裏表がない人の性格の特徴。二面性がある人との違いも紹介!
そもそも『裏表がない人』とは?どんな意味?
『裏表』とは文字通り、表に現れているものと、裏に隠れているもののこと。
つまり、『裏表がない人』というのは、人から見える表の部分と見えない裏の部分に差がなく、態度や行動を変えない人のことです。
相手の地位や利害関係などに関係なく、誰にでも平等に素直に接するので、人から好感を持たれやすく良い意味で褒め言葉として使われています。
対して、人によって態度を変えたり、性格がいくつかあるような人のことを『裏表がある人』と呼ぶのです。
裏表がない人の特徴|二面性がない人の性格や行動に共通することは?
「裏表がない人ってどう見分けるの?」
「二面性がない人の特徴が知りたい」
誰にでも平等に接する人になりたいと思っても、どんな人が当てはまるのか、漠然としたままでは目指すことも難しいですよね。
そこで『裏表がない』と認定されるのはどんな人なのかを知るために、まずは二面性がない人に共通する特徴を11個ご紹介します。
特徴1. 誰にでも同じ態度で接する
二面性がない人は、「ありのままでいたい」という心理を持っています。
そのため、評価のために偽りの自分を演じたり、媚を売ったりするこを嫌うのです。
たとえ上司から、「仕事帰りに飲みに行こうか?」と誘われても、「上司によく思われたい」「評価を上げてもらいたい」などの理由で無理に行くことはありません。
「プライベートの時間を大切にしているので。」
など、飲み会に行く気がないのであれがキッパリと、他の職場の人に誘われた時と同じように断ります。
特徴2. 自分の気持ちに正直で、素直
裏表がない人は、自分に嘘をついたり我慢したりすることが苦手なので、好き嫌いもはっきりしています。
相手が誰であっても、嫌なことは嫌だと正直に自己主張することができるのです。
例えば、職場でお世話になっている男性からデートに誘われた時に
「断ったら仕事がしにくくなるかも…」
とは考えずに、嫌だったら
「ごめんなさい。行けません。」
と素直に意思表示します。
特徴3. はっきりと自分の意見が言える
合理的な考えをしているので、自分の正直な気持ちより他人の気持ちを変に優先して、面倒なことになるのは嫌だという考えを持っています。
なので、はっきりと自分の意見を言って、トラブルに巻き込まれないようにしているのです。
本人のいないところで、
「〇〇って性格悪いよね?」
と聞かれても、友人の意見に同調せずに
「そうかな。私はそうは思わないよ〜」
と素直に反論し、2人の喧嘩に巻き込まれないようにします。
特徴4. 損得で行動しない
他人を大切に思う気持ちがあるので、自分にとって得ではないことでも、人のためになるのであれば進んで取り組む傾向があります。
例えば、後輩から、「相談にのってください」と言われれば、
「後輩のためになるならいいか。」
「自分にもこんな時期あったかもな〜」
と考えて、何時間でも付き合ってあげるのです。
それで自分のお金や時間を使うことになっても、無駄なこととは感じません。
特徴5. 他人からの評価や見られ方を気にしない
人からどう見られているかを気にしないので、自分の本来の姿を偽ってまで、人から良い評価を得ることに価値を感じていません。
なので、人との付き合い方でも自分が思っていることは、ストレートに表現します。
例えば、気になる女性に対してでも、好かれるためにお世辞を言ったり、意見を合わせたりしないのです。
恋愛であったとしても、ありのままの自分を見てもらいたいと思っています。
特徴6. 無理して人に合わせない
純粋で素直な性格をしているので、どんな相手であっても自分の気持ちを誤魔化したり偽ったりせず、本音で付き合うことができます。
なので、自分に嘘をついてまで相手に合わせたりしません。
同僚たちとお昼ご飯を食べに行く時に、自分だけ違うものが食べたい状況になったら、みんなに合わせずに一人で違うお店に行きます。
相手に合わせてまで、自分の食べたいものを我慢する必要がないと考えるのです。
ただ、場合によっては空気が読めないと思われてしまうこともあります。
特徴7. 「ありがとう」や「ごめん」を素直に言える
物事を純粋にまっすぐ捉える性格をしているので、人からの意見や起こった出来事などを素直に受け止められます。
そのため、人からの好意を受け入れて感謝したり、自分のミスを認めて正直に謝ることができるのです。
例えば、職場の後輩から、
「これ間違ってませんか?」
と言われれば、
「ほんとだ、ありがとう!」
と素直に感謝することができるのです。
特徴8. 簡単な嘘がつけない
良くも悪くも正直な性格をしているので、いつでも自分の気持ちに正直に従います。
そのため、たとえ自分が不利な状況になると分かっていても、不要な嘘はつきません。
恋人から「最近様子が変だね、他に好きな人ができたの?」
と聞かれた際、ただ「友達としていいな」と思っているだけだとしても、
「いるよ」と正直に答えてしまうのです。
