情緒不安定の意味とは?すぐ感情的になる人の特徴&付き合い方を解説

あやな 2019.06.22
情緒不安定の意味について知りたい方へ。今記事では、意味を筆頭に情緒不安定な人の特徴や原因から、対処法や改善策まで詳しくします。情緒不安定の意味についてしっかりと理解を深めて、精神的に不安定になっている方と上手にコミュニケーションをとりましょう!

すぐに情緒不安定になる人っていますよね。

すぐ感情的になる人の特徴&付き合い方

すぐイライラする、大人になっても気分屋など「情緒不安定だ」と言われる人がいますが、具体的な意味を説明できる人は少ないですよね。

そこで今回は、情緒不安定の意味に加えて、情緒不安定な男性や女性の特徴や原因を解説します。

意味と一緒に知りたい情緒不安定な男性や女性への対策法や改善法も合わせて解説しますので、人間関係を円滑にする役に立ててくださいね。


気になる「情緒不安定」の読み方や意味とは

情緒とは、怒りや悲しみ、喜びといった人の感情や気持ちという意味があります。つまり情緒不安定では感情や気持ちが定まらない状態を意味し、読み方は「じょうちょふあんてい」です。

すぐにイライラする、少し前まで笑っていたのにいきなり泣き出す、気分屋など気持ちの浮き沈みが激しい人が、情緒不安定な人といえます。


情緒不安定の意味がわかる!情緒不安定な人の5つの特徴

情緒不安定の意味を知っても、どんな男性や女性が情緒不安定な人なのか分からない人も多いですよね。

次に、情緒不安定の意味が分かる、情緒不安定な人の持つ5つの特徴を見てみましょう。

周囲に情緒不安定と思しき男性や女性がいれば、あてはまるかチェックしてみてください。


特徴1. 気持ちを上手くコントロールできず、パニックに陥りやすい

些細な出来事で感情がすぐに揺さぶられてしまうのが、情緒不安定な状態です。予測できない出来事が起きると、気持ちが追い付かずにパニックになってしまうことも多いでしょう。

予想外に仕事が入ってしまった時や、恋人に意外な一言を言われたりしただけで、自分自身を抑えきれなくなってしまい、感情的な行動にも出てしまいます。


特徴2. 友達や恋人など、人と会うのが面倒に感じ始める

ただ人と接しているだけで感情が浮き沈みしてしまう情緒不安定な男性や女性は、人に会うたびに怒ったり泣いたりを繰り返してしまい、だんだんと人と会うこと自体が億劫になるでしょう。

友達や恋人と会うたびに、感情的になって疲れてしまったり、人間関係にひずみもできやすくなったりします。疲弊から自分から人との付き合いを断ってしまいやすい特徴もあります。


特徴3. 周囲の顔色や反応を過敏に気にしてしまう

白黒はっきりつけたがる、人の表情でも曖昧なことを好まない特徴も、情緒不安定な人にはあります。

今まで優しいと思っていた男性や女性の、ちょっとした顔色や反応を見ただけでも「優しくない人」と評価が逆転してしまうことも少なくありません。

白黒つけたいがために、周囲の人の表情や行動にも過敏に反応しやすくなっています。


特徴4. すぐ泣く、すぐイライラして怒るなど、気分屋で感情のアップダウンが多い

情緒不安定な人は、自分自身で感情をコントロールできない状態になっています。

良い大人なのに人前ですぐ泣いてしまう、些細なことでイライラしていきなり怒り出すなど、人目を憚らず感情的になってしまうことも多いでしょう。

男性も女性も、今まで笑っていたのがいきなり泣き出すなど、感情の浮き沈みが一般的な人よりも激しすぎる特徴もあります。

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特徴5. 自己肯定感が低いなど、自分に対して自信がない

情緒不安定な人は、承認要求が強いあまり、感情的になることも多いです。

自己肯定感が低いことの裏返しで、誰かに認められなかった場合に激しい怒りや悲しみとして出てきてしまうでしょう。

自信のなさから仕事や恋愛の目的を誰かに認められることと思っているため、認められないと情緒不安定になってしまうのです。

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特徴6. 些細な悩みでも延々と考え込んでしまう

情緒不安定な人は、無意識に自分を追い詰めてしまう考え方をするのも特徴です。

少し気になったことがあって意味を考え込むうちに、だんだんと思いつめて大きな不安を抱えてしまうのも珍しくないでしょう。

恋愛で恋人の些細な一言でも、自分だけで勝手に思い込んでしまい、不安や怒りとなっていきなり怒ったり泣いたりしてしまいます。


特徴7. 優柔不断な性格で物事を決断する力が弱い

情緒不安定な人は、失敗したくないという不安や焦りの気持ちが大きくなってしまいます。

不安や悲しみ、怒りを抱えやすいため物事の意味や先も深く考えてしまいやすいのも特徴で、仕事や恋愛でも物事をなかなか決められません。

いつでもベストな選択をしなければいけない、という強迫観念も持っているので、決断力が弱く優柔不断になってしまうでしょう。


特徴8. メンタルが弱く、何事も長続きしない

自分の感情の浮き沈みの激しさから、何事も根気よく続けられないのも情緒不安定な男性や女性の特徴の一つ。

色々なことに対して感情が先立ってしまうため自分自身が疲れてしまうため、根気を持続できません。仕事も恋愛も長続きできないでしょう。

難しいと思ったら、感情的になるのを防ぐために諦めてしまう人も多いです。


情緒不安定に陥ってしまう主な原因って?

