判断力がある人とはどんな人?冷静に判断する力を鍛える方法&読むべき本を紹介!
仕事も恋も冷静な判断力って大切ですよね。
いざという時に判断力を発揮できる人ってかっこいいですよね。判断力がある人になるためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。
そこで本記事では、判断力がある人の特徴から、判断力がない人の特徴まで徹底解説。さらに、判断力を鍛える方法や、判断力を磨くおすすめの本もお教えします。
日常生活から意識や行動をして判断力を高めていきましょう。
判断力とは?判断力の意味を解説!
判断力とは、「物事を正しく認識し、評価する能力」を意味する言葉。
つまり、判断力がある人とは、どのような状況においても物事を冷静に見つめ、正しい対応や判断ができる人のことを意味します。
「マニュアルに沿ったものより、〇〇さんの意見を選んだ方が上手くいく」「今はこの話題を避けるべきタイミングだ」など、その時々で最善の答えを見出せるのが特徴です。
何が違う?判断力がある人の特徴6つ
判断力に優れている人たちは、考え方や行動に共通する特徴を持っています。どんな状況でも的確に判断できる理由が気になる人も多いのではないでしょうか。
ここでは、判断力に優れた人の特徴について詳しく解説していきます。
特徴1. 長期目線で考えることができる
判断力に優れた人は、目の前のことだけに捉われず、先々を予測して物事を考えます。その時の気分や損得勘定に惑わされないことにより、正しい判断ができるのが特徴です。
「今は良くても先々困ったことにならないだろうか」と、必ず長期目線でリスクを考えることができるので、上手い話に乗せられて騙されたり後悔したりすることがありません。
特徴2. リスクを取れる決断力がある
洞察力に優れ、物事の本質を見抜く力を持っているのが、判断力に優れた人の特徴でもあります。
自分の中にある物事を見極める力を信じているので、仮にリスクを含む選択であったとしても、本当に正しいと感じる決断ができるのです。
また、洞察力に優れた人というのは、「失敗したら自分が全責任をとる」というような潔さも持ち合わせています。
特徴3. 常に明確な目的を持っている
判断力に優れた人は、物事の目的やゴール地点を明確に認識しているものです。
「最終的にどうなりたいのか」と、常に着地点を見据えているので、周囲からのプレッシャーや自分の感情に流されることなく、正しい判断ができます。
目的を達成する為に必要な選択を素早く行い、論理的に実行していけるので、仕事上で高く評価される人も多いです。
特徴4. シンプルに物事を解釈できる
客観的に見極める力や決断力に長けているのが、判断力がある人の大きな特徴です。
好き嫌いの感情や、その時の気分を取り払って考えることができるため、一見、難しそうな物事に対しても、シンプルに解釈を進められます。
物事をシンプルに解釈できる分、判断スピードもアップするので、どんな時でもサッと決断することができるのです。
特徴5. 何でも自分ごとに捉えることができる
判断力に優れた人は、「もし自分だったら」という発想で物事を推測します。
他人の気持ちを想像するのは難しいものですが、自分に置き換えて考えてみることで、案外あっさりと感情を読み解ける場合もあるからです。
また、「もし自分だったら、あんな言い回しをするのはどんな時か」「もし自分だったらどちらを選択するか」など、自分ごとに捉えることで、より真剣に考えを深められるのも、判断力に優れた人の特徴です。
特徴6. 思い立ったらすぐに行動する
優柔不断に迷い続けていると、せっかくのチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。
判断のタイミングを見誤らず、状況に応じてすぐに決断・行動ができるのが、判断力に優れた人の特徴です。
色々なリスクを恐れ、いつまでも迷い続けて時間を無駄にするよりも、すぐに行動した上で問題解決を行っていく方が効率的だと考えています。
反対に、判断力がない人の特徴6つ
いつまでたっても物事を決められない優柔不断な性格が、判断力がない人の分かりやすい特徴です。判断力がある人とない人では、考え方や行動にどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、判断力がない人の特徴について詳しく解説します。
特徴1. 目先の損得感情で物事を見ている
判断力がない人は、長期的に物事を考えることができません。
今の気分や感情だけで判断してしまうため、しばらくたってから不満や落とし穴に気付き、後悔することになります。
