愛情不足で育った大人の特徴。恋愛や人間関係に与える影響とは?

HaRuKa 2024.05.08
愛情不足で育った大人の特徴を知りたい人へ。本記事では、愛情不足で育った大人の特徴から、幸せな恋愛をするコツや愛情不足を解消する方法まで解説します!

そもそも愛情とは?具体的な意味を解説します!

そもそも愛情とは?

愛情とは、相手のことを大切に考え、相手のためになることをしてあげられる気持ちや感情のこと。

相手を喜ばせたり安心させたりする行為は分かり易い愛情表現ですが、時には厳しく接することも愛情になります。

例えば、親は子供を可愛がるでけでなく、褒めたり心配したり叱ったりもしますが、それらはいずれも立派な大人に育ってほしいという「愛情」

単に相手を甘やかすだけが愛情ではないことを覚えておきましょう。


愛情不足で育った大人の特徴|性格や行動の共通点とは?

「こんな自分の性格って愛情不足で育ったせい?」

「愛情不足だったからこんなことしちゃうのかな?」

気になってしまう自分の性格や行動は、もしかすると愛情不足で育てられたせいかもしれません。

そこでここからは、愛情不足で育った大人の特徴を詳しく解説していきます。

自分に当てはまる特徴がないか、チェックしてみてくださいね。


特徴1. 友人の誘いを断れない

幼い頃に友人が少なかったなど、人から誘われることを愛と感じてしまうため、どんなに忙しい状況でも誘いに乗っかってしまいます。

明日までに終わらせないといけない仕事があっても、友人から飲みに誘われると「声をかけてくれて優しいな」と嬉しくなってしまうのです。

自分が困ることよりも、友人に誘われなくなることの方が辛いと感じてしまい、断れないのでしょう。


特徴2. 人に気を遣いがち

親から愛情を貰いたくて表情ばかりうかがって育ったため、大人になってからも他人の顔色ばかり気にしてしまいます。

友人と遊びに出かけた時も、自分が楽しいかどうかより、友人が楽しんでいるかのリアクションばかり気になってしまうのです。

「◯◯するのはつまらなかった?」「◯◯のほうが好きかな?」と聞いてばかりで友人からうざがられるため、さらに気を遣うループに入ってしまいます。


特徴3. 恋人に対する理想が高い

愛情に飢えているため恋人にするなら「愛情溢れる人」と決めており、理想像にこだわりすぎるせいでなかなか妥協できません。

  • 仕事よりも恋愛を優先して動いてくれる
  • いつだって優しく甘えさせてくれる

などを恋人に求めてしまい、少しでも理想と違う部分を恋人に感じたらすぐ別れてしまうことも。

そうやって長く付き合うことがないため、いつまでも結婚できないでいる独身男性や女性が比較的目立つのです。


特徴4. 被害妄想しがち

愛された記憶があまりないので、ちょっとしたことでも他人の言動が気になって悪い方に受け取りがちです。

相手がちょっと考え事をして黙っていただけでも、「自分を嫌っている」「怒っているに違いない」と考えてしまいます。

悪い想像をして一人で勝手に傷つき、他人から遠ざかってしまうので、孤独になってしまう人が多いのです。


特徴5. 口が悪い

幼い頃から両親に心無い言葉を浴びせられていたため、自分もそういった言葉を発するのが自然になってしまっています。

