完璧主義な男女の心理&特徴とは?完璧主義者になってしまう原因&克服方法を解説!
細かいところまでこだわる性格の直し方を解説!
完璧主義者と言われる人は、どんなことでも適当に済ませず、ついつい細かいところまでこだわってしまう性分を持っています。性格とは言え、そんな自分の心理に疲れてしまうことも。
この記事では完璧主義な人の内面の特徴や完璧主義になる原因、および改善方法まで詳しく説明します。
何事にもやり過ぎなくらいこだわってしまう自分に苦しんでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
細部までこだわってしまう完璧主義者の心理とは
完璧主義な人は、なぜ細かい部分もないがしろにせず、徹底的にこだわるのでしょうか。実は、完璧主義者自身は自分では自覚がないことも。
まずは、細部までこだわってしまう完璧主義な人に特有の3つの心理についてご紹介します。
完璧主義者の心理1. 常に完璧な状態じゃないと気が済まない
完璧主義は中途半端な状態、あいまいな状態、いい加減で適当な状態が耐えられません。最高の完成度を実現しようとし、そのために徹底的に自分のリソースをつぎ込み、努力もします。
自分が関わる事業やプロジェクト、また家庭や人間関係などにおいても、完璧な状態に作り上げたり保っていないと気がすまない心理を持っています。
完璧主義者の心理2. 承認欲求が強く、周囲から褒めたり認められたりしたいから
完璧主義者になってしまうのは、他者に認められたい、褒められたい、という承認欲求が強いことも原因です。人の期待に応えられないと人が離れていくという脅迫観念にも似た心理を持っており、このために常に人からの承認を強く欲します。
人の価値やルールに従い、人に認められることにより、自分の価値を確認する心理を持っています。
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完璧主義者の心理3. 中途半端になるくらいなら、最初からやろうと思わない
高い理想を求めていて、自分が関わるからには完成度の高いものを作り上げなくてはいけないと考えています。失敗を恐れているところがあり、始めるからには成功、それも大きな成功、並外れた成功でないと意味がないと思いこむことも。
このため、何かを始める前の準備に時間がかかり、なかなか着手できません。完璧主義者の人は完璧にできないのであれば、最初からやらない方が良いと考えがちです。
どんな人が該当する?完璧主義な男女の特徴6つ
完璧主義者とはどんな人なのでしょう。完璧主義な人に当てはまる6つの性格や心理面の特徴を詳しくご紹介します。
自分が「もしかしたら完璧主義者なのかも?」と心当たりがある方はぜひ読んで参考にしてみてくださいね。
完璧主義者の特徴1. プライドが高く、人に頼ったり甘えたりするのが苦手
完璧主義者の人は自尊心が高く、なかなか人に弱みを見せられません。高いプライドが邪魔をして、素直に人に助けを求めることができないのです。
関わった人に見捨てられることを恐れ、バカにされたり見下されたりしないように、常に気を張っています。
強く、優秀で、できる人間と思われたい気持ちが強く、窮地に陥っても素直に助けを求めたり、人を頼ることができません。
完璧主義者の特徴2. 心配性な性格で、失敗やミスを極端に恐れていてる
完璧主義者はたった一度の失敗すら許せない性格です。損失を出すことを極端に恐れ、絶対に失敗しないよう用意周到に準備を重ねます。徹底した心配性なので、家を出る時も忘れ物がないか、何度も何度も確認するほど。
ミスが発覚するとこの世の終わりのように大騒ぎし、ひどく落ち込みます。完璧主義者は自分の失敗を絶対に受け入れたくありません。
完璧主義者の特徴3. 夢やなりたい自分の理想像が高すぎる
完璧主義者は競争するなら1位で無くてはならない、勝負するからには優勝しなくてはならないと考えています。
「就職するならば一流企業の正社員でなくては」「投資をするなら資産を億単位にまで増やさねば」といった感じで「でなくてはならない」という気持ちが強いのです。
完璧主義者は求める理想像が高く、実現したい夢もきちんと持っているのが特徴です。
完璧主義者の特徴4. 自分だけでなく、周囲に対してもパーフェクトを求めやすい
完璧主義者は自分に厳しいだけでなく、他人に対しても厳しいのが特徴です。正論を言うことが多く、できない人や上手くいかない人に対して「なぜできないのだろう?」と心から疑問に思っています。
求める理想が高いため、1人では実現できないプロジェクトに関わった場合など、プロジェクト参加者全員に自分と同じ程度の完成度を求める傾向があります。
完璧主義者の特徴5. 頑固な性格で、自分の意思を曲げられない
完璧主義者の人は柔軟ではありません。ガチガチの規定路線をはずれることがないのが特徴です。臨機応変な対応は苦手で、思い描いた理想像に徹底的にこだわります。
1度決めたことを、途中で見直して軌道修正するといったことはしない性格。かたくなな性格で、他人が説得してその意志を変えるのは大変困難なタイプです。
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完璧主義者の特徴6. 人の目や周囲からの評価に対して、過敏に反応してしまう
完璧主義者には自意識過剰なところがあり、他人からの評価を気にし過ぎる傾向があります。
承認欲求が強い心理ともつながるのですが、他人に認められたり褒められたりすることで自分の価値を自分で確認するという心理面の特徴を持っています。
いつも人から見られているような気がしていて、常に人目を意識し、他人からの評価に過剰に反応してしまうのです。
妥協ができない完璧主義になってしまう3つの原因は?
