貧乏性の意味とは?ケチケチする人の特徴&性格を改善する方法を紹介
貧乏性な性格を治したい時ってありますよね。
明らかに不要なものでも、いつまでも残しておく貧乏性な人っていますよね。
お金や貯金に対する感覚がシビアで、ケチくさいタイプの人も多いものです。
本記事では、貧乏性の意味やその人の特徴、さらには貧乏性かどうか診断できるチェック項目までご紹介します。
貧乏性の改善方法も解説しますので、心に余裕のある生活を目指してみてくださいね。
そもそも「貧乏性」の意味とは?
貧乏性とは、いつもケチケチしており、金銭に対する執着が一般的な人より強く、「些細なことでも損得にこだわってしまう性格」のことを意味します。
その名の通り、人の性格や性質を表現している言葉であるため、その人が、「実際に物が買えないような貧乏な人であるかどうか」とは直接的な関連性はありません。
「貧乏性」と「節約家」の違いについて
節約家は、無駄な支出や派手な金使いを避けて、貯金したり必要なものを購入しようとする人を意味します。
貧乏性な人の、変に損得にこだわりすぎ、心に余裕がない点において、大きく違いがあると言えるでしょう。
貧乏性な人の特徴を12個選。ケチな人の傾向とは
貧乏性な人はどんな人なのかをもっと知るため、どんな特徴を持っているのか知っておきましょう。
ここでは、貧乏性な人が見せてしまいがちな特徴を、それぞれ性格編と言動編に分けて、合計12パターンご紹介します。
貧乏性な人の特徴【性格編】
貧乏性という言葉は、性格を指している言葉である通り、知らぬ間に抱えてしまっていることもある性質といえるでしょう。
ここからは貧乏性な人に共通している性格について、代表的なものを7つご紹介します。当てはまるものがないかチェックしてみてください。
貧乏性な人の性格1. 物が捨てられない
貧乏性な人は、身の回りの物に関して、ついつい保守的になってしまい、「捨てた後で後悔したくない」という考え方をしがちです。
そんな「いつか使うかもしれない」という心理が原因で、なかなか自分の物が捨てられないという特徴があります。
結局使うタイミングが来ない物に囲まれているケースも珍しくありません。
貧乏性な人の性格2. 損得勘定で物事を考えがち
どれだけ少額であっても、お金を払うことに関して非常に敏感である、というのも貧乏性の人の特徴。
「損をすることがなによりも嫌い」という心理が働きやすく、何でも損得勘定で物事を考えてしまうためです。
付き合いで行かなければならない会社の食事会や飲み会などのお金を、内心では「かなり払いたくない」と思っているということもあります。
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貧乏性な人の性格3. マイナス思考が定着している
貧乏性な人は、常に「何かが足りない」という欠乏感を感じています。
例えば、好きな食べ物を半分食べた的に、「まだ半分ある」ではなく、「もう半分しかない」と考えがちです。
そのため、何をしていても、思考や感情がネガティブな方向に振れていることが多く、マイナス思考が定着してしまっている傾向があります。
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貧乏性な人の性格4. 「セール」や「割引」という言葉に弱い
上にも述べた通り、貧乏性な人は、損得勘定が何かを決断する際の最重要事項となっていることが多いです。
そのため「セール」や「割引」という言葉を見ただけで、その商品を買うことで「得をする」と考える傾向にあります。
割引になっているタイミングを逃してしまうことで、「買わないと損するかもしれない」という心理が働いているのでしょう。
貧乏性な人の性格5. 小さな損を引きずる
ある場所で購入して所有済みの商品が、他の場所では少し安く売られているのを見つけることってありますよね。
貧乏性な人は、そんな時に大きく落ち込んだり、悲しい気持ちになったりしやすい性格をしていることが多いです。
「損をすることが嫌い」だという考えが原因で、小さな損を普通の人よりも長く引きずってしまうという傾向があります。
貧乏性な人の性格6. 見返りを求めてしまう
対人関係においても、損得勘定が出てきてしまうのが、貧乏性な人の性格の特徴の一つ。
自分が何かをしてあげた恩に対し、それに釣り合うリターンが得られないことがあると、大きなストレスを感じてしまいます。
常にそんな対等の見返りを求めてしまうので、誰かのために自分が損をすることを警戒することが多いです。
貧乏性な人の性格7. 思い切った行動ができない
前向きにチャレンジをしていると、思わぬトラブルや損失が出てしまうもの。
それが原因で、いつでも「損が一番嫌い」だと考える貧乏性な人は、思い切った行動や、結果が不確定な挑戦を避けようとする傾向があります。
自分が思い切ってトライした苦労に対して、見返りが得られないことを怖がっている心理が働いているのでしょう。
貧乏性な人の特徴【言動編】
貧乏性な人が、内面的に抱えている性格が、言動として現れることもしばしばあります。
では、貧乏性な人はどんな言動を出す傾向があるのでしょうか。ここからは普段生活していて目にすることもある、貧乏性な人の特徴的な言動を5つご紹介します。
