優柔不断とは?優柔不断の原因&決断力がない性格の直し方も解説!

あやな 2022.06.01
優柔不断で物事を判断するのが苦手な方へ。今記事では、優柔不断な人の心理や特徴から、原因や決断力を高める方法まで詳しくご紹介します。さらに、優柔不断な人の長所や短所も大公開!

優柔不断な性格を変えたいと思っている方へ。

優柔不断な人の心理と特徴

買い物やレストランなどで、なかなか即決できない優柔不断な人。良いもの選ぶためにじっくり悩んでいるのですが、同時に周りの人をイライラさせてしまうこともあります。

そこで今記事では、優柔不断な人の心理や特徴、直し方などを解説します。優柔不断なことが長所なのか短所なのか、優柔不断な性格の本質を一緒に確かめていきましょう。


そもそも「優柔不断」とはどういう意味?

優柔不断の意味は、気が弱くて物事の決断力が少ないことを表す言葉です。そのため、優柔不断な人と表す意味には、食事のメニューなどが決められないような人を指して使用しています。

また、特に男性は決断力を求められる傾向があるため、迷って決められない男性は女性の恋愛対象にならないことがあります。中には、優柔不断なことがきっかけとなり彼女と別れてしまうケースもあります。


なぜ決められない?優柔不断な人の心理3つ

優柔不断な性格は、即決できる人から見るとなぜ決められないのか理解できません。まずは、優柔不断な人の3つの心理を理解していきましょう。

決断力がないという単純な理由ではない、決められない理由とはどんなことがあるのでしょうか?


優柔不断な心理1. どれを選ぼうか本気で迷っている

優柔不断な人が決められないのは、どれも自分に必要なものだと考えているから。選択肢の中に不要なものが無いため、どれを選ぼうか迷ってしまいます。

そのため、選ぶことだけでなく諦めることにも悩んでしまい、パッと決断できません。人によっては何を選んでも後悔が残るため、1つに絞ることが非常に難しいのです。


優柔不断な心理2. 失敗したらどうしようと思っている

何かを選ぶことは、それ以外を選ばないことでもあります。つまり、選ばなかったものが良いものだったなど、失敗や後悔が生まれることを恐れて、なかなか決断できません。

特に、選択肢の数ではなく、選ばなかったことへの失敗のため、選択肢が2つしかなくても悩んでしまいます。良い方を選びたいという気持ちが強いために、失敗を恐れる不安が判断を迷わせてしまうのです。


優柔不断な心理3. 本当に何でもいいと思っている

選べない理由には、自分にとってどれも同じ価値であることも挙げられます。選択肢に優劣がなく、本当に何でもいいと思っているため、積極的に決められないのです。

ただ本人は結果にもこだわらず、失敗しても成功しても何も思いません。つまり、選択するものやその結果も何でもいいと思っており、主体性が無いのが特徴的です。


優柔不断な人に見受けられる7つの特徴

即決できない優柔不断な人には、共通する特徴があります。そこで、7つの特徴から自分が優柔不断なのかチェックしていきましょう。

心配性や不安を感じやすいことも、意外と優柔不断の特徴になっているかもしれませんよ。


特徴1. 心配性な性格で、すぐ不安になってしまう

パッと決断できない背景には、選択肢を失敗したらどうしようという不安があります。そのため、優柔不断な人には、心配性な性格で不安になりやすいという特徴があります。

また、心配性な性格が強くなると、決断してもその決断が最良なのか悩んでしまいます。決断してもしなくても悩んでしまうため、損な性格とも言えるでしょう。


特徴2. 決断力が弱く、すぐ周囲に意見を求めてしまう

優柔不断な人は、自分で決められないことを分かっています。決断の参考にしようと物事の良い点や悪いところを、周囲の人に意見を求めることが多いです。

しかし、意見をもらったことで余計に悩んでしまい、何を選ぶのが良いのか決められなくなります。結局アドバイスをしても決められないため、意見を求められる人がウンザリしてしまうこともあるのです。


特徴3. 自己肯定感が低く、自分に対して自信がない

素早く決断できないのは、自分がした決断に自信が持てないため、本当に良い決断ができるのか不安になるから。優柔不断な人は、自己肯定感が低く自信を持ちにくいことが多いのです。

さらに、自分への自信がないため、決断した結果に対しても悩んでしまいます。周囲の人の選択が良いと思うこともあり、何を選んでも後悔が残ってしまうこともあるでしょう。

【参考記事】はこちら▽


特徴4. リーダーシップが弱く、責任から逃れようとする

仕事などで決断が求められる場合、その結果には必ず責任が伴います。リーダーシップが弱く、責任から逃げたい気持ちがあり決断できなくさせるのです。

また、自分が責任を負いたくないという気持ちが、誰かに決断を任せたくなります。マニュアルにない判断ができない人も多く、責任のプレッシャーから優柔不断になってしまいます。


