優しい人が怖いと感じる理由。本当に優しい人との違いと見分け方を解説!
そもそも優しさとは?
優しさとは、「優しい」という形容詞に、接尾語である「さ」をつけて体言化した言葉です。
相手のためになるかどうかを考え、たとえ自分に見返りがなくても、相手のために思いやりをもって行動することを意味します。
ただ親切にするだけでなく、損得を考えず、思いやりのある行動や発言が「優しさ」だと言えるでしょう。
優しい人が怖いと思う理由|闇を感じるのはなぜ?
「優しすぎる態度がなぜか怖いと感じる…」
「優しい人の言動が怖いと感じてしまうのには何か理由があるのかな?」
自分が優しくされたり、人に優しくしているところを見たりすると、なんとなく怖いと感じてしまう人は多いでしょう。
どうして優しい人に闇を感じてしまうのでしょうか。
ここでは、優しい人のことが怖いと思う理由を紹介していきます。
理由1. 本音が読めないから
誰だって多少なりとも負の感情を抱くのは当たり前のことなのに、優しい人はそれを全く周りに見せません。
例えば、
- 貸した物が返ってこなくても、怒らないどころか「返してもらえない」と愚痴ることもない
- 待ち合わせ時間に連絡もなく遅刻されても怒らず待っていてくれる
など、普通の人なら怒りそうな場面でも負の感情をみせないため、人間味がなく、本心が掴めないところに怖さを感じます。
理由2. 下心がありそうだから
下心で優しく接してくるのは、男性だけではありません。
「見返りを求めた優しさ」には全て下心を感じてしまうのです。
優しすぎる人を見ると、「何か別の目的があるのでは?」と疑って怖くなってしまい、
- 好みの女性にだけ明らかに優しい態度で接する
- お願い事をする前だけ優しくなる
など、態度の変化に違和感を覚えるます。
本当に優しい人なら、いつでも、誰にでも優しい態度で接するので、相手や場面によって態度を変えない安心感がありますよ。
理由3. 温厚すぎて、怒ると怖そうだから
普段から優しくて温厚な人は、滅多に怒ることがないため、怒った時の怒りのボルテージが高く、恐ろしいイメージがあります。
そのため、優しい人に対して「この人が怒るとしたら、相当な怒りなんだろうな…」と想像してしまうこともあるでしょう。
優しい人ほど怒ると恐ろしいと言われているので、普段の温厚さと怒った時のギャップを想像し、気を遣ってしまう人も少なくありません。
理由4. 期待されていない感じがしてしまうから
人が怒るのは、相手に「もっと成長して欲しい」という気持ちが込められていることも少なくありません。
そのため、職場でミスした時など、「あとはこっちに任せてね」と上司や先輩から優しくされると、期待されていないと感じてしまうことも。
優しくされるほど見捨てられてしまったようで、「実は冷たいのかも」と感じて怖くなってしまうことがあります。
理由5. 感情がなさそうに感じてしまうから
人間は感情がある生き物なので、喜怒哀楽があって当たり前です。
しかし、優しい人は、人に対して優しい温厚な部分しか見せません。
たとえ、苦しいことがあってもいつもと変わらず過ごしているので、周りからは怒りや悲しみの感情が無いように見えてしまいます。
相手の感情が分からないと、何を考えているのかわからず、人間味を感じられないため闇を感じてしまうのです。
優しい人の心理|どんなことを考えているの?
優しい人がどんなことを考えているのか知りたくなった人は多いはず。
優しい人の考えがわかれば、「怖い」という気持ちが和らぐかもしれませんよ。
ここからは、優しい人の深層心理について解説します。
心理1. 自他共に愛している
人に優しすぎる人は、自分のことを愛しているため、自分を犠牲にしてまで優しくするつもりはありません。
ただ、自分自身に優しくすることで、心に余裕が生まれるため、相手に優しくすることができるのです。
心理2. 相手のことを尊重し干渉しない
大前提として自分のことが最優先なので、他人がどうなろうがあまり興味がないと考えています。
例えば、会社で同僚がミスをしても、責めたり否定したりしません。
自分にさほど影響がないことであれば、同僚を責めたり否定したりしてまで、ミスを正したいとも思わないため、人に優しくできるのです。
心理3. 心を鷲掴みにして手のひらで転がしたい
優しい人の中には、いつかその優しさが自分の利益になるように、人に優しくして信頼を得ようという心理がある人もいます。
周りに優しくすることで「頼りになる人」として認識されることにより、結果的に自分の評価を上げることが目的なのです。
心理4. 相手と敵対して被害を受けたくない
相手の癇に障ることにより、嫌われたり、面倒なターゲットにされないためにも、あえて優しくすることで相手の懐に入ろうとする心理です。
例えば、職場やサークルなどの面倒な先輩に対して優しくすることで、「あいつはいいやつだ!」と認識してもらおうとします。
本当に優しい人を見分ける方法|偽善者との違いも解説!
