「惚れた弱み」の意味とは?男女の心理&弱みにつけこむ異性の対処法を解説

K.T 2019.01.22
惚れた弱みという言葉の意味をご存知でしょうか。本記事では、惚れた弱みの意味から、弱みを抱えた男性女性の心理、抱えていることで陥るデメリット、惚れた弱みにつけこむ異性の特徴をレクチャー!さらに、惚れた弱みを解消するための方法もお教えします。

「惚れた弱み」ってどういう状態なのでしょうか。

惚れた弱みを抱える男女の心理&弱みにつけこむ異性の対処法

片思いをはじめ、好きになった相手ができると、その人のことしか見えなくなることありますよね。一途な恋ほど周囲の視線やアドバイスなど気にならず、とことん彼氏や彼女だけ見つめていたいと思ってしまいます。

しかし、一方的な片思いや、彼氏や彼女に対して自分の側の熱量がはるかに大きいと、惚れた弱みで恋愛がうまくいかなくなったり、振られるのではないかと心配になったりなど、トラブルが起きがちです。

そこで今回は、惚れた弱みを抱えている彼氏や彼女の心理状態はどういったものなのか、惚れた弱みを利用してくる異性に対する対処法までまとめてご紹介します。


そもそも「惚れた弱み」とはどういう意味?

惚れた弱みとは、彼氏や彼女のことが好きすぎて、相手の男性や女性に必要以上の世話を焼いたり、相手の欠点が気にならなくなったりしてしまうことです。

恋愛中の彼氏や彼女の関係性が深いほど、自分の都合より相手の気持ちを優先してしまうこともあります。

このように、好きだから相手に何でもしてあげたい、許してあげたいと極端に感じてしまう心理が「惚れた弱み」と呼ばれる状態です。


【男女別】惚れた弱みを抱えている人の心理とは

ここからは、惚れた弱みを抱えている男性や女性の心理をご紹介します。

男性や女性によって惚れた弱みから生まれる気持ちには違いがあるのでしょうか。彼氏や彼女の立場になって、一つずつ見ていきましょう。


惚れた弱みを抱えている男性心理5つ

まず、彼女のことが好きすぎてしまい、惚れた弱みを抱えている男性の胸の内に迫っていきましょう。

彼氏として、男性は彼女にどういった思いを持っているのでしょうか。ここでは、5つの心理状態に分けて、それぞれの意味をご紹介します。


男性心理1. 女性が喜ぶなら何でもしてあげたい

彼氏が、彼女の嬉しい顔を見ると幸せな気分になるので、たくさんプレゼントを贈ったり、身の回りの世話を焼いたりして尽くすのです。

自分の気持ちを受け取ってくれたというので男性の自信がついて、自分だけが彼女を愛していると思うことができるからです。

また、彼女が自分の好意を素直に受け取ってくれるのは、自分をしっかり認めていることを確認したいという心理も働いています。


男性心理2. 断って嫌われたらどうしようと不安を抱えている

自信がない男性が惚れた弱みを抱えてしまうと、ちょっとした自分の言動が相手の機嫌を損ねてしまうのではないかと心配になります。

もし彼女からこうしたいと提案があると、自分はあまり興味がない場合でも、嫌われないように無理をして相手の希望に合わせてしまいがちです。

相手の希望を全て受け入れないと、彼氏として認めてもらえなくなる、振られるかもしれない、というネガティブな気持ちに陥っています。


男性心理3. 本気で好きだから何を言われても平気と思っている

彼女のことを運命の相手だと強く感じている彼氏は、彼女のことを一途に愛してしまいます。

自分勝手にキツいことをいわれても、自分だから本音で話してくれていると錯覚したり、全てを受け入れるのが彼女に対する一途な愛だと思い込んだりしているのです。

毒舌や愚痴っぽいという欠点さえ長所に感じてしまうのも、相手を強く思っているのだという心理からです。


男性心理4. そもそも自分が相手にべた惚れだと思っていない

彼女に対する愛情の強さなんてたいしたことないと思っている男性は、惚れ抜いている状態でも、「普通に好きなだけ」と感じてしまっています

どれだけ彼女が好きかという度合いは人によって感覚が異なるので、周りから見たら「あの彼氏、ベタ惚れだね」と言われてもピンと来ないのです。

「これくらい尽くすことや、好きなのなんて恋愛したら当たり前」と思っています。


男性心理5. 女性も自分のことを好いてくれていると信じ切っている

彼女のことが好きすぎると、相手も同じくらいの思いでいてくれるという願望が生まれるからです。

惚れた弱みのせいで、彼女がどれくらい自分を好きかがわからなくなります。また、強く惚れ過ぎてしまうと、彼女の愛を信じることが本当の愛の証しだと思っている男性もいます。

