「気性が荒い」の意味とは?短気で感情の波が激しい人の心理・特徴・接し方を解説
気性の荒い人っていますよね。
職場の上司など、周囲の男性や女性で気性が荒い人がいる、または自分自身の気性が荒いことで悩んでいませんか。
そこで今回は、気性が荒いの意味から気性が荒い人の性格などの特徴や原因、上手な付き合い方をご紹介します。
加えて、自分自身が気性が荒い人間で、改善したい場合の対処法も紹介しているので、自分自身の性格で悩んでいる人も、ぜひ悩み解消に役立ててください。
前提として「気性が荒い」の意味とは?
気性が荒いの気性とは、その人の持つ気立てや気質を指します。つまり、「気性が荒い」で、感情の起伏が激しい、勢いがあるさまという意味があります。
気性が荒いと一言に言っても、気分屋で機嫌によって対応が変わる人、情緒不安定な人もいます。
また、不満やストレスが積もって爆発し、激しく怒ったり泣いたりするタイプの気性が荒い男性や女性もいます。
感情の起伏が激しい人って何が原因なの?詳しく解説します▽
心の内では何を考えてるの?気性が荒い人の心理とは
気性が荒い男性や女性は、どんな気持ちから感情的な態度や行動をしてしまうかが気になる人も多いです。
まずは気性が荒い男性や女性を理解する上でも役立つ、気性の荒い人が裏で持っている、主な4つの心理を見てみましょう。
気性が荒い人の心理1. 人に指摘されたり、注意されたりするのが好きじゃない
頑固で自分の考えを曲げるのが嫌いな人や、人に合わせるのを不服と思っている人は、人に指摘されること自体が嫌だと感じて、感情的になることが多いです。
元々他人に合わせるのが嫌で、自分を常に保ちたい気持ちも、気性が荒い男性や女性の心の中にあるでしょう。
他人が親切心からアドバイスしたことに対しても、自分のやり方を否定されたように感じ、怒りを感じてしまうことも珍しくありません。
気性が荒い人の心理2. 自分の意見が正しいと思い込んでいる
自分が間違ったことをした時でも、常に自分が正しいと思っている人は、間違いを素直に受け入れられません。
仕事で自分がミスをして他人から指摘されたとしたら、その間違いを認めたくないために、激しく怒ったり泣いたりするでしょう。
自分の意見はいつでも正しいという思い込みも、気性が荒い人の持ちやすい心理の一つです。
気性が荒い人の心理3. 嫌なことは嫌だと言わないと気が済まない
人に否定的な意見を言う時には、相手の気持ちを考えて結局遠慮して言わない、という人も多いです。
一方で、どんな相手でも物おじせずに何でもズバズバ言える人は、どんな人にも遠慮をしないため、時に感情的になって気性が荒くなることもあるでしょう。
嫌なことは嫌だとはっきりと言わないと気が済まない、という気持ちも、気性が荒い人の裏にある気持ちです。
気性が荒い人の心理4. 自分の思い通りにならないとイライラする
いつでも自分が中心でないと気が済まない自己中心的な人は、気性も荒くなりがち。自分の思い通りにならないと感情的になってしまうからです。
周囲が見えないことへの余裕のなさに加えて、自分の思い通りにならないことへの悲しさや悔しさなどの心理が現れて、その結果イライラしたりと情緒不安定になってしまうケースがあります。
気性が荒い人に共通する特徴7選
周囲に気性が荒い男性や女性がいて、職場などの雰囲気が悪くなっていて困っている、という人も多いです。
実は気性が荒い男性や女性には、性格などに共通した特徴があります。
気性が荒い男性や女性が持ちやすい特徴を7つ見てみましょう。
気性が荒い人の特徴1. プライドが高く、負けん気が異常に強い
プライドが高い人は他人から自分の劣っている部分を指摘されたり、負けを認めたりするのが嫌いという気持ちから、感情的になりやすいです。
馬鹿にされたり、仕事のミスを指摘されたりすると、自分のプライドを傷つけられたと感じるため、激しく怒ったり泣いたりする男性や女性も多いでしょう。
人から劣っていることを認めたくない、負けず嫌いな人も気性が荒い人に多い性格です。
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気性が荒い人の特徴2. 感情をコントロールするのが苦手ですぐムキになる
根気がなく我慢できない、自分の思い通りにならないとイライラしてわがままなど、性格的にこらえ性がありません。気性が荒い人は感情をコントロールするのが苦手な傾向があるのです。
嫌だと思ったことがあっても、ぐっと感情を我慢して怒りを抑えることが困難。些細な事でもカッとしたり、すぐにムキになって怒ったりしてしまうのです。
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気性が荒い人の特徴3. 自己中心的で自分の意見を相手に押し付けやすい
自分が常に中心でないと気が済まない自己中心的な人も、自分の意見や考えを相手に合わせて変えたくない心理があり、感情的になりがち。
自分勝手なため、周囲の状況が把握できない視野の狭さがあり、どんな時でも自分の意見を押し通そうとしてしまいます。
自分が正しいという気持ちで相手に合わせず、意見を押し付けやすいのも気性の荒い人の特徴ですよ。
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気性が荒い人の特徴4. 妥協できないマイルールやこだわりが多い
