依存心が強い人の心理や特徴。依存体質を克服する方法も解説!
依存心とは?どんな意味があるの?
「依存心」とは誰かに頼り、すがろうとする気持ちのことです。
- 1人でいたくない
- 自分に注目して欲しい
- 常に人任せ
といった状態が、具体例として挙げられるでしょう。
依存する相手は、彼氏や彼女等の恋人、同性の友人、家族など身近な人が対象となることが多いとされています。
依存心が強いと相手との関係が悪くなる恐れもあるので、依存心の克服は重要です。
依存心が強い人の心理|どんな原因が潜んでいるの?
「どうして依存したくなってしまうの?」
「依存がやめられない理由を知りたい!」
世の中には、依存心が強い人もいれば人に頼ることなく自立している人もいて、一体何が違うのか気になりますよね。
依存心の背景には、様々な心理が隠されています。
ここからは、依存心が強い人の心理についてみていきましょう。
心理1. 独占したい
独占欲が強いと、相手を自分だけのものにするために、逃げないように近くにいようとしてしまいます。
「夜は必ず電話して欲しい」
「週末は1日中一緒にいたい」
といったように、相手を独占できれば安心でき、安心感を得たいとさらに独占欲が増すため、結果依存につながるのです。
心理2. かまってほしい
寂しがり屋の人にとって、自分にかまってくれて自分の寂しさを埋めてくれる人は貴重な存在です。
「一緒にいる時は、スマホを見ないで自分にかまって欲しい」
「友達ばかりではなく、自分とも遊んで欲しい」
など、自分の寂しさを埋めるために、彼氏彼女に依存するのがやめられません。
心理3. 嫌われたくない
恋愛経験が少ない人は、相手から嫌われれることに強い恐怖を感じています。
「せっかく付き合ったのに、フラれたくない」
「嫌われないためなら何でもしてしまうかも…」
と、嫌われないように相手に尽くしすぎてしまい、依存に繋がっているのです。
心理4. 不安を忘れさせてほしい
自力で何かすることには、不安がつきものです。
優しい人や面倒見がいい人と一緒にいれば、頼れるので安心。
その結果、人に頼ることが癖になっているので、自分の不安を解消してくれる相手と、ずっと一緒にいたいと思ってしまいます。
心理5. ダメな自分を導いてほしい
自分に自信がない人でも、人の後ろについていけば安心です。
「やり方がわからないから、全部教えて欲しい」
「地図読むの苦手だから着いていくだけ!」
安心したいがために、自分を導いでくれる人に頼り切ってしまいます。
依存心が強い人の特徴|性格や恋愛傾向から診断してみよう!
「もしかして自分って依存心が強いタイプなのかな?」
「依存心が強いかどうか、どうすればわかるんだろう?」
といった悩みや疑問もあるはず。
彼氏や彼女と長く関係を続けて行くためにも、依存心は克服したいですよね。
依存心を克服する一歩として、まずは自分の依存心の強さを知ることが大切です。
性格や恋愛傾向から、依存心の強さを診断してみましょう。
- 恋人を束縛してしまう
- 友人から自分だけ誘われないと不安になる
- 困った時に誰かを頼りがち
- LINEの通知が気になって仕方がない
- 新しい環境が苦手
- 暇があるとすぐにSNSを見てしまう
- 奢り癖がある
- 裏切られても許してしまう
- 一度ハマるとなかなか抜け出せない
- 一人で過ごすのが苦手
- 思ったことを素直に言えない
特徴1. 恋人を束縛してしまう
自分や他の人との付き合い方について、恋人に自分で作ったルールを課している人もいますよね。
- 他の人と遊ぶ時は、誰とどこに何しに行くのか報告必須
- 自分以外の異性と遊びに行くのは禁止
- 1日1回は必ず電話する
といったように依存心が強い人は、恋人が離れないように必死なので、つい束縛してしまいます。
特徴2. 友人から自分だけ誘われないと不安になる
共通の友人たちが、知らない間に遊びに行っていたことを知り、不安になったことはありませんか。
「あれ、自分誘われてない…もしかしてハブられてる?」
と、不安を感じやすい性格なので、自分だけ仲間外れにされるのを怖がっています。
自分だけ誘われてないということがないよう、いつでも友人と一緒にいたがる結果、依存してしまうのです。
特徴3. 困った時に誰かを頼りがち
自力で物事に取り組むことを諦めてしまっていませんか。
- 自分で決めないで「どう思う?」「どっちがいい?」とすぐ人に決めてもらう
- 「○○をやって欲しい」とすぐお願いする
と、そもそも自力でやろうともせずに人に頼った経験があるはず。
依存心の強い人は、何でもかんでもすぐ人に頼ってしまい、人に依存する癖があるのです。
特徴4. LINEの通知が気になって仕方がない
男性でも女性でも、誰かと連絡を取っていることで安心することってありますよね。
- LINEの通知が来るたびに、すぐスマホをチェックしてしまう
- 連絡を期待して、意味もなくスマホを触り続けてしまう
など、依存心が強い人は誰かと連絡をとっていないと寂しくなってしまいます。
寂しいのがイヤなので、依存心が強い人は常にLINEの通知を気にするのです。
特徴5. 新しい環境が苦手
新しい環境では、ワクワクする気持ちよりも不安感の方が大きい気持ちになりませんか?