好きな人というわけではないので、「いないよ」と言えばいいのにそれができません。
たとえそれで恋人と別れてしまったとしても、嘘をつけないのです。
特徴9. 人前で見栄を張らない
裏表のない人は、ありのままの自分らしさを大切にしているので、人と比較などせず自分の欠点や悩みも素直に受け入れることができます。
後輩と飲みにいく際、奢った方が先輩としての威厳を保てるのに、
「お金がなくて…」
と正直に話して割り勘を提案したり、そもそも飲みに行くことを断ったりします。
多少無理をした方がお得な状況でも、正直にありのままを話そうとするのです。
特徴10. 表情が豊かで分かりやすい
素直で純粋な心を持っているので、思ったことや感じたことなどをありのまま受け止めようとします。
そのため、感情表現が豊かで好意をストレートに表現する傾向があるのです。
例えば、気になっている異性と一緒に仕事をする機会があると、
「○○さんと一緒に仕事ができて、嬉しかった!」
「○○さんと一緒だから、楽しく仕事ができました!」
などと、喜びを隠さずに笑顔で好意を伝えます。
特徴11. 駆け引きはせず、自然体で恋愛をする
女性でも男性でも好きになった気持ちを隠したりできない性格なので、恋愛では相手を一途に想い、ストレートに気持ちを伝えようとします。
そのため、自分に足りない部分があっても隠すことなく、自然体な自分のまま恋愛相手に向き合おうとするのです。
例えば、気になる男性を振り向かせるために、わざと他の男性と話してヤキモチを妬かせるなどの駆け引きはしません。
ストレートに自分の愛情を表現し、相手に意識してもらおうと思っているのです。
裏表がない人でいるメリット|純粋な性格でいると得することは?
二面性がない人の特徴には、魅力的なものが多かったと思います。
実際に表の部分と裏の部分で態度や行動を変えないことで、メリットもたくさんあるのです。
ここからは、そのような裏表がない人のメリット6個を一緒に確認していきましょう。
メリット1. 人脈が広がる
誰にでも平等に分け隔てなく接することができるので、好感を持たれやすく友人が増えていく傾向があります。
友人が増えると自分が困った時は助けてもらえたり、有益な情報をもらえたりするなど良いことが。
ピンチに陥っても誰かが助けてくれるので、
「友達が多くて良かった!」
と思うことが多くなるでしょう。
メリット2. 大きな仕事を任せてもらえる
正直に物事や気持ちを伝えられるので、嘘をついたり曲がったことを嫌う「真っ直ぐな人」というイメージを持たれやすくなります。
嘘をついて相手を騙すようなことはしないので、「この人なら大丈夫」と人からの信頼を得られやすいです。
仕事では上司であっても忖度せずに正直に意見が言えるので、大きなプロジェクトなどのメンバーに抜擢されるなど頼りにされます。
そのため、やりがいが感じられる毎日を過ごすことができるでしょう。
メリット3. 豊かな人間関係を築ける
良好な人間関係は、お互いを信頼し合うことからスタートします。
裏表がない人はどんな相手にも正直な気持ちで素直に関われるので、嘘や偽りのない関係が構築でき、絆も深まるのです。
友人たちから相談を受けたり、互いに助け合ったりするなど、プライベートでも頼りにされることが多くなります。
いつも誰かと関わり合っているので、「寂しい」と感じることはないでしょう。
メリット4. 趣味や特技を極めることができる
何かを極めようと思ったら、そのことに全力を集中して熱中する必要があります。
裏表のない人は、人間関係だけではなく自分の好きなことにも正直になれるため、余計なことに気を取られずに全力で打ち込むことができるのです。
そのため、気がついたら趣味でしていたヨガでインストラクターの資格まで取っていたなど、高いレベルまで習得できていることも。
興味のあることを体得できるので、達成感が感じられて充実した毎日を過ごすことができます。
メリット5. 思い切った行動ができるようになる
裏表のない人は相手の気持ちにも自分の気持ちにも真っ直ぐに向き合います。
そのため、そのひたむきさに魅力を感じて人から愛されやすい傾向にあります。
人から慕われると、ピンチに陥った時などいざという時に助けてもらえるので、大胆なことにもチャレンジできるようになるでしょう。
例えば、
起業したいと思ったら、いろんな人に起業の思いを話して協力を得ることができるので、ビジネスが始めやすい環境作りが可能になるのです。
メリット6. 無理せず生きていくことができる
他の人からの見られ方を気にしていると、自分をよく見せようと見栄を張ったり偽りの自分を演じたりして、息苦しくなってしまうことも。
でも二面性がない人は、人の目を気にしたり、周囲に無理に合わせたりすることがないので、自分らしくマイペースで過ごすことができます。
- 進学
- 就職
- 結婚
- 家の購入
など、人と比べずに自分のペースで進められるので、人と比べて悩みや不安が少ない傾向にあるのです。
裏表がない人でいるデメリット|正直な性格でいると損することは?
