やられたらやり返す人の心理とは?やり返すメリット/デメリットを解説
やられたらやり返すのは正しい判断なのか気になりますよね。
やられたらやり返したくなってしまうのが人というものですよね。実際に人から嫌なことをされて、「仕返ししたい!」と考えている人も多いでしょう。
一方で、やり返すことは「自分にとって、良いことなのか悪いことなのか」と、考え込んでしまう人もいるはず。
そこで今回は、やられたらやり返すことによるメリットとデメリットからやり返す人の心理や特徴まで、幅広く解説していきます。
今記事を参考にこれから先、やり返すべきかどうかをしっかりと考えましょう。
やられたらやり返すメリット・デメリット
やられたらやり返す精神にはメリットがあれば、当然デメリットもあります。
一体どういったメリット・デメリットが考えられるのかを一つずつ解説していきますので、やり返すべきかどうかの判断材料としてくださいね。
やられたらやり返すメリットとは
まずは、やられたらやり返す精神を持つメリットから紹介していきます。 やり返したいと思っている方は、考えていたような効果が得られるかどうかを確認しておきましょう。
もしも「大したことないな」と思うのであれば、起こるリスクを考慮して仕返しするのは控えたほうが良いかもしれません。
メリット1. モヤモヤした気分が晴れる
嫌なことをされたり、言われたりした時には少なからずストレスが溜まりますよね。そういった時に相手に同じことを仕返して、困っている姿を見ると「ざまあみろ!」と気持ちがスッキリする場合が多いです。
怒りの感情を落ち着かせられるからなのですが、効果は絶大で一気に心からモヤモヤが晴れていくのを実感できるでしょう。
メリット2. 自分が受けた辛さを相手に伝えられる
相手は自分がどれだけ辛い思いをしているかは、微塵もわかっていません。だからこそ、悪気もなく嫌なことをしてくるのですが、相手にも自分が受けたのと同じ辛さを味わわせれば、自分がした嫌なことに自覚してもらえる可能性があります。
結果として反省して謝ってもらえたり、今後の抑制になるので、メリットとして挙げられるでしょう。
やられたらやり返すデメリットとは
やられたらやり返すという言葉には、どこかマイナスイメージを持つ方も多いはず。
それは大きなデメリットがあるからなのですが、やり返すことでどんなデメリットが生じてしまうのかをこれから具体的に紹介していきます。
何が悪いのかがわからない方はぜひ参考にしてくださいね。
デメリット1. 再びやり返される可能性がある
いくら自分が悪かったとしても、相手から嫌なことをされてしまえば不満に思ってしまうのが人というものです。そのため、自分が仕返ししてそこで終了とはなりにくく、相手から再びやり返されてしまう可能性があります。
それを繰り返していれば負のループとなってしまい、いつまで経っても悪い循環から抜け出せないでしょう。事態は悪化していく一方ですので、大きなデメリットとなり得るのは間違いありません。
デメリット2. 周囲からの印象が悪くなる
事情を知らない第三者には仕返ししている姿が、一方的に相手を攻撃してるように映ります。当然、周囲からの印象が悪くなり、様々な場面で不利益を被るでしょう。
職場で仕返しをした場合には昇給やボーナスの査定に響いてしまう可能性がありますし、それでなくても人が遠ざかっていってしまいます。
「こんなヒドいことをされたんだ」と周囲に伝えたとしても、ただの言い訳のように見えてしまって同情してはもらえないでしょう。
デメリット3. やり返された側から、心が狭い人間だと思われてしまう
相手はちょっとした冗談のつもりで、嫌なことをしてきた可能性もあります。その場合は、むきになってやり返すと、相手から「心が狭いな…」「本気にするなよ」と思われてしまうことも。
相手を心から嫌っているならまだしも、恋人や親友といった関係であれば破局や疎遠の原因となるのも考えられるでしょう。
やられたらやり返すのは周囲からの評判だけでなく、相手からの評価も下げてしまいますよ。
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デメリット4. やり返された人は、心に傷を負うことがある
人によって、精神的な強さは大きく異なります。そのため、もしも相手が精神的に弱い人だった場合には、やり返すことで相手の心に大きな傷を負わせる可能性があるのです。
「ちょっと腹が立ったから仕返ししてやろう」と簡単にやり返すと、自分が思っていたよりも遥かに大きな問題になってしまうことも大いにあり得ます。「そんなつもりじゃなかったのに」と思った頃には手遅れですので、何となくでやり返すのは危険だといえるでしょう。
やっぱり、やられてもやり返さない方が良い?