なぜ人は完璧主義者になってしまうのでしょう。ここからは人が妥協できない完璧主義に陥ってしまう3つの原因について詳しく解説します。
「自分は完璧主義者かも?」と心当たりがあり、辛いと悩んでいる方はぜひ自分の原因を見つけてみましょう。
原因1. 負けず嫌いな性格で、現状の自分に満足していないから
完璧主義者は「自分はこんなもんじゃない」「自分にはもっともっとできるはず」と自分自身に対して強い期待を抱いています。
今の自分に満足できず、理想の自分像や、自分の理想の生活や仕事をしている他人と自分を比べて落ち込むこともしばしば。
負けず嫌いで「こんな自分でいいのか?」と悩み、なかなかありのままの自分に満足できない性格と言えます。
原因2. 承認欲求が強く、周囲から褒めたり認められたりしたいから
人からの承認がないと、自分の価値を感じられない承認欲求にとらわれていることも、完璧主義者になってしまう原因の1つです。人に褒められたり、かまってもらったり、催しに招待されたり、SNSでいいねを多くもらったり、といったことにより心が満足します。
人に褒めてもらえる、完璧な自分を作り上げることに全精力を注入するようになります
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原因3. 真面目な性格で責任感が人よりも強すぎるから
完璧主義者は正義感や責任感も強いのが特徴。引き受けた仕事は完璧にこなさないと自分自身が納得できないため、緻密で入念な仕事ぶりで周囲や上司からの評価も高いです。
顧客や依頼者に対して、完璧なクオリティの商品やサービスを提供する責任を強く感じており、真面目にコツコツと努力します。
責任感が強すぎて手抜きができず、本人はそんな自分に対して辛いと感じている場合もあります。
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完璧主義者な人のメリットやデメリットとは
完璧主義者であることにより、他の人とは違うことが実現できたり、違うステージに立てたりといった良い面もあれば、完璧主義により本人が悩んでいたりといった悪い面もあります。
完璧主義者な人のメリットとデメリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。
完璧主義者な人のメリットとは
完璧主義者であることにより、目指していた姿を実現できたり、目標を達成したり、夢に近づいたりといったことが可能になります。完璧主義であることのメリットについて、3つ事例をあげてご紹介します。
完璧主義のメリット1. どんな事でも手を抜かず、丁寧に取り組める
完璧主義者の人は手抜きをせず信頼できる仕事ぶりで、仕事を依頼する方からすると、完成度の高い成果物を納品してもらえる安心感があります。
難しい仕事や面倒くさい仕事でも全く手を抜かず真剣かつ丁寧に取り組んでもらえるので、仕事相手からは感謝され、高く評価されることが多いです。
何事にも真摯に丁寧に取り組む姿勢は完璧主義者の人のメリットと言えます。
完璧主義のメリット2. ストイックで自己管理がきちんとしている
完璧主義者の人は、ものごとを完璧に仕上げて達成することに長けています。タスクをピックアップしてスケジュールに落とし込み、目標達成まで進捗管理しながらゴールまでたどり着く、といった能力がとても高いのです。
自己管理が徹底しており、ストイックに目指すゴールに向かって粛々と努力を続けることが出来るというメリットを備え持っています。
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完璧主義のメリット3. 目標達成のためなら、日頃から毎日努力できる
完璧主義者の人は、努力することや小さな目標達成が既に習慣として身についています。自分の理想や夢のための大きな目標を持っていて、それを実現するために日頃から技術を磨いたり、タスクをこなしたり、地道な練習を続けたりといったことができる人です。
完璧主義者には、目標を達成するために、愚直に休まず努力を続けることができる性質を持っているというメリットがあります。
完璧主義者な人のデメリットとは
完璧主義者であることにより、損をしたり、心理面で苦しんだりといったこともあります。ここからは、完璧主義者でいることによる3つのデメリットについて詳しく解説します。
完璧主義者のもたらすマイナス面について知りたい方は、ぜひお読みください。
完璧主義のデメリット1. 細かい部分もこだわってしまい、必要以上の時間を使ってしまう