こちらが愛すれば愛した分だけ彼女も愛を返してくれると思いがちなのも、惚れた弱みを抱えた男性にはよく見られる心理です。


惚れた弱みを抱えている女性心理5つ

次に、彼氏を愛するあまり、惚れた弱みを抱いてしまっている女性の心理を見ていきましょう。

女性が男性に対して好きという気持ちが強まると、どういった気持ちになっているのでしょうか。

ここでは5つの心理状態に分けてご紹介します。


女性心理1. 好きなのでなんでも受け入れてしまう

相手の気持ちに答えて自分の愛情を伝えたいという気持ちが高まるからです。惚れた弱みを抱いている彼女は、彼氏がやりたいことは全て叶えてあげるのが当然と思っています。

愛情があふれすぎて、自分の力で男性を心地良い気分にさせてあげたいのです。

受け入れることで、自分がどれだけあなたを好きかわかってもらいたい心理も働いています。


女性心理2. 彼に必要とされなくなったらどうしようと不安を抱えている

自分以外に素敵な人が現れると、浮気されたり、他の女性に乗り換えられたりしまうのではと感じています。

彼氏が自分を必要としている間は振られる心配はありませんが、だんだん気持ちが離れていってしまうことを怖れているのです。

彼氏にとっていつまでも自分は役に立つと感じてもらえるために、ずっと尽くすのだという心理が働いています。


女性心理3. 変に断って相手の機嫌を損ねないか心配している

彼女が彼氏から自分勝手なわがままを言われても、自分を気に入ってもらいたいため彼氏の気持ちを優先しようと思います。

もし何か頼まれて嫌だといってしまうと、イライラしたり愛情を疑われてしまったりするかもしれないと不安になるのです。

些細なことでも、彼氏が気分良くいてくれることが一番大事と感じるようになってしまっています。


女性心理4. 自分が惚れてしまったのだから仕方ないと開き直っている

片思いの末、彼女から告白して付き合い始めたり、彼氏より自分の方が恋愛に対するテンションが高かったりすることがあります。

すると、彼女は惚れた弱みのせいと諦めて世話を焼き続けたり、全てを受け入れようとしたりしてしまいます。惚れた弱みだからという意味もあり、自分が彼氏を強く好きなことを正当化しようとするのです。

どんなことを彼氏から言われても、惚れた弱みと片付けようと開き直っている状態になっているのです。


女性心理5. 本心では違うと思っていても彼を前にするとなんでも許してしまう

彼女が彼氏のことを愛するあまり、相手のことを全て信じたいと感じています。

だから、たとえ自分が嫌なことでも受け入れてしまうのです。本音では相手のためにならないことや、自分が苦しいことにも気づいています。

それでも好きな相手の顔を見るとついつい色々なことを受け入れてしまい、尽くしたくなるのです。


惚れた弱みを抱えていると陥りやすいデメリットとは?

ここからは、惚れた弱みを抱いている男性や女性が共通してハマってしまう落とし穴について考えていきましょう。

相手が好きなあまり、知らない間に自分で自分の首を絞めてしまっている場合が少なくありません。

自分からやってしまいがちなことがある一方、相手の気持ちを優先して受け入れてしまうことなど、具体的なデメリットをご紹介します。


デメリット1. 理不尽なわがままや要求も受け入れてしまう

自分の本音は束縛されたくないのに、そのまま従って辛い思いをします。恋人から自分勝手でわがままに「こうして欲しい」「あれはしないで」などと言われても断れないのです。

