「自分本位」の意味とは?自己中心的な人の特徴&改善方法を解説

高峰ナナ 2024.06.26
自分本位とはどういう意味か知っていますか。正しく理解していないと、自然と自分本位な人になっているかも。そこで今回は、自分本位の意味から自分本位な人の特徴、メリット・デメリット、性格を改善する方法をレクチャー!さらに、周りにいる自分本位な人の対処法もお教えします。

自分本位な性格を直したい方へ。

自分本位な人の16の特徴&改善方法

自分本位な人は周囲から嫌われてしまいがち。そのため、自身が自分本位になっていないか気になっている人は多いのでは?

きっと自分勝手なことをしている自覚があれば改善したいと思っていることでしょう。しかし、自分本位の意味を正しく理解していなければ、自分本位になっているのかも分かりませんし、改善できるものもできません。

そこで今回は、自分本位の意味から自分本位の人の特徴、性格を改善する方法まで徹底解説していきます。一度しかない人生、せっかくなら人から好かれるように自分本位を改善していきましょう。


そもそも自分本位とはどういう意味?

自分本位な男性

自分本位とは、自分を基準に物事を考えるといった意味を持ちます。

「人が嫌がることであっても、自分さえよければそれでいい」と考える人に使われる言葉で、まるで王様のように傲慢な人に使われるのが多いです。

自己中心的とほとんど同じ意味を持ちますが、自分本位は考え方や行動を指すのに用いられ、自己中心的は性格を指す時に用いられています。


自分本位と自分本意の意味の違い

本意は本来の気持ちや意見を指す言葉で、「不本意」や「本意ではない」といったように使われます。考えや行動の基準となる本位とは、意味合いが大きく異なりますので使い方を誤らないよう注意しましょう。

そもそも自分本意といった言葉は存在せず、変換ミスを正当化させるために作られた造語ですので、使用しないように気を付けてくださいね。


自分勝手と自己中心的の意味にも違いがある?

自分本位や自己中心的という言葉は、とにかく自分の気持ちや考えを最優先する人に対して用いられます。そして、自分勝手は自分の都合だけを考えて周囲のことを全く考えていない人に使われる言葉です。

どちらも似た意味合いを持ちますが、他人が影響しているかどうかが違いとして挙げられるでしょう。


自分本位の対義語

自分本位という言葉に対して明確に対義語となる言葉はありませんが、ほぼ相反する言葉としては、利他主義や利他的といった『利他』という言葉が挙げられるでしょう。

利他は自分を犠牲にして他者の幸せを願うといった意味合いですので、自分を最優先する自分本位とは真逆の位置に当たります。そのため、自分本位の対義語は利他だと思っていいでしょう。


どんな性格なの?自分本位な人の16個の特徴

自分本位な人

自身が自分本位になってしまっているかは、なかなか気付けないものです。

そのため、自分本位な人の特徴を性格と行動に分けて紹介していきますので、自分が当てはまらないか確認してみましょう。

もしも当てはまってしまうのなら、周囲から自分本位な人だと思われている可能性が高いですよ。


自分本位な人の「性格」の特徴

自分本位な人も生まれた時から自分本位な訳ではありません。育っていく内に形成された性格によって自分本位な人となってしまうのです。

自分本位な人はどんな性格をしているのか、これから一つずつ紹介していきます。


性格1. 自分だけ満足すればそれで良い

自分本位な人は、何をするにも自分が最優先です。そのため、自分が満足できるのなら、たとえ他人が我慢しようが損をしようがおかまいなし。

電車でお年寄りや妊婦の女性が立っていても、自分が座って楽できる方が大事ですので席を譲るなんてこともありません。

人からどう思われようが、自分さえよければ全て良しといった性格をしているのも、自分本位な人にはよく見られます。


性格2. 他人に興味を持たない

他人に興味を持たない男性

「興味があるのは自分だけ」といった性格も自分本位な人ならではの特徴です。他人には全く興味がないため、たとえ人が困っていても「どうでもいい」と思ってしまい、手を貸すなんてことはありません。

