不幸自慢する人の心理って?自慢話にうんざりした時の上手な対処法を解説
不幸せなことを自慢する人っていますよね。
あなたの周りにも、口を開けば不幸自慢をする人はいませんか。
仕事や近所付き合いもあるから、「嫌だな」思っても相手と距離を取ることも出来ないという人も多いでしょう。しかし、いつもネガティブな話題でもううんざりとストレスになっていることも。
そこで、この記事では不幸自慢とはそもそも何が目的なのか、その心理について紹介します。対処法も合わせてお伝えするのでぜひ参考にしてくださいね。
大前提として「不幸自慢」とは?
不幸自慢とは、自分は可哀想な人だと相手に伝えることで、周囲の同情や気を引くことです。
普通は成功体験などを自慢をすることで承認欲求を満たします。しかし、自慢することがないので簡単に承認欲求を満たせる不幸自慢をして、自分を見て欲しいとアピールするのです。
つまり不幸自慢とは、承認欲求を満たすための1つの自己主張と言えるでしょう。
何で不幸せなことを話す?不幸自慢をする人の5つの心理
不幸な話をばかりして、一体何が楽しいのか聞いている側からするとよく分からないですよね。そこで、この章ではいつも不幸自慢をしている人の心理について紹介します。
心理を理解することで、相手がなぜ不幸自慢をしたがるのかがわかりますよ。
心理1. 大変な経験をしてきたことを相手へ理解して欲しい
男性でも女性でも不幸自慢をする人は、承認欲求を満たしたいという心理が働きます。自分がいかに今まで苦労をしてきたのかを語りたいのです。
相手が「大変だったね」と言ってくれるだけで自分の苦労が理解されたような気になり、承認欲求が満たされるのです。
しかし、それは効果が持続するものではないので、また承認欲求を満たそうとして不幸自慢を繰り返してしまいます。
心理2. 自慢のつもりは一切なく、ただ本音を述べている
不幸自慢をしている本人からすれば、そもそも不幸自慢をしているという認識はなく、心理としては会話の話題の1つとして話している場合も。
受け取り側が過剰に反応して「不幸自慢している」と感じてしまっているケースもあります。
ただ本当のことを話しているだけなので、本人からすれば愚痴や自慢しているということも全く思っていません。
心理3. 過去の不幸を離すことで周囲の人の気を引きたい
不幸自慢をする人は寂しがり屋で構って欲しいという気持ちが強く、常に誰かにかまっていて欲しいと考えています。心理としては、不幸話をすれば「かわいそうだね。辛い経験したんだね」と言ってくれると考えているからです。
例えば、過去の恋愛で彼氏に酷い振られ方をしたことがトラウマになっていると相手に話せば、「辛かったでしょ?」と言われるので、その言葉を待っているのです。
心理4. 周囲から大変だったねと慰めてもらいたい
承認欲求が強いので、男性でも女性でも不幸自慢をする時は、周りから心配してもらいたい、慰めてもらいたという心理が働いています。
不幸自慢をして周囲から何も言われなければ「何でこんな壮絶な経験をしているのに、分かってもらえないの?」と愚痴ることも。
とにかく、自分の不幸自慢をすることで慰めてもらいつつ、構って欲しいと考えているのです。
心理5. 「そんな経験を乗り越えていてすごいね」と周りに言われたい
不幸自慢をする人は、純粋に頑張るより、不幸自慢をする方が簡単に相手が同情や慰めの言葉やすごいと褒めてくれるので、承認欲求を満たしやすいのを無意識のうちに知っています。
そのため、「私は昔◯◯だったんだよ」と不幸自慢を話したがるのです。不幸自慢をすることで、周囲が同情し構ってくれるので気持ちを満たしたい考えています。
不幸自慢する人の5つの特徴とは
不幸自慢をする人にはなるべく関わりたくないと考えている人もいるでしょう。この章では、不幸自慢をする人の特徴を5つに分けて紹介します。
事前に見抜くことで、不幸自慢を聞かない対策が打てるかもしれませんよ。
特徴1. マイナス思考で自分が不幸だと思いこんでいる
女性でも男性でも不幸自慢をする人の特徴は、とにかくネガティブな発言や行動をすることです。
自分の中では悲劇のヒロインを演じているので、何をするにしても「自分は◯◯だからきっと無理だよ」と自分を卑下して周囲を困らせ、めんどくさい発言をします。
マイナス思考が働いて、すぐに自分は不幸だと思いこんでしまうので、日々の小さな幸せに気づけません。
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特徴2. 執着心が強く、同じ話を何度もする
不幸自慢をする人は、恋愛や仕事での不幸自慢を延々としてくることが特徴です。「前にもこの話聞いたよね」という内容を繰り返します。
これは、本人が誰に何の話をしたのか覚えていないことやその出来事に対する執着がすごいことが原因。
男性、女性関係なく性格の問題もありますが、何度も繰り返し話をして鬱憤を晴らしているのです。
