正論を振りかざす人の特徴と嫌われる理由。ロジハラへの対処法も解説!
正論を振りかざす人の心理|ロジハラする人が考えていることは?
「いつも正論をぶつけてくる彼氏・彼女の心理を知りたい」
「ロジハラしてくる上司が何を考えてるのか分からない!」
どんな場面でも正論を振りかざして相手を追い詰めるロジック・ハラスメントをする人。
なぜそんな振る舞いをするのか気になりますよね。
ここからは、正論を振りかざす人の心理を解説します。
心理1. 全て自分が正しいと思っている
常に正論を振りかざす人はプライドが高く、自分の意見や考えが絶対。
無意識に相手を下に見ていることが多いので、上から自分の意見を押し付けています。
上司が正論で部下を追い詰めている時は、自分が言っていることが正しいからこそ、相手に分かってもらいたいという心理で言っているのです。
心理2. 白黒はっきりしたいと思っている
中途半端なことが嫌いな傾向があり、結論がはっきり出ないとモヤモヤしてしまいます。
そのため、相手が曖昧な回答をすると、詰め寄って自分の正論を振りかざすのです。
心理3. 相手のためだと思っている
常に物事を正しいか、正しくないかだけで判断しているため、自分とは違う意見を新しい見方として受け入れることをしません。
例えば、
「君の仕事は非効率だからもっとこうするべきだよ」
と部下に詰め寄るのは親切心からなので、悪気は一切ありません。
心理4. 満足感や優越感を得たいと思っている
プライドが高く常に相手より優位に立っていたいと思っています。
そのため、自分の考えや主張を押し付けて相手を納得させることで、優越感を抱こうとしているのです。
「いつも俺の判断が正しい」
などと言う人は周りを言い負かすことで満足感を得ています。
正論を振りかざす人の特徴|正論モンスターの性格や行動の共通点とは?
「正論を振りかざす人ってどんな特徴があるの?」
「ロジハラをしてくる人の共通点を知りたい」
男女問わずロジハラをする人とは距離を取りたいものですが、そのためにはどんな特徴があるのか把握しておくことが大切です。
ここからは正論を振りかざす人に共通する特徴を紹介します。
どんな人が当てはまるのかチェックしておきましょう。
特徴1. プライドが高く見栄っ張り
正論を振りかざすのは、正しいことをしたいという正義感からではなく、持ち前の高いプライドから、自分が相手よりも優位に立つため。
例えば、家庭で家事分担について話し合っている時に、
「俺の方が稼いでるんだから、家事は全部そっちがやるべきだよね?」
と相手を言い負かそうとする発言をする旦那などが当てはまります。
特徴2. 競争心が強い
とにかくプライドが高いのが特徴で、自分の上に人がいるのが許せません。
そのため、たとえ周囲がその人の意見に賛同している状況でも、反論して相手を打ち負かそうとします。
会議で他の人の意見が採用されそうになると
「自分はこっちの方が効率的でいいと思う」
と言った具合は、真っ向から正論で反論してきたり…。
特徴3. 共感能力が低い
自分がされたら嫌なことは他人にもしないという考えが理解できていないことが多いです。
そのため、場面や状況を考えずに自分の意見を押し付けてくる傾向があります。
例えば、ただ話を聞いてほしい彼女に対して、
「それはこうするべき」
など聞いていないアドバイスをする男性は、相手の気持ちに寄り添えないので、無意識に人を追い詰めてしまうでしょう。
特徴4. コンプレックスが強い
正論を振りかざす人は自分に自信が無いからこそ、自分が正しいと信じていたい気持ちが強く、実は精神的に弱いことが多いです。
コンプレックスを隠すために正論を振りかざして攻撃し、自分を守っているのです。
そのため、とにかく反論されないように相手の意見に対して
「それどんな根拠があるの?論理的に説明してよ」
と詰め寄って言い負かそうとしてしまうのでしょう。
特徴5. 正義感が強い
自分の意見が絶対的に正しいと思い込んでいるので、意見の違う相手がいたら正さなければいけないという思考回路になっています。
例えば、部下が自分の指示とは違う効率の良い方法を見つけて作業をやっていると、相手の事を思って、そのやり方は間違っていると否定してしまうでしょう。
特徴6. 曖昧なことが嫌い
はっきりした性格の持ち主なので、空気を読んだり、誤魔化して曖昧なことを言う方が失礼だという考えの持ち主。
悪気などなく、正しいことを言うのが正解だと思っています。
そのため、女友達が気になる人の話で盛り上がっていても
「でも彼氏じゃないんだよね?相手は好きか分からないじゃん」
など空気を壊すようなことをハッキリと言ってしまいます。
特徴7. 人の世話を焼くのが好き
自分とは違う意見を持っている人に対しては、相手が間違ったことを言っているから矯正してあげたいという考えを持っています。
恋愛で悩んでいる女友達に対して
「いつまでもそんな人と付き合ってるのが悪いんだよ。もっと現実見なきゃ!」
と、相手の気持ちより正論を優先してしまいます。
正論を振りかざす人が嫌われる理由|言い負かすのが相手から嫌がられるのはなぜ?
