“保守的”の意味とは?保守的な人の性格/行動/恋愛の特徴を大公開

HaRuKa 2024.05.07
「保守的」の意味や、保守的な人ってどんな人?と思うことはありませんか。本記事では、保守的の詳しい意味から、保守的な人の心理や性格・行動・恋愛における特徴を大公開!また、身近にいる保守的な人との付き合い方も解説します。ぜひ、保守的な人の理解を高めてみてくださいね。

保守的な人の考え方って気になりますよね。

保守的な人の心理・特徴・上手な付き合い方

現状の大きな変化を好まない保守的な人は、新しいものがどんどん溢れていく今の時代にも多い傾向がみられます。しかし、もっと新しい世界をみたいと思わないのか気になる人は多いはず。

そこで今回は、保守的な人の心理から性格や恋愛面の特徴を解説すると共に、上手な付き合い方を解説していきます。

また、保守的になってしまう原因も紹介するので、どんな考え方の持ち主なのかを知る参考にしてくださいね。


大前提として「保守的」とはどんな意味?

保守的とは、今ある現状を維持しようとする人の姿勢を指しています。

また、自分の生まれた時代の考え方や習慣・ルール・文化などを好み、固執ぎみになってしまう傾向があることとする場合もあるでしょう。

「今まで」と「これから」でいえば、「今まで」に該当し、また現在進行中のものを指すこともありますし、慣れ親しんだ安心感のあるものという意味も含まれます。


「保守的」の類義語

人間関係においての保守的な類義語は、「安定指向」「慎重」「心配性」などが挙げられます。

保守的とは様々な意義要素があり、それぞれに類義語が数多く存在します。

例えばリスクを冒さないという点では、「無難」。新しいものを好まない場合は「古風」「頭が固い」。時代にそぐわないという意義なら「封建的」「古い体質」。伝統を守るなら「前例尊重」となります。


「保守的」の対義語・反対語

保守的の対義語は進歩的です。

保守的とは「守りに入る」という意味合いがありますが、対義語の進歩的には「枠を飛び越える」といった意味合いがあり、今までのものよりも進化した状態を指します。

保守的の反対語は革新的です。保守的とは古いものを守ろうとする状態を指していますが、古い状態を新しい状態に変える意味合いがあります。


保守的な人の4つの心理とは?

新しいものになかなか踏み出せない保守的な人には、心理的にも共通しているものがあると言います。一体どういった心理が働いてしまい保守的になるのでしょうか。

まずは、保守的な人の4つの心理をご紹介しましょう。


保守的な人の心理1. 受け身で生きていたい

保守的な人は自らの変化していくことを好みません

自主的に前に進んでしまうと、感情や環境、すべきことが増えてしまい「少し面倒だな」と感じてしまうのです。

また、自ら行動した時のリスクを避けたいという思いもあります。

これは「安心感があるかどうか」「確実なことかどうか」という点が進歩的なことにみえていないためです。


保守的な人の心理2. 失敗するのが怖い

保守的になってしまう人の心理には、苦手意識の強さが大きいため、「失敗したらどうしよう」という不安もつきものです。

失敗してしまうと自尊心や自己肯定感が低くなってしまい、回復までに時間がかかるのを知っているのでしょう。

新しいものに興味はあっても、失敗するのが怖いため踏み出せず、どうしても様子見をしてしまうのです。


保守的な人の心理3. 人と同じでいたい

少しでも人と違った行動をしたり、考え方を発表したりすると共感もありますが批判や質問・疑問などといったものが集まってきます。また、周囲から多くの視線を向けられることもあるでしょう。

同じことをする人がいないと不安になり、どうしても人と合わせることで安心していたいという心理が働き、保守的になってしまいます。


保守的な人の心理4. 周囲の目が気になっている

自分の人生どんな風に行動しても、考え方が人と違ってもいいはずなのに、保守的な人はどうしても人の目が気になってしまいます。その根本には、自分の行動が他人から悪い印象を持たれたくないという思いがあります。

周囲の目ばかりを気にしてしまう自分を「嫌いだ」と思うこともあり、どこか人生にも窮屈さを感じている人も多いです。

【参考記事】はこちら▽


どんな人?保守的な人に共通する特徴13個

保守的な人の特徴には、性格や行動や恋愛などにも、共通する特徴が数多くみられます。

ここでは、保守的な人に共通する13の特徴をご紹介します。身近な保守的な人を理解できるよう、ゆっくり読み進めてみてください。


保守的な人の「性格」の特徴

保守的な人はどうしても消極的で勢いが感じられないため、何でも猪突猛進するタイプの人から見ると、じれったさを感じることもあるかもしれません。保守的な人の「性格」の特徴を詳しくご紹介しましょう。


保守的な人の性格1. 身の回りや自分の変化を望まない

性格的に新しいチャレンジをしようと考えない保守的な人は、身の回りの変化があると落ち着きません。見慣れたもの、通い慣れた場所、食べ飽きない味といった変化の少ないものを大切にしていきたいのです。

