判断力を鍛えるトレーニング方法9選。判断力がない人の特徴&原因も紹介
判断力の鍛え方を知りたい方へ。
判断力があって、迷いなく行動する人ってかっこいいですよね。仕事場などで、なかなか思うように判断できないことで、悩んでいる人も多いでしょう。
本記事では、判断力がない人の特徴や低下する原因、判断力を鍛える方法や読むべきおすすめの本を紹介します。
判断力を高め、人生をより良い方向へ導いていってくださいね。
前提として「判断力」とは?意味をわかりやすく解説!
特に社会人であればよく聞くワードですが、そもそも判断力とはどういう意味なのか把握しておきましょう。
判断力とは、「現在置かれている状況を正しく認識して評価する能力」のこと意味します。
つまり、過去の経験や自分の能力から、今やるべき最適なものを決める能力とも言えるでしょう。
「判断力」と「決断力」の違い
似た言葉に決断力というものがありますが、決断力は「自分がこうしたい」という意志に対して、突き進む力のことです。
判断力とは、選択の仕方が、状況から判断しているのか、自分の意志や希望に基づくものなのかという点において違います。
どんな人のことを言うの?判断力がない人の特徴
仕事や恋愛において、何も決めきれない人は周りをイライラさせ、がっかりさせてしまうこともあります。
ここではそんな、判断力のない人の共通する特徴を6パターンご紹介しますので、自分に当てはまるものがないか確認してみて下さい。
判断力がない人の特徴1. 自分に対して自信がない
判断力が欠如しているということは、決め切るための裏付けを見つけれていないということです。
そのため、自分に対して自信がない人は、どんなことでも踏ん切りをつけきれず、判断力がないとみなされてしまう傾向があります。
決めきれない理由がわからずに、いつもうじうじしてしまう原因は、自分に対する自信のなさである可能性が高いでしょう。
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判断力がない人の特徴2. 周囲の意見に左右されやすい
自分の考えや意志があっても、引っ込めてしまいやすいというのも、判断力がない人が陥りがちなケースの一つです。
周りから反対されたり、場の多数派が自分と違う意見を持っていたりするのに気づくと、途端に弱気になります。
自分の意見を押す、精神的な力強さがないため、周囲に合わせてしまう傾向があるでしょう。
判断力がない人の特徴3. 視野が狭く、選択肢が少ない
思い込みや偏った考えによって、判断に至るまでの準備が足りていないというのも、判断力が欠如している人の特徴です。
情報収拾しきれていないため、そもそもの選択肢が少なく、自分が魅力に感じるものがないケースもあります。
そんな状況になると「どれを選んでも辛い」となりがちで、判断に踏み切れなくなってしまうことが多いです。
判断力がない人の特徴4. 他人に判断を委ねがち
両親や友人など、強いリーダーシップを持つ人が近くにいて育ってきた人は、自分で判断することが苦手な傾向があります。
いつも他人の言うことに従ってきた経験から、自分で判断する力が身についておらず、どうしたらいいかわからなくってしまうことも。
自己分析ができていなくて、本当に自分が何をしたいのか、わかっていない人も多いです。
判断力がない人の特徴5. 長期目線で物事を考えられない
最終的な目標や、絶対に叶えたい夢などがないため、自分の考えの軸となるものが乏しいのも、判断力が欠如している人の特徴。
状況が変化しやすい目先のことに気が向いてしまい、長い目線で考えた時に判断が鈍ってしまうことが多いです。
そのため、いっときの苦しみや辛さに耐えきれなくなってしまい、判断から逃げてしまうこともあります。
判断力がない人の特徴6. 失敗を引きずって、次に活かそうとしない
判断力がない人は、自分で何かを判断することに対し、ネガティブになってしまっているという特徴があります。
過去に失敗した経験を切り替えることができないで、いつまでもそのイメージが焼き付いてしまっているのでしょう。
判断に対して苦手意識があるため、頭の中を整理する力を養うことができないでいるケースが多いです。
