「人は人、自分は自分」で生きる方法とは?人目を気にしなくなる名言まで解説
「他人は他人、自分は自分」と他人を気にしない考え方ができるようになりたい方へ。
「空気を読む」ことが重要視される日本では、人は人、自分は自分と割り切って自分らしく生きていくのが難しいと感じるかもしれません。しかし、人目を気にし過ぎてしまうと、息苦しい生活になってしまうのも事実です。
ここでは、自分らしく生きるためのヒントをご紹介していきます。もし今の生き方に疑問を感じているのであれば、お役に立てれば幸いです。
「人は人、自分は自分」と分かっていても、人目が気になる心理や原因
人は人という考え方は分かるけれども、実行に移すには抵抗があるという方が少なくありません。何故人と合わせようとしてしまうのかを考えると、おのずと次の取るべき方向が見えてきます。
ここでは、人目を気にしてしまう原因を心理的に探っていきます。
心理や原因1. 周囲から反対されたり、嫌われることが怖い
自分が「人は人、自分は自分」と思っていても、他の人も同じように思ってくれるかは分かりません。
他人の気持ちが分からないことを理解しているからこそ、自分らしくあるとどう受け取られるか分からず、周囲に合わせようとするのでしょう。性格が優しいと言われる方ほどこの傾向があります。
優しいからこそ、相手を傷つけるのを恐れるのです。
心理や原因2. 自己評価が低く、自信がない
相手の言うことを正しいと信じてしまいやすい人も、「人は人、自分は自分」と割り切ることが難しいでしょう。こうした人の心理の特徴は自己評価の低さが挙げられます。
自分の判断に対して自信が無いので、自分らしくあろうとしても、他人から良い悪いの評価を受けると、ついついそれに従ってしまいます。結果として自分らしく生きることができないのです。
心理や原因3. すぐに他人と比較してしまい、劣等感を感じてしまう
競争意識が強い方は劣等感を感じる傾向が強いです。「人は人、自分は自分」と思っていても、負けたくないという心理が働くので、すぐに他人と比較してしまいます。
もし比較した段階で負けていたら、勝つために自分らしくないやり方でやってしまったり、本当にやりたいことではないことをしてしまったりします。結果、自分らしく生きられなくなってしまうのでしょう。
心理や原因4. 目立つことが嫌いな性格で、周りに合わせている
自分らしくあろうとすると、その他大勢の行動とは異なる行動をしなければならない時も出てくるでしょう。
できるだけ平穏に生きていきたいと思っている方は、注目を浴びることを嫌うあまり、「人は人、自分は自分」と割り切れなくなってしまいます。
プライベートではそれなりの考えを持っていても、外ではそれを出すことが難しいため、自分らしく生きられません。
「人は人、自分は自分」と思って生きることによるメリットやデメリット
「人は人、自分は自分」と割り切って生きることには、長所も短所もあります。
自分は自分という人目に左右されない生き方をしていく上で、どのような困難または楽しみが考えられるのかを知って、今後の生き方を決める判断基準を作りましょう。
自分らしく生きる事による3つのメリット
まずは「人は人、自分は自分」と割り切って生きることのメリットについて紹介していきます。実は自分らしくあることは自分にとって良いことであるだけではなく、人間関係を作っていく上でもプラスに働きます。
そのメカニズムについて詳しく説明していきます。
メリット1. 人間関係によるストレスが減る
人は人、自分は自分と割り切ることで、自分が好きなように生きていくことができます。職場で自分だったらしないと思うことを、他人がすることもあるでしょう。
そういった場合に、一々気にしていては身が持ちません。人と自分は違うと割り切ってしまえば、自分が理解できない行動を取っている他人がいても、気に病むことは少なくなるでしょう。
メリット2. 正直に生きているので、他人から信用されやすい
自分らしくある人は「人は人、自分は自分」と割り切っているので、他人に左右されることが少なくなります。そのため、言っていることがブレず、言動に一貫性があります。
