粗探しする人の10の心理。難癖をつけてくる相手への“最強の対処法”とは?
そもそも「粗探し(あらさがし)」の意味とは?
「あら探し」とは、一言でいえば「他者の欠点を探す」という意味がメインとして使われています。
欠点や過失をあえて探し出すという意味合いのため、いい意味ではなく相手を馬鹿にしたい目的などで行われる行為です。
そのため「人のあら探しをする」というと、悪い意味で使われることが多いでしょう。
また「あの人ってよくこういうことするよね」と他の人に話したり本人に行ったりする行為を表すこともあります。
他人の粗探しばかりする人の10の心理|重箱の隅をつつく理由とは?
あら探しの意味を確認して「確かに人の悪いところばかりに目がいく人っているな」と感じた人も多いことでしょう。
ただ、なぜ他人のあら探しをしてしまうのか、中々想像がつかないものです。彼らの心理を理解すれば、その原因がわかるようになるはず。
そこでここでは、あら探しという行動につながる深層心理を解説していきます。
心理1. 自分より仕事ができない奴がいると安心する
職場であら探しする人は、自分の仕事に対して自信を持てていない場合が多いです。
「自分は仕事ができないんじゃないか」という不安を払拭するために、目下の部下や後輩の粗探しをして、自分より下の人間をどうにか見つけ出そうとしています。
仕事ができない人とマシな自分を比較することで安心して、上司である自分の心が落ち着くのです。
心理2. 比較してマウントを取りたい
「常に上に立っていたい」という考えからあら探しする人もいます。人よりもできない自分はプライドが許さないため、自分が指摘できるところを探してマウントを取ろうとするのです。
「そんなことも知らなかったの?」とちょっとしたことで相手を小馬鹿にしたり、相手のコンプレックスをイジったりしてとマウントを取ってくることもあるでしょう。
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心理3. 周りを下げて自分の評価を上げたい
あら探しする人は「周りを蹴落としてでも出世したい」と考えているのが特徴です。
職場の同僚・後輩の些細なミスを大げさに指摘すれば、他人の評価が下がった分、相対的に自分の評価が上がると思っています。
特にライバル視している人に対してはこの傾向が顕著に見られるでしょう。
もともと自分に自信がない上に、本気で努力もせず手っ取り早く相手を蹴落とそうとしているのです。
心理4. ミスを見つけてあげることで、優しいと思われたい
あら探しが好きな人はずるがしこい性格の傾向があり、意地悪でミスを指摘していることを隠そうという心理が働きます。
ミスを見つけると、本人には後で困らないように間違いを知らせてあげたという恩を売りながら、周囲には「この人はミスをする奴だ」と知らせているのです。
いい人のふりをしていますが、実は本心では悪い考えを持っています。
心理5. イライラやストレスを発散したい
仕事やプライベートでうまくいかなかったり、コンプレックスを抱えたりしているストレスをため込んでいることが多いです。
そのため相手には関係ないことであっても、ただ自分のストレスを発散するためだけに相手の欠点を取り上げて気分をスッキリさせているだけの時もあります。
心理6. 部下の成功を認めたくない
周囲からできると思われている部下など、個人的な感情で単純に嫌いだと思っている人に対して、あら探しをして落とそうとすることもあります。
上司としては失格ですが、目下の部下を成功させたくないという一心で、ついつい相手のことを悪く言いたくなってしまうのです。
心理7. 自分のミスを目立たないようにしたい
あら探しする人は仕事ができないので、小さなミスをしてしまうことが少なくありません。
そんな時に自分のミスや失敗を目立たないようにしたいという心理が働き、あえて周囲のミスを探して視線をそちらに持っていこうとします。
自分より大きなミスをしている後輩や同僚を見つけたら嬉しそうに話し出しますよ。
心理8. 自分を超えられるのはプライドが許さない
粗探しする人は、自尊心が強いことも、特徴の一つとして挙げられます。
謎に高いプライドがあるので、自分よりも優れた人が現れると素直に受け入れられず、自分を超えられた事実から逃れるために、相手の粗探しをします。
どうにかして自分が上に立っているとプライドを保とうとするのです。
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心理9. ひねくれた性格で粗探しが楽しい
一番たちが悪いのが、ただ単純に毎日あら探しを楽しみたいという心理です。
ひねくれた性格で他人から見ると理解が難しいですが、性格的に他人のミスを見つけるのが楽しいと感じてしまいます。
そんな人は、悲しい強い顔や困った表情を見て満足しているのです。
心理10. 褒められている人が気に食わない
あら探しをする理由には、嫉妬心が強いことも含まれます。
部下や同僚が褒められているのを見ると妬ましく感じて気に食わないので、何とか粗探しをしてその人の評価を下げたいと考えるでしょう。
そうすることで「あいつも大したことないんだ」と、感じられてホッと一息つきます。
粗探しする人の3つの特徴|性格や行動の共通点とは?
