「万能感」の意味とは?ありのままの自分を受け入れて生きる克服方法を紹介
そもそも「万能感」の意味とは?
万能感とは心理学用語で、「自分なら何でもできる」という感覚を意味する言葉。『全能感』とも呼ばれ、自分が全知全能であるかのような考えです。
この感覚は子供の発達段階に多く見られることが特徴で、一般的には成長するに連れて次第に薄れていくもの。
しかしこの特徴を持ったまま成長する人も多く、「幼児的万能感」という言葉で大人に対して使われる場合もあります。
似た言葉で「全能感」というのもあるので、合わせて押さえておきましょう。
大人になっても万能感が抜けないと起こり得るデメリットとは?
自信に満ち溢れていて一見ポジティブな考えのように思える万能感。ですがこの全知全能のような感覚があると、自信を持ちすぎるあまり問題が生じてしまう可能性があるのです。
この全能感の最も厄介な特徴は、「全て自分の思い通りになる」と信じ込んでしまうこと。上手くいかないとすぐにいらいらして感情が表に出てしまいますし、仮に自分に非があっても認めることができず、周囲との和解が難しくなります。
このように精神的なストレスを抱え込みやすくなってしまうので、「自分にあてはまるかも…」と感じる方は全能感から脱却することをおすすめします。
万能感を克服する方法|自分としっかりと向き合うコツを大公開
ここまでの説明を読んで、「万能感は持たない方が良いかも…」と感じた人もいるのではないでしょうか。ただ、いざ捨てようと思っても具体的に何をすればいいのかわからないですよね。
ここからは万能感を克服する方法を詳しくご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
万能感を克服する方法1. 自分の非をしっかりと受け入れる
自分の非を認めることは「今の自分に何が足りていないのか」を自覚することに繋がり、正しい努力ができるようになります。
失敗してしまった時は目を背けることなく、しっかりと受け入れるようにしていきましょう。
そうすることで自分が全知全能であるかのような感覚は徐々に薄れていき、大人な考えを持てるようになります。
万能感を克服する方法2. 周囲に依存しない
万能感があると精神的なストレスを抱えることが多く、つい何かに依存して発散しようとしてしまいます。ですが依存による心の安らぎは一時的なものであって、根本的な解決にはなりません。
問題と向き合うことを先延ばしにしないためにも、すぐ何かに依存してしまう癖を改善しましょう。
精神的な自立を果たすことで、問題と向き合える強い自分を手に入れることができますよ。
万能感を克服する方法3. 信頼できる人を見つける
万能感を捨てるためには客観的に自分を評価してくれる存在が必要ですが、信頼できない人の言葉では素直に耳を傾けることはできません。
先輩や同僚、友人や家族の中に信頼できる人を見つけて、その人達からの言葉を受け入れてみてください。
自分を正しく見つめ直すきっかけになり、あなたの心を成長させる助けになるでしょう。
万能感が抜けないと悩む人は、ありのままの自分を受け入れてみて。
万能感をなくすことは簡単ではありませんが、考え方や行動を変えることによって克服していくことができます。
万能感が薄れてくるといらいらすることも少なくなり、周囲の人達との関係も良くなっていくでしょう。
「なんでもできるすごい自分」であり続ける必要はありません。等身大の自分を受け入れてより楽しい人生を歩んでいきましょう。
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