協調性がない人の15の特徴。自分勝手な人と上手に付き合う方法とは?
「協調性がない」とはどういう意味?
そもそも協調とは、利害や立場が異なる人同士が協力し合うという意味。
つまり、協調性がないというのは、周りのことなど気にせず自分のことしか考えられないこと。
協調性がない人は、周囲に合わせることができず空気が読めない行動をしたり、自分の意思を通そうとする考えが強かったり。
集団行動が苦手というイメージですね。
「〇〇さんって協調性がないよね」
「あの人は協調性に欠けているところがある」
など、相手に合わすことなくマイペースを貫く人を揶揄する意味でよく使われます。
協調性がない人になる原因|自分勝手になるのはどうして?
「〇〇さんは、どうしてあんなに協調性がないんだろう?」
「あの部署は協調性がない人の集まりだから、いつもぶつかり合っている…。」
職場に「協調性がないな」と感じる人って必ずいますよね。
周りに合わせることができないのか、ただやらないだけなのか、疑問に思うことも少なくないでしょう。
そこでここから、協調性がない人になる原因を解説していきます。
原因1. 幼い頃の両親からの愛情が足りなかった
育った環境が原因で、誰かの気を引きたいために協調性がないケースもあります。
幼い頃、両親から愛情をもらえなかった結果、周囲の気を引くために目立ちたがりな行動をとってしまう性格に。
自分勝手な行動に変わりはありませんが、自分の考えを貫きたいというより、ただ誰かにかまってほしいのが原因。
これによって、協調性のなさが出てしまいます。
原因2. 過去の成功を忘れられない
協調性がない人は自分は優れていると思い込んでいるので、周りを見下してしまいがちな性格。
- 過去の武勇伝をいつまでも語り続ける
- 「俺はいつもこうやってるから大丈夫」
など、過去の成功体験に囚われ、自分を過大評価しているのが原因。
これによって自分が何でも正しいと思い、人を意見を取り入れることができずに協調性がなくなってしまうのです。
原因3. 人に裏切られたなどのトラウマがある
人のことを信用しておらず「信じられるのは自分だけ!」と思っていることも、自分の思いのまま物事を進める要因に。
- 信頼していた人に裏切られたことがある
- いじめられた過去がある
など過去のトラウマがあるのかも、
常に
「また裏切られるのではないか?」
「バカにされているのでは?」
と思って、人間不信に陥っていると、強調心が薄れていくことに。
協調性がない人の特徴|空気が読めない心理的原因とは?
「職場の部下は協調性がないのかも…」
「協調性がない人ってどんな言動をするの?」
協調性がないのはなんとなくわかるけど、どんな具体的な特徴があるのかはわからない人も多いでしょう。
そこでここから、協調性がない人の特徴を解説。
強調心がない人を理解するためにも、しっかりと見ていきましょう。
- 空気が読めない
- デリカシーがない
- 任された仕事しかしない
- 融通が効かない
- 素直に誉められない
- 不機嫌になる
- 友達が少ない
- 平気で断る
- 一人だけ遅れてくる
- ルールや規則を勝手に破る
- グループでの作業をサボりがち
- 全力を出さない
- ペースを乱されると怒る
- 周りの人が困っていても気にしない
- 興味のない話には入ってこない
特徴1. 空気が読めない
協調性がない人は、基本的に他人に興味がありません。
自分のことしか考えず、自分の言動をまわりがどう捉えようと気にしないんです。
- 納期間近でみんな残業しているのに「お先失礼してもいいですか?」と悪びれずに言う
- 食事するお店は決まっているのに、急に「〇〇にしようよ」と自分が食べたいものを言い出す
など、周囲を気にせずに自分のことだけ優先してしまうことも。
特徴2. デリカシーがない
協調性がない人は、相手の気持ちを考えてたり尊重したりできません。
- 人が聞かれたくない秘密や悩みをしつこく聞いてくる
- 人が失敗しているのを見ると、みんながいる前で笑いながらイジってくる
- 「なんでそんな簡単なこともできないの?」と責めたり見下したりする
などといったように、何事も自分基準で考える傾向に。
だからこそ、他人への配慮や思いやりはなく、デリカシーのない発言をしてしまうのです。
特徴3. 任された仕事しかしない
「自分のことさえやっていれば問題ないでしょ?」
と思うのが、協調性がない人の心理。
自分の仕事が終わると、まだ終わっていない人の分を手伝うこともなく「お先に失礼します」とそそくさと帰ってしまうなどが典型的な例。
「自分は自分、他人は他人」という自己中でマイペースな姿勢は崩しません。
助け合いの精神はなく、自分のことだけを考えているのです。
