妊娠を職場に報告するタイミングとは?会社への伝え方&報告後の流れを解説

HaRuKa 2022.06.20
職場への妊娠報告って緊張しますよね。そこで今回は、会社へ妊娠報告をすべき理由から、報告するタイミングや上手な伝え方まで詳しくご紹介します。さらに、妊娠報告をした後の流れも解説。職場の人にきちんと報告をして、周囲からのサポートを得ましょう!

職場への上手な妊娠報告の仕方をお教えします。

妊娠が分かった時や安定期に入った時などに妊娠報告を行うことになりますが、どのようなことを報告したらいいのか分からないもの。

仕事が滞らないためにも、最低限伝えておきたい内容を事前につかんでおきましょう。

続いて、職場への妊娠報告をする際には何を伝えたらいいのかについてご紹介します。


報告の仕方1. 職場に妊娠報告をする際に伝える内容

職場に妊娠報告をする場合、妊娠したこと以外に必ず伝えておきたいのは、現在の妊娠週数と出産予定日、今後検診予定、体調の状態などです。

あわせて、産休に入るまでの仕事に関する要望も伝えておきたいもの。

例えば「長時間の移動がある出張は避けたい」「つわりがひどい時は出社時間をずらしたい」など、不安や要望について事前に伝えておくと、会社も最大限配慮してくれるでしょうから今後の仕事がしやすいはず。


いつまで働くのか?復帰の意志があるのかもしっかり話し合う

妊娠報告を受けた会社側からすると、社員が産休や育休を取っている間に人員を補充する必要がありますから、「いつまで出社してくれるのか」「いつ復帰する予定なのか」というのは気になることです。

妊娠報告ではつい自分の要望ばかり伝えてしまいがちですが、会社側の立場も考えてできるだけ明確に復帰の意志や時期を伝えておきましょう。


報告の仕方2. 妊娠報告をする際は、直接言うのが社会人としてのマナー

妊娠報告は、基本的には直属の上司に対して行います。所属している部署全体の業務配分や進捗状況を管理しているのは、直属の上司だからです。

親しい同僚や他部署の上司に先に話してしまい、そこから直属の上司の耳に入るというのは上司の心証を悪くするので避けたいところ。

あくまでも、妊娠報告は直属の上司に自分で行うのがマナーと心得ておきましょう。


事前にメールで「折り入って大事な話があります」と伝えるのが理想

最近は、電話やメールなどで「妊娠しました」と軽く報告するケースが目立ちますが、社会人としてはマナー違反です。

単に妊娠したことを報告するのではなく、産休までの仕事の進め方や育休の取得期間、復帰時期などを上司と話し合うのも妊娠報告の一部と言えます。

多忙な上司に配慮して、事前に「折り入ってお話ししたいことがありますので、お時間をいただけないでしょうか」と伝えておきましょう。

その上で、上司と一対一で向き合い直接伝えるのが理想的です。


報告の仕方3. 職場に妊娠報告をする際、報告する順番に気をつける

妊娠報告は、公的な場である職場において行うものですから順番が重要です。先ほども述べたように、まずは直属の上司に報告するのが妥当と言えます。

その後は、自分の妊娠により影響を受ける人に伝えていくというのがスムーズです。

必ずしも顔を合わせる人全員に伝える必要はありませんので、次のような順番で進めていきましょう。


① 最初は直属の上司に伝える

妊娠をずっと望んでいればいるほど、いざ妊娠したら嬉しくてつい同僚に言いたい気持ちになるのは自然なことです。

しかし、職場はプライベートな場所ではありませんから、仕事の引継ぎを念頭に置いて妊娠報告をすることが大切。

上手な伝え方として、まずは直属の上司に直接報告しましょう。

今担当している業務が滞らないために、育休機関や復帰時期などの希望もしっかり出しておくと、上司の心証もよくなります。


自分以外の口から上司への耳へ入ってしまうのは絶対にNG

妊娠が分かって有頂天になり、つい親しい同僚に言ってしまうと、後でもめることになりかねません

上司にとって、部下の妊娠は喜ばしいことではありますが、同時に部署全体の業務を再調整しなければいけないわけです。

しかし、もし周囲から話を伝え聞いた場合、上司が「そんな大事な話をなぜ私に直接言わないんだ」と感じるのは当然のこと。

いざ妊娠報告をした時、不機嫌な対応をされても仕方ないような言動は、慎むことが大切です。


② 上司に伝えたら、人事部や親しい同僚に伝える

直属の上司に妊娠報告をしたら、次は管理部門である人事部や、部長など直属の上司のさらに上の立場である人に報告します。

人事部は産休や育休の手続き関連で今後お世話になる部署ですし、直属の上司より上の人も部署全体の状況を把握しておかなければいけない立場なので、直接報告しましょう。

ここまでスムーズな伝え方で進められたら、親しい同僚や先輩、後輩などに話してもOKです。


③ 周囲からある程度認知されたら、職場全体に報告する

勤めている会社の規模によっては、直属の上司に報告した時点で職場全体に伝わってしまうこともありますが、ある程度の規模以上の会社であれば、基本的に直接報告した人以外は知りません。

自分に近い範囲の人たちにある程度認知されて、さらに妊娠報告をする機会があるのであれば、タイミングを見て朝礼時などに改めて職場全体に簡単にアナウンスするという伝え方もいいでしょう。


④ 取引先や顧客への報告をする

職場全体に妊娠報告を済ませて、自分が担当している業務の引継ぎ者や内容がきちんと決まったら、次に取引先や顧客への報告を行います。

営業職や販売職など、担当を持っている場合は、先方が不安にならないよう配慮することが大切です。

担当者によって商品やサービスの利用の有無を決める取引先や顧客は多いもの。会社にとって不利益にならないよう、引継ぎする旨をきちんと伝えておくといいでしょう。


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