自分のこだわりやマイルールを多く持っていて、かつ人に押し付けやすい人は、他人に受け入れられなかった時に自分自身を否定されたような気分になります。
また、他人からの言葉を助言でなく指摘として捉えてしまう傾向があります。
人が親切から助言やアドバイスをしたとしても、自分のこだわりやマイルールを否定されたと感じて、感情的に怒ることもあるでしょう。
気性が荒い人の特徴5. ストレスに弱く、基本的に気が短い
人よりもストレス耐性が低い人は、ストレスを人よりも溜め込みやすい傾向があります。そのため、常にイライラしたり、気が短かったりして気性が荒くなる機会が多くなります。
元々完璧主義者で少しの妥協もできない、人の目や評価が気になりやすいなど、ストレスを感じやすい性格も気性が荒い人の特徴として挙げられるでしょう。
気性が荒い人の特徴6. 一度スイッチが入ると、周囲が見えなくなる
気性の荒い男性や女性は、元々自己中心的な性格で周囲が見られない性格です。一度感情のスイッチが入ると周囲の状況に関係なく、気性を荒くしてしまう傾向があります。
少しでも怒りや悲しみを感じると、周りの状況を見たり空気を読んだりして我慢することができず、自分の感情に任せて行動してしまう人も多いでしょう。
気性が荒い人の特徴7. 自分と意見が食い違う人に対して高圧的な態度を取る
プライドが高くて自分の意見が常に正しいと思っている気性が荒い人は、自分の意見と違う意見に対して敵対心を抱きます。
例えば職場の上司で意見の違う部下に対して上から目線の態度を取るような人。自分の意見を否定されてプライドを傷つけられたと感じ、感情的になるケースがあります。
自分が正しいと思っていたり、思い通りにならないと気が済まないという心理が働くため、高圧的な態度を取ってしまうのです。
具体的なきっかけとは?気性が荒くなってしまう4つの原因
気性が荒い男性や女性は、生まれ持った性格を元に色々な原因から感情のコントロールができない状態になっています。
気性が荒くなってしまう具体的な4つの原因やきっかけを見てみましょう。
周りの気性が荒い男性や女性を理解したい人は、ぜひ参考にしてください。
気性が荒くなる原因1. プライドが高く、人に指図されるのが苦手
元々プライドが高い人は、自分自身を否定されることを嫌うため、人に指図されると感情的になることが多いです。
職場でミスをした時に指摘されても、自分の間違いを素直に認められないため、気性が荒くなってしまうことも。
プライドの高さや完璧主義で妥協を許さない性格も、気性の荒い気質の原因になりやすいです。
気性が荒くなる原因2. 頑固な性格で自分の非を認められない
自分が世界の中心と考えていて、周囲から間違いを指摘されても認めないため、周りとの衝突を生みやすくなります。
職場でも頑固な人だけが非を認めず、仕事が円滑に進まないこともあるでしょう。
話を前に進めようとしても、とても頑固で認めようとしないため、相手を責めてしまうことも多いです。
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気性が荒くなる原因3. 精神的に未熟でセルフコントロールができない
精神的に未熟な場合、必要に応じて感情を我慢したり言いたいことを抑えたりといったことができません。
わがまま放題で育てられたり、いまだに大人になりきれていなかったりなどの原因で、セルフコントロールができず、気性が荒い性格になります。
見た目は立派な大人でも、感情の赴くままに行動する子どもっぽい人も多くなっています。精神的に成熟できていないと、少しでも思い通りにならないと感情を爆発させてしまう傾向がありますよ。
気性が荒くなる原因4. わがままな性格で、相手の立場になって物事を考えられない
相手の立場に立って考えられない人は、「感情的になったら相手を不快にさせる」という考え方ができないため、自己中心的な振る舞いをして、感情を爆発させることも多いです。
自分中心でわがままなため、周囲の状況に自分を合わせることができません。なりふり構わず怒ったり怒鳴ったりと気性が荒い男性や女性が持ちやすい原因でしょう。
気性が荒い人との上手な接し方とは
職場や日常生活で接する人に、気性が荒い人がいると周りの雰囲気も悪くなってしまいますし、怒らせないかこちらも接し方に悩んでしまう人も多いでしょう。
次に、気性が荒い人との上手な接し方や付き合い方で覚えておきたい、6つのポイントを解説します。
気性が荒い人との接し方1. どんなタイミングやきっかけで気性が荒くなるか原因を分析する
気性が荒い人と接していると、気分屋でいつ怒ったり泣いたりするかが掴みにくい。そのため、最初から何が原因で気性が荒くなるかを知っておけば、その原因を回避できますよ。
気性が荒くなる原因には、タイミングや気持ち、シチュエーションなど様々な要因があります。
あらかじめ原因を知っておけば、自分が相手の気性を荒くするのも防げ、いざという時には距離も取れるようになるでしょう。
気性が荒い人との接し方2. 原因が解明できたら、不快にさせる発言や振る舞いは控える
気性が荒くなる原因が分かっても、その原因に触れてしまうと相手はたちまち感情的になってしまうでしょう。
原因を把握した上で、相手が不快にならないように接して、感情的になるのを防ぐのが気性が荒い人との上手な接し方になります。
