「好きな女性のタイプを話してるヤツが、モテるわけない。」売上8,000万円のカリスマホストが語る、“超マジメ”モテ論
きらびやかな空間に足を運ぶ女性たち。ひとりのオトコのために、今宵も札束が舞うーーー。
ホストの仕事は、女性を魅了すること。限られた時間のなかで、また会いに来てもらえるように女性の心を惹きつけます。そんな“モテ”を職業にしているホストだからこそ、独自のモテ術をもっているはず。
そこでスマログでは、歌舞伎町ホストのみなさんにインタビュー。多くの女性を虜にしたホストたちの「モテ論」を徹底的に解剖します。
※本インタビューは2019年12月に実施しました
第2回目に登場するのは、歌舞伎町のホストクラブ『CRYSTAL』社長 神咲龍我さん。月の売上8,000万という驚異の記録を持つカリスマホストから飛び出したのは、努力から編み出された戦略的かつ本質的なモテテクニックだった……⁉︎
【神咲 龍我 (かんざき りゅうが)】人気ホストグループ AIR GROUPの『club CRYSTAL(クリスタル)』社長。月間8,000万円というグループ歴代最高売上記録を持つカリスマ。明るい接客が持ち味で、盛り上げ力はピカイチ。
「モテること=女性を喜ばせること」
かしみん
初めまして、よろしくお願いします!
神咲龍我さん
初めまして、世界一モテる男・神咲龍我です。今日はよろしくお願いします〜!
さすがカリスマ。開始から勢いが違う。
かしみん
今日は、カリスマホストのモテ論について伺えればと。
神咲龍我さん
はい、ぜひ!
ひとつ前提として、僕は「モテること=女性を喜ばせること」だと思ってまして。だから今日は、「女性を喜ばせること」に重きを置いたモテ論をお伝えできればと思います!
「好みの女性のタイプを語るヤツは、モテないよ。」
かしみん
「女性を喜ばせること」、頭でわかっていても実践が難しいと感じている男性は多いです。
神咲龍我さん
モテとは、まず自分磨きです。理想の男性像に近付きましょう。
早速、金言いただきました『モテとは、まず自分磨き』
神咲龍我さん
だって向上心がある魅力的なオトコと一緒に過ごせるのは、女の子にとってもうれしいはずだから。
僕が女の子だったら、自分磨きを頑張るヤツを選びたいですもん。
かしみん
間違いないです。何もしない人よりも、向上心がある前向きな男性のほうが魅力的に見える。
自分磨きのためには、どんなことをするべきですか?
神咲龍我さん
料理やボディトレーニング、英会話、歌、ファッションセンスなど、なんでもいいと思います!
ポイントは「女性を喜ばせられる外見や中身は、どうしたら磨けるのか」を常に考えて、実践し、突き詰めていくこと。
手段は問いませんが「今日が人生でいちばんかっこいい日」にしないと。
その発言がかっこよすぎる……!
神咲龍我さん
自分磨きを頑張れば、おのずと自信がついてきます。そしてその自信は、言動や表情に現れて、魅力的なオーラを出してくれる。
逆に、僕から見るモテない人は、自分に自信がないうえに机上の空論ばかりを並べてますね。そりゃ、モテるわけないって!
かしみん
というと……?
神咲龍我さん
よく男性は、好みの女性のタイプを語るじゃないですか。「料理がうまい人がいい」とか「おしゃれな人がいい」とか。でも、自分が女性を選ぼうって考えはおこがましくないですか? 理想論を並べるだけで理想の女性と付き合えるなんて、そんなうまい話はないでしょ(笑)。
モテたいなら、“自分が選ぶ”のではなく、“自分が選ばれる”意識でいること。女性に選んでもらえるように、最大限に自分磨きをするべきです。
誠心誠意インタビューに応じてくれる神咲さん
こっそりと勉強して、トークテーマの引き出しを作る。神咲流・モテるコミュニケーション術
かしみん
神咲さん流の、女性を喜ばせるコミュニケーション術はありますか?
神咲龍我さん
基本的なことですが、自分の感情に素直になることです。例えば、LINEが来たら、変な駆け引きはせずにすぐ返信したほうがいい。
かしみん
でも、返信を焦らしたほうが心を惹きつけやすくなるって言いません?
神咲龍我さん
たしかに、焦らすべきって説もありますよね。でもやっぱり大切なのは、ストレートに態度で示すことだと思うんです。
即レスなのは、それだけ連絡を待ち望んでた証拠だし、少しでもたくさん会話をしたいという思いの表れ。だから僕は、返信できるときはすぐに連絡を返す。「気になっている」「好き」と言葉で言うのはカンタンだけど、態度で示したほうがガツンと相手に伝わると思います。
「女性と真摯に向き合う」、実際にできている男性は少ない。
かしみん
態度で好意を伝えるんですね。
神咲龍我さん
そうそう。
あとは、相手の情報をメモしておくのも重要です。いっしょにいた女の子とバイバイしたら、「好きな食べ物は」「好きなアーティストは」と思い返して、忘れないようにメモを取る。
かしみん
(すごいマジメ……!)メモしたあとは、どうするんですか?
神咲龍我さん
あとで見返して、女の子の好きなものをこっそりと勉強します。そして、次会ったときに会話が盛り上がるよう、トークテーマの引き出しを作っておくんです。
例えば、「●●(女の子が好きなアーティスト)の新曲よかったね!」と、女の子が楽しめる話題にさりげなく誘導できるようにしておくとか、ね。
カリスマは“誰でもできる努力”もしっかりしている!!