誰が相手であっても態度がブレないので、「こういう人なんだ」という認識が統一されやすい傾向にあります。そのため、誠実な人柄と認識され、信頼されるのでしょう。
メリット3. だめな部分を理解した人だけが集まる
人目をそれほど気にせずに生きていると、当然、他人から直した方が良いのではないかという部分も見せることになります。例えば、ゲームにお金をつぎ込む趣味がある人が、ゲームはしてはいけないと取り上げられたらストレスです。
こうした人の周りには、その人がゲームをしていても気にしないという人が集まります。このように自分自身のやりたいように生きることで、ダメな部分も受け入れてくれる人が集まるのです。
自分らしく生きる事による3つのデメリット
人は人、自分は自分と割り切って生きるにはメリットだけではなく、デメリットもあります。ここでは、自分らしく生きることを選択した場合に起こり得る3つのデメリットについて紹介していきます。
デメリットもしっかり理解することで選択に自信が持てるでしょう。
デメリット1. 少なからず離れていく人がいる
自分らしく生きることは、長所も短所もさらけ出すということです。また自分が譲れない部分は他人に妥協してもらわなければなりません。
そのため、あなたとは性格的に合わないと感じる人がいたら、離れていくことになるでしょう。もちろん、性格だけではなく趣味などが合わないという理由で、離れていく人もいるかもしれません。
デメリット2. 多少批判されることもある
日本においては他人と協調することは、もはや文化といっていいほど、馴染みのある考え方です。レストランを決める際に、皆が何でも良いと言っているのに、一人だけ「中華じゃなければ嫌だ」と言ってしまったら、場の雰囲気が悪くなるでしょう。
この例は極端かもしれませんが、自分の考えを曲げないという点においては他のことでも同じです。他人と合わせることをしなければ、多少批判されることもあるでしょう。
デメリット3. 相手を傷つけてしまうことがある
自分自身が割り切った考え方をしているからといっても、誰もが割り切った考え方をできているわけではありません。ところが、割り切って考えていると、相手もそういった考え方もしていると無意識に思ってしまいます。
そのため、他人の気持ちに鈍感になってしまい、相手が傷つくようなことをしたり、言ったりしてしまう傾向にあります。
「人は人、自分は自分でいい」の精神で生きるための7つの方法
自分らしく生きようとしても、どうしてもうまくいかないということもあるかもしれません。
昔から他人を気にして生きてきたならなおさらです。ここでは、人は人と割り切って生きるためのコツについて7つ紹介していきます。
方法1. 他人と何を比べて劣等感を感じるのか自己分析する
自分らしく生きることが難しい理由の1つに劣等感があります。劣等感を解消しようとして自分がやりたくないことをしてしまったり、逆にやりたいことを諦めてしまったりすることもあるでしょう。
その劣等感の中身を分析することで、自分についてより深く知ることができます。結果として本当に自分がやりたいことが分かるようになるのです。
方法2. 自分の長所に目を向ける
自分の価値を知るためには、自分の長所が何なのかを知ることが手っ取り早い方法です。短所はこれから変えていけば良いですし、短所に目を向けてしまうと劣等感に囚われることにもなります。
過去の経験を振り返って自分の長所について知り、その上で、長所を活かした生き方はどのようなものなのかを考えると、自分らしい生き方が分かるでしょう。
方法3. 現状を把握し、短所も認めて受け入れる
方法2で長所に目を向けるとありましたが、現在の自分を理解するためには短所を理解することも大切。短所は自分が劣っていると認めたくない部分です。その部分を理解することで、長所から考えている時よりも、自分らしい生き方が選択できます。
もし自分で短所が分からないようであれば、信頼できる友人に相談したり、性格診断を使ってみたりするのも1つの手です。
方法4. 嫌な事は、はっきりと断る勇気を持つ