貧乏性な人の言動1. 「もったいない」が口癖
貧乏性な人は損することが嫌いなので、少しでも使う可能性があるものを、身近に置いときたいと考えています。
その考えによって、周りの人が使えそうなものを捨てようとしている時など、頻繁に「もったいない」と口にしてしまいがち。
何かを捨てたり、手放そうとするタイミングが一般的な感覚よりもはるかに遅いことが多いです。
貧乏性な人の言動2. 安物をまとめ買いする
安いものを安い時に買っておくことを「得」だと強く感じているのが、貧乏性な人の特徴です。
そのため、セールや割引というワードにつられて、必要以上なまとめ買いすることも少なくありません。
いつか使う可能性の高い文房具や日用品などはこだわりなく安物を選び、周りの人が驚くほどの量を買い込んでいることもあります。
貧乏性な人の言動3. 恋人とのデート代を抑えようとする
貧乏性な人は、たとえ友人や恋人といる時でも、自分の損得勘定が消えません。
「損をするのを避けたい」と考えていることが原因で、少額でも不必要な出費を抑えようとする傾向があります。
そのため恋人とのデートでのランチ代や交通費なども、なるべく支払わなくても済むように仕向けていくことも少なくないでしょう。
貧乏性な人の言動4. モノを購入しても、もったいなくてなかなか使おうとしない
「いつか本当に使いたくなった時に新品ではない」という状態も、貧乏性な人にとっては大きな損だと感じてしまいます。
そのため、何らかのモノを購入しても、そんな損得勘定が邪魔をして、なかなか使用に踏み切れないケースも多いです。
使うこと自体を「もったいない」と感じてしまっている人によく見られる特徴になります。
貧乏性な人の言動5. 使い捨ての品を何度も再利用する
貧乏性な人は、身の回りにあるモノの、品質が落ちていても、あるいは多少壊れていても、使える限りは使い続けるということは珍しくありません。
本来であれば一度きりで使い捨てるべきモノでも、完全に使えなくなるまで、何度も再利用することもあります。
「単純に捨てるのがもったいない」と感じている人に、よく見られる傾向です。
貧乏性か分かる診断項目を紹介!
「もしかして自分は貧乏性かもしれない」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
そんな人に向けて自己診断ツールにもなる、貧乏性あるある例をご紹介します。
下に挙げる診断チェックのうち、該当する項目が多いほど、貧乏性な可能性が高いですよ。ぜひケチになっていないか診断してみてくださいね。
診断チェック1. 友人との外食の会計はきっちり割り勘にする
貧乏性の人は、たとえ友人や恋人であっても、お金を出し合う際には非常にシビアになります。
そのため、外食やお茶を一緒にした時に、細かい桁まできっちり割り勘にしようとしていしまいがちです。
一般的な感覚の人なら「だいたいこのくらいでいいよ」ということも多いですが、そんなざっくりした割り勘が嫌いだという傾向があります。
診断チェック2. 安さを求めて、遠くのお店へ買い物に行くことがある
値引きや割引といったワードに敏感なのも、貧乏性の人の特徴の一つ。
微々たる金額であっても、「少しでも自分が損するのを減らしたい」という心理が働くためです。
そんな価格の比較を目ざとく行なっていて、多少時間と労力をかけてでも、同じものが安く売っている遠くの店まで買い物に行くことも珍しくありません。
診断チェック3. 食事などクーポンがあるお店を選びがち
貧乏性な人は、似たようなサービスや商品を受けるのであれば、少しでも自分の支払う金額を抑えたいと日々考えているもの。
そのため、外食をするお店などを選ぶ基準が、クーポン券や割引券が使えるかどうかになっていることも多いです。
割引を使い切らないと損をしたような気分になってしまう人は、貧乏性な可能性が高いでしょう。
診断チェック4. 財布の中にポイントカードが多い
各飲食店だけでなく、スーパーやドラッグストア、レンタルDVDなど、ポイントカードを発行する店はたくさんあります。
そんな数多くのポイントカードを、律儀に財布の中に溜め込んで持ち歩いているのも、貧乏性な人あるあるの一つ。
これは、「ポイントをためて使う」=「得をした」という考えが染み付いているからです。貧乏性かもと思った人は、ぜひ自分の財布の中身を確認してみましょう。
診断チェック5. 〇〇放題で、元を取ろうとする
貧乏性な人は生活におけるあらゆるシーンで、損得勘定をしてしまいがちです。
飲食店の食べ放題や飲み放題などでは、「元を取らないと損することになる」という気持ちになることもあります。
ある程度までお腹が満たされていても、自分で試算した金額の見積もりを上回るまでは、元を取る努力をやめないことが多いです。
貧乏性な人のメリット/デメリット
貧乏性という言葉には、ついついケチくさいマイナスなイメージが付きまとってしまいがち。
そんな悪い点もありますが、貧乏性であることは、実はいいこともあるんです。
ここではメリットとデメリットについて、詳しく解説いたします。
貧乏性な人のメリット
