際よく仕事ができるようになりますよ。
改善方法3. 先輩や上司に仕事のコツを聞く
どんくさい人は、自分でコツを見つけるのが苦手なので、思い切って人に聞いてみると、コツを掴むきっかけになるかも。
「何をすればいいですか?」と仕事の指示を仰ぐだけでなく、少しステップアップしてやるべきことを早く終わらせるためのコツを先輩や上司に聞いてみましょう。
また、今まで指示待ちしているだけだったのなら、コツを聞かれることにより先輩や上司から、仕事にやる気があることをアピールできますよ。
改善方法4. 仕事ができる身近な人の動きを観察する
要領が悪くて仕事ができない人は、職場で仕事ができる人と自分は何が違うのか、仕事ができる身近な人の動きを観察することで探ってみましょう。
- どんな順番で仕事を進めているのか
- 自分との違いは何なのか
などを探ってみると、仕事を効率よく進めるためのヒントを見つけるきっかけになります。
ただし、いきなりじっと観察されては相手からすると怖いので、「〇〇さんみたいに要領よく仕事をこなせるようになりたいので、ヒントにさせてください」などとお願いしてみましょう。
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改善方法5. 何をするにも焦らない
どんくさい人は、時間に追われてしまうと、ゆっくりやればうまくできることも出来なくなってしまいます。何をするにも焦らないよう、常に時間に余裕を持って行動することを心掛けましょう。
ただ漠然と気を付けるだけでは効果がないので、あらかじめ必要な時間を計算し、余裕を持ってこなせるスケジュールを立てることが大切です。
スケジュールを意識しながら取り組めば、焦ること無く効率よく仕事をこなせるようになるはずですよ。
改善方法6. 日常生活でも効率を考える癖をつける
仕事だけで効率を求めていても、なかなか身につきません。どんくさい自分を変えるためにも、自宅でも常に効率を求める癖をつけていきましょう。
毎日家事をする時にも、「手際よく済ませるには何か工夫できないか?」など、効率性を考えながら取り組むことで、自然と効率を求める癖が身についていきます。
また、効率よく家事をこなせるようになれば、時間が浮いて余裕が生まれるので、仕事やプライベートに充てる時間も充実し、心の余裕に繋がりますよ。
どんくさい人とは期待しすぎず、程よい距離感で付き合おう!
どんくさい人は、ミスをしたり動きが鈍かったりで周りをイライラさせてしまうことがあるかと思います。
でも、その間抜けな行動がときにユーモアとして親しみを感じられたり、クスッと笑える材料になったりするので、そこまで苦手意識を持たないようにしましょう。
とはいえ、どんくさいままだと仕事にも影響が出てしまうので、直接関わりがあるなら丁寧に教えてあげるなど、何かしらお手伝いしてあげてくださいね。
そしてもし自分が鈍臭い人に当てはまっていた人は、周りにいる出来る人を真似して、自分の性格を改善していきましょう。
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