仕事とは何か?働く意味や目的&仕事観を教えてくれる名言を紹介!
仕事は辛いもの?あなたにとって仕事とは。
当たり前のように「仕事」という言葉を使いますが、仕事とは一体どんなものを指すのでしょう。生きるために必要不可欠なものであることは誰もが分かっているはずですが、詳しく働く意味や目的を知る方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、仕事の目的や哲学的名言、面接で使える回答方法などをご紹介します。これから仕事を始める方は自分の仕事観を再確認してみましょう。
仕事とは何か?7つの働く意味や目的を解説
学び舎を後にすれば、誰もが何かしらの方法で仕事をするようになります。どんな仕事にも道標になるものがあれば、迷いや悩みを最小限にすることもできるはずです。
ここでは、働く意味や目的についてご紹介します。仕事とは何かをしっかり把握して就活に臨んでいきましょう。
目的1. 生きていくためのお金を得るため
毎日の生活で必要になるものの多くは、お金がかかります。家賃や水光熱費、食費なども自分の生活を維持するためには必要なものです。そのためにも、働いて収入を得なければなりません。
生きていくというのは、生命維持という意味もありますが、最低限、人間らしい生活をするという意味も含まれます。仕事の目的は、お金を得て人間らしく生きるためともいえるでしょう。
目的2. 自分自身が成長するため
学業で学んできたことは、今後社会で実践して磨き上げられていきます。知識も経験も備えると、いずれ役立つときは必ずやってくるのです。
知識と経験が同じ分野に通じていれば最高ですが、たとえ通じていなくても、後の人生で大きな武器になります。仕事とは、社会を広く知り自分を幅広く成長させることなのです。
目的3. 能力を上げ、自己実現するため
仕事をすると様々なものが身につきます。判断力や協調性、意思決定や奉仕の心など自己実現に向けた成長をして、今まで自分にしか向いていなかったベクトルを社会貢献へ向けることができるでしょう。
仕事の目的における能力というのは、人間力のことです。それぞれの人生の目的を達成するために仕事をし、同時に自己実現を目指すのが仕事の目的でもあります。
目的4. 社会の役に立つため
仕事は、どうしても会社のために力を尽くすイメージがあります。しかし仕事は、会社の業績を上げると同時に、社会のために役立つものでなければ成立しません。商品やサービスも全て、求める人がいるから成り立つのです。
机に向かって黙々と行う仕事も、一日中外で天候と戦う仕事も、社会が安全で快適に、幸せに動くために必要なもの。仕事の目的は、社会の役に立つためともいえるでしょう。
目的5. たくさんの人と出会うため
仕事では社内の人をはじめ、同業者や取引先、顧客や営業先でも数多くの人達との出会いがあります。デスクワークの人なら、対面せずともメールや電話などで接する機会は増えていくはず。
こうした出会いは、仕事をしながら長い付き合いを重ね、人脈という大きな財産になっていきます。仕事の目的は、付き合う人を見極める力を養いながら、たくさんの人と出会うためともいえるでしょう。
目的6. 自分の趣味や休日を楽しむため
人生の楽しみは人それぞれですが、多くの人は仕事をする目的は、趣味や休日を楽しい時間にし、充実させるためだと言います。家族がいれば子どもやパートナーと癒され、美味しいものを食べたり、自然と触れ合ったりして、それぞれの休息の形を満喫するのです。
また、趣味のために必要なものを揃え楽しんで、幸福感を得ることも可能。プライベートを仕事の目的にできるのは、限りある時間だからでしょう。それがまた、仕事の活力にもなります。
目的7. 没頭して人生を楽しむため
人生において、何か一つでも没頭して極められるものは必要不可欠。そして、企業でも、スペシャリストやゼネラリストになれるであろう人材を探しています。
特別な能力はなくても「働き続ける」「没頭する」という簡単なようで難しいことを、楽しみたいという人もいるでしょう。もし、没頭できる生きがいのような仕事がみつかれば、楽しい人生を送り、仕事の目的を見つけられたことにもなるのです。
