高圧的な人の心理&特徴とは?威圧的な言動や態度をとる人との上手な付き合い方も解説

高圧的な人の心理&特徴とは?威圧的な言動や態度をとる人との上手な付き合い方も解説

HaRuKa 2024.05.08
怒りっぽく高圧的な態度をとりやすい人っていますよね。そこで今回は、高圧的な人の心理や特徴から、高圧的な上司の特徴や高圧的な人との付き合い方まで詳しくご紹介します。さらに、周りから高圧的と言われやすい人へ向けた改善方法も合わせて解説。高圧的な人が身近にいる方は、ぜひ参考にしてみてください!

男性でも女性でも、高圧的な態度を取る人って接しにくいですよね。

高圧的に接してくる人

高圧的な態度で部下に言うことを聞かせる上司や、生徒たちを威圧して逆らえない状況を作る教師。立場を利用して下の者を圧倒しているようで嫌がられる存在ですよね。

今回の記事では、このような高圧的な人の心理と特徴、特に高圧的な上司の特徴を解説します。

あわせて高圧的な人との付き合い方もレクチャーします。最後まで記事を読んで、円満な人間関係の構築に役立ててくださいね。


そもそも「高圧的」とは具体的にどんな意味?

高圧的とは、「権力などにより一方的に相手を押さえつけ、従わせるさま」を意味した言葉です。

具体的に言えば、会社の上司や学校の先生など、立場が上の者がその地位を利用して、下の者を抑圧するような様子を指します。

例えば、言葉遣いや態度、醸し出す雰囲気などで相手を圧倒するような人を「高圧的だ」と表現することが多いですね。


「高圧的」と「威圧的」の違いについて

威圧的とは、「相手を威嚇したり圧迫したりして、おどしつけるようなさま」といった意味になります。どちらも他者への攻撃的な意味合いがありますが、「威圧的」そのものは上下関係を含まない言葉です。

立場が上位にある者が下位の者に対して「威圧的」に振る舞えば、それを「高圧的」と表現すると理解しておけば良いでしょう。

【参考記事】はこちら▽


どんな事を考えているの?高圧的な人の心理とは

高圧的な態度を取ると、場の雰囲気を悪くするだけでなく人間関係に禍根を残す可能性すらありますよね。

それにも関わらず高圧的な言動をしてしまう人は、一体どんな事を考えているのでしょうか。ここでは高圧的な人の心理について紐解いていきます。


高圧的な人の心理1. 自分を大きく見せたい

高圧的な態度を取る人は、プライドが高い場合が多いです。

相手に舐められたくないと思うと、自分が相手よりいかに能力的に優れているか、どれだけ社会的ステータスが高いかを見せつけようとします。負けず嫌いな男性によく見られる傾向ですね。

自分の優位性を押し付けようとして高圧的な態度を取り、自分は相手に超えられない大きな存在だと認めさせたいのですね。


高圧的な人の心理2. マウンティングすることで優越感に浸っている

何事にも対抗心を燃やして、少しでも優位に立つとマウンティングする人がいますよね。

そこから高圧的な態度を取るのは、すぐに他人を見下す人に多い傾向です。自分が勝者であることにこだわり、強気な言動で相手を威圧します。

このように、相手を参らせて敗者扱いすることで優越感に浸りたいと考えるのが高圧的な人の心理なのです。


高圧的な人の心理3. 本心を相手に悟られたくない

自分に自信がない時、逆に大きな態度を取る人がいます。

また、自分が能力的に劣っていることや、自分に責任があることを感じている時にも、それを悟られないように高圧的な態度に出る人もいるでしょう。

男性でも女性でも、自己防衛本能が強い人ほど、相手に弱みを知られることを嫌います。自信満々で高圧的に振る舞えば相手の方が萎縮するため、自分の本心を悟られないで済むと考えていますよ。


高圧的な人の心理4. 相手から凄いと思われたい

高圧的な人の多くは責任のある立場にいます。相手に従ってもらうためにも、尊敬される凄い人物でありたいと思うのは自然なことです。

尊敬されるには地道な努力が必要ですが、自分の価値が高まれば「凄い人と尊敬されるはずだ」と短絡的に考える人もいます。

そのため、高圧的な言動で相手を貶めて人間的価値を下げることで、相対的に自分の価値を高めることを狙うのです。高圧的な人は相手を下げてでも、自分を凄い人だと思ってほしいという心理を持っています。