特徴4. 頭が固くて、融通が効かない
協調性がない人は、「自分の考えが正しい!」と思い込みがち。
プライドが高くわがままな性格なので、他人の意見には耳を貸さず、自分がこうと決めたらそのまま貫き通そうとします。
たとえ上司からのアドバイスや指摘であっても
「いや、自分はこういうスタイルなんで!」
「自分のプランのほうが効率的だと思います!」
など、自分の考えは譲りません。
それで職場の空気が気まずくなっても、気にしなかったり気づかなかったり…。
特徴5. 人の成功を素直に誉められない
協調性がない人は、「誰にも負けたくない!」という心理が強め。
他の誰かが褒められたり成功したりすると、自分が劣っているのではないかと不安になってしまうことがあります。
そのため、周りを素直に褒めることはしません。
むしろ
「自分がやってもそれくらいはできた」
「自分だったら、こうしてたけどな」
なんて自分のことを引き合いに出して自分の優秀さをアピールしてくることも特徴的です。
特徴6. 自分の思い通りにいかないと不機嫌になる
自己中でわがままな性格の持ち主が多い、協調性がない人。
周りから嫌われるのもお構いなしに、自分の都合や考えを最優先したがります。
例えば、グループで行動してて自分の行きたい所が行けないと分かった途端、
「じゃあ、自分は帰るわ。」
と、あからさまに不機嫌な態度をとったり。
わがままだけでなく空気を読めない性格。
思い通りにならないと、周りをしらけさせるような冷めた言動もお構いなしに発言してしまうのです。
特徴7. 友達が少ない
協調性がない人は、他人の心理を考えたり気を遣ったりするのを面倒だと思っています。
なので、他人の言動を気にする必要のない単独行動を好む傾向に。
また、なかには一人で全てできると思っているタイプも。自己愛が強く何事も自分優先なので、友達など必要ないと考えます。
- 他人に気を遣うくらいなら、一人でいたほうが楽
- 一人でいた方が周りにイライラすることもなく、物事がスムーズに運ぶ
など、誰かといることが、自分にとって苦痛であったりマイナスであったりすると捉えてしまうんです。
特徴8. 歓迎会や送別会を平気で断る
他人に興味がない協調性がない人にとって、自分以外はその他大勢。
その心理が普通だと思っており、他の人にとっては自分もそうなのだと感じています。
例えば、大事な飲み会でも
「大人数が集まるから、自分一人くらいいなくてもわからないし、大丈夫だろう。」
と、空気を読めないので悪びれることなく断ります。
時には、急に「面倒くさい」と感じ、ドタキャンすることも。
特徴9. 待ち合わせ時間に一人だけ遅れてくる
自分のことが大好きな協調性がない人は、「嫌われることなんてない」という謎の自信を持っていることも。
職場の人や友達との待ち合わせ時間に、一人だけ遅れてやってくる。「悪い悪い」と、言葉とは裏腹に悪びれる態度は見せない。
といった人は、協調性がない人のいい例。
自分勝手な性格で周囲を軽視してしまっているからこそ、遅刻も平気でしてしまうのです。
特徴10. ルールや規則を勝手に破る
協調性がない人は、
「自分だけなら大丈夫」
「バレなければ平気」
という心理から、職場でもプライベートでも我が道を突き進みます。
- 喫煙所以外でタバコを吸う
- 隙あらば列に割り込む
など、ある意味モラルが著しく欠如している行動を取ることも…。
特徴11. グループでの作業をサボりがち
マイペースな性格の協調性がない人は、周りのペースに合わせるのが苦手。
特に、グループで仕事をする時は、気分が乗らないと仕事のペースや要領がガクンと落ちます。
- 会議で発言すらしない
- 任された仕事を部下や他の人に押し付ける
など、自分がやらなくても仕事が進むと思い、すぐに手を抜いてしまいます。
言い換えれば、”誰かがやってくれるだろう精神”を持っているということですね。
特徴12. 自分のためでしか全力を出さない
協調性がない人は、とにかく自分第一主義。
自分だけが良ければそれで良いという心理から、他人への気遣いは限りなく0に近づきます。
例えば、同期や友達の家に呼ばれても自分が散らかしたものは片付けないくせに、自分の部屋はめちゃくちゃ綺麗にしたり。
自分のためにならないと思ったことは、頑張ることはしない。
その割に、自分のことになると、本気になって取り組むのが特徴的です。
特徴13. ペースを乱されると怒る
協調性がない人は、「自分のやり方が一番正しい」と思い込んでいます。
そのため、自分のペースで物事を進めたい気持ちが強く、邪魔されるのを極端に嫌う傾向に。
- 仕事の合間にお願い事をされる
- アドバイスされたり「手伝おうか?」と言われたり、横から口を挟まれる