貧乏性であることは、ある意味堅実であるとも言えます。何も考えずに浪費してしまうよりかは、良いところがたくさんあるものです。
では、ケチケチしてしまう性格にどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
貧乏性のメリット1. 物持ちが良い
一つのものをできる限り長く、大事に使い続けようとする発想自体は、素晴らしいものです。
貧乏性な人は、「どこかで使うかもしれないのに、捨てるのはもったいない」という考えを持っているため、物持ちが良いという傾向にあります。
思い出が詰まった物に対して愛着を持つことで、こだわりがある人だと思われることもあります。
貧乏性のメリット2. お金さえ全く使わなければ、貯金しやすい傾向にある
貧乏性な人は、自分の身丈に合わないような派手なお金の使い方をすることはありません。
そのため、一般的な感覚の人と比べると、支出に関しての警戒心が高い傾向にあり、貯金しやすいのは大きなメリットの一つ。
ついつい買ってしまう衝動買いが少なく、本当に必要なものしか買うことがないことも理由となっています。
貧乏性のメリット3. お金の管理が徹底している
どれだけ仲が良い関係であっても、少しのお金の貸し借りでその関係が破綻してしまうことは、珍しくありません。
しかし、貧乏性な人はお金の管理がしっかりしていて、貯金だけでなく貸し借りについても当然シビアです。
思いがけない関係性の悪化や、連絡を取りにくいような気まずい空気になることがほとんどない、というメリットがあります。
貧乏性な人のデメリット
貧乏性な人にもメリットがあるとはいえ、やはり一般的な感覚の人からしてみれば、よく思われないことも多いです。
ここでは、そんな貧乏性な人が抱えるデメリットの中で、代表的なものを5パターンご紹介します。
貧乏性のデメリット1. ケチで性格が悪いと思われやすい
お金にがめつく、少額でもこだわって必死に得をしようとしている姿は、やはり「嫌な人だ」と思われてしまうもの。
今後その人と付き合っていく上で、「細かいことも言ってきそうだ」という印象を与えることもあるでしょう。
あまりケチになりすぎると、金銭面だけでなく、その人の人格自体が悪く見られてしまいます。
貧乏性のデメリット2. ドライな印象を持たれやすい
貧乏性な人は、お金が直接的に絡む場面でなくても、損得勘定で人間関係を決める傾向があります。
周りの人は、そんな態度を見ることで、「有益だと感じる人としか付き合わない人」と感じてしまうことも。
価値観が合わない人を遠ざけようとする、ドライで冷たい印象が強くなるというのは貧乏性のデメリットの一つと言えますね。
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貧乏性のデメリット3. 決断力がなく、迷う時間が長い
損を避けようとするあまり優柔不断になってしまいがちなのも、貧乏性な人によく見られる特徴。
そのため、何かを買おうとしている時や、どこで食事をしようか考えている時など、迷う時間が長いです。
ポジティブな迷いではないので、小さいことでも比較しているうちに時間が無駄に経過していまうという点がマイナスに働くことも少なくありません。
貧乏性のデメリット4. 結局無駄使いすることがある
『安物買いの銭失い』という言葉の通り、安価なものは品質が悪く、長く使えないという傾向があります。
また、セール品などで必要以上に大量に買い込んでしまい、使いきれないという無駄が発生することも珍しくありません。
結局通常のものを通常のタイミングで買うことと比べて、無駄使いだったと本末転倒な結果に終わることもよくあります。
貧乏性のデメリット5. 部屋が物で溢れてしまう
貧乏性な人は、使う可能性は低いものでも、ケチくさく自分の近くに保存しておこうとする傾向があります。
ある程度の期間使わないものは、断捨離するのが普通ですが、数年単位で、いつまでも残しておくことも多いです。
その結果、部屋が不要なもので溢れてしまい、生活環境が悪くなってしまうことも珍しくありません。
なぜケチになってしまう?貧乏性になる原因とは
一般的な感覚とは大きく違うこともある、貧乏性な人の特徴ですが、そもそもなぜ貧乏性になってしまうのか気になりますよね。
ここからは貧乏性になってしまう主な原因を2つ紹介します。
貧乏性になる原因1. 親が貧乏性だった
人の生活スタイルや、モノの扱い方などといった部分は、親の影響を大いに受けるものです。
そのため、親が貧乏性であった場合、親の姿が本人の中で当たり前なものになるので、当然貧乏性になりやすいでしょう。
まだ使えるものをすぐに捨てることに対して、罪悪感を感じてしまうほどに影響されていることもあります。
貧乏性になる原因2. 育った家庭が裕福ではなかった
育った家庭環境が原因となって、幼少のころより、貧乏性にならざるを得なかったというケースも少なくありません。
貧乏で物が買えない経験が多いと、自然と損得勘定に敏感になり、他人からケチくさく見られてしまうものです。
特に「もったいない」が口癖の家庭で育つと、自分も口癖になって、貧乏性になりやすいでしょう。
貧乏性を直す方法を8つ紹介!
