自己嫌悪の意味とは?陥りやすい人の7つの特徴から克服方法まで大公開

あやな 2022.06.10
自己嫌悪に陥りやすいと悩んでいる方へ。今記事では、自己嫌悪の意味や陥りやすい人の特徴から、原因や立ち直る方法まで詳しくご紹介します。

「自己嫌悪」の意味とは?

自己嫌悪とは

自己嫌悪とは文字通り、自分が嫌いという感情のことです。

恋愛や仕事で何か失敗してしまった時は、「自分はダメなやつなんだ」と自分を責めてしまう心理状態に。

そんな自己否定を何度も繰り返していると、どんどん自信が無くなり、自分のことが嫌いになってしまいます

その結果、自己嫌悪に陥るのです。

また、理想としている自分と、現実の自分にとてつもない差があると、辛い感情になったり、強い劣等感を感じることで自己嫌悪という気持ちが起こってしまうこともあります。


自己嫌悪に陥る3つの原因|どんな状況で自分が嫌いになるの?

自己嫌悪に陥る原因

「どうして自己嫌悪になってしまうの?」

「なぜ自分のことがこんなに嫌なんだろう…」

自分のことを責めるようになってしまったけど、どうしてこうなってしまったのかが分からず辛いという人も多いでしょう。何かきっかけになる原因があるのでしょうか?

そこでここからは、自己嫌悪に陥る主な原因を3つご紹介していきます。


原因1. 自分の成果を認めてもらえなかった時

自己嫌悪になりやすい人は、基本的に「誰かから認められたい」と思って行動するから、認められなかった時に自分が否定されたような心理になってしまっているのかも。

仕事で成果を出しているにも関わらず、上司は評価してくれない。そうなると、「評価されないのは自分に何か悪いところがあるからじゃないか」と考え、自己嫌悪に陥ってしまいます。


原因2. 他人と比較されやすい環境にいる

負けず嫌いでプライドの高い性格の人が、自分よりも優れた人が多くいる場所にいると、「自分はなんでこんなに劣っているんだ」とネガティブな心理になってしまうことも。

例えば、営業の仕事で成績を張り出すような職場だと、全員の結果がわかってしまいますよね。その中で自分の成績が下の方だと、悪目立ちしているような感じがして劣等感を抱いてしまいます