判断が鈍るのはどうして?判断力を低下させる原因とは
仕事においても人生においても、判断力を身につけることは有効ですが、判断力が低下してしまうこともあるでしょう。
ここでは、毎日生活する上で、判断力が低下してしまう原因となる出来事を、4つご紹介します。
判断力が低下する原因1. 自分の判断で失敗を導いた過去が、トラウマになっている
自分の判断が原因で、周りに大きな迷惑をかけてしまうことは、誰にでもあります。
しかし、それを反省する気持ちが強すぎると、気がつかないうちに精神的な傷になるほどのトラウマになってしまうことも。
一度大きな判断ミスを経験してしまうことで、どうしても次の判断ができない心理状況に陥るのはよくあるケースの一つです。
判断力が低下する原因2. 自分のやるべきことを把握していない
なんとなく周りに合わせてしまっていることで、徐々に判断力が低下していくことも多いです。
たくさんの人が関わる仕事など、自分の主体性が消えてしまいがちなケースに頻発する傾向があります。
判断力を鍛えることができない状況が続くと、やるべきことがわからなくなり、うまく頭が働かないという状況に陥るでしょう。
判断力が低下する原因3. 自分から判断する機会がなかった
どれだけ難しい課題に一生懸命取り組んでいても、それが受動的にやらされていることであれば、判断力を養うことはできません。
そんな目の前の作業に追われていることで、自分から判断する機会が自然と少なくなっていき、判断力が低下するケースは意外と多いもの。
昇進や転勤などの環境の変化で、判断力が身についていないことに気づくことはよくあります。
判断力が低下する原因4. 自分の価値観や固定観念で物事を捉えてしまう
目先のことに対応し続けていると、ついつい視野が狭くなって、判断の選択肢も少なくなることが多いです。
そんな自分の価値観が中心となる、独りよがりな考え方になってしまうと、自ずと適切な判断ができなくなります。
あまりに硬い考えになってしまうと、判断の精度だけでなく、情報収取能力も低くなってしまうこともあるでしょう。
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今すぐできる!判断力を鍛えるトレーニング方法9選
人生や仕事において、判断力が必要となる機会が多く、なんとか身につける方法を知りたい人も多いでしょう。
ここでは、今すぐに取り組める、判断力を鍛えるためのおすすめトレーニング方法を9つご紹介します。
判断力の鍛え方1. 様々なことに興味を持ってチャレンジする
仕事であれ、遊びであれ、頻繁に取り組んでいると、いつのまにかそれがルーティン化されていることは多いです。
そんな状況ではなかなか判断力を鍛える機会がこないため、積極的に自分から新しい物事に取り組みましょう。
チャレンジする状況に身を置けば、選択と判断を繰り返し行うので、判断力が鍛えやすくなりますよ。
判断力の鍛え方2. 小さな決断を繰り返す
判断力がないからといって、判断から逃げ続けるのは、何も成長しなくなってしまう最悪のパターンです。
「今週末は何をするか」というレベルのものでもいいので、小さい判断をとにかくたくさん繰り返してください。
判断して、実行に移すという小さな成功体験を積み重ねることで、少しずつ判断力は鍛えることができます。
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「最良」を意識せず、自分の判断を後悔しない
どんなものであれ、完璧な判断はないということを覚えておきましょう。
100か0かという判断は、人生においてほぼありえないので、あまり最良を意識することなく、後悔したり、深く悩んだりしないことが重要です。
判断力の鍛え方3. 本やニュースなど、様々な知識を増やす
鋭い判断力には、判断の材料が十分に揃っていることが必要条件となります。
本やニュースなど日頃からチェックするのはもちろん、感性を高めるような芸術作品や文化的なものに触れるのもいいでしょう。
一つの物事に関しても、なるべく多くの考え方や視点をもって、取り組んでみるというのが、判断力を磨くコツです。
