結婚後のお金の管理4パターン|家計を上手にやりくりする管理方法を解説

HaRuKa 2024.03.29
結婚後のお金の管理って、夫と嫁どちらがすべきか不明確ですよね。そこで今回は、結婚後のお金の管理の仕方について詳しく解説します。さらに、お金の管理をする際に確認しておきたいポイントも紹介。お金のトラブルを予防するためにも、ぜひ参考にしてみてください!

結婚後のお金のやりくりって悩みますよね。

結婚後のお金の管理

夫婦にとって大切な結婚後のお金の管理。生活費や養育費など、生活していく上で必要な支出がたくさんありますよね。

しかし、結婚後にどう管理するのかを決めておかないと、必要な時にお金がなくて困ってしまいかねません。

そこで今回は、結婚後誰がお金を管理するのか、お金の管理で確認しておきたいポイント、おすすめの家計簿アプリなどについてお送りしていきます。

結婚後は、どうやってお金を管理していけばいいのでしょうか。


結婚後は誰がお金の管理をする?基本的な4パターンを徹底ガイド!

結婚後誰がお金の管理をするのかは、夫婦によって異なります。専業主婦なら生活費は女性が管理する場合が多いものの、共働きの家庭も多く、いろいろなパターンがあるでしょう。

まずは、結婚後のお金を誰が管理するのか、パターンを紹介していきます。


パターン① 夫婦で一緒に管理する

結婚後のお金は夫婦の共同の口座を作ったうえで、一緒に管理する夫婦も多いです。金額を決めて結婚後の共同口座に入金することで、二人の収入を一括して管理できます。

生活費や養育費など、結婚後の夫婦としての支出を気兼ねなく管理しやすいでしょう。


夫婦で一緒に管理するメリット

協力して生活している実感を得やすいことから、結婚後のお金を共同の口座で一緒に管理する夫婦は多いです。

ここでは、結婚後のお金を夫婦で一緒に管理することでどのようなメリットがあるのかを解説していきます。


メリット1. 家庭全体の収入と支出のバランスが理解できる

夫婦の資金を共同の口座で一括管理することで、夫婦で使える資金の総額を把握できるだけでなく、生活費や養育費などでいくら支出しているかも把握できるようになります。

毎月・毎年の収支バランスを把握しやすいため、子供の学費など大きな支出に向けての計画も立てやすくなるでしょう。

共同口座でお互いに管理し合うことで、家庭全体の収支のバランスを夫婦両方が理解しやすくなりますよ。


メリット2. 共通の財布(口座)から出すことで、平等な感じがする

たとえ男性・女性どちらかの方が収入が多い状態であっても、夫婦共通の財布でお互いが管理することで、どちらかだけが負担しているような印象にはなりにくいです。

夫婦のどちらもが平等に使える財布なので、気後れすることなく生活費などを支出しやすいでしょう。

あえて分担を決めずに共通の財布から支出することで、お互いが平等な印象になります。


メリット3. お互いに意識することで無駄な浪費が改善できる

結婚後に夫婦共通の口座を作っておくと気兼ねなく支出しやすいのはもちろん、お互いに支出の内容をチェックし合えるメリットもあります。

相手に見られていると意識して使うことで、独身時代にしていたような無駄な浪費を改善できるでしょう。

男性・女性ともに自分だけのお金じゃないと認識し大切に使うことで結婚後の浪費を防ぎやすくなります。


夫婦で一緒に管理するデメリット

結婚後に夫婦で同じ財布を使ってお金を管理する場合、お金を貯めやすくなるなどメリットも大きいですが趣味などに支出しづらく少し窮屈になってしまいます。

個人の楽しみのための支出でも共通の財布から支出するため、パートナーが不満ではないか顔色をうかがってしまいます。

ちょっとした支出であっても独身時代のように思うように使えないのは夫婦で一緒に管理する上でのデメリットです。


パターン② 家賃や食費は夫、光熱費は妻など分担制にする

共働きの夫婦の場合、結婚後の生活費を分担する場合も多いです。例えば家賃や食費は夫、光熱費は妻など、貯金は折半など、毎月どちらが何を負担するのかを決めておきます。

給与の振込口座を引落口座に設定しておくと、支払い忘れも防げるでしょう。


家賃や食費は夫、光熱費は妻など分担制にするメリット

結婚後の生活費を共同の口座で管理してしまうと少し窮屈ですが、分担制にすることで窮屈な思いをせずに済みます。

ここでは、生活費の支出を分担制にすることでどのようなメリットがあるのかを解説していきます。


メリット1. 担当する出費以外は自由に使えるお金が増える

夫婦の生活費の支出は、自分の担当分プラスアルファー程度と考えておけばほとんど問題ありません。担当分以外の残ったお金は自由に使えるため、相手からチェックされずにストレスなく使えます。