「この判断をしたら、将来はどうなるのか」というような、先々を想像する習慣が全くないのが特徴です。周囲の人たちに、「計画性がない人」「いつも行き当たりばったりな人」と思われていることも。
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特徴2. 固定観念や、偏見が強い
判断力がない人は、視野が狭く、偏った物の見方をしがちです。
「〇〇は当然こうあるべきものだ」「あの人は昔から性格に癖がある」など、決めつけてしまう思考が癖になっているため、物事を多角的に捉えることができません。
固定観念や偏見、先入観などの強い主観によって、物事の真相を見通すことができず、正しい判断から遠ざかってしまうのでしょう。
特徴3. 人のせいにばかりしてしまう
常に人に判断を委ねて来た結果、何かあれば人のせいにしてしまう癖があります。自分の判断で失敗して責められるのが嫌で、判断を人任せにするのです。
もし、最終的に自分が判断を下した物事であっても、「〇〇さんの意見に沿っただけ」と、何でも人のせいにして責任から逃れようとします。
判断力がない人の中には、責任を負うのが苦手な人も多いです。
特徴4. 周囲の目を気にしてしまう
自分の中に信念がなく、物事を判断する基準が分からない人は、周囲の反応から結論を導き出そうとします。
周囲の意見に流されやすく、その時々で考えがぶれてしまうと良い判断ができません。
「みんながそう言うならこっちにしよう」「右を選ぶと反対されるだろうから左にしよう」などと、自分の意見を全く持っていないのが特徴です。自分で考え、判断する習慣がないので、判断力はどんどん低下してしまいます。
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特徴5. 悩む時間が長く、優柔不断な性格
判断力がない人は、いつまでも優柔不断に悩んでしまうので、大切なチャンスを逃してしまいます。一つの物事に対して悩む時間が長く、なかなか決断を下すことができません。
「こうしよう」と一度決めても、後になって「やっぱりあっちの方が良いかも」「もし失敗したら」などと不安が浮かび上がり、また初めから悩み始めることになります。
失敗するのが怖い、損をしたくない、というような考えが根強くあるためでしょう。
特徴6. 過去の判断を後悔して引きずる
過去の判断で失敗した経験があることで、自分の判断に自信が持てなくなっているのも特徴です。
過去の失敗経験がトラウマになっており、新しく何か判断することに強い不安を感じてしまいます。
「もし、あの時みたいに失敗したら」という気持ちが強いため、物事を冷静に捉えることができません。
また、失敗を恐れるあまり、いつまでたっても判断を下せないこともあります。
判断力を磨くには?判断力を鍛えるための8つの方法
判断力とは生まれつき備わっているものではなく、意識的に訓練を繰り返すことで身につけられるものです。
ここでは、判断力を鍛えるための8つの方法をレクチャーします。
判断力がないことで悩んでいる人は、これから解説する判断力を鍛える方法や行動をぜひ実践してみてくださいね。
方法1. たくさんの経験をして失敗をする
判断力を鍛えるためには、失敗を恐れずに何事もまずやってみることが大切です。どんなジャンルや内容であっても、色々な経験をすればするほど、物事の判断材料が増えていきます。
また、もし失敗をしたなら、原因をしっかり分析して、何が問題だったかを明確にしましょう。
様々な経験を通し、自分の頭を使ってしっかり考えることで、判断力が鍛えられます。
方法2. まずは明確な目的や目標を設定する
「判断力を鍛えたい」と漠然と思っているだけでは、モチベーションを維持するのが難しいもの。
判断力を鍛えるという目標を達成するためには、何のために判断力を鍛えたいのか、判断力を鍛えた結果どうなりたいのか、ということを明確にする必要があります。
また、実在する優れた判断力を持つ人物を目標とするのも、おすすめの方法ですよ。
方法3. 目的達成のために優先順位をつける
複数の物事の中から、今やるべきことを的確に選択できるのも、判断力の一つです。
日常生活の中で目的達成のために優先順位をつけることが、判断力を鍛えるトレーニングになります。目的を持ったら、達成するために必要な段階をいくつかに区切ってみましょう。
そうすることで今の段階でやるべきことが明確になり、本当に必要なことを判断する力が身につきます。
方法4. 判断に必要な情報をこまめに確認する
正しい判断をするためには、根拠のある情報が必要です。
