“鼻につく”の意味とは?鼻につく人の19の特徴/撃退する5つの対処法
「鼻につく」とは?どんな意味で使われるの?
「鼻につく」とは、どこか鬱陶しくて嫌味な感じがしたり、どうも気に入らない感じがするという意味合いで使われる言葉。
もともとは、匂いが鼻に残ってなかなか消えない様子を言い表す意味の言葉でした。
使い方の例としては、
「あいつの話し方って、なんか鼻に付くんだよなぁ。」
「自分じゃそんなつもりないのに、『先輩って、なんでそんな鼻に付く言い方するんすか?』って、後輩に言われた。」
など。ネガティブな意味合いで使われる言葉といえますよ。
【話し方/言い方】鼻につく人の9つの特徴とは?
「昨日、上司から『新入りなんだから、鼻に付く話し方するな!』って怒られたんだけど…」
「あのお店の店員さん、なんか鼻に付く感じだったから、もう行きたくないなぁ。」
鼻につく話し方をしているかどうかは、自分ではよく分からないもの。
では、一体どのような話し方や言い方だと、周りの人から「なんか、鼻に付くよね?」と言われてる人になってしまうのでしょうか?
まずは、鼻につく話し方や言い方の特徴について、一つずつチェックしていきましょう。
話し方1. 「でも」「だって」などの否定から入る
鼻につく人は、どんなテーマのお喋りであれ、必ず否定系から会話をスタートし、話の主導権を握ろうとします。
A:「Bさん、なんで最新データ参考にしてないの?必ず、参考にしてって言ったよね?」
B:「だって、それデータ数少ないじゃないすか。そんなの何の参考にもならないって、誰だって思いますよ。」
など、相手の言っていることは、とりあえず全否定してから自分の話をし始めるのです。
話し方2. 「ですよね〜」など語尾を常に伸ばす
話し方一つで人に対する印象って、大きく変わるもの。
嫌味な事を言わなくても、語尾をやたらと伸ばして話すとだらしない印象になり、間伸びした会話のリズムが相手をイライラさせてしまうのです。
「え〜。それぇ、新作なんですかぁ〜。なのに割引って、お得ですねぇ〜。」
などと、会話の内容は至って普通なのに、終始間伸びした話し方をするため、聞いてるだけで鼻につくと思われます。
話し方3. 目上の人や初対面なのにタメ語で話してくる
敬語は、相手への敬意を払う言葉遣い。
『信頼関係は少しずつ作っていくものである』という基本が分かっていないので、タメ語で話せば、あっという間に他人との壁を取り払えると思い込んでいます。
「フレンドリー」を大きく履き違えているので、人との距離感をうまくつかめていないのです。
話し方4. 自慢を混ぜ込みながら話してくる
何気ないお喋りのふりをして、自慢話ばかりしてくる人は、周りの人が「すごいね!」と言ってくれるまで延々と自慢を繰り返します。
「私の彼氏さ、外資系企業に勤めてるの。彼氏が、この間パリに2週間出張だったんだよね。ほんと、外資系企業に勤めてる彼氏持つと、デートもなかなかできないから大変〜。」
などと、いらない情報をしつこくてんこ盛りにして話してくるのです。
比較的、男性より女性に多い話し方と言われますが、陰で「あの人、ホント鼻につくよね」と言われやすくなります。
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話し方5. 大して仲良くもないのに、有名人を「〇〇くん」呼ぶ
自分自身は何か自慢できる事がない人の場合、「有名人と仲良い私すごい!」という自慢で、他の人から賞賛されたがるケースがあります。
この場合、芸能人やスポーツ選手などの有名人と、さも親しい友人のような振る舞いをし、やたらと鼻につく言い方をするでしょう。
「あー、〇〇君また髪色変えたんだ。この間、会った時の方が私は好きだなー。」
などと、人気芸能人に対して、自分の昔からの友達のような言い方をするのです。
とはいえ、このタイプの人の言う「この間会った」は、「トークショーにお金払って聞きに行って、生で見た。」「たまたま偶然、街中で見かけた」という意味がほとんど…。
話し方6. 「知り合いの先輩に聞いてみるわ」とよく言う
何にでも首を突っ込みたがるくせに、自分はよく知らないという人も鼻に付く話し方が多くなります。
「ものすごいスキル持ってる先輩と仲が良い俺って、すごい!」という謎のアピールなのですが、そのアピールがわざとらしすぎて鼻につくのです。
「あ、それ?説明しようか?俺に任せて。知り合いの先輩が詳しいから聞いてみるわ。」
などと、「お前じゃないんかーい!」と、思わずツッコミを入れてしまいたくなるような会話が多いでしょう。
話し方7. 男性の前だと声のトーンが高くなる
女性同士だと、ざっくばらんな振る舞いなのに、男性が1人でもいると、途端に異性を意識して言動がしおらしくなる女性も鼻につくタイプ。
男性からは、常に可愛くみられたいという意識が働いているため、同性しかいない時と異性がいる時とでは、驚くほど声の高さや話し方が違うのです。
「え〜、やだぁ。そんな事ないですよぅ。誤解しちゃダメですぅ。」
などと、男性に対して媚をこれでもかと言うほど売りまくる話し方をするのです。
話し方8. 外国語や専門要素を使って、インテリぶる
自分は賢いんだと、事ある毎にアピールしたがる人も、鼻につく話し方をします。
「今回の会議のアジェンダは、アライアンス先の候補についてまとめてから、部長にエスカレーションしましょう。」
などと、もう何語なのかよく分からなくなるぐらい、隙あらば外国語や専門用語を多用し、さもこれが常識かのような顔をしてインテリぶるのです。
話し方9. 業界人が使ってそうな言葉やノリを使って話す
テレビやネットで見かけて、その人が面白いと感じた言葉やノリを、みんなの前で何度も繰り返されるのも、鼻につく人の特徴。
例えば、お笑いコンビ「千鳥」のノブが言う「〇〇なんじゃ!」なども、結構普段から使う人が多いです。
1、2回程度なら許容範囲ですが、周りの人が笑って反応してくれるまで、しつこく行う質が悪い人もいますよ。
【性格/振る舞い】鼻につく人の10の特徴とは?