自分の担当分以外の支出は自由に使えるので、共同の財布を作る場合のように相手の目を気にせずに済みます。


メリット2. 無理してお互いの収入を開示する必要がない

たとえ結婚後であっても、収入を全部相手に把握されてしまうと嫌だなと感じる人は多いものです。生活費の支出は担当を決めて分担制にしておくことで基本的に財布が別なので、収入の全てを開示する必要はありません。

自分の気持ちを押し殺してまで収入を相手に開示する必要はないので、必要以上に窮屈に感じずに済みますよ。


メリット3. お小遣い制ほど節制されている感じがしない

お小遣い制のように自由に使えるお金が決まっていると、残業代などで余裕がある月でも羽目を外すことができず、うっぷんがたまってしまいます。生活費を分担制にすると決まった支出以外は自由に使え、心理的な締め付けを感じにくいです。

必要以上に節制されている印象になりにくいため、不満もたまりにくいメリットがあります。


家賃や食費は夫、光熱費は妻など分担制にするデメリット

分担制にすると自由に使えるお金が多くストレスがたまりにくい一方で、相手の資金面を把握しづらいデメリットもあります。相手の収入や支出がよくわからず、貯金しているかどうかや無駄遣いしていないかどうかを把握できません。

予想外に貯金が多い場合もありますが、どう使っているのかがわからないため、たとえ借金があっても把握しきれません。


パターン③ 多くの家庭で見受けられる奥さん(旦那さん)が一括管理を行う

お金の管理が苦手という女性なら、結婚後の資金は旦那さんに任せて一括管理してもらっている人も多いです。

奥さんまたは旦那さんの苦手なことを得意な方に任せることで、役割分担ができます。このように、どちらかが一括管理している家庭が比較的多いと言われてます。


奥さん(旦那さんが)が一括管理を行うメリット

お金の管理が苦手な人や、仕事が忙しすぎてどうしてもできない人なら、パートナーに結婚後の家計の管理を任せる人も多いでしょう。

ここでは、奥さんまたは旦那さんに家計を任せるのにどのようなメリットがあるのかを紹介していきます。


メリット1. 事前にお小遣いの値段を決めることで、収支の目星がつけやすい

家計を夫婦の一方が一括管理する場合、毎月何をどの程度使うか計画を決めている場合がほとんどです。お小遣い制になっていることも多く、何にどの程度支出するかを把握しやすく、収支の目星をつけやすいでしょう。

お小遣いの値段が事前に決まっていることで、思った以上に使ってしまうことは少なくなるため、使いすぎずに済みます。


メリット2. 浪費癖のあるパートナーでも強制的に節約させられる

もし思う存分にお金を使いたいと思っても、事前に決まっているお小遣いの範囲内でしか使うことはできません。パートナーに浪費癖があったとしても使えるお金が手元にないため、強制的に節約させることも可能です。

自分が浪費癖があるならパートナーに任せることで、家計から貯金もしやすくなるなど計画的に使いやすいでしょう。


奥さん(旦那さんが)が一括管理を行うデメリット

結婚後の財布を夫婦の一方が一括管理する場合、管理をしない方が使えるのはお小遣いの範囲内です。

急な付き合いがあっても資金がない場合もあり、困ってしまうこともあるでしょう。あまりに節制しすぎて仕事の付き合いにも支障が出てしまうほどになると、相手をイライラさせてしまうこともあります。

家計の管理が度を越えてしまうと、相手に反感を覚えられかねません


パターン④ お互いの収入に応じて生活費や食費を負担し合う

収入が同程度でない夫婦は多く、収入に見合った金額を出し合って管理する場合も多いです。

共通の財布を作って生活費や食費、養育費などを出し合うことで、お互い生活費の一部を負担しながら、残りは自由に使うことができます。


互いの収入に応じて生活費や食費を負担し合うメリット

夫婦の収入に格差があっても、お互い収入の一部を生活費や食費にあてることで、収入に見合った負担をしやすくなります。どちらもある程度の金額は手元に残るので、自由に使えるお金も少なからずあるでしょう。