高圧的な人の「7つ」の特徴

相手の精神を追い詰めるような言動をする高圧的な人。その態度や話し方には分かりやすい特徴があります。

ここでは、高圧的な人に見られる特徴を、「態度や行動」と「言動や話し方」の2つの側面で分析して解説します。


高圧的な人の「態度や行動」の特徴

高圧的な人は言葉を発しなくても、周囲を威圧したり不快にさせたりしますよね。

彼らは、意識的または無意識的に相手を脅すように振る舞うものです。

高圧的な人が相手に圧迫感を与える「態度や行動」の特徴を見ていきましょう。


態度&行動の特徴1. 自分に都合が悪いことがあると、露骨に機嫌が悪くなる

不機嫌な態度の人には、あまり積極的には接したくないですよね。その心理を利用するかのように、高圧的な人は自分に不都合なことがあると、人との接触を拒もうとして不機嫌な姿を見せます。

相手よりも常に優位に立ちたいので、自分の弱みを握られたくないと思っているから。

高圧的で露骨に不機嫌な態度が見られる時は、都合が悪いことを隠そうとする行動だと見なして良いでしょう。


態度&行動の特徴2. 睨みつけているように見る癖がある

高圧的な人は相手を見下す傾向があるので、思いやりや優しさを見せることは少ないです。

そのため、他者とコミュニケーションを取る時にも愛想がないばかりか、あら捜しをするかのように厳しい目付きで見る癖があります。

無意識であることが多いとはいえ、威嚇するかのごとく相手を睨みつけているように見えてしまうのが高圧的な人の特徴です。


態度&行動の特徴3. 相手を自分の思い通りに動かそうとする

自分が一番だという意識が強いせいか、高圧的な人は支配者的な考えを持ちやすいです。独占欲や支配欲が強く、自分の思うままにコントロールできない事があるとイライラしてしまいます。

言うことを聞かせるには、高圧的な態度を見せるのが常套手段。相手を萎縮させて自分の思い通りに動かそうと仕向ける特徴があります。


高圧的な人の「言動や話し方」の特徴

相手をひるませてマウントを取るのに有効な手段だと知った上で、攻撃的な話し方をしてくるのが高圧的な人です。

具体的にどのような言動や話し方の特徴があるのか、以下に4つ分析しましたので順に確認していきましょう。


言動&話し方の特徴1. 大きな声で怒鳴る

高圧的な人は自分本位の性格なので、感情的になると怒りを抑えられずに周囲に当たってしまいます。

自らの感情を吐き出すかのように大声で怒鳴り散らすか、特に女性ならヒステリックに騒ぐことも。

普段から攻撃的な言動をしているため、怒りに任せて大きな声を出すことを幼稚で恥ずかしいことと思わないのも、高圧的な人の特徴と言えるでしょう。


言動&話し方の特徴2. 自分の言いたいことだけを述べて、相手に話をさせない

常に優位に立ちたいと考えている高圧的な人は、自分の言いたいことだけをひたすら述べます。相手に話をさせないことで会話の主導権を握ろうとするのですね。

相手への不満や文句などを一方的に言い、相手に反論の余地を与えません。「ずっと俺のターン!」と言わんばかりに攻撃し続ける高圧的な話し方は、非常に特徴的です。


言動&話し方の特徴3. 自分の意見を押し通そうとする

高圧的な人は視野が狭く、自分の考えが間違っている可能性をほとんど考えません。相手と意見が対立すると、自分の方が正しいと思いこんでいるので無理にでも意見を押し通そうとします。

理屈や道理に関係なく相手を屈服させるため、高圧的な言動でねじ伏せようとするのです。そこに建設的な議論はなく、ただ自分の意見が通るかどうかが重要だと考える特徴があります。


言動&話し方の特徴4. 上から目線でアドバイスや助言をしてくる

自分の方が偉いと思っている高圧的な人は、対等な立場で人と接することができません。相手と同じ目線の高さで、優しくアドバイスや助言をすることはまずないと言っていいでしょう。

職場などで困っている人がいたら、「しょうがない、教えてやるか」という、あからさまに上から目線で「指導」してくるのが、高圧的な人の特徴です。


会社にいる高圧的な物言いをする上司に共通する特徴7選

パワハラが社会に認知されるようになって久しくなりましたが、会社の上司が高圧的で困っている人は未だにいることでしょう。

ここからは、高圧的な上司に共通する特徴を7つまとめてみました。自分の上司が高圧的かどうかチェックしてみてください。


高圧的な上司の特徴1. 部下からの意見に対して聞く耳を持たない

高圧的な上司は、部下を思い通りに操りたいと思っています。そのため、部下は自分の意見に絶対服従するのが基本で、反論するなどあってはならないことです。

どんなに正論であったとしても、部下が自分に意見したところで聞き入れる気はありません。高圧的な態度で一喝して、部下からの真摯な意見をつぶしてしまうのが特徴です。


高圧的な上司の特徴2. 部下がミスをしたらしつこく問い詰める

部下のミスは上司の管理責任を問われる事態です。立派な上司なら、部下を慰め一緒に解決しようと尽力しますよね。

しかし、高圧的な上司は自意識過剰なために、自分の顔に泥を塗られたと勘違いして厳しく責め立てるでしょう。

自分の経歴に傷がつく恐れがあるので、部下のミスは自分への攻撃とまで思い込み、しつこく問い詰めて懲らしめようとする特徴があります。


高圧的な上司の特徴3. 目上の人に対してはごまをする

部下には高圧的な上司であっても、本当は気が小さいために目上の人には従順な姿勢を取りがちです。自分より地位が高い人に対しては、ご機嫌を取って自分の立場が有利になるように画策します。