思いやりの精神が全くありませんので、周囲の人から嫌われるのも少なくありませんが、そんなことすら気にしていないでしょう。自分本位な人はある意味、屈強なメンタルを持っているともいえます。


性格3. 自分にはとことん甘い

自分本位な人は、他の何よりも自分が可愛くて仕方ありません。やらなければならない物事を先延ばしにしたり、失敗すれば周囲や環境のせいにしたりと、とにかく自分に甘い性格が伺えます。

言い換えれば、欲望に忠実な性格だといえるでしょう。我慢という言葉とは無縁であり、したいようにするのが自分本位な人の考えです。


性格4. とても短気で怒りやすい

短気な男性

多くの方は、相手にイライラしても相手の気持ちや周囲の空気を考えて、怒りの感情を抑えようとするものです。しかし、自分本位な人は自分の感情しか頭にありませんので、イライラすればその瞬間に怒りの感情を人にぶつけます。

相手がどう思うかよりも、自分の負の感情を解消したい気持ちの方が強いため、短気で怒りっぽい性格となってしまうのでしょう。

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性格5. ナルシストで自分のことが大好き

自分本位な人はとにかく自己愛が強いです。自分が大好きで仕方がないため、周囲の人なんてどうでも良く、自分がしたい行動だけを取ろうとします。

自分が主役で、周囲の人は自分を惹き立てる脇役としか思っていないのでしょう。時には人に優しくもしますが、決して相手のためを思った行動ではなく「優しい自分が素敵」と、結局は自分のためであることがほとんどです。

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性格6. 悪いことをしても、非を認めない

何においても自分が基準なのが、自分本位な人です。そのため、自分の考えや行動は全て正しいと思い込んでおり、悪いことをしても一向に非を認めはしないでしょう。

そもそも悪いことをしたという自覚すらなく、状況が悪化してしまったのは人のせいだと当たり前のように考えています。主観でしか物事を捉えらえず、客観的な視点を持ち合わせていないのも自分本位な人の特徴です。


自分本位な人の「行動」の特徴

自分本位な二人

多くの人は、他人の行動を見て「自分本位な人だな」と感じますよね。しかし、どういった行動が自分本位に当たるのかを理解できている人は少ないでしょう。

そこで、自分本位な人の行動を紹介していきますので、こういった行動は取らないよう注意しましょう。


行動1. 非協力的で、自分の利益を優先する

自分本位な人は、自分が得をすることだけしか頭にありません。人のために何かをしてあげるなんて気持ちはさらさらなく、とにかく非協力的な特徴が見られます。

仕事の面でもその特徴は確認でき、たとえ同僚が残業していようが手伝おうをすることはありません。人の助けになるよりも、「楽したい」「早く帰りたい」と自分の利益を優先します。

自分本位な人にとっては、助け合いの精神なんて頭にないのでしょう。


行動2. 面倒事は他人に押し付ける

人のために何かをしてあげようとはしない割に、他人に力を求めるのも自分本位な人の特徴です。自分が楽したい気持ちで一杯ですので、少しでも自分が嫌だと思えば、とにかく他人に押し付けて面倒な物事から逃げようとします。

そうすることによって、たとえ他人が苦労したとしても気にも留めません。自分さえよければそれでいいのが自分本位なので、他人の状況などを無視して平気で押し付けてくるでしょう。


行動3. 文句を言うことが多い

少しでも気に入らない点があれば、すぐに口に出してしまうのも自分本位な人ならでは。誰しも少なからず文句が言いたい時もありますが、文句を言われた側の気持ちを考慮してなかなか口にはできないものです。

しかし、自分本位な人は自分の気持ちを優先させてしまうため、相手の気持ちを考えず、すぐに文句を口に出してしまいます。

例えば、お店に理不尽なクレームをつけるのも多く、自分の気持ちを満足させるためなら他者を顧みないのが自分本位な人の特徴だといえるでしょう。


行動4. 余裕がなく、常に焦っている

焦っている女性

自分本位な人には、仕事や家事に追われていて多忙な人も多いです。忙しくなれば精神的な余裕もなくなるため、他者を気遣えずに自分のことで精一杯になってしまうのでしょう。