お互いの収入に応じて生活費や食費を負担し合うことで、窮屈な思いをせずに資金面で協力し合うことができます。


旦那さんが一括管理を行うデメリット

収入に応じた生活費の負担にしてしまうと、完全に平等とは言えなくなってしまいます。負担する金額や貯金の額、自由に使える金額で夫婦間の格差が大きくなってしまいます。女性が時短勤務などで家事の負担が大きい場合にも格差が広がってしまいますよ。

家事の負担が平等であれば平等と言えるのかもしれませんが、そうでなければ一方が不満に思うことも多いです。


夫婦でお金を管理する際、事前に話し合っておきたいポイント

結婚後に夫婦でどのようにお金を管理するのかは、なあなあにしておくと夫婦喧嘩のもとになりかねません。夫婦でお金を管理する際に、どのような点を話し合っておくとトラブルが少なく済むのかを解説します。


ポイント① 結婚前にどちら(または二人)がお金を管理するか決めておく

結婚すると共同生活が始まるので、何をどの口座から引き落とすのかをしっかりと決めておくことで、不要なトラブルを避けられます。「とりあえず」で片方ばかりが負担しておくと、なし崩し的にずっとそのままになってしまうことも多く、後々揉めてしまいかねません。

お金の管理をどうするのかは結婚前にしっかり計画しておきましょう。


ポイント② 貯金する場合、二人で共通の目標貯金を設定する

結婚後に夫婦のための貯金をしたいなら、ダラダラと余ったお金を貯めるだけではいつまでたっても貯まりません。お金を貯めるためには、何のためにいくら貯めるのかをはっきりさせて、共通の目標を設定することで、お金が貯まりやすくなります。

はっきりと目標設定をすることで、頑張ろうという気持ちが生まれ、目標も達成しやすくなるでしょう。


ポイント③ 共働きの場合、お互いの収入を開示しあう

結婚後も共働きの場合、お互いの収入を把握しておくことで、資金計画を立てやすくなります。たとえ一方が家計を管理する場合であっても、全体像を何となく把握しておくことで安心して任せやすいでしょう。また、収入や残業時間などから、家事の分担の目安にもしやすくなります。

結婚後の生活をどうするか決めていくためにも、お互いがどの位の収入があるのかを開示し合うことは大切です。


ポイント④ 今月の出費や現在の貯金額など、手元に今あるお金を把握する

結婚後に夫婦の一方が家計の管理をしている場合であっても、お互い家計の全体像を把握することはとても大切です。今月大きな出費がなかったかや、現在いくら貯金があるのかをお互いが把握することで、無駄遣いを防いだり貯金の目標を立てたりしやすくなります。

家計の管理をしている相手に任せきるのではなく、お互い協力することが大切です。


ポイント⑤ よほどの浪費がない限り、相手の小遣いの使い道には干渉しない

小遣い制の場合は、小遣い制でない場合に比べると、使える金額が決まっている分少し窮屈な思いをしています。目に余るような浪費をしていなければ、基本的には干渉しないようにしましょう。

ただでさえ窮屈な思いをしているのにさらに干渉されてしまうとうんざりしてしまう場合も。

ギャンブルや異性関係などの目に余るような浪費でなければ、多少のことは目をつぶっておきましょう。


家庭の収支をつけるのに最適!おすすめの家計簿アプリとは

結婚後の家計の収支を把握するために家計簿をつけようにも、その場で書けないので滞ってしまいがちな人も多いはず。

最後に、スマホなどですぐに使える、おすすめの家計簿アプリを紹介していきます。

アイコン マネーフォワード ME
アプリ名 マネーフォワードME
ファミリーバンク
B/43家計簿プリカ
料金 無料 無料 無料
iOS iPhoneはこちら iPhoneはこちら iPhoneはこちら
Android Androidはこちら Androidはこちら Androidはこちら
ポイント 銀行やクレジットカードとの連携だけならず、電子マネーやポイントやマイルの残高まで一気に確認できる 世帯の支払いや入金情報を1つの共同口座で管理するため、生活の中でのお金のやり取りが一目で分かる B/43ペアカード」が用意されており、2人で残高を共有しながら使うことが可能
詳細情報 詳しくはこちら▼ 詳しくはこちら▼ 詳しくはこちら▼