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仕事が楽しい!仕事を楽しくする5つの方法
仕事は人生の大半を費やすものですから、様々な障害を上手に乗り越えながら、どうせなら楽しく取り組みたいものです。
ここでは、仕事を楽しくする5つの方法をご紹介します。一体どんな風にすれば、楽しい仕事ができるのでしょうか。
方法1. 夢中になって仕事に取り組む
仕事が楽しくない人は、どんな仕事でも中途半端に仕事をしていることが多いです。その結果、成果はでない、評価されないといった厳しい現実もあるでしょう。
しかし、仕事を夢中になって取り組んでいると、失敗しながらでもたくさんのことができるようになってきます。できるようになれば、「もっと正確に」「もっと効率的に」とスキルが磨かれていくでしょう。
方法2. スキルや能力を上げ、できる仕事を増やす
仕事の大半は、経験を重ねることで覚えられますし、できるようになります。しかし年齢を重ねていくと、めまぐるしく変化する市場についていけない、スキルが足りずにステップアップできないことも。
しかし、仕事に活かせるスキルや能力を身につければ、報酬アップや昇進だって現実的に可能です。そうすれば、仕事の楽しさも更にアップします。絶えず学び、出来る仕事を増やすように努めましょう。
方法3. 成果が出るまでやり続ける
20代の転職率は、全世代の中でもダントツに高くなっています。自分に合った仕事かどうかを見極めるために転職という方法も悪くはありません。しかし、まずは何か1つでもいいので仕事で成果を出せるようになるまで粘ってみることも、仕事の楽しさを知る方法です。
一度途中で仕事を投げ出してしまうと、合う・合わないに関係なくリスタートをすることになり、どんどん遅れをとることに繋がることも覚えておきましょう。
方法4. 職場や取引先の人と、良好な人間関係を築く
人間関係は、仕事を長続きさせるためには最も大切なこと。そのために必要なのは、マナーと挨拶、そして愛嬌です。好印象を社内外の人に印象づけることで、今後仕事でも声をかけてもらいやすい環境を作ることにもなります。
真剣に着実に仕事を覚えて、指摘も真摯に受け止めていけば、必ず見ている人がいます。人間関係を良好にできれば、仕事は楽しくて仕方のないものになりますよ。
方法5. 昇進や昇給など明確な目標を持つ
何をするにしても、目指す先に道標がなければ、途中で迷い悩み、立ち上がっても方向を掴めずに泣くことになります。仕事を楽しいと感じられる人は、必ず明確な目標を持っています。
昇進や昇給など、頑張れば手が届きやすい目標を持ちましょう。また、目標を達成するためにも、余裕をもって仕事を進めることが大切です。自分以外の人の仕事にも目を向けて、全体の流れを掴んでいきましょう。
仕事とは何か?仕事観や仕事への哲学を教えてくれる名言や格言
様々な業界や分野で活躍してきた著名人たちは、仕事のプロフェッショナルとして、取り組み方や考え方を教えてくれます。
ここでは、仕事観や仕事への哲学を教えてくれる名言や格言をご紹介します。一体どんなものなのでしょうか。
- 「あなたは消費者になってはいけない。生産する者になりなさい」宮崎駿
- 「危険だという道は必ず、自分の行きたい道なのだ。」岡本太郎
- 「周りを何も見ずにやりたいと思ったことをやる方が成功する。」秋元康
- 「完璧を目指すよりも、まずは終わらせろ。」マーク・ザッカーバーグ
- 「偉大な仕事をする唯一の方法は、自分がしていることを愛することだ。」スティーブ・ジョブズ
名言や格言1. 「あなたは消費者になってはいけない。生産する者になりなさい」宮崎駿
日本アニメ界の巨匠、宮崎駿監督はスタジオジブリの創立者としてご存じの方も多いでしょう。この言葉は、ある取材中にiPadを使っている記者にかけた言葉です。
便利な道具で調べることは上っ面の情報。実際に足を運び、雰囲気や人々の苦労や努力を知ることが大切。「自分の道標を見失わずに、本当の努力を惜しむな」という意味があります。
名言や格言2. 「危険だという道は必ず、自分の行きたい道なのだ。」岡本太郎
社会人として仕事を始めると、様々な選択を迫られることがあります。これは、日本を代表する洋画家・彫刻家の岡本太郎氏の名言です。
