感情をコントロールできない原因とは?制御できるようになる訓練方法を解説
自分の感情をコントロールする方法を大公開!
些細なことでイライラする、辛い気分からなかなか立ち直れない、という悩みを抱えている人は多いもの。
感情を上手にコントロールできるようになりたいものですよね。
今記事では、自分の感情がコントロールできない原因を明確にして、感情を制御するための方法を紹介していきます。
自分の感情を上手にコントロールして、ビジネスやプライベートや恋愛に活かしてくださいね。
感情をコントロールできる人の7つの特徴
世の中には、怒りやイライラを表情に出さない人もいます。感情のコントロールがうまい人というのは、一体どんな思考や性格をしているのでしょうか。
ここでは、感情をコントロールできる人の7つの特徴を詳しく解説します。
特徴1. 人の気持ちを理解できる
感情をコントロールできる人は、何か発言や行動をする前に、他人の気持ちを考える癖が習慣付いています。
つまり、意見を発言する時など、感情のまま自分勝手にならず、他人の気持ちを汲み取って発言できるということです。
自分の感情に流されず冷静でいられるので、仕事や恋愛で揉めることがありません。コミュニケーション上手で人から好かれるのも、感情のコントロールが得意な人の特徴です。
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特徴2. いつまでもミスを引きずらない
感情のコントロールがうまい人は、「ミスを引きずっても良いことがない」ということを熟知しています。
いつまでも落ち込む時間があるのなら、今やるべきことをやって未来に生かそうとします。
感情のコントロールができる人というのは、理性に従って気持ちの切り替えができ、どんな時も物事を前向きに考えられるもの。
仕事でミスをしても立ち直りが早く、目の前のやるべきことに集中できます。
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特徴3. 適度に力を抜いている
「絶対にミスしない」「確実にやり遂げる」と強く意気込みすぎると、些細なことで神経質になり、周囲の人にイライラをぶつけてしまうことも。
感情をコントロールできる人というのは、仕事などで適度に力を抜くことで、気を張りすぎないようにしています。
適度に力を抜いて臨むことでストレスを溜め込まずに済み、いつも心に余裕が持てるのです。
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特徴4. 冷静に物事を判断できる
感情をコントロールできる人は、客観的な視点が身についています。物事に対してだけでなく、自分自身の感情も正確に把握できるのが特徴です。
「気持ちが苛立っている」「弱気な気分に流されている」など、今の自分の状態を自覚できるので、その時の感情に左右されることなく、物事を判断できます。
ネガティブな感情を自覚して抑えることで、どんな時も冷静でいられるのです。
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特徴5. 変化することを楽しんでいる
感情のコントロールがうまい人は、自分の考えや価値観、やり方を柔軟に変えられるもの。
「絶対にこうあるべきだ」というような凝り固まった考えをしていないため、新しい意見ややり方を肯定的に受け入れます。
変化を楽しみながら、より良いものを吸収していけるので、人間的に深みや魅力があり、仕事でもどんどん成長していく人が多いです。
特徴6. 信頼関係の構築が上手い
感情のコントロールができる人は、人前で素直に表現していい気持ちと抑えるべき感情がよく分かっています。
嬉しい時ははっきりと喜び、他人からも好印象ですが、少しイラッとしている時でも、イラッとした様子は表に出しません。そのため、感情のコントロールができる人の周囲にいる人たちは、居心地の良さを感じます。
良好な人間関係や信頼関係を築くことに長けているのも、感情のコントロールができる人の特徴です。
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特徴7. 人の感情に振り回されない
どんな時も冷静に他人の気持ちを想像できるのが、感情のコントロールができる人の特徴。
例えば、理不尽に怒られたり八つ当たりされたからといって、感情のまま怒り返すようなことはしません。
感情的になっている人にこちらも感情のままぶつかれば、問題がこじれるだけだと分かっているためです。
感情のコントロールができる人は落ち着いた対応が習慣付いているので、激しい喧嘩とは無縁と言えます。
なかなか感情をコントロールできない5つの原因
「気をつけても怒りを抑えられない」「辛い気持ちからいつまでも抜け出せない」というのは、一体何が原因なのでしょうか。
ここでは、なかなか感情をコントロールできない5つの原因について解説していきたいと思います。
原因1. 不摂生な生活を送っている
慢性的な睡眠不足や不規則な生活など、不摂生な毎日を送っているとストレスを溜め込みやすくなります。
