ナイーブの意味とは?正しい言葉の使い方&ナイーブな人の特徴を解説

HaRuKa 2021.02.14
ナイーブとはどんな意味かご存知でしょうか。意外と正しく理解している人が少なく、誤った使い方をしていることもあります。そこで今回は、ナイーブの詳しい意味や、正しい言葉の使い方と誤った使い方を解説!さらに、ナイーブな人の特徴と接し方も紹介していきます。

ナイーブ人との接し方って悩みますよね。

ナイーブな人の特徴と正しい言葉の使い方

ナイーブと聞くと、繊細なイメージを思い浮かべますが、具体的にどんな意味の言葉か知らない人も多いでしょう。

実は、意外と間違った解釈をしていて、誤った使い方をされていることも少なくありません。

そこで今記事では、ナイーブの詳しい意味や正しい使い方についてご紹介します。さらに、ナイーブな人との付き合い方も解説しますので、人間関係に活かしてみてくださいね。


「ナイーブ」の意味とは?

日本語におけるナイーブは、「繊細な」「純粋な」「素直な」といった人の性質を意味する言葉です。

「細かい」というニュアンスも持っており、心配性でよく気がつくという感受性の高さを指すこともあります。

傷つきやすいという意味合いを持ちますが、その人の素直さの表れというイメージが強く、好意的な表現と言えるでしょう。


「ナイーブ」という言葉はフランス語と英語が由来

ナイーブという言葉はついつい英語が語源だと思われがちですが、実はフランス語由来でもあるということはあまり知られていません。

ここでは、それぞれの言語におけるnaiveの意味について、詳しく解説します。


フランス語のnaiveの意味

フランス語のnaiveは日本におけるナイーブと少し違います。

フランス語におけるnaiveの意味は、「子供っぽい」「幼い」というニュアンスが強い言葉です。

そこから転じて、「世間しらずな」「お人好しな」という意味を表すときもあります。


英語のnaiveの意味

一方で英語におけるnaiveは、フランス語におけるnaiveのネガティブなイメージの部分を表す言葉です。

具体的には、「馬鹿正直な」「だまされやすい」といった状態を表現する言葉として、よく使われます。


「ナイーブ」の類語

日本における「ナイーブ」は、「繊細」「敏感」といったものが類語になり、あまり否定的な意味合いは強くないでしょう。

「繊細」は傷つきやすいセンシティブな感じ、「敏感」はデリケートな感じをそれぞれ表現する言葉です。


「ナイーブ」という言葉の使い方をレクチャー

日本語における「ナイーブ」が持つイメージをより深く理解するため、実際に使われる時の例を2つご紹介します。

それぞれどういう意味合いをもっているかについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。


使い方1. ナイーブな性格をしている

「ナイーブな性格をしている」といった性格やメンタルを直接的に表現する時は、繊細で傷つきやすいという意味を持ちます。

注意や指摘を受けたりして、ナーバスになっていたり、悲しんで落ち込んだ人に対して使うことが多いです。


使い方2. ナイーブなところを持っている

人の性格やメンタルのなかで、「デリケートな一面がある」ことを表現する時に「彼にはナイーブなところがある」などと使われます。

やや柔らかい表現で使用されるため、決めつけるわけではない時に、この使われ方をされることが多いです。


具体的にどんな人?ナイーブな人の4つの特徴

ナイーブな性格をしている人には、どんな特徴があるのか気になる人も多いでしょう。

ここでは、ナイーブな性格をしている人が見せる代表的な特徴を4種類ご紹介しますので、理解を深める参考にしてください。


ナイーブな人の特徴1. 繊細で傷つきやすい

ナイーブな人は、感受性が高く、あらゆる感情に対して一般的な人よりも敏感です。

そのため、繊細で傷つきやすく、少しのよくない出来事で大きく落ち込んだり、悲しんだりしてしまいます。

過去に恋人や友人に裏切られたといったような、ショッキングなトラウマ体験をしていることが原因となっている場合もあるでしょう。

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ナイーブな人の特徴2. 素直で純粋な性格をしている

周りの意見を聞き入れるのに抵抗がないというのも、ナイーブな人によくみられる特徴の一つです。

幼少期から両親や先生の言うことを、素直に聞いて育ってきたケースが多く、信じやすく純粋な性格をしています。

その分、周りの人に対しての依存性が強いため、良くも悪くも影響されたり利用されたりすることも多いです。


ナイーブな人の特徴3. 心配性で細かいところが気になってしまう

ナイーブな人は、その感受性の高さによって、一般的な人よりも広い視野をもっていたり、多くのことを予想したりします。

そのため、普通の人であれば気がつかないような細かいところまで気になり、心配してしまったりすることも多いです。

きっちりしているという魅力でもありますが、過剰な注意によって疲れやすいというマイナス面も持っているといえます。


ナイーブな人の特徴4. 人に対して思いやりがある

自分の傷つきやすい性格から、人が嫌がることや傷つくことをきちんと理解しているのもナイーブな人の特徴。

そのため、対人関係においては思いやりがあり、細やかで優しい印象を持たれることが多いでしょう。

人の表情もよく観察しているため、心情の動きなどに関しても敏感に察知することができるというメリットを持っています。

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身近にいるナイーブな人との接し方とは

ナイーブな性格の人は、気配りができて優しい人が多いですが、接し方を誤ると、繊細な感性に触れて大きく傷つけてしまうことも。

ここでは、そんな身近にいるナイーブな人とのおすすめの接し方を3つご紹介します。


接し方1. 笑顔で接する

ナイーブな人は、人の表情をよく観察して、その人の心情を読み取ろうとします。

そのため、面白くなさそうな顔をしていると「嫌われているのかな?」といった風に曲解することもあるので、笑顔で接するのがおすすめです。

にこやかな表情をしていることで、ナイーブな人の心配性な性格を落ち着かせてあげることができます。


接し方2. 心配になっていることに対して、大丈夫と励ましてあげる

感受性が豊かなため、大きな仕事の前などにナーバスになりやすいのも、ナイーブな人がよく見せる特徴の一つ。

そんな悩みや心配事を一人で考え込んでしまうことが多いため、積極的に励ましてあげるといいでしょう。

杞憂に終わる可能性が高いことも妄想してしまいがちなので、肩の力を周りが抜いてあげることでパフォーマンスが向上します。


接し方3. 程良い距離感で関わる

ナイーブな人は、繊細な感覚を持っているため気疲れしやすいという傾向があります。

そのため、時々意図的に一人になる時間を作って、センシティブな心を休ませてあげるといいでしょう。

周りが気付かないうちに、実はナイーブな人が大きく傷ついてしまっていることもあるので、程良い距離感を保つことが重要になります。


適度な距離感を保って、ナイーブな人と付き合っていきましょう。

ナイーブの具体的な意味や類語、ナイーブな人との接し方についてご紹介しました。

デリケートで傷つきやすい人は、心配性で細かいという点もありますが、それは魅力的な純粋さの表れでもあります。

接し方を間違えなければ、思いやりにあふれた素晴らしい関係性が作れるでしょう。こちらを参考に、ナイーブな人との親交を深めてみてくださいね。


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