損得勘定で全てを判断することに疲れ、貧乏性から脱却したいと思う人もいるでしょう。
ここでは、そんな貧乏性をやめたい人におすすめの直し方を8つご紹介しますので、ぜひすぐにでも取り入れてみてください。
貧乏性の直し方1. お金の使い方が上手な人の真似をしてみる
金銭感覚を変える工夫をすることが、貧乏性を脱却する近道の一つです。
特に貧乏性ではない、スマートなお金の使い方をしている人をよく観察し、お金の使い方を真似してみましょう。
自分が変わったお金の使い方をしていることが分かりやすくなるので、安物やセール品にとらわれる機会を減らすことができます。
貧乏性の直し方2. 定期的に断捨離を行う
貧乏性な人は使わないものも、いつか使うと思って処分しない傾向にあります。
その性質を変えて、「不要なものを捨てることは気持ちいいこと」という感覚をつかみ、断捨離を習慣化していきましょう。
「必要かどうか迷ったものはその時点で捨てる」と断捨離に取り組む前にルールを決めておくことで、迷いがなくなるためおすすめです。
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貧乏性の直し方3. 自分の楽しさを優先してお金を使う
損得勘定が先走るあまり、あてもなく貯金し続けてしまうのも貧乏性な人の特徴。
そんな貯金だけに意識が向いてしまうとなかなか価値観が変えられないので、自分が楽しいと思えることにお金を使ってみましょう。
多少損をしても「楽しめたから良いか」という切り替えができるようになるので、ポジティブな考えが湧きやすくなります。
貧乏性の直し方4. 他人からどう思われるか考えてみる
貧乏性であっても、お金に対して「必要以上に細かい人は嫌い」と思う感覚が残っている人も多いはず。
損を避けたいあまり、ついついそんな言動を取ってしまいそうな時、他人から「嫌な人だ」と思われる可能性があることを再認識してください。
客観的な視線をイメージすることで、不快な印象を与える行動にブレーキをかけることができるでしょう。
貧乏性の直し方5. 値段よりも品質を優先して購入する
貧乏性な生活をやめたいのであれば、「安いから買う」という意識は捨てるべきです。
値段がどうかよりも、品質を優先して、本当にいいものを長く使うという価値観を持つように努力しましょう。
そういう選び方をしてみることで、高品質なものは、値段が高いですが長持ちしやすく、結果的にコスパが良いということに気がつくことができます。
貧乏性の直し方6. 必要なのか考えてから、お金を使う
貧乏性な人は、安いものだからといって、大量に買い込んでしまうなど買い物が下手な傾向にあります。
そのため、買い物に出かける際には、本当に必要かどうか考えてからお金を使うようにしましょう。
そういう感覚を養うことで、過不足なく物を整理できます。不要なものに囲まれて部屋が汚くなることを防げるようになりますよ。
貧乏性の直し方7. 収入を増やす努力をする
本当にお金がなくて、欲しい物が買えないような生活をせざるを得ない人もいるでしょう。
そんな人は、性格やお金の使い方を学ぶ前に、まずはどうにか収入を増やして、貧しさから脱却を目指すべきです。
お金が少ないと、どうしても焦りやいらだちを感じやすくなるので、余裕のある状態になってからの方が効率的に改善できます。
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貧乏性を改善して余裕のある人を目指していきましょう!
貧乏性の意味から、貧乏性な人の特徴と改善方法についてご紹介しました。
あまりいい印象を持たれることはないため、できることであれば、貧乏性だと思われる生活スタイルはやめたいですよね。
お金に対してきっちりしているという感覚は残しつつ、スマートに払うべきところは支払うように意識していくといいでしょう。
こちらを参考に、損得勘定にとらわれない余裕のある生活を手に入れてくださいね。
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