裏表がない人には、メリットがたくさんあることはよく理解できたのではないでしょうか。
しかし誰にでも平等に接することができる人には、メリットばかりあるわけではなく、デメリットもあります。
そこでここからは、裏表がない人のデメリットについて4つご紹介します。
デメリット1. 騙されてしまう恐れがある
人を疑う気持ちがなく信用しやすいので、人に嘘をつかれても見抜くのが難しいという特徴があります。
そのため、 騙されたりお人好しなところを利用されてしまうことも。
相手が「お得だよ」「健康に良いよ」と言って勧められた高額商品など、相手の言葉を疑わずに手を出してしまうのです。
騙されたことにさえ気付かないことが多く、ターゲットにされてしまう恐れがあります。
デメリット2. 空気が読めないと言われてしまう
人の顔色などを伺ったりしないので、お世辞や嘘はつけません。
そのため、時と場合によっては、正直に話しすぎて人を怒らせてしまったり、その場の空気を凍らせてしまうことも。
また、正直な気持ちを話しているだけなので、なぜ相手が怒っているのか理解できず、険悪なムードになってしまうかもしれません。
何度も同じようなことが続くと、呼ばれる場が限られてくる可能性もあります。
デメリット3. 失礼な人だと思われてしまう可能性がある
感情が表情や態度に素直に出やすいので、楽しいことや嬉しいことをストレートに表現する特徴があります。
そのため、悲しみや怒りの感情も隠すことができず、思ったままを口にしてしまうことも。
相手に対して配慮の足らないような言動をしてしまい、相手から「失礼だな」と思われてしまいます。
そして取引先や上司など仕事上関係のある人に「失礼な人」などの悪い印象を持たれてしまうと、仕事にも影響してしまうのです。
デメリット4. 嫉妬や嫉みを買いやすい
裏表がないことから、多くの人に慕われたり好まれたりしすぎる傾向があるため、一部の人から苦手意識を持たれることも。
一見、仕事でも恋愛でも人付き合いが上手で問題などなさそうに見えます。
しかし、異性にモテることから同性の嫉妬を買ってしまい、嫌がらせを受けてしまうことがあります。
「なぜこんなことになってしまったんだろう」ということになりかねないのです。
裏表がない人とある人の違い|素直な人とそうでない人の見分け方とは?
「裏表がある人とない人ってどんな違いがあるの?」
「素直な人と素直じゃない人を見分ける方法が知りたい…」
誰にでも平等に接することができる人とそうじゃない人に、どんな違いがあるのかわからない人も多いと思います。
しかし付き合い方を考えるためにも、見分ける方法を知りたいですよね。
そこでここからは、裏表がある人とない人の違いを詳しく解説します。
見分け方1. 誰にでも平等に接するかどうか
裏表のない人は、相手の立場によって態度を変えることがないという特徴があります。
なので、相手の性別や年齢、地位などによって態度を変えていると、『裏表がある』と診断できるのです。
例えば、裏表のある人は、職場で上司など自分よりランクが上だと考える人の前では猫をかぶって媚びる態度をとります。
なのに、自分よりランクが下とみなした同僚や後輩に対しては、高圧的な態度をとるのです。
見分け方2. 損得で動いていないかどうか
心から素直な人は、頼みごとをされると損得勘定ではなく、自分がどうしたいかで対応するかしないかを判断する傾向があります。
そのため、たとえその人にとって不利益な状況でも相手を助けているようであれば、裏表がない人だと診断できるのです。
- 助けることにメリットがなくても、自分が心から「手助けしてあげたい」と思った人は助ける
- 相手が職場の上司でも、間違ったことははっきりと意見したりする
などの行動をすることが多いようです。
見分け方3. 自分のことにオープンかどうか
相手にも自分にも正直な人は、自分をよく見せようとして見栄を張ることがありません。
そのため、自分の欠点も認めつつ自然体にふるまって、自分のことをオープンに話せるかどうかで、裏表があるかないかを診断できます。
例えば、休日に何をしているのか、という話題の時に裏表のない人は「ズボラ」だと思われても、
「1日中寝てるよ」
と正直に言います。
でも裏表のある人はたとえ1日中寝ていても
「プライベートは秘密」
などと、隠そうとするのです。
見分け方4. 嘘をついていないかどうか
裏表のない人は、他人から見た自分の評価はどうでも良いので、見栄を張るための嘘をついたりしません。
そのため、自分をよく見せようと本来の姿を偽っていないかというポイントも診断のポイントになります。
例えば、安そうな服を着ているのに「私はブランド品しか買わない」と嘘をついていれば、裏表があるということです。
裏表のある人は、小さな嘘から大きな嘘まで、自分の都合をよくするために嘘をつく傾向があります。
裏表がない人になるためには?裏表がある性格の改善方法を解説!