といったことをされるとイライラ。
良かれと思ったことでも、「自分のペースを乱しやがって!」と思ってしまいます。
特徴14. 周りの人が困っていても気にしない
協調性がない人は、他人への興味もない人。
自分のことばかり考えているので、他の人が困っていたり悩んでいたりしても、基本気づきません。
- 酔いつぶれている同期がいても、置いて帰る
- 仕事で山のような書類を抱えて残業している同僚や部下がいても帰る
- 体調が悪そうにしている人がいても、平気で大量の仕事を振る
など、何事もなかったかのような態度でいます。
自分さえ良ければ良い精神なので、周囲が困っている人がいても、助けようとはしないのです。
特徴15. 興味のない話には入ってこない
「自分が興味のあることだけに時間を使いたい」
という心理から、人の話をよく聞かないことも。
例えば、誰かと話していても興味が湧かない話題になった途端、「うんうん…」と適当に返事をしたり、「えっ?俺(私)に言ってたの?」と上の空であったりします。
そのわりに、自分が話したいことは延々と喋ったりする傾向に。
協調性がない人への対処法|上手く付き合う方法とは?
「身近なところに協調性がない人がいるんだけど、どんな対処法がある?」
「協調性がない人とうまく仕事を進めるにはどうするの?」
協調性がない人がいたら、どのように付き合っていけばいいいのか悩みますよね。
そこでここから、協調性がない人への対処法や接し方を紹介していきます。
自分勝手な方が周囲にいる場合は、ぜひ参考にしてくださいね。
対処法1. 「仕方がない」と皆で理解しておく
協調性がない人は、自分が正しいと思った通りに行動し、周囲と合わせるのが苦手。
無理にコントロールしようとすると不機嫌になって、周りへ悪影響を及ぼす可能性も。
「もっとまわりに合わせて気を遣ってよ」
「どうしてそんなに空気を読めないの?」
などと責めてしまうと、拗ねたりトラブルの原因になったりする恐れもあるので注意が必要です。
「あの人はそうだから」
「まあ仕方ない」
など、そういう人だと思って接することが大切。
ある意味諦めることで、ストレスも軽減されるでしょう。
対処法2. グループのリーダーを任せる
協調性がない人は、協調性がないことでどれほど周囲に迷惑や負担をかけているのか知りません。
なので、協調性がないとどれだけ大変なのか理解させる必要があります。
例えば、グループのリーダーなど複数の人をまとめたり責任を負ったりする立場に置いてみましょう。
目標やスケジュールなどを立てさせ、それを達成するために行動させるんです。
客観的に人を見る機会になり、部下やグループの一員に協調性のない人がいたら、協調性の重要性に気づくでしょう。
対処法3. 自由にさせてあげられる部分は自由にやらせる
協調性がない人は、人にとやかく言われるのが嫌いです。
一方、自分でやると決めたことはしっかりやる特徴があるので、その長所を活用するのも上手くコントロールする術。
- 自分で目標を決めさせる
- 「ここからここまでは完全に任せる」と言う
- こちらからのアクションは最小限に抑える
という風に、ある程度の自由を与え、任せられるところは任せてみましょう。
干渉しすぎるとお互いストレスを抱えてしまいます。
多少、放任するくらいがちょうどいいですよ。
対処法4. 期日は早めに伝える
協調性がない人はマイペースな人も多く、平気で納期をオーバーしてきます。
なので、早めに期日を設定するようにしましょう。
例えば、本来の期日が30日だったとしたら、遅れるのを見越して25日と伝えるなど。
そして、それを協調性がない人にバレないようにチームで共有するとさらにGOOD。
重要な案件でも関係なしに「まあいいや」となって遅れがち。大きなトラブルを避けるためには、効果的な対処法ですよ。
対処法5. 迷惑がかかっていることをはっきりと伝える
協調性がない人は、どれだけ周囲に迷惑をかけているのか自覚がないため、放っておくとその姿勢を貫き続けます。
「◯◯さん、報告がないからみんな困ってるよ。信用なくなっちゃうよ」
「◯◯さん、これで3回目。さすがにダメだよ」
など、迷惑であることをストレートに伝えるのも効果的な対処法です。
ただし、完全否定するような言い方ではなく、諭すように言うのがポイントですね。
協調性がないと言われた場合の直し方
「協調性がないと言われた…。どう直せばいいの?」
「自分の行動に、協調性がない特徴がけっこう当てはまる…。どうしたら良い?」
もし、自分が協調性のないタイプだったら、どう改善すればいいのか悩みますよね。
そのまま放置しておくと、周りからの信頼を失い嫌われる可能性がでてきます。
では、どうすれば協調性を手に入れられるのか?