原因3. 自分が思ったよりもできないことに気づくから

自己嫌悪に陥る原因は思ったより出来なかった時

もしかするとあなたは自分のことを過大評価しているせいで、理想とする姿と現実のギャップがありすぎるのかもしれません。

自分では「完璧な仕事をした!」と自信を持って提出しても、他人から「これ間違ってるよ」と指摘されることもあるでしょう。

そんな時に「なんで自分はこんなこともできないんだ」と思い、自分を責めて辛い気持ちになってしまいます。

理想の姿が高すぎるか故に、自己嫌悪になってしまうのです。


【セルフチェック】自己嫌悪になりやすい人の7つの特徴

自己嫌悪になりやすい人の特徴

「どういう性格の人が自己嫌悪に陥りやすいんだろう…。」

「自分は自己嫌悪になりやすいタイプなのかな…。」

どんな人が自己嫌悪になりやすいのか、特徴があるなら知っておきたいですよね。

そこでここからは、自己嫌悪になりやすい人の特徴を解説していきます。

自分が自己嫌悪になりやすい性格なのかどうかセルフチェックしておきましょう。


特徴1. 基本的にマイナス思考で、ネガティブ

物事をネガティブに捉えてしまう人は、いつも心配事や不安で頭が尽きません。そのため、一旦考え始めると、どんどん悪い方向に考えが膨らんでしまう特徴があります。

上司に新しい仕事をお願いされても「私にできるかな…」「失敗したらどうしよう…」などと考えながら仕事を受けます。

仕事を始めても失敗した時のことばかりイメージしてしまうので、どんどん辛い気持ちになってきます。結果的に、自分を嫌いになってしまうしまうのです。

【参考記事】はこちら▽


特徴2. 「昔」と「今」を比べてしまうことが多い

自己嫌悪になりやすい人には、「昔はもっとできていたのに、今はこんなことさえできないのか…」という考えやすいです。

例えば、学生時代はスポーツ万能だった人が、久しぶりに走ってみるとすぐに息切れし、おまけにつまづいて転んでしまうということも。

今の自分と過去の自分にギャップを感じ、劣等感を抱く結果、今の自分を嫌に感じてしまうのです。


特徴3. 自分に”魅力がない”と思っている

自己嫌悪になりやすい人の特徴は自分に自信が内

自己嫌悪に陥る人は、何かしらのコンプレックスを抱えており、自己評価が低いことが多いです。

そのコンプレックスからどんなに褒められても「自分なんて…」と素直に思えないため、なかなか受け入れられない傾向があります。

例えば、身長が高い女性なら、「モデルになれるんじゃない?」と言われても、自分では大きな身長はコンプレックスに感じてしまいます。

言われたことに対して必要以上に気にしてしまう自分が嫌になり、自己嫌悪に陥ってしまうのです。


特徴4. 完璧主義で、細かいところまで気になってしまう

自己嫌悪になりやすい人には、仕事は120%で完成させないと意味がないという心理があります。

自分の能力にプライドを持っていて、失敗したくないと思っているから細かいところが目に付いてしまうのです。

例えばプレゼン資料を作る時には内容はもちろんのこと、文字幅、背景、フォントなど、必要以上に完璧を求めます。

ちょっとでも周りに指摘されると、「何でこんなことも私にはできないんだ」と思ってしまうのです。

【参考記事】はこちら▽


特徴5. 他人に指摘された事を、頭の中で何回もリピートしてしまう

自己嫌悪に陥る人は、自己評価が高い人が多いです。そのため、他人からちょっと指摘されるとそのことをいつまでも気にしてしまう性格

例えば仕事の進め方で「こうした方が早く進みますよ」と言われると、それを「批判された」と捉えてネガティブな感情に。

その事が何度も頭の中を巡って辛い気持ちになり、自己嫌悪になってしまうのです。


特徴6. 何でも1位じゃないと気が済まない

自己嫌悪になりやすい人の特徴は自分は人より出来ると思っている

自己嫌悪になりやすい人には、負けず嫌いな性格の人が多いです。

プライドが高く素直に負けを認められないので、もし試験や営業成績で2位になってしまうと、「負けてしまう自分なんて価値がない…」と自分を責めてしまうのです。

そして、このタイプの人は、自分の間違いや欠点を他人に指摘されると、その指摘がどれだけ正しくても不機嫌になったりします。

その人のために言ってくれていることでも、「負けてしまった」と捉えてしまうのです。

【参考記事】はこちら▽


特徴7. 他人に尽くしやすい

自己嫌悪に陥ってしまう人は、他人にどう思われるかが最優先。なので、自分がどうかではなく、他人がどうかで行動を起こしてしまう傾向にあります。

他人が優先だから、周りの仕事を手伝っているうちに自分の仕事がどんどんおろそかになって結局自分だけ損をすることに。

そのたびに「どうして自分は要領良くできないんだろう…」と自分の性格が嫌になって落ち込んでしまいます。


自己嫌悪に陥った時の対処法8つ|どうやって立ち直ればいいの?

自己嫌悪に陥った時の対処法

「自分の行動って意外と自己嫌悪になりやすい節がある…」

「自己嫌悪に陥ってしまった場合、どうやって立ち直るの?」

万が一、自分が自己嫌悪の特徴に当てはまった場合、どう直せばいいのか悩みますよね。

早めに克服しなければ、どんどん気持ちが辛くなり立ち直るのが難しくなってしまいます。

そこでここからは、自己嫌悪に陥ってしまった場合の対処法を解説していきます。


対処法1. ”負の感情”を紙に書き出して、自分を客観的に見てみる

頭の中で考え過ぎると、どんどんネガティブな感情が生まれてしまうもの。自己嫌悪を克服するためには、まずは自分が何に悩んでいるのかをはっきりさせる必要があります。

そのため、自分の今の気持ちを何も考えずに紙に書き出してみましょう。

思いのままに、頭に浮かんでいることや感情を書き出すのがポイント。紙はあなたしか見ないので、言葉はまとまっている必要がありませんよ。

頭の中から気持ちを取り出すことで、「こんなことで悩んでいたのか」と悩みが意外と小さかったり、簡単な解決策が見つかったりして、立ち直るきっかけを作ることができますよ。


対処法2. 自分一人で没頭できる趣味を見つける

自己嫌悪になってしまう人は、他の人の言葉や行動から影響を受けてしまっていることが多いです。そこから立ち直るためには、外的な影響を極力受けない方法を考える必要があります。