「なんか鼻に付くんだけど、なんでそう思うんだろう?」
「先輩だから直接言えないんだけど、いつも言い方が鼻に付くんだよね。」
鼻につく言動が多い人がいれば、何を言っても鼻につかない人もいます。
一体、何が違うのでしょうか?
ここからは、鼻につく人の性格や振る舞いの特徴について、一つずつチェックしていきましょう。
振る舞い1. 異性や同性関係なくぶりっ子してくる
常にぶりっ子な人は、いつでもどこでも「可愛い」と思われたいという心理があります。
稀に天然ぶりっ子さんもいますが、たいていの場合、本人はわざとらしくしているつもりはないものの、誰が見てもわざとらしいぶりっ子なので、どうしても鼻についてしまうのです。
また、自分でぶりっ子ではなく天然だという発言もしてしまう人もおおく、同性異性共にウケが悪いのも特徴あるある。
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振る舞い2. 目上の人や権力を持つ人に媚びる
鼻に付く言動が多い人は、基本的に自分さえ良ければ良いと考えています。
そのため、自分にとってメリットが多い相手や、良い印象をアピールしたい目上の人、権力者には全力で媚びるのです。
場合によっては、ライバルを蹴落とそうとライバルの不利になるような情報をバラしたりするため、もちろん、同期からの評判は最悪。
自分が気に入られるためなら、仲の良い同期であろうと先輩であろうと、簡単に売ってしまいます。
振る舞い3. イケメンや美女で容姿端麗
「出る杭は打たれる」とは、よくいったもの。
容姿端麗で、常に人から美しいと称賛される見た目の人は、ただその容姿だけで周囲の人の妬みや僻みの対象となってしまいます。
「〇〇さんってさー、自分が可愛いからって、ホント調子乗ってるよねー。」
などと、本人は何もしていなくても、その存在自体が鼻に付くと感じてしまう人がいるのです。
振る舞い4. 雰囲気イケメン or 雰囲気美人
よく見たら大した事ないのに、雰囲気だけはやたらとイケメンだったり、美人だったりすると、やはり周囲の人の鼻につきやすくなります。
特に、周囲をイラつかせるのは、本人も雰囲気イケメン、雰囲気美女であることを自覚していて、よく見えるためのファッションや振る舞いをしている人。
「雰囲気だけのくせに…」と陰口を叩かれる人が多いでしょう。
振る舞い5. 声がいちいち大きくてうるさい
声が大きくてうるさい人は、「自分の話を聞いてもらいたい」という気持ちが他の人より強いのです。
そのため、どこにいても話が丸聞こえで、周囲の人に鬱陶しく思われがち。
「昨日、仕事帰りにさー、コンビニ寄ったんだけどさ。」などと、ただの雑談でも、まるで演説でもしているかのように声が大きいため、周りの人がイライラしてしまいます。
振る舞い6. 上から目線な態度
自分以外の人間を、全て自分の手下か何かだと勘違いしているような俺様気質な人は、それだけで周囲の人をイライラさせてしまうもの。
「お前さぁ、見積もりの数字、ちゃんと2回は確認したよな?」
「それのやり方、この間、教えてやっただろう?」
などと、同僚や部下などを名前ではなくお前呼ばわりしたり、上から目線で偉そうにアドバイスしてくる人は鼻につく人の典型ですよ。
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振る舞い7. 察して欲しいアピールがすごい
自分から自慢するなんて、ちょっとみっともなくてしたくないけど、本当は自慢したくて仕方がないという人は、わざとらしく聞いてほしい素振りをしてしまいます。
- 大枚叩いて購入した高級時計で5秒おきに時間を確認して見せる
- わざとスマホの通知音を最大音量にして忙しそうにしてみせる
など、相手が質問してくれるまで延々に繰り返す人は鼻につく人といえるでしょう。
相手が根負けして質問すると、「あ、気づいちゃった?いや、この時計さぁ、今年の限定モデルでさ、以下略」などと、延々と自慢話が始まります。
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振る舞い8. リアクションが大袈裟でわざとらしい