おすすめアプリ①『マネーフォワード ME』

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マネーフォワード MEは、資産管理におすすめの家計簿ソフトです。

銀行やクレジットカードとの連携だけならず、電子マネーやポイントやマイルの残高まで一気に確認できるので、何をどの位使ってどの位残高があるのかを把握しやすいメリットがあります。

マネーフォワード_MEの使用画像.png

毎日の支出を食費・日用品などジャンル別に自動で分類してくれるので、何にお金を使っているのか把握しやすく家計の見直しにも役立つでしょう。

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おすすめアプリ② 『ファミリーバンク』

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ファミリーバンクは、新婚夫婦に最適な共同口座アプリ。

世帯の支払いや入金情報を1つの共同口座で管理するため、生活の中でのお金のやり取りが一目で分かります。

さらに、2人それぞれに家族カードが発行され、クレジットカードの利用が1つの口座からの引き落としとなり、毎月の支出の確認も簡単。

結婚を機に、お金の管理を効率化したい夫婦には最適です。こちらのアプリを使えば、煩わしい夫婦間のお金のやり取りをなくすことができるでしょう。

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おすすめアプリ③『B/43家計簿プリカ』

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新しい支出管理サービスとして注目を集めているB/43家計簿プリカは、「家計簿アプリ」と「Visaプリペイドカード」がセットになったサービスです。

このアプリには「B/43ペアカード」が用意されており、2人で残高を共有しながら使うことが可能

婚姻関係の有無に関わらず利用することができ、毎月の予算をチャージし、支出を自動で記録して管理できます。

何にいくら使ったのか、あといくら使えるのか、が把握できるので、「ついついお金を使いすぎてしまった。」なんてことが減るでしょう。

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おすすめアプリ④『家計簿Zaim』

Zaim

出典:apps.apple.com

家計簿ZaimはGoogle、Apple両方でダウンロード数の多い家計簿アプリです。紙のレシートを撮影するだけで自動入力できるので、入力がとても簡単にできます。銀行口座やクレジットカードとも連携でき、使った金額を把握しやすいです。

分析ツールもついているので、管理するだけでなく細目に家計を見直したい人にもおすすめです。

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おすすめアプリ⑤『おカネレコ』

家計簿おカネレコ

出典:apps.apple.com

おカネレコは、女性や初心者でも使いやすいシンプルな家計簿ソフトです。銀行口座やクレジットカードとの連携はしないので、セキュリティが心配な人でも安心。使ったお金を入力するだけなので操作はとても簡単です。

無料版でもグラフ集計機能も使え、家計全体像の把握に役立ちます。有料版にはレシート読取機能や家族での家計簿共有機能などもあり、家族で一緒に家計の管理もしやすいでしょう。

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おすすめアプリ⑥『Moneytree』

Moneytree

出典:apps.apple.com

個人資産管理サービスとして有名なMoneytree。銀行口座やクレジットカード、電子マネー、マイル・ポイントカード、証券口座などの個人資産を登録するだけで自動更新されます。2600以上のサービスに対応していて、無料で使用可能です。

マイルやポイントも期限切れになることなく有効に使いやすい、公私で使えるアプリです。

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おすすめアプリ⑦『おとなのおこづかい帳』

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機械類が苦手な人や女性でも使いやすい、シンプルな家計簿アプリです。Appleのみ対応していて、Android版はありません。自分に合ったカテゴリーを作って、収入・支出両方を管理できます。収支のレポート画面もあり、分析も可能。

必要最低限の機能が備わっているので、余計な機能で混乱させられることがなく、とても使いやすいです。

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結婚後のお金の管理は事前の話し合いが大切ですよ。

結婚後の家計を誰が管理するのかは、夫婦にとって重要な問題です。これから結婚を考えている人は、どう管理すればいいのか悩むこともあるでしょう。

「管理していけるかな」と不安もあるかもしれませんが、夫婦で協力することで、きっとうまくいきます。

夫婦でしっかり話し合い、協力しながら、上手に家計を管理していきましょう。


【参考記事】はこちら▽

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