「お前はバカだな」「なんでそんなにグズなの?」など、幼少期に親から言われた同じセリフを大人になってから他人に平気で言ってしまうのです。

口癖のようなものなのですが、周囲の人たちは嫌な気分になるので、人から避けられることになってしまいます。


特徴6. 平気で嘘をつく

「わがままを言うな!」などと厳しい家庭で育ったため、それがトラウマで思ったことを素直に口にできなくなっています。

不都合なことは嘘で誤魔化しておけばいいと考えるようになってしまったので、とにかく怒られないように過ごすのです。

自分が原因となった仕事のミスも他人や別の要因のせいにしてしまうなど、信頼できない人物として見られるようになるでしょう。


特徴7. 愛想笑いをしてしまう

愛情をくれる貴重な友人から嫌われたくない、という心理が強いため、その場を取り繕うような愛想笑いが癖になってしまっています。

初対面の人からは明るい感じの人だと思われるため、付き合い始めのうちは好印象を持たれるでしょう。

しかし、いつ会ってもニコニコしているため、次第にそれが愛想笑いであることに気がつき、薄っぺらい人だと思われてしまいます。

親友と呼べるような友人がいつまで経ってもできないのです。


特徴8. 自慢話が多い

「テストでいい点を取るのが当たり前」という家庭で育ち、両親から認めてもらった経験が少ないため、人一倍承認欲求が強い性格の人が多いと言えます。

褒めてもらえなかった悔しさや寂しさから、周囲を認めさせようと必死になって、自慢話をしてしまうのでしょう。

些細な成果であっても「私だからできた」「他の人は真似できない」と‘自分優秀アピール’ばかりするので、周囲から距離を置かれてしまいます。


特徴9. 一人で泣いてしまうことがある

愛情不足な家庭で育つと、「両親には何を言っても無駄だ」と感じるようになってしまいます。

その結果、我慢する習慣がつき、一人で解決しようとするため、人知れず涙を流すのです。

大人になって、「私は1人で気ままにやってるから頑張って」と恋人の前では強がって見せるますが、心の中は寂しさで一杯。

部屋で1人きりになってから泣いてスッキリする癖があります。


特徴10. 寂しがりで一人が苦手

愛情が足りない幼少期を送ってきたので、学校などで仲良くしてくれる友人が非常に大切な存在でした。

そのため、自宅に帰って孤独を感じるのが辛いため、孤独に慣れていそうで実は極度の寂しがりになってしまうのです。

孤独に対する恐怖心は人一倍強く、友人に執着しがちな生活になり、

  • 会うと終電になっても帰りたがらない
  • 仕事終わりに毎日連絡をしてくる

など、他人に迷惑をかけがちな印象を持たれてしまうこともあります。


特徴11. 独占欲が強い

愛情の正しい形を知らずに育ってしまったため、恋人や友人を自分に縛りつけることが愛情表現になると勘違いしています。

このような人は、"愛しあっているならいつも一緒が当然"と思い込んでいることが多く、自分1人の時間を楽しみたいという恋人は許せません。

恋人が「たまには1人でいたい」と言うと、「浮気なのでは?」「私を嫌いになったんだ」と疑って不機嫌になって相手を困らせます。


愛情不足で育った大人の見分け方|愛情不足の時に見せるサインとは?