岡本氏は、きっと「先の見える将来に面白味はなく、何があるか分からないからこそ選ぶ価値がある」という意味でお話になったのでしょう。芸術家らしい彼の仕事観がみえますね。
名言や格言3. 「周りを何も見ずにやりたいと思ったことをやる方が成功する。」秋元康
放送作家、音楽プロデューサー、作詞家など様々な顔をもつ秋元氏。AKBのプロデューサーとしてご存じの方も多いでしょう。
この名言は、「周囲と同じことにこだわるな、自分が好きなことに全力を注ぎなさい」という意味があるのでしょう。仕事を楽しく、かつ稼げるようにするための格言ですね。
名言や格言4. 「完璧を目指すよりも、まずは終わらせろ。」マーク・ザッカーバーグ
Facebookの共同創業者兼会長兼CEOで、プログラマや実業家としても名高い、マーク・ザッカーバーグの名言です。
この言葉は、「仕事を先送りにするな、まずは終らせて見直せ、そうすればもっとできることが見える」という意味があるのでしょう。正確性も大事だが、スピードも大切だという意味ですね。
名言や格言5. 「偉大な仕事をする唯一の方法は、自分がしていることを愛することだ。」スティーブ・ジョブズ
iPadやiPhoneなど、画期的な商品で世界中を虜にするアップル社の共同設立者のメンバーの1人であるスティーブ・ジョブズ氏。
彼は一度、アップルをクビになっています。その時彼は「クビになっても仕事が好きだ」と言ったそう。成果は後に世界中が愛する製品を生み出します。「仕事をするなら、仕事に愛をもって取り組め」という意味なのでしょう。
面接官が「あなたにとって仕事とは?」と聞く理由や意図4つ
就活で面接までこぎつけた時、多くの企業で質問されるフレーズです。採用担当者たちはなぜ、この質問をするのでしょうか。
ここでは、面接官が「あなたにとって仕事とは?」と聞く理由や意図を4つご紹介します。
理由や意図1. 仕事への価値観を確認している
面接の際に企業側が知りたいのは、応募者の価値観、要するに仕事に対して追及したいものや惹きつけてやまないものなどの仕事観です。
企業の価値観とマッチングすれば、企業理念も自然に把握できるようになります。きちんと責任感をもって取り組めるようになり、出世も見込めるようになるため、採用側は仕事の価値観を確かめるのです。
理由や意図2. 仕事への意気込みを知りたい
面接で「仕事とは?」と問われるのは、仕事に対して意気込みや熱意、覚悟を問われているのだと思っていいでしょう。
企業に応募したということは、何か魅力を感じ臨んだはず。「ここで成長したい」と思った、応募者を突き動かした原動力が何なのかを、企業は知りたいのです。応募者の仕事への意気込みを知る意図をもって聞いているのでしょう。
理由や意図3. 会社の雰囲気や社風に合うか試している
どの企業にも、社風や経営理念があります。企業が目指していくもの、企業が成し遂げたいもの、そのためにすべきことなどが応募者とマッチングしているのかどうかを「仕事とは?」という質問の中から見出そうとしているのです。
また、企業の考え方により近い人材を見極めているといってもいいでしょう。方向性が違う人材では、その人の可能性を潰してしまうことにもなりかねないため、質問するのです。
理由や意図4. モチベーションのありかを知りたい
面接では、採用した人がどんなことに興味があって、どんなことが意欲になるのか、その人のメンタルやマインドの大きさも見ています。感情やモチベーションは周囲にも影響がありますので、とても大切なこと。
そのため、回答する時の節々に、弱気な言葉を挟むのは避けた方が無難です。自信をもって回答していきましょう。
「あなたにとって仕事とは?」に対するベストな回答/避けるべき回答
実際に面接で「あなたにとって仕事とは?」と質問された時、どう答えるか考えたことはあるでしょうか。
ここでは、質問に対するベストな回答/避けるべき回答をご紹介します。しっかり覚えて回答に活かしてみましょう。
「あなたにとって仕事とは?」に対するベストな回答
ここでは「あなたにとって仕事とは?」に対するベストな回答をいくつかご紹介します。
企業の業界や職種を問わず使えますので、希望する企業に合わせて、回答を何度も練り直してみましょう。第三者に聞いてもらうのもおすすめです。