ストレスは感情のコントロールを妨げる大きな原因となるものです。
さらに、感情をコントロールできずにイライラを溜めてなかなか寝付けなかったりすると、心が休まらず、よりストレスを溜めて感情をコントロールしにくくなります。
原因2. 知らぬ間にストレスを溜めてしまっている
我慢や遠慮が癖になっている人は、自覚できないところでストレスを溜めている可能性も。
例えば、「実際は手一杯なのに頼まれた仕事を断れない」「恋愛で無理をして相手に合わせている」などが挙げられます。
本当は自分の意思があったとしても、無意識に我慢してしまったり、人に流されてしまったりするストレスが原因で、感情のコントロールが効かなくなるのです。
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原因3. 他人が感情をむき出しにする環境で育てられた
「両親が怒鳴り合いの喧嘩を頻繁にしていた」「いつも激しく罵られながら怒られていた」など、幼い頃からの家庭環境が原因で感情のコントロールができない人もいます。
周囲が感情をむき出しにする環境で育てられると、感情的になるのは当然のことと認識されるため、同じように感情的な人間になってしまいがち。
感情をコントロールする方法をあまり学ばずに成長したため、怒りやイライラを抑える術が分からないことが原因になります。
原因4. 仕事や恋愛など元々イライラすることが多かった
既に何か問題を抱えている状態では、感情のコントロールが難しくなります。
仕事で嫌なことがあってイライラしていたり、恋愛が上手くいかずストレスになっていたりする時というのは、神経がピリピリと過敏になっているものです。
怒りや不安、焦りなどのストレスを元々抱えている場合では、心に余裕がなくなり、ネガティブな感情を抑えることができません。
原因5. 理想と現実のギャップが大きい
「仕事で思うように成果が出ない」「恋愛で思い通りにならない」など、現実が上手くいかない葛藤からストレスが溜まり、感情のコントロールができなくなる人もいます。
理想に近づけない焦燥感や不安から、様々な物事に神経質に反応してしまうのが特徴です。
感情のコントロールが苦手な人の中には、少しの不完全も許容できない完璧主義の人が多い傾向もあります。
感情をコントロールできるようになる9の訓練方法
感情のコントロールがうまい人になるためには、どんな訓練方法が有効なのでしょうか。
ここでは、感情をコントロールできるようになる9の訓練方法をレクチャーします。
「怒りを抑えられない」「なかなか辛い気分から抜け出せない」という人は、訓練方法を参考にトレーニングしてみてくださいね。
訓練方法1. 些細なことでも自分のことを褒める
ちょっとしたことでいつまでも落ち込んだり、つい感情的になったりするのは、自分に自信がないことやネガティブな思考が原因。
自分を褒める習慣を作ることで徐々に自信が生まれ、すぐに落ち込むことや怒ることが少なくなります。
褒める内容は、ちょっとした出来事で十分。
「今日も遅刻しなかった」「残業せずに仕事を終えられた」など、どんな小さなことでもいいので自分を褒めて、ポジティブさや自信を身につける訓練を行いましょう。
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訓練方法2. 感情的になりそうになったら、深呼吸をして落ち着かせる
怒りや悲しみの感情が爆発しそうになった時、一旦冷静になることで感情を抑える訓練方法があります。
特に、強い怒りの感情は6秒間がピークと言われており、6秒我慢できれば怒りを静めることが可能です。
感情的になりそうになったら、目の前の出来事や感情はそのままにしておき、深呼吸しながら「1、2、3……」と数字をカウントすることに集中しましょう。
一時的に感情から気を逸らすことで、冷静さを取り戻せる確率が上がりますよ。
訓練方法3. ネガティブなワードを使用しない
人は自分が発した言葉に気持ちが引っ張られるものです。
例えば、自分を落とすような発言ばかりしていると、ネガティブになってすぐに落ち込んでしまいます。
「自分なんか」「どうせ無理」「辛い」などのネガティブな言葉を繰り返すのは、自分を悪い方に追い込むだけ。
気持ちは下を向いていたとしても、「きっと大丈夫」「何とかなる」などの前向きな言葉を発することが大切です。
前向きな発言をするトレーニングを続けていけば、ネガティブな感情になりにくくなります。
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訓練方法4. 睡眠をしっかりとる
睡眠をしっかり取ることは、心を休める方法に繋がります。良質な睡眠をとって心の疲れやストレスを解消することで、感情を上手くコントロールできるようになるでしょう。
睡眠時間の確保だけでなく、毎日決まった就寝時間と起床時間を心がけ、体内時計を整えるのも大切なポイント。規則的な生活が送れるようになると、心身のバランスや感情の起伏も安定していくでしょう。
訓練方法5. 一人の時間をしっかり用意する