「正論を振りかざす人が嫌われる理由を知りたい」
「どうして正論を振りかざすと嫌われるの?」
正論を振りかざす人は嫌がられていたり、トラブルになったりすることが多いイメージがありますよね。
一見正しいことを言ってそうなのに何が悪いのでしょうか。
ここからは正論を振りかざす人が嫌われる9つの理由を紹介します。
- 人の話を聞かないから
- 相手を否定するから
- 相手を言い負かそうとするから
- 相手を見下したような言い方をするから
- 白黒はっきりしすぎているから
- 自分勝手すぎるから
- 競争心が高すぎるから
- 共感しようとしないから
- プライドが高いから
理由1. 人の話を聞かないから
正論モンスターと言われる人は自分が正しいと思っているので、他人の話を聞きません。
- 「でも」「だって」と反論する言葉を多用して、正論を振りかざしてくる
- 自分にとって都合が悪いことは聞かずに、意見を押し付けてくる
など、とにかく自分の発言で周囲を納得させることを第一に考えています。
最初から人の考えや気持ちを理解しようとしないため、相手に嫌われてしまいます。
理由2. 相手を否定するから
常に自分の意見が正しいと思っているので、自分と違う意見は間違いという考えで頭ごなしに否定します。
- 意見を伝えても「だけど正しいのはこっちだから」と頑なに拒否する
- 自分と違う意見なら間違っていると決めつけてくる
このように間違った意見は聞く必要がないと思い込み、聞く耳を持ちません。
異なる意見を受け入れる気がないので嫌われてしまうのです。
理由3. 相手を言い負かそうとするから
正論モンスターは、相手がただ話し合いをしたいと思っていても言いくるめようとするのが特徴。
「仕事は早くできるかが全て。それができないと会社に貢献できないよ」
「私の意見の何が悪いのか分からないんだけど説明してくれる?」
などとマウントを取ってくるので、まともに会話が出来ないと周りから距離を置かれてしまうことも少なくないでしょう。
理由4. 相手を見下したような言い方をするから
無意識に相手を下に見ていることが多く、それが言動にも出てしまいます。
- 「なんでこんな簡単なことできないの?」など相手そのものを否定する言葉を使う
- ただ正論を言うだけでなく相手を小馬鹿にするような発言をする
などですね。
正論だとしても、常に攻撃的な言い方をするため、周りの人は関わりたくないと思ってしまうのです。
理由5. 白黒はっきりしすぎているから
常に白か黒かで物事を考えているので、はっきりしない意見や状況でも結論を急ぎがち。
そのため、どちらともいえない考えを持っている人は、自分の意見を聞き入れない姿勢に嫌気がさしてしまうのです。
理由6. 自分勝手すぎるから
何かを決める時に、正論を振りかざす人は決定権を持ちたがります。
とにかく自分の意見を通そうとしてくるので、周りに気を遣わせて結果的に嫌われるパターンが多いでしょう。
本人は無自覚なことも多いですが、一緒にいて疲れるので距離を置かれてしまいます。
理由7. 競争心が高すぎるから
正論を振りかざしてくる人は周りを否定して自らが上に立とうとします。
とにかく負けたくない一心なので、自分がハラスメントをしているという意識はありません。
話し合うことが目的ではなく、相手を言い負かしたいが為に正論をぶつけるので嫌われてしまいます。
理由8. 共感しようとしないから
自分が絶対的に正しいと思っているので、他の意見に共感することがありません。
- 正しいからと場の空気を読まずにズケズケ言ってくる
このように相手に寄り添おうという気持ちがなく、正論を伝えることが大切だと思っています。
とにかく自分の意見を貫き通そうとする共感力のなさに人は離れていってしまうのです。
理由9. プライドが高いから
正論を振りかざす人たちは、自分の意見を通すことでプライドを守っています。
論破されて自分の誇りやプライドが傷つくことを恐れているので、少しでも否定されると言い返したり怒ったりします。
感情的になって周囲を振り回した結果、一緒にいると疲れるからと嫌われてしまうでしょう。
正論を振りかざす人への対処法|上手く付き合っていくコツとは?