特徴5. 質問されても「何でもいい」が口癖になっている

優柔不断になる要因は、選択肢に対して興味が無いからです。どの選択肢を選んでも問題ないため、1つを選ぶような決断ができません。

そのため、質問されても「何でもいい」と答えることが多い人ほど、優柔不断な可能性が高いです。自分で答えを出すことができず、自分の代わりに答えを出してもらおうとしています。


特徴6. 必要以上に人へ気を遣いすぎてしまう

周りの選択とかぶらないようにしたり、傷つけないようにしたりと、選択肢以外に考えることが多いと素早く決断できません。

優柔不断な人は、必要以上に人に気を使いすぎる優しい性格であることが多いです。


特徴7. 甘えん坊な性格で、すぐ人に頼ったり甘えたりする

その場に適した決断を下すには、決断する経験を積むことが必要です。特に、責任が伴う決断は何度も経験して慣れる他ありません。

そのため、周りの人が何でもやってくれたり、頼ったりするような甘えん坊は優柔不断になりやすいのです。

自分で選ぶ経験が少なく、決断に伴う責任が怖くて決断できずに周りを頼ってしまうと、いつまでも決断できなくなってしまいます。


即決できない理由とは?優柔不断な性格になってしまう5つの原因

さて、優柔不断な人が即決できない背景には、5つの原因が考えられます。これらの原因は、優柔不断な性格を改善するためにも知っておく必要があります。

自分に当てはまる原因があるのか、一つずつチェックしていきましょう。


原因1. 意思が弱く、周囲に流されてしまう

優柔不断な人は、自分の決断に自信が持てないことが関係しています。そのため、自分の意思を貫けず、周囲に流されてしまうような人は優柔不断になりやすいのです。

一見すると、周りの意見を大切にする素敵な性格なのですが、自分よりも他人の意見を大切にするので、迷いが生まれます。自分の意見と他人の意見の間で悩んでしまい、即決できなくなってしまうのです。


原因2. 心配性な性格で、些細なことにも不安を抱いてしまう

即決できないのは、決断した後の責任や失敗を避けようと注意深く内容を考えるからです。そのため、優柔不断な人は、心配性な性格や些細なことにも不安を抱く特徴があります。

慎重に物事を考えるのは大切なのですが、少しでも不安なことや不明瞭な事があると、一つずつ解決するために決断までの時間が長くなり、選べなくなってしまうのです。


原因3. 気持ちの切り替えが苦手で、過去の事を後悔しやすい

過去の決断によって失敗や後悔があると、また失敗するのではないかと自分で決断することが怖くなります。特に、それが大きな損害を与えたり、トラウマになったりするようなことだと、なおさら決断には慎重になるのです。

そのため、気持ちの切り替えが苦手で、後悔しやすい性格は過去の失敗を引きずりやすくなり、優柔不断になってしまいます。


原因4. 受け身体質で、普段から自分で思考する習慣があまりない

何かを決断することは、自分で物事を考えるような主体性が必要です。反対に、受け身体質な人は自分で考える習慣がないため、何が正しい選択になるのか考えが及びません。

自分で考えない受け身体質な人ほど、優柔不断になりやすいのです。このような場合には、考えても良い結果が生まれるとは限りませんので、しっかり考えたのに失敗してしまうことが多いです。

【参考記事】はこちら▽


原因5. 自分の意見や主張に自信が持てない

決断することは、決断に伴う責任を持つことも含まれます。しかし、責任と向き合うには、自分の決断に自信を持つことが必要。

そのため、自分の意見や主張に自信が持てない人ほど、優柔不断になりやすく、自信がつかない限りは改善できないでしょう。


優柔不断な人の長所や短所とは?

優柔不断な人は頼りなく見られるため、決められないことは短所に思われます。しかし、優柔不断なことが長所にもなることがあります。

そこで、優柔不断な人の長所と短所にはどのようなことがあるのか、確かめていきましょう。


優柔不断な人の長所

優柔不断な人と聞くとネガティブな印象しかありませんが、実際は長所となることも多くあります。まずは優柔不断な人の長所には何があるのか見ていきましょう。


長所1. 柔軟性があり、誰にでも意見を合わせられる

優柔不断な人は、周りの人の意見を取り入れることが上手く、自分の考えに固執しません。そのため、意見に柔軟性が生まれ、他の人が納得するような判断ができるのです。

また、自分の意見を通す場合でも、代替案などを用意して周りの人に配慮します。決断した結果に対して文句などが生まれにくいことが、優柔不断な人の長所となります。


長所2. 素直な性格で、人の意見にしっかり耳を傾けられる

決断に迷ってしまうのは、様々な意見を無視せずに聞き入れるからです。周りの意見にしっかりと耳を傾けられることが、優柔不断な人の長所となります。

小さな意見も見過ごさずに、多くの意見を拾い上げて不満が出ない意見へとまとめるのが得意なのです。一人一人の意見と向き合うため時間はかかりますが、決断の品質が高いため、リーダーとして慕われている男性も多いです。


