カバートアグレッションとは?善人面する人物の7の特徴&対処法を解説!

高峰ナナ 2022.05.13
カバートアグレッションな人の特徴や対処法を知りたい方へ。本記事では、善人面する人の共通点や見分け方から、適切な対処法や対策まで解説していますので、気になった方はぜひチェックしてみてください!

カバートアグレッションとはどんな意味?

カバートアグレッションとは?

カバートアグレッションとは、善人に見えて実は他人を攻撃するタイプの性格を指す人格障害の一つです。

一見、良い人そうな振る舞いをするため、まさか隠れた人格があると思わずに距離を縮め、被害に合う人は少なくありません。

ターゲットにされたり深く関わったりしてしまうと、不快な思いをする他、精神的に追い詰められることもあります。

特に、恋人や職場の人がカバートアグレッションである場合は、適切な距離の取り方や対応をすることが大切です。


カバートアグレッションな人の特徴|善人面する人の共通点とは?

カバートアグレッションな人の特徴

「性格が良さそう見えるのに、時々攻撃的な人が職場にいる…もしかしてカバートアグレッション?」

「彼氏がカバートアグレッションかも…。見分け方が分からないから特徴が知りたい!」

善人のように見えて攻撃してくるような人が居て周囲にいて、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、カバートアグレッションな人の共通点をご紹介します。

良い人ぶっている人の心理や実態などを把握・診断して、見分け方の参考にしましょう。


特徴1. 平気で嘘をつく

カバートアグレッションな人は、自分が優位な立ち位置になりたいという心理があります。

そのため、平気で嘘をついて、人を陥れようとしたり、自分を大きくみせようとしたりします。

例えば、職場でミスをした時に、

「実はボクも違うと思ったんですが、〇〇さんがそう言ってたので…」

など、話をでっちあげようとするのが特徴。

他にも周囲の関心を集めたいがために

「私は以前の職場で重要な役割をまかされた経験があるので分かるのですが…」

などと嘘をつくことも少なくありません。


特徴2. 都合の悪いことから逃げる

自分にマイナスになることはとことん嫌うのも、善人面をする人によく見られる傾向です。

そのため、自分にとって直面したくない問題が起こると、知らないフリをしたりその場から逃げたりすることもあります。

例えば、ママ友同士の集まりでは、面倒くさい役割が回ってきそうになると、

「あ、そろそろ行かなきゃいけないんだった!」

と言って都合が悪いことからは逃げて、自分の得にならないことはしようとしません。


特徴3. 急に怒り出す

カバートアグレッションな人は、いっけん穏やかそうに見えても、常に自分が主導権を握りたいと考えています。

そのため、思い通りにいかないと突然怒りの感情をあらわにし、動揺する相手を巧みにコントロールしようとすることも少なくありません。

仕事で上手くいかないことがあったり矛盾点を指摘されたりすると、急に声のトーンが変わり、怒り出すといった行動に出るでしょう。


特徴4. 無知や被害者を装う

カバートアグレッションな人の特徴は被害者を装う

自分は絶対に悪くないと思い込み、何かにつけ言い訳が多いのも、カバートアグレッションな人によくある特徴です。

都合が悪いことが起きても、無知であることを理由に被害者ぶろうとします。

「全く知らなかったから、まさかこんなことになるなんて思わなかった。事前にきちんと説明してくれれば…」

「私も嘘をつかれて騙されたんです。」

など、

「だったら仕方ないよね」

と周囲に言われるように仕向けます。


特徴5. 自分に落ち度があっても正当化しようとする

善人面する人は、とにかく自分を守りたいという気持ちが強いです。

自分が明らかに悪い場合でも、決して非を認めようとはせずに、開き直ってしまいます。

例えば、仲間同士の集まりで自分が持ってくるべきものを忘れた場合も、謝るどころか

「大体、それってあまり必要ないよね?」

などとまくし立てます。

自分を正当化して、その場をすり抜けようとするのもカバートアグレッションと診断される人にあるあるです。


特徴6. 都合の悪い質問には答えない

カバートアグレッションな人は、自分を守りたいという気持ちが強く、不利になると分かっているようなことは言いたくありません。

そのため、自分が答えたくない質問に対しては、さらりと話題を変えることも多いです。

「昨日までに資料いただけるってことだったと思うんですが…」

とこちらが聞いているのに、

「あれ、〇〇さん、最近感じ変わりましたね。髪切りました?」

などと、都合が悪いと、話題をすりかえて逃げようとするでしょう。


特徴7. 相手に罪悪感を与えるのが上手い

自分の要望を通しやすくするために、心理的に相手を操ろうとする善人面をする人。

言葉を巧みに使って、相手に気を遣わせたり罪悪感を与えたりすることもよくあります。

例えば、

「あなたのためを思って、あえてこんなことを言っているんです。よく考えてみてください」

といった言い回しをすることも。

これは相手に

「いろいろ考えさせて悪いな…、そこまで言ってくれるなら言う通りにしよう」

と思わせる策略なのです。


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