例えば会社でも、人事異動や転勤になるとひどくやる気を削がれてしまいます。今まで作り上げてきた安心感が一瞬にして消えてしまうことが、何よりも辛いからです。


保守的な人の性格2. 臆病である

保守的な人は、面倒なことや問題になることを極力避けたいと考えています。新しいことは成功が確約されていないため、予測不能な出来事があると考えると怖いと感じてしまい臆病になってしまうのです。

「安定しているか」「安心できるか」も手探りになるため、精神的に不安な状態が続いてしまい自身の気力や体力も奪われてしまいます。

【参考記事】はこちら▽


保守的な人の性格3. 繊細で傷つきやすい

保守的な人は感受性が強く、相手の感情を真っ向から受け止めてしまいます。親しい間柄の人なら軽い冗談も対応できますが、初対面やあまり関りのない人の冗談は真に受けて傷つくことも多いです。

どうしても受け身になってしまう人生を選ぶのは、自分が傷つく機会を減らそうとしているからこそ。「私じゃ役不足かな」などと遠慮気味なのも、自信を失うのが怖いからです。

【参考記事】はこちら▽


保守的な人の性格4. マイナス思考で物事を悪い方向に考えがち

「どうせ私なんか」「自分よりもっと適任がいるはず」などといった考え方をするのも、保守的な人の性格の特徴です。今の自分に自信がないため、どうしても自分を過小評価してしまいマイナス思考になってしまいます。

人に慰められてもなかなか前は向けず、自分が何か諦めにも似た感情で吹っ切れたときにだけ、少し前進できるようなパターンです。

【参考記事】はこちら▽


保守的な人の性格5. 自ら行動を起こせない

保守的な人は、失敗することが「怖い」という心理が原因で、自ら行動を起こせない性格になりがちです。できるだけ安全安心で手堅い保証のある好条件を望んでいます。

そのため、何事においてもリスクの少ない方を選択します。決して損得勘定だけで事を決めることはなく、どれだけリスクが少なく目立たず、ひっそりと行動できるかを重視しているのです。


保守的な人の性格6. 流行よりも、定番を好む

保守的な人は、相手の意見に形だけ流されることもありますが、基本的には頑なに自分の好きなものを一途に追及します。自分の中の考え方を尊重する傾向にあるため、ファッションなど、自分で決めた定番を末永く好みます。

流行の中に気になるものがあれば、徹底したリサーチを怠りません。それがはっきり分かるまでは行動にも移さず、かなり慎重派なタイプです。


保守的な人の性格7. 諦め癖がついている

元々新しいものに対するチャレンジ精神がない中、やっとチャレンジできても失敗が続き自信を失うと、それ以上の変化を「止めたい」と感じています。熱意が続かず諦め癖がついているのでしょう。

すぐに諦めて中途半端に終わってしまうことが多いので、仕事も中途半端になりがち。恋愛も片思いが長くなりそうな場合には、自分から諦め時を決めてしまいます。


保守的な人の「行動」の特徴

他の人からみると保守的な人は、優柔不断で頼りない行動が目立つ印象があります。様々なシーンでの行動パターンにも、保守的な人の特徴がみえるのです。保守的な人の「行動」の特徴について、ご紹介します。


保守的な人の行動1. 多数派に入る傾向にある

いい意味で言えば協調性があり、良くない意味でいえば芯のない人という印象を持たれてしまう保守的な人も多いでしょう。

「人と同じ=安心」という心理が働いているため、自分の本音を隠してでも、多数意見に便乗してしまうのです。

どんな場面でも、多数決がとれる場面では大勢の方を選ぶのが保守的な人の行動の特徴になっています。


保守的な人の行動2. 自分の意見を持っていても、人の意見に合せてしまう

常に受け身の人は、人と違うことをしてしまう不安をいつも抱えています。人と違うものが本音だとしても、自分の気持ちに嘘をついてでも周囲に合わせてしまうのです。

みんなと同じでいる安心感や、人と意見が違うことに対して否定的なことを言われるのではないかと臆病になっていることもあります。異常なくらい気にしすぎる性格が、行動にも現れてしまうのでしょう。


保守的な人の行動3. 決断を他人に任せてしまう

保守的な人は自分で意思決定することができません。常に「受け身でいたい」という心理があり、誰かの先頭に立って進むことも、自分で道を決める勇気もないのです。

口癖で多いのは「いいんじゃない」「任せる」といったもの。すぐに決定権を人に委ねてしまうため、敏感な人は「なんでハッキリ自分の意見を言わないの?」とイライラすることも少なくありません。

【参考記事】はこちら▽


保守的な人の行動4. 行動する前に、必ず考え事をしたり、リサーチをする

新しいことが苦手な保守的な人でも、必ず進歩的にならなければいけない場面がでてきます。しかし「臆病な性格」が原因で、なんの情報ももたないまま飛び込むようなことはできません。

徹底的にリサーチを繰り返して納得してから行動をします。基本的に「リスクを避けたい」と考えているため、何に対しても慎重になります。


保守的な人の「恋愛面」の特徴

恋愛は奥手で、男性のいいなりになってしまいそうな保守的な人は、仕事同様に受け身になりがちです。もっと積極性が欲しいところですが、恋愛や結婚はうまく進むのでしょうか。保守的な人の「恋愛」の特徴を見ていきましょう。