深夜で遠くに住んでいるのに「いきなり会いたいから来て」などといった無理な願いにも、ついつい答えてしまいます。

自分の軸がなくなっていくので、次第にどんどん相手に振り回されるようになり、疲れてしまいます。


デメリット2. ご飯をごちそうしたり、お金を貢いでしまう

相手を好きな気持ちが強いため、もし相手がお金を持っていなくてもデートの食事代を自分が全て払ったり、お金に困っていると見るに見かねて貸してしまいます。

経済的にどんどん苦しくなってくるので、自分の生活費やお小遣いを切り詰めてでも恋人にお金の面でサポートする場合も珍しくありません。

やがて相手はどんどん甘えてきて、お金を当てにするようになってしまうこともあるでしょう。


デメリット3. 相手に非があっても自分が我慢をしてしまう

何か2人の間でもめごとが起きた時、自分のせいにしておけばその場が丸く収まるという安易な解決をしがちです。

明らかに相手が間違っていることでもしっかり話し合っておかないと、相手はますます強い態度で接してくるようになります。

いくら好きでも恋愛関係でパワーバランスが大きく偏ってしまうと、気持ちの良い結びつきからかけ離れていってしまい、ストレスを溜めることもあります。


デメリット4. 一方的に尽くすだけで、相手から大事にはされにくい

本当に幸せな恋愛は、恋人がお互いのことを大切に思い、助け合うことです。

しかし、相手によっては一生懸命世話を焼いて、お金や物のサポートをした割に、恋人からは当たり前のような態度で接してこられたり、もっと尽くすのが当然と言った言い方をされることがあります。また、惚れた弱みを抱いた相手のことを、都合の良い恋愛相手としか思っていない可能性も考えられます。

愛情を表現するためのプレゼントや身の回りの世話が、余計に恋人の気持ちを冷たい物へと変えてしまうのです。


デメリット5. 嫌われたり、振られたりしたらどうしようと常に不安がつきまとう

強い恋心を相手に持っていると、どんなことがあっても今の関係を壊したくないと考えます。追い掛ける恋愛になってしまうのです。

しかし、こちらが追い掛ければ追い掛けるほど、相手からいつ別れを告げられたり、浮気されたりといった心配が膨らんでいきます。

恋人の顔色ばかり伺いながら付き合うわけですので、不安な毎日を過ごすことになります。


デメリット6. 相手の気分によって振り回され、自分の自由がほとんどなくなる

恋人の言うことがコロコロ変わっても、相手に合わせることが大事と思っているので*、恋人優先の生活になっていきます。

気分次第で急に予定を変える、突然機嫌を損ねて怒られるなど、自分の気持ちを押し殺した恋愛関係が行きすぎると、全てが相手ペースになるのです。

ひどい場合には、仕事やプライベートに関係なく恋人ありきの生活が待っています。自分のレベルアップのために時間を使うことができなくなってしまいます。


該当したら別れを検討すべき?惚れた弱みにつけこむダメな異性の特徴

ここからは、恋人が惚れた弱みを抱いていると気づいていて、そこにつけ込む人によくある特徴を見ていきましょう。

男性や女性といった性別に関係なく、恋人が次に紹介する3つの特徴に当てはまるようなら、そのまま恋人でいるのを続けるかどうか振り返ってみたほうが良いかもしれませんよ。


ダメな異性1. なんでも一方的で理不尽な要求をする

とにかく自分のことは棚に上げて、束縛ばかりしてくる恋人は要注意です。時々、相手にだけ異性の連絡先を消させたり、夜中に突然連絡を寄越して「いますぐ迎えに来て」とわがままをいったり、自分の都合ばかり理不尽に押しつけてくる人がいます。

この他、デート代を支払いやお金の貸し借りを頼まれるといった金銭的なトラブルが生まれやすいのも、ダメな異性の特徴です。


ダメな異性2. 都合のいい時だけ会おうと言ってくる

そもそもダメな異性ほど、自分のことだけ考えて相手の都合を考えません。こちらから誘う時は会ってくれないのに、相手は自分が会える時だけ気まぐれのように誘ってくることが多いのです。

惚れた弱みを掛けた人ほど、相手からしかデートに誘ってくれなくてもそれまで我慢して不満を言い出せないことを知っていると考えられます。

都合の良い時だけ会える恋人になってしまうと、浮気をされたり、実は既婚者だったりといった可能性も生まれますので、辛くなるだけです。


ダメな異性3. 浮気をしても許してくれると甘えている

安心して付き合える異性なら、自分のことだけ見てくれているので浮気なんてあり得ません。

しかし、ダメな異性は「本気で好きなら、こっちが浮気の一つぐらいしても大丈夫」と高をくくっています。浮気は相手を傷つけることだとわかっていても、「この人なら良いだろう」と甘く見ているのです。

惚れた弱みを抱いているから、万一浮気でトラブルになっても絶対自分に戻ってくる、といった気持ちが態度や言動に表れるようなら、別れたほうが良いでしょう。


惚れた弱みを解消する最適な対処法とは?