優柔不断な人の短所

続いて、優柔不断の性格が短所になってしまうポイントを解説していきます。特に、決められないことがリスクになる場合は、短所になる可能性が高い傾向があります。

それでは、周りを困らせてしまう優柔不断な人の短所について確かめていきましょう。


短所1. 物事を判断するスピードが遅い

優柔不断な人は物事を判断するまでに時間がかかります。そのため、素早い判断が求められる場所では、大きな短所となってしまうのです。

例えば、株式投資などが事業の中心になっていたり、最新のトレンドを取り入れ製品化したりする仕事は、向いていないかもしれません。悩んでいる間に最適な答えが変わり、いつまでも答えにたどり着かない場合もあります。


短所2. 周囲から頼りないイメージを抱かれやすい

即決できるような判断力は、知識や経験が豊富だと憧れの対称になります。しかし、決断できず悩んでいる人は、どこか頼りなく見られてしまい、マイナスイメージを抱かれやすいのです。

特に、こうしたイメージは選択肢が少なくなるほど抱かれ、どうして選べないのかイライラさせることもあります。


優柔不断な性格を改善して、決断力を養う5つの対処法

優柔不断なことは短所にもなるため、直し方を身に着けることが大切です。特に、恋愛面では恋人から嫌われてしまう原因にもなる可能性が…。

最後に、優柔不断な性格の直し方について解説していきます。決められない性格を改善して、決断力を身に着けましょう。


対処法1. 買い物や食事の注文など、日頃から即決する癖をつける

優柔不断な性格は、選ぶ時間があるからこそ悩んでしまいます。そこで、買い物や食事の注文など、決めた時間内に即決する癖をつけるのが効果的な直し方です。

制限時間内の選択は、短時間で考えをまとめる力や判断能力が身につきますよ。


対処法2. 失敗を恐れず自己主張する習慣をつける

誰だって失敗は怖いものですが、一度の失敗が人生を決めてしまうようなことはありません。自分のミスを認めて相手に謝り、その経験を次に活かせれば何も問題はないのです。

そのため、失敗を恐れずに自己主張する習慣をつけることが直し方のポイントになります。「何でもいい」や「任せる」などの言葉はやめて、「〇〇したい」「〇〇が良い」という言葉を使うように心がけてくださいね。

【参考記事】はこちら▽


対処法3. 小さな成功体験を重ねて、自分に自信をつける

即決できない理由に、自分の決断に自信がないことが挙げられます。そこで、小さな決断の成功体験を重ねて、自分に自信を付けることが優柔不断な性格の直し方となります。

ただ、決断に失敗したと思う経験が増えると自信が無くなってしまうこともあります。そのため、決断したことの良い所を探すようにして、ポジティブに結果を受け入れることも大切です。

【参考記事】はこちら▽


対処法4. 過ぎたことで悩んだり、後悔したりする癖をやめる

決断に失敗したことを引きずると、決断する際ことが怖くなり考えすぎるようになります。そのため、過去を悩んだり後悔したりする癖をやめることが直し方に繋がります。

次に同じ決断しても同じように失敗するとは限りません。状況次第で成功か失敗かは変わるため、後悔するよりも失敗を分析して原因を突き止めることが大切ですよ。


対処法5. 完璧な答えにこだわりすぎない

どんな決断も、それが最適な結果を生み出しているのか知ることはできません。あくまでも客観的な評価しかできませんので、失敗も成功も自分や周りの人によって決められます。

完璧な決断をすることを心がけるよりも、選択肢の中でベストな決断を選ぶことが重要ですよ。

【参考記事】はこちら▽


優柔不断な性格を改善して、いい人間関係を築いてくださいね。

優柔不断な人は、物事を決めることができなく慎重な性格の持ち主です。もちろん長所はありますが、短所が目についてしまうのも事実。

自分で「優柔不断な性格だな」と感じる人は、優柔不断になってしまう原因を改善して克服していきましょう。周りから好かれる人間関係を築いてくださいね。


【参考記事】はこちら▽

よく一緒に読まれる記事

関連する記事