自分は自分と割り切るためには、嫌なことを嫌と言える勇気も必要です。仕事上で必要なことなら嫌とは言えませんが、お酒を飲みたくないのに強制的に飲まされるのは精神的にも身体的にも悪影響しか生み出しません。
このように自分で選択できることで、嫌だと感じることは、友人から誘われてもはっきりと断る勇気を持つことが、自由に生きるためにおすすめしたい方法です。
方法5. 自分の足を引っ張る人とは関わらないようにする
大変な時に応援してくれる存在が友人であり、足を引っ張る存在は友人とは呼べません。もし周りの友人に足を引っ張られると感じたら、その友人との付き合いをやめてしまってもいいでしょう。
付き合いをやめるのに、わざわざ「関わりたくない」という必要はありません。相手に気付かれないようにさり気なくフェードアウトしていきましょう。
方法6. 自分のやりたい事や熱中できることを見つける
人目を気にすることも自分らしく生きれない1つの原因でしょう。人目を気にしないためには何かに熱中する必要があります。もし現状で何も趣味を持っていないなら、これをキッカケとして何か夢中になれることを見つけるといいでしょう。
将来の夢やキャリアプランを考えることも1つの手です。何か目標があるとそれに向かって頑張れるので、他人のことを過剰に気にせずに生きられるでしょう。
方法7. 人生は一度きりだということに気づく
人生を生きている中でこの瞬間は戻ってきません。当たり前のことですが、日常を過ごしていく中で忘れてしまっている大事なことです。人生は一度きりだと思い出せば、人生を丁寧に生きようと思うはず。
また、人に合わせて自分がやりたいことができない状況に対して、疑問も生まれてきます。その疑問が自分らしく生きるための原動力になるかもしれませんよ。
人目が気になってしまう人におすすめの3つの名言
そうはいっても、人目がどうしても気になるという人もいらっしゃるでしょう。
ここでは、そんな方にこそ覚えて欲しい格言を3つ紹介します。どれも奥深いおすすめの格言なので、深い意味まで知って味わってみてください。
名言1. 「自分自身を信じてみるだけでいい。きっと、生きる道が見えてくる。」ゲーテ
ドイツを代表する文豪のゲーテが遺したのが、こちらの格言です。1人1人の人間が生まれてきたことに何らかの理由があります。自分自身を信じて、思った方向に進むと、自然と自分に合った生きる道が見えてくるのでしょう。
自分がした選択に迷った時は、この格言を思い出してみてください。あなたが下した判断が本当に自分自身のものだったかを考えさせられます。
名言2. 「自分がブランドになれば、ブランドものなんて邪魔でしょうがない。」美輪明宏
日本のシンガーソングライター美輪明宏の格言です。ブランド物を購入する理由は、自分に自信がないためでしょう。足りない自信を他人が持っていないブランド物を持っているという優越感で補おうとしているのです。
しかし、自分自身に自信がついている状態なら、本当はブランド物に頼る必要はありません。自分の力で生きていくという気概にあふれた名言です。
名言3. 「人生に失敗がないと、人生を失敗する。」斎藤茂太
失敗した時や何かに挑戦する時に思い出して欲しい格言です。「モタさん」の愛称で親しまれている斎藤茂太さんの格言で、失敗は経験になるという意味合いのものです。
自分らしくあるために、何かに挑戦しなければならない時、人は今まであったものが崩れてしまうことを気にして、そこで躊躇ってしまいます。しかし、それでは変わることはできません。
変わりたくて変われないときは斎藤さん格言を思い出すといいでしょう。
他人の目を気にしないで、自分らしく人生を謳歌しよう。
ここまで、自分らしく生きることについてまとめてきました。現代の社会で自分らしく生きることは、なかなか辛いことだと思います。しかしメリット・デメリットを理解した上で、この記事で紹介してきたようなコツを実践していけば、徐々に変わっていけるはず。
自分の人生は自分の物。ぜひ変わるキッカケにしてみてはいかがでしょうか。
【参考記事】はこちら▽
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