たとえ普段は人に優しく接しているような人でも、忙しさのあまり焦ってしまうようになれば、たちまち自分本位な人となってしまいます。

自分本位といっても元から自己中心的な性格の人から、忙しさのあまり自分本位になってしまっている人まで様々で、後者の場合はある意味仕方ないともいえるでしょう。

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行動5. 人との約束を破ってしまう

自分本位な人は自分の気持ちが第一であり、他人は二の次に考えています。そのため、人との約束を破ることにも抵抗がありません。

たとえ人と約束していても、自分が優先したい物事ができればそちらを優先して、ドタキャンやすっぽかしをしてしまうのも多く見られるでしょう。

自分が最優先ですので、人が待ちぼうけをしてしまっても、気にも留めないのが自分本位な人というものです。


行動6. 場の空気を読もうとしない

自分本位な人は、場の空気が読めないと思われがちですよね。しかし、それは誤りで空気が読めないのではなく、あえて読もうとしていないのが自分本位な人です。

「自分が○○したい」を優先してしまうので、人の話を遮ったり、皆が集まる飲み会に参加しなかったりという行動が見られます。

周囲の人からの評価よりも自分の意志を大切にしているため、人に合わせようとしないのが自分本位な人の特徴です。


行動7. 意見が対立しても、押し通そうとする

押し通す男性

自分本位な人は自分の意見こそが正しいと信じて疑いません。そのため、人と意見が対立すれば是が非でも自分の意見を押し通そうとします。

たとえ大勢の方が自分と反対の意見を支持しても、一向に考えを改めないので周囲から「自分本位だな」と嫌われることも多いです。

しかし、自分の意見を曲げない頑固さは大きな短所であると同時に、同調圧力に負けない長所ともいえるでしょう。


行動8. 自慢話が多い

自分本位な人には、自己愛が強いナルシストな人が多いです。その性格は話にも表れ、聞いてもいないのに自慢話をしてくる方も多く見られます。

男性であれば過去のヤンチャ自慢、女性であれば男性からのモテ自慢が代表的。聞き手の気持ちを考えずに、一方的に「自分は凄い」アピールをしてくるのは典型的な自分本位による行動といえるでしょう。


行動9. 自分ルールを作って他人に強要する

自分本位な人は自身が満足するのを一番に考えているので、その理想を叶えようと他人をも巻き込みます。そのため、自分ルールを作って他人にも強要することで、自分の意のままに人を動かそうとするでしょう。

しかし、本人はそういった行動が自分本位だと気付いておらず、自分が作ったルールは周囲のためになると考えています。良かれと思ってとっている行動ですので、ルールに反すれば想像以上にキツく当たってくるでしょう。


行動10. ラインのメッセージをいつまでも続けようとする

自分本位な人はラインのやり取りですら、自分の気持ちを優先します。相手が連絡を止めたがっていても「自分がやりとりしたいから」と、おかまいなしにメッセージを送信して無理やり付き合わせるなんてことも少なくありません。

また、少し連絡が遅くなるとすぐに返信を催促したり、会った時に文句を言われたりするのもザラです。自分が中心なため相手の都合を一切気にせず、こういった行動を取ってしまうのでしょう。


自分本位な性格のメリット/デメリットとは

自分本位な女性

性格には必ずメリットとデメリットの両方が存在します。もちろん、自分本位な性格においても例外ではありません。

そこで、自分本位な性格はどんなメリット/デメリットがあるか、それぞれ紹介していきますので一つずつ確認していきましょう。


自分本位な性格のメリット

自分本位と聞くとどうしても悪いイメージが思い浮かびますが、自分本位であることで得をする一面があるのも事実です。

一体、自分本位な性格にはどんなメリットが隠されているのか、これから4つ紹介していきます。


メリット1. 人に流されない

自分本位な人は自分を基準に考えているので、自分の考えや行動には絶対的な自信を持っています。そのため、他人の意見に惑わされることもなく、最初から最後まで一貫した姿勢で物事に取り組んでいけるのが強みです。