ここからは、恋愛で惚れた弱みをどうにかしたいと悩んでいる人に、最適な対処法をご紹介します。

より良い恋愛関係を続けるためには、相手の気持ちを大切にするのと同じくらい、自分の気持ちに素直でいることが大切です。

相手に振り回されず、自分の思いも理解してもらった上で惚れた弱みを解消するためのポイントをまとめます。


対処法1. 嫌われてもいい覚悟を持って、相手のダメな部分はしっかり指摘する

相手の態度や言動、性格などで直した方が良い点を感じたら、相手のためを思って話してみるのが大切です。

特に理不尽なことを何度も言ってくるようなら、きちんと相手と自分との間にラインを引くことを伝えておかないと、繰り返すばかりになってしまいます。

相手の嫌がることを指摘すると嫌われるかも知れないと不安になるかも知れませんが、2人が良い関係を続けていく場合は、ぜひトライしてみてください。


対処法2. 「浮気をしたら別れる」とあらかじめ断言しておく

浮気をされて自分が傷つかないために、前もって「浮気はNG」であると伝えておきましょう。まともに相手に言いづらいなら、話の流れを見て冗談ぽく持ちかけるのもおすすめです。

ただ、真剣な態度でも、冗談のような感じで話す時でも、「浮気=別れる」というポイントはきちんと相手に伝わるようにしておくことが大切です。


対処法3. 仕事や趣味など、恋愛以外で打ち込めるものを見つける

四六時中、恋人のことだけ考えたり、関わったりするのは控えましょう。恋愛相手に振り回されてしまうと、自分がやりたいことや、しなけばいけないことが疎かになりがちで自分のための時間を使うことができません。

そうならないためにも、できるだけ1日のなかに仕事や趣味に気持ちを使う時間をもっと増やすようにするのです。

恋愛しかないと思うのではなく、生活全体を楽しむように広い視野を持つと、惚れた弱みが消えていくはずです。


対処法4. いくら好きでも経済的な援助はしないようにする

好きな者同士であっても、お金のトラブルは人間関係を壊す原因になります。恋愛相手だからこそ、お金に関してきちんとした態度で接することで、大切な縁を長く保つことができるのです。

したがって、お金を渡したり、代わりに支払ったりすると、相手はどんどん金銭的に甘えてしまうのでおすすめできません。たとえ「どうしても困っている」などといった理由で借金を頼んできたり、お金に苦労してそうだからと支払いを肩代わりしたりするのはNGです。

恋人同士でお金の貸し借りやお金をあげるのはやめるようにすると、惚れた弱みにつけ込まれる心配は少なくなります。


対処法5. 嫌な時はハッキリと「NO」と答える勇気を持つ

相手に嫌われたくないと思っても、このままだと辛くなる、ここからは譲れないといった場面が来たら、きちんと断るようにしましょう。そうすれば、尊敬し合える相手としてずっと長く付き合うことができるからです。

本当にこれからも良い関係を築いていきたいと思うのなら、言い出しづらくても、しっかり嫌なことは嫌と相手に伝えるようにしましょう。


惚れた弱みを解消して、居心地の良い恋愛関係を築いていきましょう。

今回は、惚れた弱みを抱える人の心理を男性・女性別に見て来ました。また、こうした人たちを利用するダメな異性の特徴や、惚れた弱みを解消するための対処法をお伝えしました。

好きな相手ができると、ついついどんなことでもやってあげよう、許してあげようと思ってしまいがちです。しかし、あまりに度が過ぎると自分がどんどん辛くなってしまいます

惚れた弱みにつけ込む異性と分かったら、ぜひここで紹介した対処法を試みて、より良い恋愛関係を作っていってくださいね。


【参考記事】はこちら▽

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