協調性がないと言われた場合の直し方を見ていきましょう。
直し方1. 自分の意見を言う前に相手に意見を求める
自分の意見ばかり通そうとするのが、協調性がない人の特徴。
なので、周りの意見に耳を傾ける癖をつけることが大切です
会議や打ち合わせ中、「自分が自分が」という衝動を抑え、まず相手の意見から聞くようにしましょう。
「〇〇さんはどう思いますか?」からはじまり、自分の意見と異なっても
「いい意見ですね。」
「そういう考えもありますね。」
など、必ず一度受け入れるんです。
その後に自分の意見も言いますが、押しつけにならないように注意。
お互いの意見を尊重し折り合いをつければ、協調性がある人と認められますよ。
直し方2. 威圧的な態度や言動を慎む
「何か嫌なことがあったら怒る」
などは、周囲のことを気にしていない協調性がない人と捉えられてしまいます。
そんな風に見られないようにするためにも、
- いつもニコニコする
- 言葉遣いが荒くならないように意識する
- 嫌なことが起きても、あからさまな不機嫌な態度を見せない
などを心がけてみましょう。
もし納得いかないことが起きても、威圧的な態度や言動はしないように。
直し方3. 我慢を覚える
誰にだって理不尽に思うことはあります。それでも我慢するのは、自分のためではなく周りのため。
社会に出たり組織に属したりすれば、全てが自分の思い通りになることなんてありません。
自分だけが特別だと思わず、自分を律することも大切です。
- アドバイスを受けたら、納得いかなくても「ありがとうございます」と言う
- みんな我慢していることを理解する
など、自分の意とはそぐわなくても、一旦受け入れてみること。
協調性がない人にとっては、はじめはストレスに感じるかもしれませんが、それも含めて社会なのだと理解しましょう。
協調性がない人に向いてる仕事|嫌われる心配のない業種とは?
協調性がないという言葉には、ポジティブな意味は含まれていません。
しかし、それは一概に短所とは言えない部分もあり、逆に活かせる職種も。
そこでここから、協調性がない人に向いてる仕事を紹介します。
協調性がない人も、働く場所が変われば一気に才能が花開くことも。
嫌われる心配のない業種を知れば、随分と楽に生きられるかもしれませんよ。
向いてる仕事1. プログラマーなどの技術職
プログラマーやITエンジニアなど、パソコンとにらめっこしている時間が長いのが特徴。
そのぶん、人と接する機会が減り、黙々と自分のペースで仕事ができます**。
フリーランスとして活動できるようになれば、仕事の裁量や時間の使い方などが自由にできることも。
むしろ協調性がない人のほうが向いている業種と言えるかもしれませんね。
向いてる仕事2. 警備員などの一人仕事
こちらも一人でいる時間が長い仕事。
警備員やトラックドライバーなど、連携や伝達事項はあっても、基本的には一人で仕事をこなす業種です。
普通の人なら、孤独や寂しさを感じることもあるかもしれません。
しかし、他人と一緒に仕事したり向き合ったりするのが苦手な協調性がない人なら、逆に気持ちが楽に感じやすく、向いてる仕事といえますよ。
向いてる仕事3. YouTuberなどのクリエイター業
クリエイターや芸術系の仕事は、自分の成果が報酬に直結する業種です。
一人で自分と向き合う時間が長く、ある意味自分との闘いなので、協調性は関係ありません。
どれだけ頑張っても成果がなくても給料が定まっている仕事とは異なり、全ては成果次第であり自分次第。
自分の考えがしっかりしている特徴や、好きなことには没頭しやすい特徴を持つ協調性がない人にとって、向いている業種の一つですよ。
周囲にいる協調性がない人と上手く付き合ってみてくださいね。
協調性がない人は、
- 自己中でマイペース
- 周りを気にしない
- 輪を乱す
など、どうしてもマイナスイメージを持ってしまいがち。
「協調性がない人と上手く接することができない…」と悩んでいる人も多いかもしれませんが、意外と協調性がない人には自覚症状がない場合も多いです。
まずは、コミュニケーションをとって、考え方や性格を理解するように努め、本人に気づかせるようにしてみてくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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