多くの人が他人の意見に流されがちでいる中、たとえ自分本位でもしっかりとした芯を持っているのは、今の世の中では必要とされるでしょう。


メリット2. しっかりと自分の考えを持っている

自分の考えを持っている人

自分一人でハッキリと判断・決断がこなせるのも自分本位な人の魅力です。自分一人だけでは物事を決められない人が増えている中、自分の考えを明確に持っていて決断まで一直線な性格は長所となりえるでしょう。

また、周囲に自分の考えや意志をしっかりと伝えられるため、他人と意志疎通が図りやすいのもメリットとして考えられます。


メリット3. ストレスを溜めにくい

何においても自分を優先させるため、自分本位な人は素の姿のまま生きていけます。多くの人は他人の顔色を伺いながら我慢に次ぐ我慢でストレスを溜めているのに対し、自分本位な人は我慢とは無縁ですので、そもそもストレスを感じる場面が少ないです。

ストレスをあまり抱えない生き方は人生を精一杯楽しめますので、まさにメリットといえるでしょう。


メリット4. 物事に集中して取り組める

自分本位な人は自分が第一ですので、自分がやりたいと思う物事ができれば他人や他の物事には一切感心を示しません。

それは一つの物事に集中して取り組めるということでもあり、全エネルギーを自分がやりたい物事に注げるため、優れた結果を残すのも少なくありません。

他人からの評価を気にして自分がやりたい物事に集中できない人よりも、効率的に物事に取り組めるのは自分本位ならではの強みといえます。


自分本位な性格のデメリット

自分本位な女性

自分本位な生き方はメリットもありますが、やはりデメリットの方が多くなってしまいます。

「自分本位な性格を直したい」と思っている方が多いのは、デメリットを強く感じているからそう思うのでしょう。

自分本位な性格によってどんなデメリットがあるのか、これから6つに分けて紹介していきます。


デメリット1. 思いやりがないと思われてしまう

たとえ他人が困っていても自分の利益を優先して、見て見ぬふりをしてしまうのが自分本位な人。そんな姿勢は周囲から思いやりがない人と思われてしまい、人が遠ざかってしまいます。

自分が人のために何かをしてあげることがないため、当然自分が困った時には誰も力になってくれません。普段は自由気ままに生きている分、問題に直面した時には苦労してしまうでしょう。

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デメリット2. 恋愛が失敗しやすい

自分が中心で他人を思いやれない自分本位な性格には、とても人は惹かれません。

特に恋愛においては相手を一番に想う気持ちが必要不可欠ですが、自分本位な人にはその気持ちが欠けているため、上手くいかないのも当然。

異性を好きになっても恋が実らないことも多く、恋愛を楽しめないのは大きなデメリットといえるでしょう。


デメリット3. 仕事で評価が得られにくい

仕事で評価が得られにくい男性

自分の仕事だけを考えており、周囲との協調性が全く見られない姿勢には上司からの印象も悪くなってしまいます。

自分勝手な行動で周囲の輪を乱してしまっているため、どれだけ成果を残していても高い評価は得られにくいでしょう。

結果として昇給や昇進が遠のいてしまい、努力したとしても報われなくなってしまいます。


デメリット4. 人から信用されなくなる

自分本位な人は、他人との約束や社会のルールを平気で破ってしまいます。罪悪感を抱かず何度も繰り返してしまうため、やがて人から信用されなくなるでしょう。

信用されなくなれば人も近寄って来なくなりますので、孤独な人生を送る羽目になってしまいます。自業自得ではありますが、人から信用されないのは思っている以上に辛いものです。


デメリット5. 相手の気持ちが読めない

多くの人は相手の気持ちを察せるので、良好なコミュニケーションを築いていけます。しかし、自分本位な人は自分の気持ちしか考えていないので、相手の気持ちが読めません。

そのため、無意識の内に相手を傷つける発言をしたり、怒らせるような行動をしたりしてしまいがちで、人とコミュニケーションを取るのが難しくなってしまいます。

生きていく上で欠かせないコミュニケーションが苦手となってしまうので、生きづらい人生になるのは間違いないでしょう。


デメリット6. 相手を困らせることが多い

どんなに立派な人だったとしても、一度や二度は他人を困らせてしまうもの。人に迷惑をかけたり、困らせたりするのは人間として仕方ないことではありますが、自分本位な人は相手を困らせる頻度が非常に多いです。

それが家族や恋人に対してならまだしも、仕事の取引先などにも当たり前のように困らせてしまうため、思いもよらないトラブルが起きてしまうのも少なくありません。

結果として大損害を生んでしまう原因となり、人から嫌われることにも繋がってしまいます。


自分本位で生きるって結局良いの?悪いの?