「ロジハラをしてくる上司がいるんだけど、どう対応すればいいんだろう…」
「正論を振りかざしてくる人との付き合い方が知りたい」
身近なところに正論を振りかざす人がいたら、どんな風に接すればいいか難しいですよね。
ここからは、上手く付き合っていくための6つのコツを紹介。
振り回されないようにするための対処法を把握しておきましょう。
対処法1. 適当に対応する
意見を聞き入れてくれないタイプの人に対して、まともに相手をしても疲れてしまうだけ。
真に受けて傷つくくらいなら、相手にせず適当に受け流しましょう。
- 自分は違う意見でも「そうだね」など肯定する相槌を適当に打つ
などと、適当にあしらって話半分で聞くようにすれば対応が楽になりますよ。
取り合ってくれないと判断されれば、自然と距離ができて話す機会も減ってくるはずです。
対処法2. 譲れる部分は譲る
正論を振りかざす人は、心のどこかで認められたい気持ちを持っています。
そこで要所要所で共感してあげるとこの人は自分の味方だと思ってもらうことができるでしょう。
「わたしもあなたの意見に賛成してる」
など一言かけるだけで、自分の正論が認められたと嬉しい気持ちになり、自分に賛成してくれる人に対しては接し方が優しくなるでしょう。
今後も関わらなければいけない人で、良好な関係を築きたい時におすすめの対処法です。
対処法3. 一定の距離感を取る
正論ばかり振りかざす人と無理に仲良くなろうとする必要はありません。
一対一で話すと正論を振りかざされてストレスになるので、2人きりにならないように意識するのが大切。
仕事などで関係をスパっと切れない時は、最低限の関わりだけ持つようにしましょう。
- 必要がない限りこちらから連絡を取らないようにする
- 一対一でなく第三者を交えて話す
といったことが大切。
恋人や友人など自分の意思で決められる関係なら、徐々に距離を置いて縁を切ってしまうのも一つの手です。
対処法4. 「共感してほしい」と最初に伝える
正論を振りかざす人の中には、良かれと思って親切心で意見を言っていることも。
最初に話だけ聞いてほしいと伝えるだけで、相手は正義感であなたの意見を真っ向から否定しなくなります。
本題に入る前に
「ちょっと共感してほしいことがあるんだけど、聞いてくれる?」
などワンクッション置いてみましょう。
「この人は意見じゃなくて共感がほしいんだな」
と相手に理解してもらえれば、むやみやたらに正論をぶつけてこなくなるはずです。
対処法5. 相手を否定しないで受け入れてあげる
正論でマウントをとってくる人は、自分の意見が絶対的に正しいと思っているので、否定されるのを嫌います。
そのため、言っていることがおかしいと感じても、いったん話を肯定してあげると機嫌を損ねずに話すことができますよ。
- 相手の発言で間違っていることもすぐに指摘せず、いったん受け止める
- 「でも」「だけど」など否定的な言葉を使わないように意識する
などがポイント。
相手の機嫌が良くなれば突っかかってくることもないので、話を長引かせず終わらせることができるでしょう。
対処法6. 相手の気が済むまで話をさせる
正論を振りかざす人の中には
「とにかく話を聞いてほしい」
「自分の意見に共感してほしい」
と思っている人もいます。
そのため、言いたいことが全て言えていないと不機嫌になったり、敵視されて正論をぶつけられる可能性も。
なので、まずは相手の気が済むまで全部話してもらってから自分の主張をしましょう。
気になるところがあっても話を途中で遮らないことが大切です。
「ちゃんと話を聞いてくれる人だ」
と思ってもらうことで、こちらの主張を聞いてもらいやすくなりますよ。
正論を振りかざす人と上手に付き合いましょう!
正論を振りかざす人の特徴や嫌われる理由、そして対処法について紹介しました。
男女問わず正論を振りかざしてくる人はいますが、まともに相手をしてしまうとこちらが疲れてしまうもの。
正論を振りかざしてくる人に悩んでいる時は今回紹介した対処法を参考に、適度な距離感で接するようにしましょう。
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