ベストな回答1. 自分自身の成長や、夢のため
自分で成長をするという意志が強い人は、必ず夢や目標を持っています。企業でも目指すものがある人のほうが、仕事に集中して成果を出していけると見込むのです。
また、夢の話を皮切りに「目的にまっすぐ進める」という意思表示を行うこともできます。夢はできるだけ面接官がイメージしやすいように話し、十分なやる気をアピールするようにしましょう。
ベストな回答2. 社会と繋がり、社会に貢献するため
仕事とは自己実現をするために、自分の能力を持って企業に注力し、商品やサービスをもって社会貢献することです。企業でも社会貢献を理念に掲げているところは多いため、少しアバウトな感じがしますが道を外さない回答です。
応募したい企業をしっかりリサーチして、どんな風に自分が関わっていきたいかをリアリティをもって説明できると高評価になるでしょう。
「あなたにとって仕事とは?」に対する避けるべき回答
質問に対して、一般的に非常識扱いされる回答もあります。万が一使ってしまえば、せっかくの書類審査も台無しになる可能性があるものです。
ここでは、「あなたにとって仕事とは?」に対する避けるべき回答をご紹介します。
NGな回答1. 生活費のため
自信満々に「お金が欲しいからです」「貯金をして○○を買いたいです」などという方はいないかと思いますが、お金を稼ぐことは、社会人なら当たり前すぎますので避けましょう。
お金を働く目的のように話してしまうと、結局「働く場所はどこでもいい」ということと同じ意味合いになるため、高確率で採用は掴めません。
NGな回答2. 休日の娯楽のため
仕事を始めてから経験を積み、自分達の休日を有意義に過ごすことは、もちろん良いことです。しかし就活生は、入社後に覚えることが山積み。休日をどう過ごすかは個人の自由ですが、少し仕事に対する意欲や覚悟に欠けている印象を与えてしまいます。
休日の娯楽のため、と言えるのは十分な経験を積んだあとまで、胸にしまっておきましょう。
面接で「仕事とは?」と聞かれた時の回答のコツ
仕事とは何かを問われたときの回答を作る際には、少しコツがあるのをご存じでしょうか?
ここでは、面接で「仕事とは?」と聞かれた時の回答のコツをご紹介します。把握しておけば、どんな企業にも応用ができるようになるでしょう。
コツ1. 事前に調べた企業情報と絡めて話す
仕事とは何かという質問には、自信が応募する企業の情報をしっかりリサーチして、その内容を絡めながら回答すると、印象アップに繋がります。
企業が目指しているものを読み取り、自分の仕事観や夢をのせて構成していきましょう。そうすることで、「一緒に仕事がしてみたい」「育てがいがありそうだ」と企業側も興味を寄せてくれるでしょう。
コツ2. 結論から話すことで面接官の印象に残すことができる
何かの説明を聞く時、結論までの長い説明をダラダラ聞くと「結局何が言いたいの?早く!」と感じたことがある人は多いはず。企業の面接担当者も同じです。
仕事とは何かを問われたら、まずは結論から先に述べましょう。そうすることで後に続く応募者の仕事観にもじっくり耳を傾けてくれ、面接でも相手の記憶に残りやすくなります。
コツ3. 自分自身の将来のビジョンを明確に伝える
就活生の中には、就職がゴールかのように考えている人がいます。しかし、そういった意識を捨てないと、内定をもらうことは難しいかもしれません。
仕事とは何かを問われたときのコツは、自分が入社したらどんな成長を遂げたいのかを意識して回答を考えることです。そうすると「成長意欲が見られるな」と判断され、評価も良くなります。
自分にとって仕事とは何か、よく考えてみましょう。
「仕事とは?」と自分に問うことは、実は就活する今だからこそじっくり考えられるのかもしれません。実際に仕事が始まってしまえば、しばらくは思い返す余裕もないほど、緊張や忙しさもあって考えることが難しくなってきます。
もし、就活の今を振り返ることができた時、成長した自分は同じ「仕事とは?」という質問に何と答えるのでしょう。手帳にでも記して、いつか思い返せるように今しっかり考えてみてください。
【参考記事】はこちら▽
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