自分本位で生きる女性

自分本位な生き方は時と場合によって良くも悪くも変化しますので、一概に良い・悪いとは言えません。時には、自分本位であることで得をすることも少なくないでしょう。

しかし、人間関係のこじれや周囲からの評価が悪化するなど、デメリットの側面が強いため、自分本位な性格はできる限り改善していった方が良いのは間違いありません。

同時に、決して自分本位にならないように日頃から意識した方が良いでしょう。


自分本位な性格を直すための8つの改善方法を解説!

自分本位な性格を治す男女

自分本位な性格によって、他人から距離を置かれたりと損をしてしまった人は「そんな性格を直したい」と強く思うはず。

そんな方のために、自分本位な性格を直すための改善方法を8つ紹介していきますので、ぜひ試してみてください。

また、自覚がない方も自分本位にならないように、これから紹介する方法を取り入れていきましょう。


改善方法1. 精神的にも時間的にも余裕を持つ

忙しさのあまり余裕がなくなれば自分のことで精一杯になってしまい、自分本位になりがちです。

時間に追われれば焦りが生じて精神的にも余裕がなくなりますので、まずは物事を後回しにせずに早い段階から取り組む癖をつけていってください。

そうすれば時間に余裕が生まれて精神的にも余裕ができ、他人への気遣いもできるようになっていきます。

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改善方法2. 自分の考えがあっても、相手の意見を受け入れる

自分本位な人は自分の考えこそが正しいと思い込んでいるため、他人の意見を聞こうとしませんよね。そんな自分本位を直すためには、どれだけ相手の意見に納得できなくても一度は受け入れるようにしていきましょう。

一度受け入れてみれば思いの他自分も納得できるのも少なくありませんし、納得できなくても意見を聞き入れた上での反対意見であれば、相手も素直に聞き入れられます。


改善方法3. 自分の言動が周りにどう影響を与えるか意識する

言動がどう影響するか考える男性

自分本位な人は自分のことだけを考えているため、他人の気持ちを考える習慣がありません。そのため、まずは他人の気持ちを考えるのを癖づけていきましょう。

具体的には、発言や行動を起こす前に「こうしたら周囲はどう思うか」を自分に問いかけてみて、その言動が適切なのかを確認してください。

自分の言動によって周囲にどんな影響を及ぼすのかを意識し続ければ、自然と自分本位な性格は改善されていきます。


改善方法4. 他人に譲る精神を身につける

自分を基準に考えていると、自然と主導権を握りにいってしまいがちです。その結果他人を振り回しているため、他人に主導権を譲る精神を身につけていきましょう。

例えば、会話をしている時に自分の話がしたくなっても我慢して、まずは相手に話をさせてあげるなどです。無意識に人の上に立とうとしているのが自分本位なため、他人に譲るよう意識しておけば対等な関係を築けて、自分本位ではなくなりますよ。


改善方法5. 人に興味を持つよう心がける

自分本位だから人に興味がないのではなく、人に興味がないからこそ自分本位になってしまいます。他人に興味を持てるようになれば自然と自分本位ではなくなりますので、人に対して疑問を持つようにするといいでしょう。

