人と比べないようにする方法7つ。比較しない生き方が学べる名言も紹介
人と比べない生き方や、人生の教訓が学べる名言5選
ここまで、人と比べてしまうことの心理や理由、人と比べないようにするための方法を伝えてきました。
では、現実に人と比べることなく、しっかりと自分を持った人は、どんな考えや理念を抱いていたのでしょう。各界の先人、著名人の名言をご紹介します。彼らの言葉を比べない生き方のヒントとして役立ててくださいね。
名言1. 「自分で自分の事をどう思うか。それは他人からどう思われるかよりも、はるかに重要である」セネカ
セネカは、ローマ帝政初期のストア派の哲学者であり政治家でした。
ストア哲学の理念である「自然に従うこと」を発展させ、不安や欲望を除き、神的な自然への帰依を実践する生き方を提唱。道徳論や、より良い生き方を説く実践哲学などの書物は、人々の思想や考え方に多大なる影響を与えました。
人と比べないで己と向き合うことで本当の自分を追い求める。上記の言葉にも、そんなセネカの思いが込められています。
名言2. 「他人のものさし 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな」相田みつを
詩集「にんげんだもの」の著者として知られる詩人で書家の相田みつをは、平易な詩を独特の書体で書いた作品で知られ、「書の詩人」「いのちの詩人」とも称されます。
専門家でなければ理解しにくい書のあり方に疑問を抱いた相田が、「書」と「詩」の融合を目指したことが、あの個性的な作風に繋がりました。
ご紹介の名言の意味は「人の物差しで自分を測っても、正しく測れない。また自分の物差しで他人を測っても、正しく測れない」。
周囲から批判を受けても、独自のスタイルを貫いた彼の、自分を信じる心が投影されています。
名言3. 「嫉妬は常に他人との比較においてであり、比較のないところには嫉妬はない」フランシス・ベーコン
「知は力なり」の名言でも知られるフランシス・ベーコンは、イギリスの哲学者であり政治家です。
名門に生まれたベーコンは、13歳でケンブリッジ大学に入学し、下院議員、検事総長、大法官まで登りつめましたが、汚職のかどで全ての官職と地位を追われ、研究と著述の道へと進みました。
ベーコンは本物の知識を得るには、偏見や先入観を取り除くことが重要であるという説を唱えました。ご紹介の名言には、エリートとしての栄華と挫折を経験し、人と比べないことの意義を痛感した彼ならではの心の叫びが反映されています。
名言4. 「何で他人が俺の進む道を決めんねん、自分の道は自分が決める」本田圭佑
日本サッカー界を牽引してきた本田圭佑。サッカーの実力はもちろん、我が道をゆく哲学を備えた強烈なキャラクターでも異彩を放っていました。
上記の名言は、そんな本田が名古屋グランパスエイトに入団して3年が過ぎ、オランダ移籍を決断した時のもの。
「名古屋の監督にピクシーが来るから」「北京五輪があるから日本にいた方が良い」。そんな周囲の声をはねのけ本田は日本を離れました。人と比べない。基準になるのは自分の中の信念。この言葉からも、彼のその思いが響いてくるようです。
名言5. 「自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ」ビル・ゲイツ
マイクロソフト社の創業者であり、世界一の資産家としても知られるビル・ゲイツ。IBMのパソコン向けのOS開発業務を請け負ったのを皮切りに、「MS-DOS」や「Windows」を開発、さらに「Microsoft Office」や「Internet Explorer」などの革新的な技術、ソフトを生み出しました。
数々の偉業を成し遂げてきたビル・ゲイツですが、プライベートでは徹底した倹約家としても知られ、飛行機はエコノミークラスを利用し、ホテルもスイートには宿泊せず、好きなのはファーストフードといたって質素。しかし運営する財団からは毎年巨額の寄付を行なうなど、お金の使い方に関しても独自の哲学を持っています。
人と比べず、自分を核としてブレない生き方をしてきた彼だからこそ、その言葉は説得力を持つのです。
人と比べない生き方をして、人生を自由に過ごしましょう。
人と比較してしまう心理や理由から、人と比べないようにするため方法、そして人と比べない生き方のための名言までをご紹介してきました。
誰かと比べること全てが悪いという訳ではありません。ただ、比較することで、自分の能力が見えなくなってしまったり、可能性にフタをしてしまっては意味がありません。
周囲からの刺激はポジティブな力に変え、自分の夢や目標に向かって、信念とともに歩んでいきましょう。
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