やられたらやり返すのは、一概には良いとも悪いとも言えません。時には、やり返さなければならない場面も出てくるでしょう。
しかし、やり返してしまうのはさらなるトラブルを引き起こしてしまうので、できる限りやり返さないほうが良いのは間違いありません。
やり返すかどうか迷っている場合は、やり返さずに済む方法を模索しましょう。
やられたらやり返したくなる人の深層心理は4つ
そもそも、なぜ人は復讐したくなってしまうのかという点について、気になる方も多いはず。
そこで、やられたらやり返したくなる人が持つ深層心理を紹介していきますので、行動の元となっている理由を学んでいきましょう。
深層心理1. やられたことが悔しい
あくまで、やり返す人は嫌なことをされたからやり返すのであって、何に対しても攻撃する訳ではありません。
やられたことが「悔しい!」と思っているからこそ、「悔しい気持ちを解消させたい」といった精神状態になり、最終的にやり返す手段にたどり着くのです。
悔しいといった気持ちがなければなんとも思いませんので、大前提として持っている心理だといえるでしょう。
深層心理2. 原因は相手にあると考える
自分に原因があると自覚していれば、人から嫌なことをされても「仕方ない」と割り切れるため、復讐しようとはなりません。やり返したくなる人は、「相手が悪い」といった心理を前提に持っているからこそ、責められた事実に納得できず仕返ししたくなるのです。
言い換えると、自分は被害者だという認識があるのでしょう。「原因は相手にあるのだから、相手も辛い思いをするべき」と考えているのが、やり返したくなる人の心理ですよ。
深層心理3. 仕返しの意図を知ってほしい
自分一人で我慢していれば、相手は嫌なことをしたという事実に一向に気付きません。しかし、仕返しすれば自分の気持ちを相手に思い知らせますので、「自分の意図を知ってもらいたい」といった心理から、やり返したいと思うようになります。
「謝ってもらいたい」「同じことをしないでほしい」といった要望を直接相手に伝えられないがため、やり返すという手段に結び付いてしまうのでしょう。
深層心理4. 自分のことを正当化したい
他人から嫌なことをされると、「自分が悪いのかな…」と考えてしまう人が多いはず。しかし、やり返したいと思っている人は「自分は間違っていない」と思い込んでおり、その思考を正当化させるために相手にやり返してしまいます。
相手が困っていたり、辛そうに見えたりすれば、自分の考えが間違っていなかったことに気付けるからなのでしょう。自分に原因があったとしても何が悪いのかを理解できておらず、「自分を正当化しよう」とするのはやり返したい人ならではの心理です。
やられたらやり返す人によくある特徴
ここからは、やられたらやり返す人によくある特徴を紹介していきます。
こういった人に悪口を言ったり、いたずらしたりすると、必ず自分の元へと何倍にもなって返ってきますので、決して敵には回さないように気を付けましょう。
やられたらやり返す人の特徴1. プライドが高く負けず嫌い
やられたらやり返す人は、嫌なことをされたら黙ってなんかはいられません。プライドが高く負けず嫌い性格をしている人が多いので、嫌なことをされたのが許せないのでしょう。
そのため、相手にも同じかそれ以上にやり返して、傷つけられたプライドを回復させようとします。不快に感じれば我慢するのではなく、復讐を選ぶのがやられたらやり返す人の特徴ですよ。
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やられたらやり返す人の特徴2. 冗談を真に受けてしまう
やられたらやり返す人には、素直な性格をしている人が多い傾向にあります。文字通りに言葉を受け取ってしまうので、相手からの冗談を真に受けるのもしばしば。
場を盛り上げる目的で放った些細な悪口だとしても、真剣に受け取りますので「バカにされて悔しい」といった心理に陥りやすくなります。
人よりも遥かに「悔しい」と感じることが多いため、自然とやられたらやり返してしまうようになるのでしょう。
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やられたらやり返す人の特徴3. すぐに怒りやすい
復讐や仕返しは、とにかく攻撃的な行動です。そのため、常にのほほんとしているような穏やかな人にはやり返す精神が見られず、短気な性格の人に多く見られる傾向にあります。