そのため、自分一人で楽しめる趣味を始めてみましょう。

一人でできるおすすめの趣味は、

  • ソロキャンプ
  • 筋トレ
  • ゲーム
  • バイクツーリング
  • プログラミング
  • 動画鑑賞

など。

他人と関わらない時間を意図的に作るよう、自分一人で楽しめて没頭できる趣味を見つけてみてください。

【参考記事】はこちら▽


対処法3. 友達に相談してみる

自己嫌悪に陥った時の対処法は友達に相談してみる

自己嫌悪に陥る人は自分を責めるあまり、自己肯定感が下がってしまっています。

自分嫌いから立ち直るには、勝手に自分で考えて自己嫌悪を進めてしまうのを止める必要があります。

そのため、自分のことを認めてくれる人に話を聞いてもらいましょう。

相談する前に、まず何を相手に伝えたいのか自分の心の整理をしてから伝えるのがおすすめです。

この時に、他人の愚痴などネガティブな意見は言わないようにしましょう。ネガティブな意見を言うと、感情まで引っ張られてさらに自己嫌悪に陥ってしまいますよ。


対処法4. 夜に考えないで、太陽が出ている日中に考える

自己嫌悪を克服するには、物事をポジティブに考える必要があります。

夜はどうしても思考がネガティブに引っ張られてしまうので、太陽が出ている日中に考えを巡らせるようにしましょう。

太陽の光を浴びて考えることで元気になれますし、気持ちも自然と前向きになっていくでしょう。


対処法5. ウォーキングなどの軽い運動を始める

自己嫌悪に陥ってネガティブな感情になっている時は、いくら考えても解決しません。そんな時は気持ちの切り替えをするように心がけましょう。

気持ちの切り替えをするには、軽く汗を流せるくらいの運動を行うのが効果的。

具体的な運動メニューは以下の3つがおすすめ。

  • 近所を10分だけ散歩して帰ってくる
  • 10回だけスクワットをする
  • 10分だけヨガやストレッチを行う

朝起きてすぐや仕事の合間に、少しの運動を行うことを意識してみてください。


対処法6. 自己肯定感が上がる本を読んだり、セミナーに行ってみる

自己嫌悪に陥った時の対処法はセミナーに行ってみる

ずっと同じような毎日では、人の思考はなかなか変わりません。自己嫌悪から立ち直るには、今のマイナスの感情を変える「きっかけ」が必要になってきます。

そのきっかけとして、心理カウンセラーの方や、心理学の先生の書いた自己肯定感にまつわる本を読んだり、勉強会に参加してみるのも1つの手です。

ただ、セミナーや勉強会の中には不安を煽り、高額な教材やコースの申込みを誘ってくる場合はあります。

自己嫌悪に陥っている時は正常な判断ができないこともあるため、そこで何かを勧められても買わないようにしましょう。

【参考記事】はこちら▽


対処法7. 今やっていることを全て投げ出して寝る

自己嫌悪の状態から抜け出すには、「なんとかなるさ」という楽観的な気持ちを持つことも重要になってきます。

何をしてもどうも上手くいかない時は、一旦辞めてしまうのがおすすめ

自己嫌悪に陥りそうになったら考えることを辞めて、その日は思いっきり寝る。起きてからまた改めて考えても問題ありません。

最初は「大丈夫かな…」と不安になるかもしれませんが、数日投げ出しても意外とどうにかなることに気付けるはずですよ。


対処法8. サウナや温泉に行ってリフレッシュする

自己嫌悪を克服するには、人や情報と適度な距離を取ることが大事です。とはいっても仕事に行けば人はいるし、現代ではスマホで簡単に情報も入ってくるため距離を取るのが難しいという人も多いでしょう。

そんな人には、サウナや温泉に行くことをおすすめします

サウナや温泉の中ではスマホも他人も断ち切ることができるため、ストレスが解消されやすいです。

また、サウナや温泉に入ることで疲労回復、睡眠の質の向上などの効果もあるため心身ともに切り替えられますよ。


自己嫌悪しない生き方を手に入れる8つのコツ|自己肯定感の高め方って?

自己嫌悪しない生き方

「自己嫌悪になりやすい性格の私でもならないようにする方法はある?」

「簡単な自己肯定感の高め方を教えてほしい」

自己嫌悪に陥りやすい性格の人が今から完全に克服するのは難しそうに感じますが、日々ちょっとしたことを意識するだけで自己嫌悪しない人になれます。

ここからは、自己嫌悪しない生き方をするために意識すべきことを8つ紹介します。


ポイント1. 日常の中で小さな幸せを見つける

小さな幸せを見つけられるようになると、物事のいい部分に目が向くようになるため、悪いことばかりにとらわれなくなります。

小さな幸せはどんなことでもOK。「金木犀の香りがするからもう秋だ」と四季を楽しんだり、「美味しいご飯を食べることはこんなに嬉しいんだ」と美味しいという感情を楽しんだり。

些細な幸せは意識しなければ気付かないですが、意外と日常に散らばっているもの。せっかくある幸せを見逃さないように、意識的に日常を送ってみてください。

【参考記事】はこちら▽


ポイント2. 自分でコントロールできないことは、考えるのをやめる

自己嫌悪になる人は、他人ができなかったことでも「自分がやっておけばこんなことにならなかった」と思ってしまう傾向があります。

そのため、自分では制御できないことを考えすぎないようになると、自分を嫌いにならずに済みます。

自分のことですらコントロールするのは難しいのに、他人をコントロールするのはもっと難しくて不可能に近いです。これを知っておけば、必要以上に考えすぎることはなくなります。