情緒不安定になってしまう裏には、生まれ持ったものではなく、その人を取り巻く様々な原因があることが多いです。

情緒不安定の意味や読み方、特徴と一緒に覚えておきたい、情緒不安定になってしまう原因を3つ見てみましょう。


原因1. 栄養の偏った食事や睡眠不足など、不摂生な生活を送っているから

食事や睡眠など、人間が生きるために必要な要素は感情と深い関係を持っています。

栄養が偏っている、睡眠不足など人間としての基本的な欲が満たされていないと、感情も不安定になってしまうのです。

夜更かししがちで睡眠不足、外食頼りで栄養バランスが悪いなど、不摂生な生活が情緒不安定の原因になることも多いです。


原因2. 無意識のうちにストレスが溜まっているから

ストレスは人間の体に対して強い負担となります。ストレスが蓄積すると感情面にも影響するので、おのずとイライラや落ち込みが出やすい状態になるでしょう。

情緒不安定な人は、仕事内容や恋愛などの人間関係から、環境的な要因までストレスを無意識に受けていることも多いです。

本人が気が付かないうちにストレスを受けていると、解消できずに溜めてしまうため、情緒不安定の原因の一つとなります。


原因3. 繊細な性格で何事も深く考え込んでしまうから

物事を深く考え込んでしまう人は、少しのことも深く考えるため、おのずと自分を追い込んでしまうことも多いです。

ちょっとしたことでも考え込むと、不安や焦りを誘発してしまい、ネガティブな感情を生み出してしまうでしょう。

情緒不安定な男性や女性は、元々繊細な性格で少しのことでも気にしてしまい、思いつめることが多い人もたくさんいます。


情緒不安定な人への対処法や付き合い方

仕事から日常生活まで、情緒不安定な人と関わることもあります。大人なのに泣いたり怒ったりが激しい、情緒不安定な人にはどうやって接していいか悩む人も多いです。

次に、情緒不安定な人と上手に付き合う対策法を3つ見てみましょう。


対処法1. ゆっくりと落ち着いて会話することを心がける

情緒不安定な男性や女性は、些細な言葉や表情も敏感に感じ取り、感情的になることも多いです。

相手の感情を刺激しないように、話をする時にはゆったりとした雰囲気と、落ち着いて話をするようにしましょう。

情緒不安定な人に対して安心感や親密さを与えるように、落ち着いた態度を心がければ感情を刺激することも少なくなります。


対処法2. 気分がコロコロ変わっても、常に冷静な対応を心がける

相手の感情を押さえるためにこちらも感情的になると、今度は情緒不安定な人はパニックになってしまうこともあります。

相手の気分が二転三転しても、こちらは一歩引いて冷静な対応を一貫して行うようにすれば、相手も自分も疲れません。

こちらの意にそぐわず、いきなり相手が怒ったり泣いたりしても、その感情に自分も飲み込まれないようにしましょう。


対処法3. 否定的な言動は控え、聞き役に徹してあげる

情緒不安定な人と接していると、こちらの意図に反して、言葉や表情をネガティブな意味や印象として捉われやすいです。

あらかじめ否定的な言葉や態度は避けるようにしたり、自分から意思表示はせず聞き役に徹したりすれば、相手が感情的になるのを防げます。

「でも」「だけど」など、逆説のワードは使わないようにしましょう。


彼氏や彼女など、身近な人の場合、改善させる方法とは

恋愛関係における彼氏や彼女、家族など自分の身近な人が情緒不安定な場合もあります。いつも接している大切な人だからこそ、できれば情緒不安定を改善させたいですよね。

次に、恋愛関係や家族関係にいる人の情緒不安定を改善させる方法を4つ見てみましょう。


改善策1. 栄養バランスのとれた食事を摂取する

人間として最低限の欲である、食欲が満たされていない状態だと感情面でも悪影響になります。もしも情緒不安定な人の食生活が乱れていたら、正しい食生活への改善をしてみましょう。

彼氏なら手料理をごちそうしてあげる、彼女なら二人で料理に挑戦するなど、栄養バランスと楽しさを兼ね備えた食事の機会を設けてみて。


改善策2. しっかりと睡眠時間を確保して、脳や体を休息させる

一日の疲れを癒したり、脳をリセットさせたりする上でも、睡眠は生きる上で重要な役割を持っています。

睡眠が満たされないと情緒不安定の原因になることも多いです。毎日しっかり睡眠時間を確保させるようにしましょう。

本人がよく眠れないのなら、寝る前にヒーリング音楽を聴くなど、心地良い眠りのための工夫を取り入れてみて。


改善策3. 感情が揺れ動きそうな時は深呼吸や瞑想をして、心を落ち着かせる

怒る、泣くなどの感情のスイッチが切り替わってから、ピークまでは実は数秒しかありません。

カッとなったり気分が落ち込んだりした時は、そのまま感情に身を任せるのではなく、深呼吸や瞑想をしてクールダウンを促してみましょう。

感情のスイッチからピークまでをやりすごせば、そのまま感情的になるのを抑えられるので、情緒不安定の改善にも効果的です。


改善策4. アロマオイルなど、いい香りを嗅いで気分をリラックスさせる

ストレスを解消できないままため込んでしまうのも、情緒不安定の原因となります。

ストレスを上手に解消できる機会として、リラックスタイムを設けるのも改善方法としておすすめです。

アロマオイルの良い香りに包まれる、好きな音楽を聴いてのんびりするなど、日常的にリラックスできる機会を設けて、ストレスを解消できるようにしましょう。


情緒不安定な人とは、上手に付き合いましょう。

情緒不安定の読み方や意味に加えて、人の特徴や対策法を知れば、周囲の情緒不安定な人とも上手に付き合えるようになります。

身近な人の情緒不安定を改善したいと思ったら、音楽や運動などのストレス解消方法、睡眠や食事の欲を満たしてあげるのがおすすめ。

情緒不安定さを解消すれば、より素敵な関係を築けるようになりますよ。


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