自分より下の者には高圧的に接する代わりに、目上の人には露骨にごまをすって取り入ろうという、人としてはとても恥ずかしい特徴です。

【参考記事】はこちら▽


高圧的な上司の特徴4. 都合の悪い仕事を部下へ丸投げする

自分本位で、自分はなるべく楽をしようと思うのが高圧的な上司です。そのため、自分の嫌な仕事は部下に押し付けてやらせればいいと考えています。

都合の悪い仕事は全て、部下に丸投げ。意見を言おうものなら怒鳴りつけて黙らせ、ミスをすれば厳しく責めて精神的に追い詰めるという、本当に自分勝手な特徴を持っています。


高圧的な上司の特徴5. 優秀な部下に対して嫉妬心や敵対心をむき出しにする

高圧的な人は自分の立場を守ろうとする意識が強く、自分以外に優秀な人が現れると心中は穏やかではなくなります。なぜなら、高圧的な上司は小心者で、自分の立場を揺るがす相手に強い不安を覚えるからです。

何とかして自分が優位に立とうと、嫉妬心や敵対心を隠さずに優秀な部下と張り合うのが、高圧的な上司の特徴の一つです。


高圧的な上司の特徴6. 自分の自慢話や武勇伝を部下に語る

人より優れていることをアピールしたい高圧的な上司は、自慢話や武勇伝を語るのが好きです。冷静に聞けば、ただの「痛い人自慢」であることが多いのですが、本人は「どうだ、すごいだろう」という自尊心で満たされます。

みんなが自分を凄い人だと尊敬の眼差しで見てくれると思うのが快感の極み

実際はただの勘違いですが、部下に自慢話や武勇伝を語って悦に入るのが高圧的な上司の特徴と言えます。


高圧的な上司の特徴7. 部下に対して報連相を徹底させている

部下が自分への「報告・連絡・相談」を怠ると、怒号が飛ぶのが高圧的な上司の特徴です。

上辺のことを言えば、仕事の進捗状況を常に確認し、順調に進んでいるかを知りたいからです。もちろん、優れた上司は進捗を知るために部下に報連相を徹底するものですが、高圧的な上司は目的が異なります。

業務を完遂させるためではありません。自分の思うように部下をコントロールし、やること全てを監視したいのです。そのため、高圧的な態度を取る上司は、部下を完全支配するために報連相を徹底させる傾向があります。


高圧的な人に悩まされない上手な付き合い方

高圧的な人が身近にいる場合、できるだけトラブルにならないように上手く対処したいものです。

ここでは、高圧的な態度を取ってくる相手とどう付き合えば良いか悩んでいる人のために、上手な付き合い方をレクチャーします。


高圧的な人との付き合い方1. 反抗的な態度はとらず、冷静に対処する

高圧的な物言いをされると、カチンと来て言い返したくなるもの。

しかし、高圧的な人は負けず嫌いなので、相手が反抗的な態度を取ると余計に高圧的になって応戦してきます。基本的に引くことはないので、時間や労力を無駄にするだけです。

高圧的な人に威圧されても、感情的にならずに冷静に対応しましょう。反抗しないで上手くやり過ごすのが、エネルギーを使わずに済む賢い付き合い方です。


高圧的な人との付き合い方2. 常に堂々とした態度で接することを心がける

弱い者に対しては強く出てくるのが、高圧的な人の性格ですよね。なよなよした態度でいると「こいつは弱い奴だ」と判断して、余計に上から圧力を掛けるように接してきます。

多少、攻撃的なことを言われても、萎縮せずに堂々とした態度で振る舞いましょう。

「反撃しないが屈しない」という毅然とした姿を見せれば、高圧的な人もしつこく迫ることは少ないです。


高圧的な人との付き合い方3. 上手に褒めておだててあげる

高圧的な人と言えども、機嫌が良ければそんなに威圧する態度を取らないものです。媚びない程度におだててあげるのも上手な付き合い方と言えるでしょう。

周りから凄いと思われたい高圧的な人の気持ちを逆手に取るのがコツ。

感情的になりにくくするために、上手く褒めて常に機嫌が良い状態をキープする付き合い方は非常に有効です。

【参考記事】はこちら▽


高圧的な人との付き合い方4. 適当に相槌を打って聞き流す

事あるごとに怒りをあらわにして、高圧的に怒鳴ってくる人は本当にストレスですよね。

言い返したところで聞く耳を持たず、自分が疲れるだけ。なので心を無にして聞き流すのが得策です。

相手にしても無駄だと割り切って適当に相槌を打ってやり過ごせば、高圧的な人の攻撃を受けてもエネルギーを消耗せずに済みますよ。


高圧的な人との付き合い方5. 上司の場合、より役職が上の人に相談してみる

上司がパワハラのような威圧をしてきたら、上位の役職の人に相談するのが一番良いでしょう。ハラスメントは会社が神経質になることですので、多くの場合親身になって聞いてくれるはずです。