情報は日々更新され、移り変わるものなので、常に新しい情報を得るように心がけましょう。
例えば、仕事での判断力を高めたい人なら、業界のビジネスニュースや競合他社の動向、同じ部署の人々の様子など、少しでも関わりのあるものの情報を敏感に察知する必要があります。
方法5. 直面した問題や課題に本気で向き合う
目の前の問題や課題に本気で向き合うことは、思考力を高めるトレーニングになります。
「解決をするために何が必要なのか」「今優先すべきことは何なのか」ということを、頭を使って真剣に考えてみましょう。
問題や課題を解決するためには、論理的に段階を踏んで考える必要があるので、箇条書きで整理するなど視覚化していくと分かりやすくなります。
一つの問題や課題をしっかり考え抜くトレーニングを繰り返すことで、判断力が身についていきますよ。
方法6. 決断する事を恐れない
極端なことを言うと、決断を失敗しても死ぬわけではありません。責任感が強く真面目な人ほど、決断を恐れる傾向がありますが、失敗しても次に生かせばいいだけの話。
失敗を恐れて決断できずにチャンスを逃すよりかは、思いきり失敗してその経験を糧にしましょう。
経験や失敗の数が多い人ほど、判断力が磨き抜かれているものですよ。
方法7. 本を読んだり、人の話を聞き視野を広げる
判断力は身につけるためには、外からの刺激や情報を多く得ることが必要です。
様々な本を読んだり、人の話を聞いたりすることで視野が広がり、柔軟に物事を判断できるようになります。
日常生活の中で読書して考える習慣を持つのもいいですが、習い事やサークル、講演会などに参加して、色々な人の価値観に触れてみるのもおすすめです。
方法8. 迷ったら躊躇せず挑戦してみる
判断力を磨くためには、多くの経験と失敗を繰り返す必要があります。判断を迷う出来事に出会ったら、躊躇せずにチャレンジしてみましょう。思い切った判断がもし成功すれば、自分にとって大きな自信になるはずです。
また、もし失敗したとしても経験として吸収され、自分自身を成長させる糧となります。そうやって様々な経験を繰り返していくうちに、自然と判断力が鍛えられていくのです。
判断力を高めるために読んで欲しいおすすめの本3選
判断力を磨くためには、本から知識や方法を取り入れるのも一つの手です。ここでは、判断力を高めるために読んで欲しい本を、厳選して3冊ご紹介していきます。
判断力や決断力を鍛える情報を、きっと手に入れられるはずですよ。
おすすめの本1. 「チーズはどこへ消えた?」スペンサー ジョンソン
全世界において、累計2400万部を超えるベストセラーとなっているビジネス書。世界の数々のトップ企業が研修テキストに使用していることでも有名です。
登場人物のネズミやこびと、チーズを通して、状況変化への判断や対応が分かりやすく説かれており、とても読みやすい内容となっています。
判断力を鍛えたい人だけでなく、「今の自分はどう生きるべきか」「これから何をするべきなのか」など悩んでいる人にもおすすめの本です。
Amazonで詳細を見るおすすめの本2. 「究極の判断力を身につけるインバスケット思考」鳥原隆志
読みやすい内容でインバスケット思考の入門書として人気が高い一冊。
インバスケット思考とは、制限時間の中で未処理案件を正確に片付けることを目指した思考術のことです。判断力・洞察力・創造力・対人スキルなど、仕事上で必要な力の身につけ方が解説されています。
インバスケット思考とはどういうものなのかを、まずは学んでみたい人にも向いている内容です。
Amazonで詳細を見るおすすめの本3. 「判断力―判断と意思決定のメカニズム」スコット・プラウス
心理学的な面から判断力を検証した内容となっており、様々な実験例を交えながら結果を通して解説されています。
判断から意思決定までの心理的メカニズムについて詳細に知ることができる一冊です。
実験による心理分析や、心理コントロールの手法の解明など、かなり読み応えのある内容なので、心理学や行動科学に関心がある人には特に興味深い内容となっています。
Amazonで詳細を見る判断する力を磨いて、人生を謳歌していきましょう。
毎日は選択の連続で成り立っています。自覚はないかもしれませんが、「会社へ行く」「昼食を食べる」「友達と会う」といった日常の中で、私たちは無意識に多くの判断をしているものです。
つまり、優れた判断力を身につけることは、より良い人生を選択できるということ。
人生を豊かにするために、判断力を磨く方法を実践してはいかがでしょうか。
【参考記事】はこちら▽
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