普段から怒りという攻撃的な感情を表に出しているため、やり返すことに対しても全く抵抗がないのでしょう。大したことでなくてもすぐに怒ってしまうような人は、やられたらやり返す人であるのがほとんどです。
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やられたらやり返す人の特徴4. 正義感がとても強い
やられたらやり返す人の中には、自分のストレス発散のためでなく、相手のため周囲のためにやり返している人も多いです。相手に悪いことをしていると身をもって自覚させるために、あえてやり返す方法を取っているのでしょう。
その姿はまるで、「倍返し」で有名なドラマ、半沢直樹の主人公のよう。「悪いことを許せない!」といった考えが人一倍強く、正義感の強さが伺えるのも、やられたらやり返す人の特徴として挙げられます。
やられたらやり返す人の特徴5. 自己中心的で自分が基準
やり返す人は自分がどう思うかで行動していて、他人への思いやりがありません。自己中心的な性格をしているので「自分がやり返したい」と思えば、平気でやり返してしまいます。
時には、相手のためを思ったアドバイスや注意も「自分の方法の何が悪いんだ!」と悪い風に捉われてしまい、攻撃してくる場合も。相手や周囲のことは全く考えておらず、悪い意味で自分に素直なのが、やられたらやり返す人には多く見られます。
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やられたらやり返す人の特徴6. 他人と自分を比較してしまいがち
仕返しする人は、人から嫌なことをされると強く劣等感を抱いてしまいます。何故なら、普段から他人と自分を比べることで自分の評価を相対的に確認しているからです。
人から嫌なことをされると自分の価値が下がってしまうと思っているため、「自分を守ろう」とする気持ちから仕返ししてしまうように。強気に見えて、実は周囲を細かく気にしているのもやられたらやり返す人には多い特徴です。
やり返したくなっても、やり返さないようにする方法
相手から嫌なことをされたとしても、やり返さないのが大人の対応というものです。しかし、「仕返ししたい」という気持ちをどう抑えればいいか、わからない人も多いでしょう。
そこで、やり返したくなっても、やり返さないようにする方法をこれから紹介していきますので、参考にしてくださいね。
方法1. 嫌なことをされても、相手にしないこと
相手の言動にイライラしたり、やり返したくなったりするのは、自分が相手と同じ土俵に立っているからです。幼稚園児にバカにされても気にしないのと同じように、意識して相手と目線を合わせなければ解決となります。
嫌なことをされた時・言われた時には「ハイハイ」と受け流すことで、真剣には相手にしないように心掛けましょう。そうしていけば、やり返したいとは思わなくなりますし、精神的にも大きく成長できます。
方法2. 仕返しをすることで、本当に相手のためになるのかを考える
「やり返したい」と思っている時は、自分の感情のことしか頭にない状態です。言ってみれば自分本位の考えになってしまっており、そのまま行動に移してしまうとさらに事態が悪化してしまいます。
そのため、「仕返しすることが相手のため、ましてや自分のためになるのか」を一度冷静に考えてみましょう。その上で、相手のため・自分のためにならないと判断した場合は、仕返ししたくなる気持ちにブレーキをかけられるようになりますよ。
方法3. やられても、しっかりと話し合って解決すること
やり返すのはさらなるトラブルに繋がってしまいますので、最適な方法だとはいえません。自分の気持ちや思いを相手に伝えるには、仕返しという手段をとるのではなくて、冷静に話し合うことを選びましょう。
きちんとした言葉で伝わるので相手にも理解されやすく、伝えたことで不満やストレスも解消されます。やられたらやり返すのを繰り返していては、お互いが何の得もしませんので、平和に話し合いで解決するようにしましょう。
やられたらやり返す前に冷静になりましょう。
やられたらやり返すのは正しいとも正しくないとも言えませんが、さらなるトラブルを引き起こすのを考えると、できる限り控えたほうが良いのは確かです。
やり返すべきかどうかを悩んでいるのであれば、他の方法を模索して穏便に済ませる道を選ぶようにしましょう。
大人の対応ができるようになれば、恋愛でも仕事でも上手くいきやすいですよ。
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