必要以上に大げさに騒ぎ立てることが面白いと思い込んでいる人は、自分が人気のリアクション芸人であるかのように振る舞い、周囲の人をあっという間にイラつかせます。
対して面白くない事でも、驚くほど大きな声と仕草でしつこく笑ったりするため、毎回のように「そういうの鼻につくからやめて。」「やりすぎじゃない?」などと言われてしまうのです。
しかし、本人は、全くやりすぎだと思っていないため、余計に周りの人達が鬱陶しく思うことも…。
振る舞い9. 知ったかぶりをする
誰よりも博識でありたいという思いからか、触りしか知らない事でも、さも詳しいかのようにベラベラと話すのも鼻につく人の振る舞い。
「あー、それ、俺知ってる知ってる。やばいよねー。マジで。長さ?ああ、確か、15mとかだったかなー。」
などと、SNSで拾ってきたような浅い知識を、まるで自分自身で詳しく調べたかのように堂々と話すのです。
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振る舞い10. 人の話には興味がなくて、自分の話ばかりする
いつだって、話の中心にいたい人も、簡単に周囲の人をイライラさせます。
一見、楽しくお喋りできているように見えても、基本、他人の話には興味がないので、どんな話題であろうとすぐに自分の話をするのです。
「うわー。それ、大変だねー。私もさ、この間会社の帰りにデパート寄ったんだけど…」
などと、強引に話題をさらっていくので、一緒にいる人はスムーズな会話ができなくなってしまいます。
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鼻につく人への3つの対処法|職場の人や友達への対応の正解は?
「〇〇さんと同じチームに配属されたけど、あの人、ホント鼻に付くんだよね。これから毎日どうしよう…。」
「〇〇くんの鼻につく態度、なんとかならないかなぁ。」
鼻につく人が身近にいると、どうしてもイライラしてしまいますよね。
一体どうしたら、鼻につく人と上手に付き合えるのでしょうか?
ここからは、鼻につく人が会社や友人にいた場合の接し方を一つずつチェックしていきましょう。
対処法1. 相手にしないで、全て受け流す
そもそも、鼻につく人は、自分が他人をイラつかせている自覚がありません。
そんな人の相手をまともにしても時間の無駄。
相手にすればするだけ相手の態度は助長し、さらにストレスが溜まるだけなのです。
鼻につく人が、会社の先輩や上司など、強く言えない相手なのであれば、「へぇ〜、そうなんですね〜。」などと適当な相槌と愛想笑いをして受け流してしまうのがおすすめの対処法です。
対処法2. 「嫌なことは嫌」とはっきり伝える
職業や年収、家の広さなど、ステータスが全てだと思っている面倒なタイプの鼻につく人は、他人の個人情報を聞き出してて、マウントを取ろうと必死。
そんな厄介で面倒な人には、はっきり断るのが最も良い対処法。
「え?年収?なんで知りたいの?っていうか、そういうお金の話は、私はしたくないな。だから、私にいくら聞いても絶対答えないよ。」
ちょっと言い過ぎかな?と思うぐらい、キッパリ言わないとこのタイプの人は諦めてくれませんよ。
対処法3. 『自分は自分、相手は相手』と割り切る
他人の言動に影響を受けやすい人の場合、鼻につく人の面倒なマウント話を聞かせられて、自信をなくしてしまう場合もあります。
しかし、何を持って幸せとするのか?それを決めるのは、他の誰でもない自分自身です。
「タワマン最上階に住んでるから幸せ」「デパートの外商さんがなんでも家に持ってきてくれるから幸せ」などの戯言にはなんの意味もありません。
鼻につく人には、鼻につく人の幸せがあるように、自分の幸せは自分で見つけましょう。
鼻につく人の特徴を知って、上手に付き合ってみて。
鼻につく人に面と向かって言動を改めるように伝えるのは、そう簡単な事ではありません。
なぜなら、あなたが鼻につくと思っている言動は、無自覚の振る舞いである事も多いから。
鼻につく人とは、当たらず障らずの距離感で付き合うのが一番ですが、それが無理な時は、その言動をエスカレートさせないように上手に受け流していきましょう。
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