「あら探しする人にありがちな特徴って何かな?」
「自分にとってはあら探ししていると感じても、本当にそうなのか自信がない…。」
あら探しする人に見えても、自分が勝手にそう思っているだけなのか実際にそうなのか、見分けにくいことも少なくありません。
ここからは、あら探しする人によくある性格面や行動面での特徴をまとめました。
どのような特徴がみられるとあら探しする人だと判断できるのか、理解していきましょう。
特徴1. 部下からの人望が一切ない
他人の悪いところばかりを探していいところを認めてあげられないような上司だと、当然周りからは信頼されなくなっていきます。
大してできる上司でもないのに、部下の揚げ足ばかりとって自分は仕事ができるかのようにアピールしがち。
周囲に仕事ができる人間だと印象づければ、人望も厚くなると考えているのです。
でも、実際のところは部下からうざいと思われて、できるだけ距離を置こうと考えられているでしょう。
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特徴2. 上司なのに仕事ができない
あら探しする上司は、自分の能力に自信がないことがコンプレックスとなっています。
実際のところあまり仕事ができない場合が多く、それを部下の前でごまかすために他人の欠点ばかりを指摘するのです。
「あの部下がしょうもないミスをしたから…」
「あの子ってこういうとこあるから仕事しにくいんだよね」
と言うことによって、部下よりも上の立場であることを証明し、立場を確立する方法をとっているのです。
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特徴3. 最近仕事で大きなミスをした
誰でも仕事で失敗することはありますが、あら探しばかりする上司がミスした時には反省して改善しようと考えるのではなく、周囲の人に早く忘れてほしいという思いが働きます。
そのため、部下のミスをどうにかして探し、それをあえて周囲にわかるように指摘して、ちょっとでもみんなの意識を部下の方に持っていこうするのです。
特に大きなミスを犯した時には、直後にわざとらしく周囲の失敗を取り上げるでしょう。
粗探しする人への対処法とは?同期や上司にイライラしない7つのコツ
「うざいくらい、あら探しをする人って対応に困ってしまう…。」
「欠点ばかり指摘されるとイライラするけど、上司だから言い返しにくい。」
あら探しをする人のせいでストレスが溜まっているものの、うまく対応できずに悩んでしまうこともありますね。
上手に対処することで、欠点をつつかれても気にならなくなったり、言動を改善してもらったりすることが可能です。
ストレスが爆発しないよう、あら探ししてくる人への対処法を覚えておきましょう。
対処法1. 聞いているフリをしながら華麗に聞き流す
粗探しをする人は、一方的に言うだけで満足していることが多いです。
下手に言い返すと相手はさらにムキになってしまい、話が大きくなっていくため、「ただ言いたいだけ、言わせておけばいい」と考えて聞き流すのがコツ。
「はぁ」
「へぇ、そうなんですか」
と肯定も否定もしない対応をとりましょう。
まともに相手にするだけ無駄なので、受け流しておけばそのままやりとりが終わって無駄に時間を割かれることもなくなりますよ。
対処法2. 職場での人間関係を普段から大事にしておく
粗探しするのは指摘したミスについて周囲に納得させ、指摘した人へ非難を集めることが目的です。
つまり、周りの人に「今そんなことどうでもいいだろ」と思ってもらえれば、あら探しの被害を避けられます。
チームで仕事をする場合はコミュニケーションをこまめに取ったり、ミスをした時に素直に謝罪して改善したりと、粗探しする人以外との信頼関係をしっかりと築き上げましょう。