「この人って愛情不足で育ったのかな?」

「愛情不足で育った大人の見抜き方を知りたい!」

周囲にいる人たちの行動を見ていて、なんか子供っぽいなと思うことはありませんか。

愛情不足だとどういう大人になるのか、ここでは見分け方について解説していきます。

愛情不足の人が見せるサインを把握して、相手の理解に役立ててみてください。


見分け方1. 幼い頃の話を楽しそうに話してくれるかどうか

愛情不足で育った人は幼い頃の出来事がトラウマになっていることがあるので、楽しそうに話すか否かである程度見分けることが可能です。

「子供の頃は◯◯するのが楽しかったよな」と話を振ってみてください。

満足に愛情をもらっていた人は楽しそうに話し、そうでない人は共感してくれないでしょう。

ただし、愛情不足だったことを知られたくない人は作り話することもあるので、そう言った時は話を深堀りすれば、動揺したり話が詰まったりするのですぐ分かりますよ。


見分け方2. 爪を噛む癖があるかどうか

幼少期にストレスの多い生活を送ると、ストレスを解消するために爪を噛むようになると言われています。

なので大人になってからも爪を噛んでしまう人は、幼い頃から愛情不足の家庭で育ってきた可能性大です。

愛情不足かどうか気になる人がいたら、さり気なく爪をチェックしてみましょう。

切り口が荒れていたり極度の深爪をしていたりするようであれば、普段から爪を噛んでいる人かもしれません。


見分け方3. 定期的に実家に帰っているかどうか

両親と良い関係性を築けている人なら、実家が遠方にあっても定期的に帰省するはず。

帰省できるまとまった時間ができても帰りたがらない人は、子供の頃から両親と上手くいっていないことが考えられます。

年末年始やお盆休みが近づいたら「今年は帰省するの?」と聞いてみてください。

特に仕事が詰まっているわけでもないのに毎回「しない」とか「必要ない」と返事するのであれば、愛情不足で育った可能性は高いでしょう。


見分け方4. 幸せそうな家族を見て笑顔になるかどうか

普通の感覚であれば微笑ましく感じる場面でも、愛情不足の人は、自分が経験できなかった温かい家族の様子に妬ましさを感じてしまうのです。

ショッピングモールや遊園地のように家族が目立つ施設へ行ったら、相手の反応をチェックしてみましょう。

「鬱陶しいな」「楽しそうにしやがって」のような表情や言動をしたら、愛情不足で育った可能性がグンと上がります。


参考記事
  • 愛情不足で育った大人の恋愛傾向|恋愛で苦労するってホント?

    「恋人が自分を束縛してばかりであまり好きになれない」

    「なんで彼氏(彼女)は自分を両親に紹介してくれないんだろう?」

    自分への接し方が普通っぽくないように感じるのなら、彼氏や彼女はもしかしたら愛情不足で育ったのかも。

    そこでここからは、愛情不足で育った大人の恋愛傾向について詳しく解説していきます。

    性格や行動など愛情不足の大人の特徴を把握して、自分の恋人はどうなのか当てはめてみましょう。


    傾向1. 相手に依存しすぎてしまう

    両親からあまり構ってもらえなかったので愛に飢えており、寂しがりやに。

    恋愛においても、恋人が側にいないと心が落ち着きません

    どんなに忙しくてもちょっとした空き時間があれば会おうとし、休日は一緒に過ごしたがって恋人の部屋に押しかけてくるのです。

    やがて同棲できないことが辛すぎて、現実逃避のために別れの選択をしてしまうのです。


    傾向2. 愛の言葉を信じられない

    愛情不足で育っていると他人の愛情表現に対して疑り深くなってしまい、相手が言葉で愛を表現してもすぐには鵜呑みにしません。

    気になる人が「好き」「付き合ってください」と告白してきても、どうせ上辺だけのセリフだと感じてしまうのです。

    このような人は、自分で実感しないことには相手の愛情を信じられないので、言葉よりも行動で示してくれる人のほうに惹かれてしまうでしょう。


    傾向3. 束縛してしまいがち

    自分に愛情を与えてくれる恋人を失いたくないので、相手の自由を奪ってでも他の男性・女性に気持ちが移らないように必死になります。

    恋人のスケジュールを細かく把握したがり、恋人が仕事で出張する時でもついていけそうなら「私も邪魔しないから一緒に行く」と言うほど。

    恋人が「仕事なんだからついて来ないで」と言っても、「仕事のフリして浮気してるんでしょ」と疑うことはしょっちゅうです。


    傾向4. 本気で喧嘩ができない

    恋人から嫌われてしまっては自分に愛情を与えてくれる人がいなくなってしまうと恐れているので、喧嘩になった時も本気でぶつかりあえません。

    「あなたの◯◯なところが嫌」と自分の本音をぶつけたいのですが、具体的なことは口にしないで怒るだけなのです。

    言いたいことを言えずに喧嘩を終わらせてしまうため、相手も何か隠していることに勘づいて、関係が悪化してしまいます。


    傾向5. 両親に紹介できない

    愛情のない家庭で育ったため両親との関係性が悪く、恋人を親と合わせたくない気持ちが強くなっています。

    結婚を意識し始めた恋人が「ご両親に挨拶しなくちゃかな」と言っても、本人は「機会があったらね」と誤魔化してしまうでしょう。

    いつまで経っても前向きになって恋人を紹介しようとしないので、恋人は「結婚する気はないんだろうな」と離れていってしまうのです。


    愛情不足で育った男女が幸せな恋愛をする方法は?