「自分の行動って、裏表があるように見えるかな?」
「相手の地位などによって態度を変えないようにするには、どうしたらいいの?」
自分の性格に裏表があると分かっても、どう改善すればいいのか、悩みますよね。
改善せずに相手によって言動を変えていると、男性からも女性からも信用を失ってしまうかもしれません。
ではどうすればいいのか、ここからは裏表がある性格の改善方法を紹介します。
改善方法1. 自分の気持ちに正直になる
裏表をなくすためには、人に合わせるために自分の意見を変えたり、言いたいことが言えないという性格を変えなければなりません。
組織の中にいると、自分の気持ちに正直になるのは難しいこともありますが、以下のことを実行してみましょう。
- 少しずつでいいから、嘘をつかずに自分の素直な気持ちを表現できるようにする
- 「毎日必ず1回は素直な気持ちを言う」などノルマを作る
最初は人の目が気になるかもしれませんが、毎日言う習慣を作ることで、少しずつ正直な性格に変わっていきますよ。
改善方法2. 相手を信頼して関わる
相手から信頼してもらう人になるには、まずは自分から相手を信用することが大切です。
そのためには、
- 相手に対してひねくれた見方をしない
- どんな相手に対しても、真っ直ぐに向き合う
など、人との付き合い方に対する考えを変えるようにしましょう。
慣れるまでは、相手を疑ったり、向き合うのが難しかったりするかもしれません。
そんな時は、「どんな人も基本的には良い人だ」ということを思い出して接すると向き合い方が変わってくるでしょう。
改善方法3. 損得で物事を考えない、見返りを求めない
誰にでも平等に接する人になるには、自分にとっての利益だけを考えて行動しないことが大切です。
- 頼まれた時は「これをやってあげたから、こんなことが返ってくるだろう」と計算して動かない
- 純粋に相手にやってあげたいという気持ちを大切にする
この2つを意識して、行動するようにしましょう。
慣れてくると、頼まれたことではなくても、損得抜きで自分から積極的に人の役に立ちたいと思えるようになりますよ。
改善方法4. 人からの評価を気にしない
他者からの評価を気にして本来の自分とは違う姿にならないようにするためには、自分に自信をつけることが大切です。
- 人からの評価は、状況や評価する人によって変わるということを理解する
- 人によく見せようとしている自分は『嘘偽りの姿』だと認識する
- そのままの自分でも価値があると信じて、ありのままの自分を優先する
この3つを意識するようにしましょう。
本当の自分を出せるようになれば、人の目を気にすることも少しずつなくなって、誰にでも同じような態度で接することができます。
改善方法5. 自分らしさを大切にする
足りない部分があっても、自分自身が認めて受け入れるようにすることによって見栄を張ることはなくなります。
自分で自分を大切にできるようになれば、他人に対しても寛大になれます。
- 性格や能力など自分に欠けている部分から目を逸らすのではなく、向き合ってみる
- 不足しているところも含めて今の自分があると認めるようにする
上記2つのことを意識して過ごしてみましょう。
自分のことを愛おしく思うことができれば、他人に対しても愛情深く接することができるようになりますよ。
裏表がない人の特徴を把握して、良好な人間関係を築きましょう!
「裏表がない人になりたい」と思ってはいても、そもそも『裏表がない』ってどんなことなのか、わかっていない人も多いはず。
そこでこの記事では、裏表がない人の特徴やメリット・デメリット、見分ける方法や改善するための対処法について詳しく解説しました。
二面性がない人には、良いことばかりあるわけではありません。デメリットもよく把握した上で、良好な人付き合いをしてくださいね。
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