感情のコントロールの妨げになるストレスを解消するためには、周囲からの刺激がない一人の時間を作ることが大切です。
「趣味に没頭する」「読書をする」「好きな音楽を聞く」など、一人の時間の使い方は自由。思いっきり眠ったり、ぼんやりテレビを見たりするのもOKです。
人と関わらない時間を作ることで緊張がほぐれ、リラックス&リフレッシュ効果が得られます。時間を決めてスマホの電源を切るのもおすすめですよ。
訓練方法6. 運動をする
適度な運動や筋肉トレーニングは、ストレス発散に有効な方法です。体を動かし、定期的に気分をリフレッシュさせることで、セルフコントロールが上手くなります。
元々運動が好きな人は、何かスポーツを始めたりジムに通ったりするのもいいですが、手軽にできるウォーキングやランニングでも効果は十分です。
運動は続けていくことが大切なので、無理なく楽しめるものを選びましょう。
訓練方法7. イライラしそうになったら、別のことを考える癖をつける
嫌な出来事に意識を集中してしまうと、イライラや怒りはどんどん募ってしまいます。
例えば、気に障るようなことを誰かに言われたら、相手を視界から外し、別のことを考えるようにしましょう。
一旦意識を他のところに向けることで、冷静さや落ち着きを取り戻せます。
特に、相手に対して説得力のある反論をしたい場合は、その場の感情に流されないことが大切です。
訓練方法8. 完璧を追い求めすぎない
完璧主義な人は上手くいかない葛藤や焦燥感から、様々な物事に神経質に反応しがちです。
安定したメンタルや心のゆとりを維持するには、物事を適度にゆるく考える姿勢が大切になります。
仕事や恋愛、人生は思いがけないことの連続。誰だって失敗や上手くいかない出来事に遭遇します。
「時にはこんなこともあるよね」と、不完全を許容できる寛容な心を持つと、感情のコントロールも上手になります。
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訓練方法9. マイナスに物事を見るのをやめる
物事をネガティブに捉える癖があると、些細なことで感情的になってしまいます。
例えば、「絶対に失敗は許されない」「失敗は悪いこと」という意識があると、何かに挑戦する時にピリピリしてしまうものです。
その反対に、「失敗してもまた挑戦すればいい」「失敗は成長の糧になる」と前向きに考えられると、気を張り過ぎずにすみます。
物事をマイナスに見るのをやめる訓練を続けていくと、気持ちに余裕が生まれ、やがて感情のコントロールができるようになるでしょう。
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感情をコントロールするために役立つおすすめの本
感情のコントロールがうまい人になるためには、本から知識や訓練方法を得るのも一つの手。最後に、感情をコントロールするために役立つおすすめの本を3冊紹介します。
感情のコントロールができない悩みを持っている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
おすすめの本1. 『感情的にならない本』和田 秀樹 (著)
感情的にならない心の技術や考え方、感情の法則について、精神科医である著者が分かりやすく解説しています。
感情的にならないコツを知って、周囲とのコミュニケーションを良好に保ちたい人におすすめの内容です。
つい怒りの感情を出してしまう、自分の感情に振り回されがち、というような人はぜひ手に取ってみてくださいね。
Amazonで詳細を見るおすすめの本2. 『EQ 心の知能指数』ダニエル・ゴールマン (著), 土屋 京子 (翻訳)
「人生の成功はEQ(心の知能指数)で決まる」というテーマで、本当の頭の良さとは何かについて書かれた一冊。
怒りや不安に感情が支配されるメカニズムや、ネガティブな感情に捉われない方法が解説されています。
感情をコントロールする方法を身につけ、より良い人間関係や人生を謳歌したい人におすすめです。
Amazonで詳細を見るおすすめの本3. 『「感情の整理がうまくできない」と感じたら読む本』中村 将 (著)
仕事や恋愛、家庭などで、嫌な出来事に遭遇した時の上手な気持ちの切り替え方について、人気カウンセラーの筆者が詳しく解説しています。
感情をコントロールする方法だけでなく、物事を多角的に捉えるメリットや、自分らしく生きることの大切さも学べるのが魅力です。
具体的な実例やユーモアを交えながら解説されているので、頭に入ってきやすくなっています。
Amazonで詳細を見る自分の感情をコントロールして、ストレスフリーを目指そう。
「感情を抑えるのは自分には難しい」と思う人もいるかもしれませんが、考え方次第で感情をコントロールすることは誰にでも可能です。
感情をコントロールする訓練をコツコツ続けていけば、「すぐ感情的になってしまう」「いつまでも憂鬱から抜け出せない」というような自分から、大きく変わっていけますよ。
感情を上手にコントロールする方法を身につけて、仕事も恋愛ももっと充実させていきましょう。
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