    「もっと恋人と幸せに暮らしたい!」

    「どうすれば良い恋愛ができるんだろう?」

    愛情不足で育った大人の特徴があると、付き合っていく中でギクシャクすることもあるはず。

    では、どうすればお互い理解し合って上手に付き合っていけるのでしょうか。

    ここでは、愛情不足で育った男女が幸せな恋愛をする方法について詳しく見ていきましょう。


    方法1. それぞれの趣味を持っておく

    愛情がほしいと、つい相手へ依存しがちになるので、夢中になれる趣味を持てばそちらに意識を集中させることができます。

    趣味が楽しくなるほど、そちらにも時間を割きたくなり、恋人だけに固執することも減っていきますよ。

    以前から興味があったものや面白そうなものがあれば、本格的に取り組んで自分の時間を増やしてみてください。

    ただし、趣味に夢中になりすぎると、今度は放置気味になった恋人が不満を感じるようになるので、趣味と恋愛のバランスをとるように気をつけましょう。


    方法2. 愛情を言葉で伝えてもらう

    愛情不足の人は「どういった態度が愛情からくるものなのか」判断できないことがあるので、言葉を添えたほうがより確実に愛情が伝わるでしょう。

    単に2人で一緒にいる時間を増やしたり、プレゼントしたりするだけでは、愛情があると思ってもらえないことがあります。

    ストレートに「~なところが大好きだよ」と伝えたほうが、「愛されているなあ」と実感してもらえるはずです。

    ハッキリ伝わったほうがいいので、少しクサイセリフにしても効果的ですよ。


    方法3. 両親に紹介したくないのであれば早めに伝える

    交際が長く続いているのに一向に両親に紹介しないと、恋人は「きっと自分は結婚相手になれないんだろうな」と思ってしまうでしょう。

    両親に会わせたくない理由が気持ちがあるのであれば、そうなってしまった事情を素直に話すことで、恋人から誤解されずにすみます。

    「子供の頃に◯◯だったから親とは顔を合わせたくない」のように、紹介できない事情を詳しく説明してあげましょう。

    自分の家の恥を晒すようで抵抗感がある人もいると思いますが、将来の旦那さんや奥さんになる人なのですから、正直に言うことが大切です。


    方法4. 将来どういう教育をしたいのか話し合ってみる

    既婚者や恋人と結婚を考えている人は、将来子供を自分と同じような愛情不足の人間に育てたくないことをパートナーへ伝えておきましょう。

    • 旦那(妻)と子供のどちらも同じように愛情を注ぐ
    • 子供を怒る時は感情的にならない
    • 子供の意見もしっかり聞いて親の価値観を押し付けない

    のように、2人で子育てルールについて決めてみてください。

    自分が親からされて嫌だったことをパートナーへ話し、意見をもらうようにして決めていくとルールを作りやすいですよ。


    方法5. 我慢しない&させない

    言いたいことを言えない関係では良くないので、お互い思ったことは正直に口に出し、言われたほうも根にもたないことを約束してみましょう。

    • 気になる癖があったら「それやめたほうがいいよ」と指摘しあう
    • 自分がやりたいことは我慢しないで「◯◯してみたい」と言う
    • 相手が「いいね」と思うことをしたら口に出して褒める

    など、2人でルールを作って何でも言いあえる仲を目指してみてください。

    ただし、相手を傷つけてしまっては元も子もないので、「バカ」「頭悪いな」のような言葉はNGにすることも決めておくといいですよ。


    愛情不足で育った人を特徴から見抜いて、素敵な人生を歩んでみて。

    愛情不足で育った人たちには、依存傾向や独占欲が強かったり、ひねくれた言動をしたりするなどの共通点が目立ちます。

    そのような男性や女性たちと上手く付き合っていくには、彼らの心理にあるものを正しく理解しなければなりません。

    また自分が愛情不足で育ったと自覚しているなら、相手にどうしてほしいかしっかり伝えることも大切です。

    お互いに愛情不足で育った大人の特徴を把握して、人間関係や恋愛を幸せなものにしてくださいね。

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