他人を制御するのは難しいと理解しておきましょう。

【参考記事】はこちら▽


ポイント3. 自分で解決しようとしないで、他の人にお願いする

自己嫌悪しない生き方は他人にお願いする

高い理想を求めて全部自分で解決しようとすると、気付かないうちに自分を苦しめてしまいます。なので、できることは他人にお願いして、普段から気持ちにゆとりを持って物事に取り組むようにしておきましょう。

自分にしかできない仕事、例えば仕事の仕組みを考えるようなことは自分でこなして、単純作業など誰でもできそうなことは、他の人にお願いしてみましょう。

この時のポイントは、お願いした仕事の合格点を100点満点に設定しないこと。80点くらいに設定しておけば、完璧を求める辛いストレスから開放されますよ。


ポイント4. どんなことでも、一旦”ポジティブ”に考える

自己嫌悪に陥る人は何をする時にも「失敗したら…。」と考えてしまいます。それが巡り巡って「自分には無理だ」と自分で自分を苦しめてしまうのです。

そのため、まずはどんなことも一度ポジティブで前向きな言葉に置き換えてみることが大事。

例えば、好きな人に告白するか悩んでいる時も「どうすれば成功する確率が上がるか」と考える方がストレスも溜まりませんし、前向きな感情で行動できます。

これから起こるかもしれないことを心配ばかりしないで「どうしたらうまく行くか」と前向きに考えれば、自己嫌悪を克服できますよ。

【参考記事】はこちら▽


ポイント5. 成功のハードルを低くして、自分をたくさん褒める

自分で自分を褒めると、承認欲求が満たされ自分を好きになることができます。なので、どんな小さな事でも「できた!自分すごい!」と思い込むようにしましょう。

褒める内容は些細なことで大丈夫。

  • 今日も筋トレ継続できた!
  • コンビニ弁当を買わず自炊できた!
  • ごみを忘れずに出せた!

と、成功のハードルを下げるのが大きなポイント。

ハードルを上げ過ぎてしまうとできない自分に対しネガティブな感情になってしまうので、小さな成功体験を積むことで自信をつけましょう。


ポイント6. 過去と比べず、未来をどうしたいかで考える

自己嫌悪しない生き方は過去出なく未来をどうするか

過去の自分と今の自分を比較してしまうと、「昔は良かったのに今は…」と自己批判をしてしまいがち。

反対に「ああいう風になりたい」「こうなるといいなぁ」など、未来を想像している時はポジティブな感情になるものです。

  • お金持ちになりたい
  • マッチョな身体になりたい
  • 田舎で自給自足の生活をしたい

このような欲求を叶えるのに、過去に何があったのかは関係ありません。

自己批判に当てていた時間を「これからどうしたいのか」「どうなりたいのか」を考える時間に変えていきましょう。


ポイント7. 他人と比べないで、自分が”どうありたいか”で生きる

他人と比較すると、どうしても自分のマイナス部分を強く感じてしまうので、自己嫌悪になりやすいものです。

なので他人軸で自分を評価するのではなく、自分軸で評価するようにしましょう。

他人と比べないで、自分が”どうありたいか”で生きるには、

  • 恋愛や仕事に対してあらかじめ目標を設定する
  • どの程度到達できたかを毎日確認していく
  • 過去の自分より成長していたら自分を褒める

ことが重要です。

他人と比べだしたらキリがありません。自分が「どうありたいか」という目標を設定することで、他人と比較する癖を直せますよ。


ポイント8. 本音で語れる友人とお互いを褒め合う

お互いに自己開示をして全て曝け出すことで、見えなかった自分も客観的に見えてきます。また、お互いに褒め合える存在がいると承認欲求も満たされるもの。

例えば、

「〇〇さんはいつも先に声をかけてくれて優しい」

「いつもちょっとしたことに気がついてくれて本当に助かってる」

など。

ここでのポイントは「本音で語る」ということ。お世辞や社交辞令を言うような人では何も見えてこないので、心の距離が1番近い友人と褒め合いましょう。

自分では気付かなかったいい部分が見つかると、認められた気持ちになるため、自分を好きになることができますよ。


自己嫌悪になりやすい性格を改善して、毎日を楽しく過ごしましょう!

自己嫌悪を克服して明るい毎日を送ろう

今回は、自己嫌悪になる原因から自己嫌悪しないために意識するポイントまで、とことん深堀りして解説してきました。

恋愛でも仕事でも、自己嫌悪に陥ると自己否定をしてしまうので、辛い気持ちになってしまいますよね。

自己嫌悪になってしまっても対処することはできますし、日頃から少し意識することで自己肯定感を高めることも可能です。

自己嫌悪を克服して、明るい毎日を送ってくださいね。


【参考記事】はこちら▽

よく一緒に読まれる記事

関連する記事