神咲龍我さん
ただなんとなく会話をするだけではダメ。
モテたいなら、女性に楽しいと思ってもらえるような話題をしっかりと用意しておくべきですよ!
緊張して話せないのはただの言い訳。初デートは「プレゼント」を用意する
かしみん
神咲さん流のデートの心得はありますか? 特に初デートだと、緊張して話せなくなってしまう男性も多いと思うんです。
神咲龍我さん
いや〜。初デートで思ったように話せず「緊張しちゃって……」と言い訳するのは、完全にアウトっすね。準備が足りていない証拠です。
これは耳が痛い男性諸君も多いのでは?
かしみん
きっ、厳しめ……! たとえば、どんな準備をすればいいのでしょうか……?
神咲龍我さん
例えば、もしデートで緊張して話せないなら、プレゼントを用意してください。
かしみん
プレゼント! サプライズ好きの女性は多いですもんね。最悪デートが盛り上がらなくても、最後にプレゼントを渡してもらえたら、「今日のデート楽しかった」と思うかも。
神咲龍我さん
最後に渡すのもアリですが、僕なら最初に渡しますね。「今日は僕のために時間を作ってくれてありがとう! これ、ささやかな気持ちなんだけど」って。
かしみん
おお、最初なんですね。
神咲龍我さん
最初に渡すことで、初っ端から良い印象をもってもらえて、そのあとの時間も充実するんです。デートの最後に渡すと、最後だけ印象が良くなって終わっちゃう。
デートの時間は限られているので、好印象をもってもらえる時間は少しでも長いほうがいいと思いません?
神咲さんにプレゼントもらいたい…!
かしみん
たしかに。最初にプレゼントで心を掴まれたら、そのあとの印象も良くなります。
神咲さんはどんなプレゼントを渡してるんですか?
神咲龍我さん
消耗品ですね〜。日常で使えるものなので、もらっても困らないし。
ちょっと高価なトリートメントのミニボトルとか、冬だったら定番のハンドクリームとか。「いつも使ってるおすすめのヤツだから、●●ちゃんも使ってみてよ!」と言えば、ナチュラルに渡せます。
初対面でもひと言目に「かわいい」と伝える。モテの原点は、とにかく場数を踏んだあの頃
かしみん
神咲さんのモテ術は、戦略的でスマートですね。心を掴まれる女性の気持ちがわかります。
でも、どうして女性が喜ぶことをこんなにサラッとできるんですか? 生まれもった素質……?
神咲龍我さん
いやいや(笑)、そんな簡単じゃないです。とにかくたくさんトライして、場数を踏んできたからですね。
女性を楽しませるには、女性が喜ぶポイントを知る必要があります。当然知るためには、たくさんの女性と会話をして、勉強していかなくちゃ。
だから、気になる女性がいたらどんどんアタックして、何回も砕け散る。恥ずかしいなんて思ったら負け。自分の殻を破らないと、欲しいものは一生手に入らないですから。
8,000万プレイヤーだって恋愛で玉砕した過去がある
かしみん
努力でNo.1になった神咲さんの言葉、めちゃめちゃ説得力があります。
神咲龍我さん
今、女性にアタックできない草食系男子が多いから、かなりチャンスだと思ってます。
だって、アタックする男性が世の中にあまりいないからこそ、行動することで女性の印象に残りやすくなるので。僕の周りのモテるオトコも、ガンガン自分からアタックしてますね。
かしみん
周りがやらないことをやるからこそ、女性の心を惹きつけられる、と。
神咲龍我さん
はい。たとえば、女性の容姿を素敵だと思ったら、初対面だとしても、ひと言目に「かわいいですね」「おきれいですね」と言えるか。容姿を褒められるのは誰でもうれしいものだから、ちゃんと口に出さなきゃ。
「かわいいですね」「おきれいですね」とちゃんと伝える
神咲龍我さん
自分でも、けっこう難しいことを言ってると思ってますよ。でも、この一歩を踏み出せるようになったら見える世界が変わります。もうね、ホントに全然違う。世界を変えたいなら、失敗を恐れてモジモジせず、とにかく場数を踏むべきです。
かしみん
モテの原点は“場数”かもしれませんね。
神咲龍我さん
実は、最初に「初めまして、世界一モテる男です」と言ったのもモテ術のひとつで。
僕の場合は、開口一番「自分は世界一かっこいいオトコだから、●●ちゃん今日めっちゃ運いいね! こんな最高な日に乾杯!」と相手の興味を引くんです。だって、謙遜するよりも振り切っちゃったほうが盛り上がるから。
今日お話ししたのは、僕がこれまでの経験をもとにして、自分なりに確立してきたもの。モテについて悩んでいるみなさんも、まずは場数を踏んで、最終的には自分に合ったアプローチ方法を編み出してもらえたらと思います!
終始、笑顔で対応してくれた神咲さん!
女性を喜ばせるために、モテるために、自分磨きをする。「言うは易く行うは難し」でしょう。誰にでもできることではありません。だからこそ、できれば“モテ”につながるということ。
真っ直ぐと目を見て、真摯に答えてくださった神咲さん。目の前の人を喜ばせよう、楽しませよう、そんな彼の素敵な一面が何度も垣間見えたインタビューでした。神咲さん、ありがとうございました!
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!