そうすれば周囲に味方してくれる人が増えるので、粗探しする方も批判しにくい雰囲気になっていきます。
もし悪いうわさを流されたとしても、あなたの人間性や仕事ぶりを理解している周囲の人なら真に受けずに済むのも大きなメリットです。
対処法3. 自分が指摘されたら冷静に受け止める
単純に人のあら探しをして悲しむ姿や相手が反論する様子を楽しんでいる場合は、相手が何を言っても感情を見せないことが大切です。
「気づきませんでした、ありがとうございます。」
「初めて言われました」
と冷静に受け止めましょう。
そうすれば向こうも拍子抜けして指摘する気が失せ、その後粗探ししてくる機会も減っていくはずです。
言いたいだけの相手にムキになるほど無駄なことはありませんので、悔しそうな顔をしないで澄ました顔で言いましょうね。
対処法4. 他の信頼できる上司に相談する
ただのあら探しなのか、本当に自分に非があるのか判断に迷ってしまうことも少なくありません。
そんな場合は、第三者に意見を求める方法が有効です。別の上司に相談することで、れっきとしたミスなのか粗探しの結果の些細な話なのかを判断してもらえますよ。
また、相談した上司から「そんなことをしている暇があったら〜」という話をしてもらえるはずなので、粗探ししている人も他の上司の目を気にして大人しくなるはずです。
対処法5. 粗を探せないほど完璧な仕事をする
あら探しをしてくる上司は自分自身が仕事ができない場合が多いため、仕事の結果で見返してやるのも効果的です。
日ごろからちょっとした文句もつけられないほどの完璧な仕事をして、テキパキと業務をこなしていきましょう。
もちろん相応の努力は必要ですが、粗探ししようと立ち止まっている上司を放っておいたまま、自分自身がグングン成長していくはずです。
ウザい上司を黙らせるには最強の方法といえるでしょう。
対処法6. 「ジャガイモがなんか言ってるな」程度に思っておく
自分のためにならないことを理由もなく指摘するような相手は、相手にしないのが一番。
「ジャガイモがなんか言ってるな」と上司をジャガイモに置き換えて考えてしまえば、言ってくる言葉にわざわざ耳を貸そうとも思わなくなるはず。
欠点を指摘した相手がなんとも思っていない様子であしらってくるのを見れば、上司もあら探しによって優越感を感じることなども難しくなるため、ちょっかいを出してこなくなりますよ。
対処法7. 「粗探しする人を自分は既に超えている」と自信を持つ
あら探しする人は、自分より下に見たいと思っている相手をターゲットにします。
つまり内心では自分より相手の方が上だと気づいているということです。
変にあら探ししてくる人がいれば「この人は私に劣等感を抱いているんだな、だから落とそうとしてくるんだ」ととらえてしまいましょう。
自分より実力が下の人だと思えば、しょうもないミスを取り上げられるくらいでは痛くも痒くもないですよ。
粗探しする人に困った時は、気にならなくなる最強の対処法を試してみて。
人の小さな欠点やミスを見つけるあら探しは、承認欲求や嫉妬などから相手を落とそうとして生まれる行為です。
あら探しする人は、実際のところ仕事ができるわけでもなく、大した努力もせず悪口ばかり言うため人望もありません。
何かにつけてあれこれ言われるとストレスが溜まってしまいがちですが、今回ご紹介した心理や特徴を理解した上で、最強の対処法をぜひ試してみてくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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