結婚のメリットとデメリットを完全回答!話題の事実婚との違いも解説します

高峰ナナ 2021.05.13
アラサー世代になって結婚式に行き始めた頃、ふと「結婚するメリットは何だろう」と、一度は考えたことがある男女が多いはず。今回は、結婚をするメリットとデメリットを、金銭面含め赤裸々に解説していきます。また、最近話題の事実婚についてもお教えしますので、結婚との違いを学んでみましょう。

金銭面における結婚するメリットとは?

金銭面でメリットがある男女

結婚することで金銭面のメリットはあるの?と感じている人も多いはず。

扶養控除が受けられたり相続税が減額したりと金銭面でのメリットは意外と多くあります。

ここからは、結婚することで得られる金銭面のメリットをまとめてご紹介します。


メリット1. 家族手当/扶養手当が支給され所得が増える

フリーランスではなく会社や企業などに勤めている場合は、結婚することで 「家族手当」や「扶養手当」などがプラスされることが多いです。

単純に結婚をすることで収入が増えるので、共働きの場合は独身の頃よりも世帯収入が増え生活が楽になるというケースも。

また、会社によっては家族で利用できる福利厚生を用意している場合もあるため、意外と結婚をすることで受けられるメリットは多くあります。


子供がいる場合、出産手当や児童手当ももらえる

会社によっては子供がいる場合「出産手当」や「児童手当」が受け取れる場合があります。

出産した時にまとまった金額、後は子供の人数に応じて給与に手当が上乗せされるというケースも。

また、出産手当や児童手当は会社からだけでなく、市町村からもらえる場合もあります。

このように、子育てがしやすい社会環境が整っているので、「金銭面で行き詰まったらどうしよう」と変に構えなくても問題ありませんよ。

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メリット2. 共働きの場合は世帯所得が増える

共働きの場合は、結婚をすることで世帯の所得がぐんと増えるため、独身のころに比べると生活が楽になるというケースも。

衣食住に関わるお金や水道光熱費も二人分まとめることができるため、最低限かかるお金も少なくなります

使えるお金が増えるので、家族旅行の計画なども立てられるように。もちろん、計画的な貯金もできるように。

子供がいない場合は特に、生活が楽になるはずです。


メリット3. 配偶者控除を受けられる

配偶者控除を受ける人

夫が働いており妻が無職または年間の給与所得が103万円以下の場合には、「配偶者控除」が受けられます

配偶者控除とは婚姻届が提出されている法的な配偶者が受けられる税金の控除のこと。

子育てや介護でフルタイム働けない場合など年間の所得が低い場合には、その金額の応じた控除が受けられます。

配偶者控除は結婚しているからこそ受けられる控除で、家計の負担を少しでも軽減してくれる制度です。


メリット4. 相続税が減額する

お互いの資産を相続しようとした時に、相続税が減額するのも結婚をしているからこそ。

生涯をかけて築いた資産を相続する時の相続税は、相続したい金額が大きいほどかかってしまいます。

しかし、結婚をしていれば相続税の減額が適応されるため、できる限り税金を減らした状態での相続が可能に。

生涯を共にするパートナーだからこそ、相続対策なども視野に入れて考えてみると良いでしょう。


メリット5. 扶養に入れば国民年金の支払いは不要になる

妻が夫の扶養内に入ることで、国民年金を支払う必要がなくなります。

扶養に入るということは、簡単に言うと夫に養ってもらっていると提示すること。

妻が無職の場合やアルバイト、パートなどで所得が少ない場合に扶養内と認められます。

国民年金の支払いは毎月かかるものなので控除してもらえるだけでも、家計の負担は軽くなります

夫婦で共に生活をしていく金銭面でのメリットは。意外と多くありますよ。


メリット6. 夫婦間における遺産や生命保険の相続ができる

結婚をすることで、夫婦間での生命保険や遺産相続が可能となります。

万が一のことがあった場合でも生活に困らないように、夫婦間での生命保険や遺産相続を生前から話し合っておくことが可能

生命保険の場合は加入する時に、どのような配分で配当するかを指定することもできます。

これも夫婦という法的な関係が成立しているからこそ互いの関係性が認められて、適応されることなのです。


金銭面における結婚の4つのデメリットとは?

デメリットを感じる女性

金銭面のメリットを受けられる場面もある結婚ですが、とは言えやはり自由に使えるお金は少なくなるもの。

特に、子供が生まれるとお金が必要となり、趣味や飲み会などに使えなくなります。

そこで最後に、結婚をすることで金銭面にはどのようなデメリットがあるのかまとめてみました。


デメリット1. 自分の自由に使えるお金がなくなる

共働きの場合には世帯所得が増えるものの、独身のころのように自由にお金を使えることはなくなります。

妻か夫かどちらが家計を握っているのかにもよりますが、お小遣い制となった時には、毎月使えるお金が限られてしまうことも。

また、将来を見据えた貯金や保険など貯金に使うお金も増えるため、自分のために使えるお金はほんのわずかに

趣味や飲み会などにも自由に参加できなくなり。ストレスが溜まるケースも多いようです。


デメリット2. 相手との金銭感覚の違いが喧嘩の原因になりがち

金銭面の問題は夫婦喧嘩の火種となることが多い話題です。

金銭感覚は一人一人異なるため合わせることが難しい部分ではあります。

しかし、浪費癖がある場合や節約家など互いの価値観が大きくずれていると、価値観を合わせる努力が必要です

できることなら結婚をする前に、どのようなどのようなことにお金を使うタイプか、どのような金銭感覚を持っているのか、見極めておいた方が良いでしょう。

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デメリット3. 出産や子育てには莫大なお金がかかる

莫大なお金がかかる男女

二人の間に子供を授かった場合、出産をして育てていくためには膨大なお金がかかります。

まず、出産には平均して30万円~50万円が、そして子供一人が成人するまでには1,500万円から2,000万円必要だと言われています。

もちろん、習い事や子供が通う学校によってはもっとお金がかかる場合も。

毎月少しずつ積立をしても間に合わないくらい、子育てには膨大なお金が必要なのです。


デメリット4. 出産して女性が産休に入った場合、男性一人で家庭を支える必要がある

産休の間も一定期間は手当がもらえる会社もありますが、妊娠を機に退社するケースも少なくありません。

また、出産したからといってすぐに職場復帰はできないため、男性の給与のみで家計を支える期間はけっこうあるのです。

そう考えると事前に貯蓄をしておく必要があり、自由に使えるお金はとても少ないことが分かります。

もちろん、産休期間中は夫もいつも以上に仕事に精を出す必要はあり、余裕がなく苦しく感じることもあります。


「結婚」をする時に大事なのはパートナーと足並みを揃えること

パートナーと足並みを揃える

今回は、結婚のメリットやデメリット、そして事実婚のメリットやデメリットをまとめてご紹介しました。

結婚は愛する家族ができて社会的な信用を得られる分、金銭面や経済的には独身のように自由にはいかなくなります。

また、法的な結婚制度にこだわなければ事実婚も一つの手段です。

長い人生を豊かで有意義なものにするためには、ぜひ結婚のメリットやデメリットをふ前て検討してみてくださいね。


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