完璧主義者の人のデメリットとして挙げられるのは、実行に時間がかかることです。丁寧に、美しく、最上の状態に仕上げようと思うばかりに、一つ一つの工程に時間がかかり、全体を合計すると長い時間がかかってなかなか仕事が進まない、といったことがあります。
丁寧な仕事ぶりは良いのですが、とにかく時間がかかって納期に間に合わないといった問題を起こすことがあるのが完璧主義のデメリットです。
完璧主義のデメリット2. 達成感や充実感を味わう機会がほとんどない
完璧主義者の人は理想が高く、自分で「これだ!」と思えて満足できる水準が非常に高いため、なかなか達成感や充足感を味わうことが出来ません。
人からは何でもできるすごい人に見えるのに、自己評価が低く「何もできない」「何も持っていない」と苦しんでいることも多いのです。完璧主義者な人は、自分が持つ完璧主義により、なかなか達成感を味わうことが出来ません。
完璧主義のデメリット3. 些細なことでイライラするなど、ストレスを溜めやすい
できない自分、実現できていない自分にいら立ちを感じ、ふつふつとマグマのように不満をためていることも多いのが完璧主義者の人です。
完璧を目指して努力したり、環境を整えたりしているのに、ちょっとしたことがスケジュールや設計通りに進まず、立てた計画の変更を余儀なくされると精神的にひどく疲労します。
小さなすれ違いでストレスを溜めがちなのが、完璧主義者の人のデメリットです。
完璧主義すぎる性格を克服する直し方とは
ほどほどの完璧主義は自分にも周囲にもメリットがあります。しかし、行き過ぎた完璧主義は本人も辛いですし、周囲にも良い影響がありません。
一体、完璧主義をやめるにはどうしたら良いのでしょうか。この項では完璧主義すぎる性格の直し方や克服の仕方について4つご紹介します。
完璧主義の直し方1. 百点満点に固執せず、80点など最低の合格ラインを設定する
まずは完成度の現実的なラインを決めることからスタートすると良いです。完璧主義者は100点満点にこだわることが多く、このこだわりが自分を苦しめます。
100点にこだわって作業量が減ったり納期が遅れるよりは、80点程度で良いのでコンスタントに結果を出し、納期に余裕を持って収めてもらえる方が頼む方もありがたいのです。
満点でなくてもいいので、合格ラインをクリアしていればいいのだと考え方を変えることが、完璧主義を克服する第1歩となります。
完璧主義の直し方2. 「何が一番大事なのか?」優先順位をつける習慣をつける
優先順位付けは何事においても重要ですが、完璧主義者克服においても大事なことです。タスクには緊急性の高いものと重要性の高いものがあります。
全てのタスクに全力投球するのではなく、重要かつ緊急性の高いものから着手するなどタスクに優先順位を付け、メリハリをつけて取り組んでいくことから始めると良いでしょう。
完璧主義者を直すには、優先度のランク付けを習慣にすることが大事です。
完璧主義の直し方3. のめり込みを防ぐためにも、事前に時間を区切る
没入し過ぎて想定以上の時間やリソースを注ぎ込まないために、時間で作業を区切ったり、締切を作ったりすることが有効です。完璧主義者の人は時間を忘れて、のめり込んでしまうことがよくあります。
作業を集中して実行するのは25分単位で一旦締め、その後5分の休憩を取るという「ポモドーロ・テクニック」を取り入れるのも良いでしょう。
完璧主義の直し方4. 完璧じゃない自分を肯定して受け入れる
完璧ではないありのままの自分を受け入れることができると気持ちがスッと楽になります。完全無欠に見える人でも、何かしらの欠点や問題点を必ず持っています。見方を変えればメリットはデメリットになり、デメリットはメリットになるのです。
素の自分を肯定し、自分で自分を好きになって受け入れると、精神的ストレスが減って、気分良く過ごせるようになります。
めんどくさい完璧主義をやめて、楽な気持ちで生きていきましょう。
趣味でも仕事でも勉強でも、完璧な仕上がりを目指し、完成度の高い成果物を出してくれる完璧主義者の方は、とても素敵で頼もしい存在です。
しかし、完璧主義な性格を持つことで悩んでいるのでしたら、ちょっとずつ、自分が楽になる方向に心の持ち方を変えていきたいですよね。
完璧主義者をやめるには、今回ご紹介した方法を参考に、克服に取り組んでみてください。
【参考記事】はこちら▽
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