特徴3. 今の現状に納得していない
女性でも男性でも、不幸自慢をする人の特徴には、過去の不幸体験が今の自分にも影響していると考えています。例えば、「過去に自分は貧乏だったことで、今もお金には苦労して貧乏のままだ」ということを話すのです。
昔の不幸経験は事実だったとしても、それまでの過程で自分を変えられる機会はあったはずなのに、過去の不幸体験のせいにして現状に納得しません。だから、不幸自慢をしてしまうのです。
特徴4. 寂しがり屋で承認欲求が人よりも強い
不幸自慢をする人は、人から注目をされたい、慰めて欲しいと考えています。不幸自慢をすることで「大変だったね」「すごい経験をしてきたんだね」と言われることで、自分が認められたような気分になるのです。
元々承認欲求が強いので、他の人が注目を浴びていると「私の方が不幸よ」と周囲から認められたい気持ちが強くなります。だから、寂しがり屋の人は不幸自慢をしてしまうのです。
特徴5. プライドが高く、すぐに人と張り合おうとする
男性や女性に関係なく、人と何でも比べたがる性格なため、仲のいい友達が不幸自慢を始めたら、自分も負けないように不幸自慢を重ねて話してきます。
自分の方が辛い経験をしていると周囲にアピールしたいのです。そうすることで、「大変だったんだね」「辛い体験しているんだね」と言われることを快感としてしまうことも。
褒めてもらえる機会がなくなることを恐れて、常に誰かと不幸自慢を張り合おうとしてしまうのも特徴の一つです。
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不幸自慢する人への上手な対処法とは
仲の良い友達でも、会う度に不幸自慢されてしまうと「もう、その話題はお腹がいっぱい」と感じますよね。でも、友達だから雑にも扱えないと、悩んでいる人もいるでしょう。
そこで、今回は不幸自慢する人に対しての効果的な対処法について紹介します。
対処法1. 適度に相槌を打って聞き流す
不幸自慢をする人は、寂しがり屋な人や愚痴を言いたいだけの人、承認欲求を満たしたいと人それぞれです。人の不幸自慢の話は聞いているだけでは、疲れてしまうので、そんな時は「そうなの〜大変だね」と、めんどくさくても相槌を打ってあげるといいでしょう。
極端に言えば、不幸自慢している相手は話を聞いてくれればいいだけなので、聞いている素振りだけしていればいいのです。
対処法2. 違う話を振って話題をすり替える
不幸自慢を聞かないための対処法として、効果的なのはネガティブな話題が出てきたらすぐに別の話題へ切り替えることです。
不幸自慢をしたい人は、承認欲求を満たしたいため、自分がいかに不幸であったかを相手に伝えたいと考えています。
ネガティブな話題の時はここぞとばかりに話してくるので、そんな時は別の話題に振りましょう。
対処法3. 「そんなに不幸じゃないよ」と正直に指摘してあげる
不幸自慢をする人は、寂しがり屋でめんどくさい人が多いので毎回話しが不幸自慢になるようであれば、思い切って指摘してあげるのも1つの対処法です。
例えば、「彼氏の友達には会わせてもらえなくて、私って彼女として認められてないのかな」と会う度に言われるようであれば、「彼氏が彼女だと言っているのであれば、そんなに深く悩むことじゃないよ」と伝えてあげることです。
めんどくさいなと思いつつも、きちんと指摘することで同じ話はしなくなりますよ。
対処法4. あまりにもしつこい場合、「不幸自慢をされても楽しくない」と断言する
会う度に毎回「私って本当に不幸なことが続くんだよね〜」とお決まりの愚痴が始まるようであれば、相手に自分の気持ちを伝えることが大切です。
例えば、「◯◯っていつも不幸な話ばかりしているけど、私は不幸な話は好きじゃないんだよね」と伝えることで、相手は自分が不幸自慢していることに気がつくかもしれませんよ。
相手の不幸自慢に対して「すごいね」と乗っかるのはNG
不幸自慢をしている人に、相槌する内容を間違えてしまうと今よりもめんどくさいことになる可能性も。
相手は、自分を認めて欲しいと考えているので、「辛い経験してきたのに、それでも◯◯さんは乗り越えてきたの本当に尊敬する」と言ってしまえば、調子に乗ってどんどん不幸自慢を聞くことになります。
不幸自慢を聞きたくなければ、相手を褒めるのは止めておくのが無難です。
不幸自慢をする人がいたら、正しい対処法を試していきましょう。
不幸自慢をする人の心理を理解することで、対処法も上手に取り入れていけますよね。不幸自慢をなるべく避けるためには、最初の相槌がとても大切。
自分がネガティブな気持ちになってしまう前に、不幸自慢の話をなるべく避け、楽しい話題に切り替えていきましょう。いきなり変えるのは難しいですが、少しずつ対応していくことで、相手も不幸自慢をしなくなりますよ。
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