「知らない人に会うのは怖いな」
「自分に合わない場所だったらどうしよう」
など、依存心の強い人は、新しい環境で不安を感じやすい性格です。
- 「変わりなく現状維持の方がいい」と楽でいられる場所や人に依存する
- 挑戦するよりも、安心していられる方がいい
と今ある人や環境に甘えてしまいます。
特徴6. 暇があるとすぐにSNSを見てしまう
友人や恋人のプライベートについて、自分の知らないことがあると、不安を感じてしまうことってありますよね。
不安になりたくないので、
- 暇があるとSNSで友人のストーリーなどをチェックしている
- 何分もSNSのタイムラインをさかのぼってしまう
など、暇さえあれば、知り合いの情報を調べています。
友達相手でも恋人のように追いかけてしまうことがあり、気づくと依存しています。
特徴7. 奢り癖がある
見栄っ張りで、何かとすぐ人に奢ってしまった経験はないでしょうか?
相手が「○○のお店の料理がすごいおいしそうだけど、お金なくて」
といっているのを聞けば、
「良いね!奢るから一緒に行こうよ!」
と、気軽に奢ってしまったりします。
奢る分だけ仲良くしてもらえると思っているので、どんどん奢って依存していきます。
特徴8. 裏切られても許してしまう
本当は嫌なことをされても、我慢してしまったり許してしまうことってありますよね。
- 相手の女性や男性に浮気をされても、1人になる方がイヤと思って大丈夫と言ってしまう
- 嘘をつかれても「まあ大丈夫でしょ」と根拠のない期待をしてしまう
など、依存している相手には何をされても許してしまう癖があります。
甘い性格で、何でも許してしまうなら依存体質の可能性があります。
特徴9. 一度ハマるとなかなか抜け出せない
何かにのめり込んで、なかなかやめられない経験ってありますよね。
- パチンコや競馬などのギャンブルにハマった
- 夜に自宅でお酒を飲むのをやめられない
- 大好きなスマホゲームは、毎日欠かさずログインしてやり込む
など、依存心が強い人は、とことん突き詰める性格のため、何かにハマるとなかなか抜け出せません。
特徴10. 一人で過ごすのが苦手
ふと振り返って考えてみると、「いつも誰かと一緒にいるな」と感じることも。
友達が「この前、1人で行った新しいカフェがめっちゃ良い雰囲気だった!」と話しているのを聞いて、
「絶対に1人で入るの無理!絶対、人と一緒に行く」
と、思いがちで常に人と一緒にいます。
特徴11. 思ったことを素直に言えない
自分のいいたいことや、自分が「こうしたい」と思ったことを我慢した経験ってありますよね。
恋人と過ごす休日で、本当はどこか出かけたいのに、
「家でゆっくりしよう」
と言われると、
「自分もそうしたいと思ってた」
と相手に意見を合わせがち。
嫌われるのが怖くて、いいたいことを素直にいえずに流されてしまうのです。
依存心が強いのを克服する方法|精神的に自立するには?