原因が分かれば気性が荒い男性や女性に対しても、はれ物に触るような対応はせず堂々と対応できるようになるでしょう。
気性が荒い人との接し方3. 感情的になったら、ほとぼりが冷めるまで距離を置く
自分が気性が荒くなる原因を把握していても、周囲の誰かが地雷を踏んでしまうことがあります。
その時近くにいると、自分に怒りや憎しみの矛先が向いてしまう可能性がありますので、いったん距離を置きましょう。
相手が冷静になるのを待ってからまた接するようにすれば、自分が不本意に怒られることもなくなるでしょう。
気性が荒い人との接し方4. 適度に褒めて上手におだてる
気性が荒い人は、人よりもストレス耐性が低い傾向にあります。
普段から気性の荒い人にストレスが溜まらないように接するのも、突然爆発して感情的になるのを防ぐ1つの手段。
気性の荒い男性や女性に対して、適度に褒めたり上手におだてたりして、プライドを尊重しましょう。
気性が荒い人との接し方5. 聞き役に徹して、適当に相槌を打ちながら聞き流す
気性の荒い人にはできるだけ近づかないようにしたくても、職場の上司や同僚などどうしても接しなければいけない相手もいます。
その時には、こちらから気性が荒くなる原因である意見を言ったりアドバイスを送ったりせず、聞き役に接するのがおすすめです。
相手の言っていることを否定せず、適当に相槌を打って聞き流していれば、相手の気分も害せずうまく対応できるでしょう。
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気性が荒い人との接し方6. 相手の好きな話題を振ってあげる
気分屋で機嫌によって気性が荒くなる人でも、基本的に自分の興味のあることや好きな話題を話している時には、機嫌は良いです。
気性の荒い人と話をする時には、相手の好きな話題や興味のあることを振ってあげると、気分良く会話を進められるでしょう。
相手の好きな話題なら、たとえ気分屋ですぐに怒ったり泣いたりする気性の荒い人でも、地雷を踏む確率も低くなりますよ。
自分の気が荒い場合、改善する方法とは
周りの人ではなく、自分自身が気性が荒く、すぐに怒ってしまって周りの雰囲気を悪くし、自己嫌悪に落ちてしまう人も多いでしょう。
では、どのようにして気性の荒さを改善していけば良いのでしょうか。ここでは、自分自身がの気性の荒さを改善する方法をご紹介します。
性格を直して、周囲と円滑な人間関係を築きましょう。
気性の荒さを改善する方法1. 自分がどんな時に感情的になるのか、理由を明確にする
自分の気性が荒いことを自覚していても、何が原因で気性が荒くなってしまうかを把握していないと、気性の荒さの改善には繋がりません。
まずは自分がどんな時に感情的になってしまうか、タイミングや理由、原因を明確にしておきましょう。
原因や理由がわかれば、気性が荒くなるのを防いだり解消したりできます。あらかじめ怒りの沸点をはっきりさせてみましょう。
気性の荒さを改善する方法2. こまめにストレスを発散して、溜め込まないようにする
気性が荒くなる原因は、感情に訴える出来事だけでなく、ストレスで精神的な余裕がないこともあります。
普段からストレスをためているとイライラして気性が荒くなりがちなため、ストレスは溜めずにこまめに発散する習慣をつけましょう。
ストレスを上手に解消していれば、精神的にも余裕ができて、すぐに感情的にならずに済みます。
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気性の荒さを改善する方法3. 謙虚な姿勢を心がけ、周囲の人の助言に耳を傾ける
自己中心的でわがままな性格だと、常に自分が正しいと考えてしまうため、人に違う意見を言われただけでも感情的になってしまいやすくなります。
まずは自己中心的な考えを改めて謙虚な姿勢を持ち、周囲の人の意見や助言に耳を傾けるようにしましょう。
謙虚な姿勢になれば、「自分のために言ってくれている」と素直に人の意見や助言が聞き入れられるようになります。
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気性の荒さを改善する方法4. 常に心に余裕を持つことを意識する
自分自身が生活や時間に余裕がない状態だと、つい視野が狭くなって気持ち的にも余裕が持てません。
余裕がなくなると感情的になりやすくなってしまうため、常に心に余裕を持つことを意識して過ごしましょう。
予定や計画は余裕を持って立てる、完璧主義ではなくたまには妥協もする、生活もぎりぎりではなくゆとりを持つなど。自分自身に余裕が生まれると、他人を配慮する余裕もできます。時間や気持ちなど、何事にも余裕を持つことを心掛けてみましょう。
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気性が激しい人とは上手に付き合っていきましょう。
気性が荒い人の持つ心理や原因は人それぞれで異なります。周囲にどうしても接しなければいけない気性が荒い人がいても、上手な付き合い方を覚えておけば、感情的になるのを防げるでしょう。
もしも自分の気性が荒い性格を改善したいなら、今日からできる改善方法を試してみれば、円滑な人間関係を築けるようになりますよ。
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