「この人はどんな考えをしているのか」と人に対して疑問をもてば、答えを知りたくなって関心を示すようになりますので、人に興味を持つ方法として効果的です。

日頃から人に興味を持つように心がけて、人を好きになっていきましょう。


改善方法6. 自信を身につける

自信を身に付ける男性

自分本位な性格になってしまった背景として、自信のなさが原因となっているのも少なくありません。

自信がないからこそ、自分の利益や気持ちを守ろうと過剰な自己保身に走ってしまい、結果として自分が第一な自分本位な性格となっているのでしょう。

そういった方は自信を身につければ自分本位な性格が改善される可能性もありますので、小さな成功体験を重ねることで自信を身につけていきましょう。

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改善方法7. 他人の幸せを思った行動を習慣化する

自分本位で生きてきた人は、これまで自分のためだけに行動していたはず。そんな自分第一な考えを改善したいなら、自分がやりたいから行動するのではなく、他人のために行動するように習慣化していきましょう。

そうすればやがて他人から感謝されるようになり、人のために行動することに喜びを見いだせます。損得勘定抜きで人の幸せを願えるようになっている頃には、自分本位な考えもなくなっているでしょう。


改善方法8. マナーをしっかり守るよう意識する

社会のマナーを守らないのは自分の意志や都合を優先してるからで、まさに自分本位な行動です。

人と人がお互い過ごしやすいようにマナーが存在していますので、日頃からマナーをしっかり守るよう意識していきましょう。

当たり前ですが、ポイ捨てや電車内での通話、順番待ちの列への横入りなどはしないように。マナーを守ることが他人への気遣いにも繋がり、自分本位にならない方法にもなります。


身近にいる自分本位な人に困った時の対処法4つ

身近にいる自分本位な女性

周囲に自分本位な人がいて、その対応に頭を悩ましている人も多いはず。そういった方のために、ここでは自分本位な人の上手な対処法を4つ解説していきます。

自分本位な人に振り回されないように、対処法を知っておきましょう。


対処法1. 大切な話以外は聞き流す

自分本位な人は自慢話や文句が話の中心ですので、真剣に聞こうとすればストレスを抱えてしまいます。大半は有益な内容ではないので、基本的には聞き流すようにしてしまいましょう。

自分が話したい内容を口にさえできれば、自分本位な人は満足してくれますので、とりあえず相槌を打っておけば穏便にその場を切り抜けられます。


対処法2. 理解してもらおうと考えすぎないこと

考えすぎな男性

自分の中で考えが確立されているのが自分本位な人なので、周囲からの意見は必要としませんし理解しようともしません。

そのため、自分本位な人に意見を理解してもらおうと試みても、無駄な努力となってしまうのがほとんどです。

それどころか気を悪くして、より面倒な状況となってしまう可能性もありますので最初から理解してもらおうとしすぎないようにしましょう。自分の意見を理解してもらえたら「ラッキー」くらいの気持ちでいた方がストレスを抱えません。


対処法3. 彼氏・彼女など大事な人には改善してほしい意思を伝える

恋人や家族など自分本位な人と親しい間柄な場合は、これからも関係を続けていかねばなりません。そういった人には自分から指摘しない限り、我慢し続けることになってしまうので勇気を持って改善してほしい意志を伝えましょう。

あなたを大切に思ってくれているのなら指摘されたとしても腹を立てずに、改善しようと励んでくれるはず。それでも聞く耳を持たないようなら、今後の関係を考えてみて。


対処法4. 関係性が薄い人であれば、最小限の関わりに抑える

自分本位な人に対して最も有効な対処法は、そもそも一切関わらないことです。しかし、会社の同僚などの場合はそうはいかず、少なからず接していかなければならないもの。そういった場合は、最小限の関わりに抑えるようにしましょう。

親しくならないよう意識して距離をとっておけば、振り回される機会も減りますし、ストレスを溜めることもないでしょう。


自分本位な性格を改善して、良い人間関係を築きましょう。

良い人間関係の男女

自分本位な性格にはメリットもデメリットもありますので、一概に直すべきとはいえません。しかし、得をするよりも損をする機会の方が明らかに多いため、なるべく改善した方が良いのは間違いないでしょう。

自分を大切にする気持ち自体は非常に素晴らしいので、それを自分だけでなく他人も大切にできるよう変わっていければ、誰からも好かれる魅力的な人になります。

一度しかない人生ですので、せっかくなら人から好いてもらえるように自分本位な性格を改善していきましょう。


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