「依存心が強い気がする」
「どうすれば依存せず自立した人間になれるの?」
自分は依存心が強いのではと思った時、どう克服していくのか、どう自立していけばいいのか悩みますよね。
いつまでも依存していると、い良いよ相手から愛想をつかされるかも。
どのように精神的に自立するか、依存体質を断ち切る方法を紹介します。
- 夢中になれる趣味を見つける
- 小さなことから目標を立てて行動する
- 定期的に友人と遊びに行く
- 仕事で成果を出すために全力を出す
- 自己分析をして自分の依存心を客観視する
- 人に頼るのをやめてみる
- 筋トレや運動をして自分を磨く
- 依存しすぎた人の末路を知る
方法1. 夢中になれる趣味を見つける
1つのことや人に頼りすぎるのは危険です。気持ちをむける先をいくつか用意しておくことで、1つのことにこだわり過ぎないようになれるでしょう。
- 新しい趣味にチャレンジしてみる
- 人に誘われた時はとりあえずついていってみる
- 周りの人の趣味を参考にしてみる
この3つの方法で、夢中になれる趣味を見つけてみて。
自分の心のよりどころを分散できるように、できるだけたくさん夢中になれる趣味を見つけることが重要です。
方法2. 小さなことから目標を立てて行動する
自分に自信がないと、どうしても人に頼らざるをえません。目標をたくさん達成することで、自信をつけられます。
例えば、SNSやLINEをチェックしすぎないという目標なら、
- 1回のチェック時間をあらかじめ決めておく
- 1日のチェック回数をまずは昨日より1,2回、少なくしてみる
など、確実に達成可能な小さな目標にしてみましょう。
依存の原因となっている行動をターゲットに目標を立てれば、依存体質の解決をしつつ自信をつけられますよ。
方法3. 定期的に友人と遊びに行く
依存の原因となっている寂しさを、定期的に解消することは、依存を断ち切るための対処法として重要です。
- 月に1回は決まった友達と食事会をする
- 3か月に1回は昔の友達とカラオケに行く
定期的に楽しく過ごせる友人と会うことになっていれば、何かあった時にも、そこで相談できる安心感があるでしょう。
恋愛のように特定の男性や女性との付き合い以外に、友達との付き合いも大事にしておけば、恋愛における依存心の解決に役立ちます。
方法4. 仕事で成果を出すために全力を出す
依存している場合ではないくらいに、全力で夢中になれるものを持っておくことも対処法として有効です。
- 営業成績でトップを目指す
- 仕事のプレゼンテーションで上司に褒めてもらうようにする
- 普段3時間かかっている仕事をもっと早く終わらせてみる
何か夢中になれる仕事の目標を立てて、全力で取り組めば、恋人や友人などへの依存心がそもそも生まれてくる余裕すらないでしょう。
何か仕事で全力で取り組めそうなものがないか、探してみてください。
方法5. 自己分析をして自分の依存心を客観視する
なぜ自分が依存してしまってるのかを知ることで、根本的な解決が可能です。
- 自分の依存行動の原因は何なのか?
- どんな時に、自分はよく依存してしまうのか?
- よく依存してしまう相手は誰なのか?
- 依存せずにいられる時は何が違うのか?
などを自問自答して、自分の依存心を分析してみましょう。
自分が依存しやすい相手や状況のパターンがわかったら、依存する以外の方法を考えておくのがおすすめです。
方法6. 人に頼るのをやめてみる
自分の実力を知り、自信をもって行動できれば、他人への甘えをやめて自立するための一歩を踏み出したといえるでしょう。
- いきなり人を頼るのではなく、まずは自分だけで行動してみる
- 人に質問する時も、全部教えてもらうのではなく、自分なりの答えを出してから相談する
- 挑戦して失敗した後で、アドバイスを求める
この3つを意識してみて。
仮に失敗しても「自分1人で挑戦できた」という事実は、自信になります。
方法7. 筋トレや運動をして自分を磨く
依存心を克服するためには、自分に自信をつけることも重要です。
- 毎日腕立て、腹筋、背筋を30回やる
- 家でのスキマ時間では、スクワットをする
- 家だとサボってしまうから、ジムを予約する
自分の取り組み安い方法で、筋トレや運動をしてみましょう。
筋トレや運動に夢中になれれば、見た目も変わって自信がついて、ストレス解消にもなります。
無理なく続けられる方法で、継続してみましょう。
方法8. 依存しすぎた人の末路を知る
依存し過ぎた結果、どのような末路になるかを知っておくと、依存による長期的なデメリットに気付けます。
- 依存し過ぎた結果、恋人に嫌われてフラれた
- 依存を嫌がられて、気が付いたらLINEやSNSをブロックされていた
- 「アイツは依存してくる」と噂されて、孤立することになった
依存し過ぎると、依存していた相手はもちろん、悪い評判が立って他の人からも嫌われる可能性が。
依存による長期的なデメリットも忘れないようにしましょう。
依存心が強い人の特徴から、楽に生きる方法を見つけてみて。
依存心が強い人の、心理や特徴、診断方法などを紹介してきました。
依存にも、様々なパターンがあります。
「自分って依存心が強いのかな?」「どうやって依存心を克服したらいいのかな?」と疑問や不安を感じることもあるでしょう。
そんな時には、この記事で紹介した内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
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