保守的な人の恋愛1. 嫌われるのが怖く、告白ができない

保守的な人は自分の思いを相手にぶつけられません。傷つくことを想定してはいるものの、勇気が出せず、好きな人にも告白できない人も多いです。

告白しなければ仲間として過ごせる時間もあるでしょう。そうした時間もなくなってしまう可能性があるとなれば、告白はせずにずっと片思いということも覚悟しています。伝えて付き合える可能性に賭けることができないのです。

【参考記事】はこちら▽


保守的な人の恋愛2. 恋愛や結婚に慎重になりがち

保守的な人はどんなものでも、どんな環境でも、どんな人でも新しいものに順応するまでに時間が必要です。そのため、恋愛や結婚においても非常に慎重になります。

基本的なプロフィールから、相手を根掘り葉掘り調べ上げるので、気がついた人は逆に恐怖を覚えてしまうこともあるでしょう。

しかし、それを乗り越えれば一途で、飽きずに尽くし続ける傾向もみられます。


保守的になってしまう原因は何?

どんな人でも最初は、夢や希望に向かって進んでいます。しかし、どこかに保守的になってしまう原因があり、そのまま大人になってしまうのです。どんなことがきっかけで、人が保守的になってしまうのか、原因を見ていきましょう。


保守的になる原因1. 過去の失敗がトラウマになっている

保守的な人の中には、過去の失敗の中から学んだことを教訓にしている人も多いです。目立ち過ぎが原因で叩かれすぎたり、みんなと意見が違うだけでいじめられたりといったものがあります。

過去の失敗が精神的に大きく影響していて、どうしても保守的にならざるをえない人も多いです。人間が「怖い」「信じられない」と感じてしまっているのです。


保守的になる原因2. 必要最低限の労力で良い環境で育った

保守的な人は、いい環境で育った人が多い傾向があります。何不自由ない生活が約束されていたため、努力する機会も少なく、苦手なものを克服しなくても違うものを選択できる環境が整っていたのでしょう。

「現状のままで満足しているから変化させたくない」と思うようになり、保守的になっていくケースもあります。

保守的な人は、いわゆるワガママで甘やかされて育ってきた人に多いです。


いい方法はある?保守的な人との上手な付き合い方を解説!

仕事や恋愛でも関わっていく場合がある「保守的な人」には、少しテンションが上げづらい雰囲気もあります。どんな風に関わっていけばいいのか、付き合う方法を知っておきましょう。ここでは、保守的な人と上手に付き合う方法をご紹介します。


付き合い方1. 自分の弱い部分を見せる

いつも本当の自分の感情や思いを飲み込んでしまう保守的な人は、弱い部分を人にさらけ出すことができません。

しかし、相手に自分の弱い部分をさらけ出すことで「私と同じだ」「それでも前に進みたいんだな」と共感できるため、相手も安心します。

親近感が湧いている人とは、気兼ねなく話せるようにもなりますし、安心できるようになります。


付き合い方2. 相手の意見を引き出せたら、共感してあげる

自分をさらけ出して、互いの考えや意見を引き出せたら、たくさん共感してあげましょう。共感は保守的な人の自尊心や自己肯定感を高め、自信をつける手助けをします。

また、急かしたり焦らせたりせず、保守的な人のペースで進んでいけるようにサポートします。

途中で諦めそうになっている場合にも、強要はせず、モチベーションが上がるように笑顔で接することが大切です。

【参考記事】はこちら▽


付き合い方3. 人と異なる部分を褒める

保守的な人はどうしても、自分と人を比較してネガティブな思考に陥りがちです。接する時には、「そのままのあなたが良い」「みんな違っていい」ことを伝えるためにも、人と違う部分を褒めるようにしてみましょう。

みんなと同じでなければ安心できなかった保守的な人にも、少しずつ自信がつき始めるはずです。時間をかけてじっくり進めることがポイントです。


付き合い方4. 保守的な人と二人だけの秘密を持つ

保守的な人は、自分の気持ちをいつも抑えてしまい、ストレスを抱えていることも少なくありません。もし、保守的な相手が気になっているなら、あなたが保守的な人の相談窓口になってあげましょう。

そのためにも2人だけの秘密をもち、親密度を深めていきましょう。秘密を共有することで、相手に嫌われていないという心理を与えることができ、距離が縮まります。


保守的な人の特徴を知って、上手に付き合おう!

保守的な人はとてもナイーヴな性格をしているため、心の扉が重く、開くのにも多くの時間が必要です。特に保守的になった原因が、何かのトラウマだった場合には慎重に接して傷を広げない気遣いも必要になってきます。

本音が見えてくれば別人のように明るく、よく自分のことを話すようになるなどのいい反応もみえてきます。

保守的な人だからと投げやりに接することなく、仲間として恋人としても良い関係性を築いていきましょう。


【参考記事】はこちら▽

よく一緒に読まれる記事

関連する記事