高圧的な上司も、自分よりも目上の人の言葉には弱いもの。役員クラスからの注意を受ければ改善する可能性が高いので、上司の高圧的な態度に付き合いきれない時の最終手段として覚えておいてください。


該当したら要注意!高圧的な態度を取られやすい人の特徴

高圧的な人によくターゲットにされる人っていますよね。攻撃しやすい相手だと認定されたら、高圧的な人の気が済むようにののしられてしまうでしょう。

ここでは高圧的な態度を取られやすい人の特徴を挙げます。該当していると思ったら標的にならないよう注意していきましょう。


高圧的な態度を取られやすい人の特徴1. 自己主張が苦手なYESマン

自分の考えや感情を表に出さず、相手の意見ばかりを聞き入れてしまう人は要注意です。

自己主張が苦手な人は反抗してこないYESマンだと思われるため、高圧的に接する相手として格好の的にされてしまいます。

自分の意見を上手く言えないまま、無茶な要求を素直に受け入れる特徴がある人は、扱いやすい相手だとみなされて高圧的な態度を取られるでしょう。


高圧的な態度を取られやすい人の特徴2. 自分に自信がなく、頼りない雰囲気が出ている

高圧的な態度を取る人は、サディスティックな気質があります。

そのため、自分に自信がなくて頼りなさげな人をいじめたくなるのです。なよなよしている人を見ると、軽く見ても良い相手だと認識してマウントを取ろうとします。

その人が持つ雰囲気でさえ優劣を決める情報として感じ取られるので、高圧的に振る舞われる人は自信のない素振りを見せているという特徴があります。

【参考記事】はこちら▽


高圧的な態度を取られやすい人の特徴3. すぐに謝罪の言葉を口にする

謝罪して自分が一歩引くことは、人間関係を円滑にする手段です。しかし、高圧的な人はすぐ謝る人を「強気に責めても反抗しない人」と認識します。

そのため、うかつに謝ってしまうと逆に面倒なことになりかねないので注意が必要です。

高圧的な人に絡まれやすい人は、すぐに謝罪の言葉を口にするという特徴があると言えます。


威圧的な言動になりがちな人におすすめ!高圧的な態度の改善方法とは

周囲の人に対して自分が高圧的になっていると自覚し、改善するべきだと感じている人も多いでしょう。

人間関係を良くするためにも高圧的でないほうがベターですよね。ここからは、高圧的になりやすい人がどうしたら改善できるかをレクチャーします。高圧的な人の特徴に該当してしまった人は、ぜひ一つずつ実践していきましょう。


高圧的な態度の改善方法1. 自制心を鍛えて、感情的にならないようにする

高圧的な人は、感情的になった時に、その態度が出やすくなる傾向があります。だからこそ、セルフコントロールが大切で、常に落ち着いた心を持つように心がけましょう。

イライラすることがあっても感情的にならないこと。深呼吸したり他のことを考えたりして自制心を鍛えるのが、高圧的な態度を改善する方法の一つです。

【参考記事】はこちら▽


高圧的な態度の改善方法2. どんな人に対してもリスペクトの気持ちを持つ

自分が尊敬されることばかり考えて、高圧的な態度を取ってしまうのは、相手を自分の下に置いて、自分のほうが優れていると思わせたいからです。

自分を尊敬してもらう前に、先に相手を尊敬することから始めましょう。誰に対してもリスペクトできる人になれば、自ずと高圧的な態度が消え、逆に人望を集められるようになりますよ。


威圧的な人に即言い返すのは至難の業。なんとか上手く対応していきましょう。

今回の記事では、自分より下の者を威圧する言動を行う高圧的な人について、その心理や特徴などを学びました。

それにしても、身近にいると大変厄介な人物ですよね。高圧的な上司のターゲットになってしまったために、会社を辞めようと思うほど深刻に悩む人がいるのも無理はありません。

しかし、高圧的な行動に上手に対処したり、標的にされやすい特徴を把握したりして、無駄にストレスを受けないようにすることは可能です。また、自分が「高圧的な態度を取っているかも」と思っている人は、性格や言動を改善して周りから慕われる人を目指しましょう。


【参考記事】はこちら▽

よく一緒に読まれる記事

関連する記事