「本当の優しさって何なんだろう?」
「本当に優しい人と見せかけの優しい人の見分け方ってあるのかな?」
人から優しくしてもらった時、何となく素直に感謝できないという経験をしたことがある人はいませんか。
本当の優しさなのか、見せかけの優しさなのか、どうすれば見分けられるのでしょうか。
ここでは、本当に優しい人を見抜くコツを解説していきます。
ポイント1. 本気で叱ってくれるかどうか
「その時だけでも相手に喜んでもらいたい」と優しくするのは、上辺だけ優しい人です。
本当に優しい人は、喜ばせるのではなく、相手に良くなってもらうのが一番だと考えています。
「さっきの発言は、勘違いされやすいからやめた方がいいよ」
「毎回数分かもしれないけど、遅刻はよくないよ。」
など、言いにくいようなことも、嫌われることを恐れず注意することができるのは本物の優しさと言えるでしょう。
ポイント2. 誰に対しても平等かどうか
本当に優しい人は、誰かを「助けたい」とか「喜ばせたい」という気持ちが強いため、誰に対しても同じように優しい態度や言動で接します。
例えば、女性に対してだけ優しくする男性のように、相手によって優しさを変えるような人は、何か目的がある可能性が高いです。
誰に対して優しく接しているのか見ることで、本当に優しい人なのか、偽善者なのか見分けることができるでしょう。
ポイント3. いざという時に助けてくれるかどうか
本気で相手のことを考えられる人であれば、本当に困っている相手に対し、何があっても助けたいと思うでしょう。
友達が体調を崩して寝込んでいれば、自分が疲労困憊な状態でも、何かしてあげたいと思うはず。
こんな時、
「自分も疲れてるから無理」
「ちょっと外せない用事があって…」
など、何かしら言い訳をして手を差し伸べないような人は、本当に優しい人とは言えません。
ポイント4. 利益がなくても優しくしてくれるかどうか
本当に優しい人は、純粋に相手のためを思って行動するため、損得勘定で優しくすることはありません。
例えば、職場で同僚が忙しい時に、
「今回手伝うから、今度自分が困ってる時は手伝ってね」
というように、最初から優しさに対して見返りを求めるような人は、本当に優しい人とは言えないでしょう。
ポイント5. 実際に行動に移してくれるかどうか
困っている人に対して手を差し伸べるには、その分、自分が手間をかけたり時間を割いたりしなくてはなりません。
そのため、心配はしていても、実際に行動に移すのが難しいこともあります。
「困った時はいつでも頼ってね!」とは言うものの、実際に困った時には助けてくれないというような「口先だけ優しい人」は、
本当に優しい人とは言えません。
優しさが怖い人への対処法|一見いい人との接し方とは?
「優しい人だけど、なぜか一緒にいると疲れる」
「優しいのに闇を感じる人とはどうやって関わればいいの?」
一見優しそうだけど、その優しさからなぜか冷酷さを感じてしまう人との関わり方に悩む人も多いでしょう。
できれば関わりたくないと思っても、職場や学校など身近な人の場合、気まずくなるのは嫌ですよね。
ここでは、優しさが怖い人のために、一見いい人との接し方を解説しますので把握していきましょう。
対処法1. 自分の意思をはっきりと伝える
優しい人だからといって相手の言いなりになっていると、自分を見失ってしまったり、相手の思うままに動かされてしまったりします。
わかっていても、「この人はいい人だから…」とつい相手のペースに流されてしまうことってありますよね。
その場合は、自分の意志をしっかり話すことを心掛けましょう。
「仕事大丈夫?手伝うから一緒にがんばろ!」
などと言われても、
「自分のペースでやってるから大丈夫!」
と、手伝いはいらないことをしっかり伝えることが大切。
親切で言ってくれてるし、断るのは申し訳ないという気持ちでいると、あなたの心が消耗してしまいます。
自分のペースを守れるため、ストレスを感じにくくなりますよ。
対処法2. 相手に自分の情報をできるだけ与えない
優しい人の中には、相手のことを上手く使ってやろうという気持ちで、あえて人に優しくしている場合があります。
相手に利用されないためにも、自分の情報をなるべく相手に伝えないことが大切。
例えば、
「悩みごとがあったら、なんでも言って。相談に乗るよ!」
と言われても、
優しさが怖いと感じる相手にはうかつに相談しないようにしましょう。
弱みにつけ込まれて、相手から利用されることもありませんよ。
対処法3. 第三者に相談する
優しい人は、周りからみても「優しくていい人」というように認識されています。
そのため、たとえ優しくされるのが怖いと悩んでいることを、身近な人に相談したところで、
「あの人に限って、そんなわけないよ。」
「きっと、気のせいだよー」
などと、理解されないこともあるでしょう。
そんな時は、自分とは少し離れた人に相談してみましょう。
例えば、別の上司や、友達、カウンセラーなど、誰かに自分の気持ちを聞いてもらうだけでも、精神的な辛さを和らげることができます。
対処法4. 苦手だと思ったら近づかない
苦手だと思った相手と関わり続けると、ずっと「嫌だな」「関わりたくない…」といったネガティブな気持ちでいなければなりません。
一番効果的なのは、一見いい人そうな人と物理的な距離を取ることです。
職場や学校が同じだと難しい場合もあるでしょうが、
- 近くを通らないようにする
- 話の輪に入ってきたら、自分はさりげなく抜ける
など、些細なことから距離を取る方法を考えましょう。
無理して関わり続けると精神的に参ってしまう可能性があるので、その前に逃げ道を作っておくことも大切ですよ。
優しい人が怖いと感じる感覚は捨てないで。
人に対して優しくするのは、相手のことを本当に考えて優しくする人もいれば、中には見返りを求めて上辺だけ優しくしてくる人もいます。
そういった下心のようなものを感じてしまうと、人からの優しさが怖くなってしまう可能性も。
本当の優しさとは何かを考えながら、自分にとって本当に優しく接してくれる人を大切にしましょう。
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