判断力の鍛え方4. 客観的な視点を持って、物事を捉える
自分の判断に自信を持つことができないのであれば、間違っていないことを裏付けるものを探すことをおすすめします。
具体的には、主観に頼りきれないのであれば、客観的な視点をもって、物事を捉えることが有効です。
ごまかしようのない、数字やアンケートデータといった情報は、自信を補完してくれるものになるでしょう。
判断力の鍛え方5. 固定観念にとらわれず、日頃から自由な発想を意識する
「〇〇すべきだから、この判断は下せない」と悩む人におすすめの方法です。
固定観念に縛られない発想を習慣にすることで、視野が広まって選択肢が増えます。
判断によって、「誰にどんな影響が及ぶかは、行動の結果が出てから考える」とあらかじめ決めておくと頭がすっきりして、自由な発想が出てきやすくなるでしょう。
判断力の鍛え方6. 考えすぎず、即時判断の習慣をつける
じっくり長い時間かければ、いい判断ができるというわけではありません。むしろ、適切な判断力を磨くためには、とにかく多くの判断を経験することが重要です。
よって、しっかり情報を集めて論理的に判断するのも必要な場面も当然ありますが、周りに影響しない軽度な判断であれば、即時に行う習慣を身につけてみましょう。
判断力の鍛え方7. たくさんの失敗を経験する
しっかり反省して、気持ちを切り替えることができるのであれば、失敗は最良のトレーニングとなるでしょう。
なぜなら、失敗の分だけ多くの発見があり、それによって視野が広がりやすくなるためです。
また、同じような状況下で判断の失敗をすることがなくなるので、小さな失敗が判断力を効果的に磨く近道になります。
判断力の鍛え方8. 自分の意見や考えを持つようにする
判断を知らず知らずのうちに、両親や友人など、他人任せにしていた人に実践してほしい方法です。
自分だったらどうするかをしっかり考えることで、自分の本当の気持ちを理解することができるようになります。
判断力に必要となる条件の、自分の最終的な目標や、譲れない考え方を身につける努力をしましょう。
判断力の鍛え方9. 日常を振り返る癖をつける
失敗や後悔をそのままにせず、フィードバックすることで、判断力を鍛えることができます。
具体的には「あの時こうすれば良かった」といった風に振り返ると、冷静に分析でき、次の判断の間違いが減るでしょう。
ただし、反省は必要ですが、後悔しすぎると判断することが怖くなってしまうので、ライトに取り組むことがコツです。
判断力を磨けるおすすめの本2冊
判断力はビジネスにおいても必要な能力で、判断力に関わる数々のノウハウ本が出版されています。
ここでは、なかでも判断力を磨く上でおすすめの本を2冊ご紹介しますので、気になるものがあれば、じっくり読んでみましょう。
おすすめの本1. 『究極の判断力を身につけるインバスケット思考』鳥原隆志 (著)
短時間で架空の案件をたくさん処理する、インバスケットという情報処理トレーニング方法について詳しく書かれています。
判断力をゲーム感覚で養うことができるので、判断経験が不足している人におすすめの書籍です。
Amazonで詳細を見るおすすめの本2. 『チーズはどこへ消えた?』スペンサー ジョンソン (著), Spencer Johnson (原著), 門田 美鈴(翻訳)
ネズミや小人がチーズを探す話が、人生においての判断の重要性や、変化の必要性のメタファーとなっています。
状況が変わっていくことや、自分で判断を下すことを怖がってしまっているという人におすすめの本です。
Amazonで詳細を見る判断力とあわせてチェック!適切な判断を下すための3つの手順
まずは判断力を養うことが重要であることは理解できるけれども、具体的にどうやって判断するかイメージがつかない人も多いでしょう。
最後に、適切な判断を下すための、おすすめの方法を3つに分けてご紹介します。
手順1. 現状の問題を把握する
適切な判断には、十分な情報収拾をきっちりしておくことが必須となります。
現状の状況と問題、自分の能力などを包括的に把握して、判断をするための材料を揃えましょう。
この時、必要な情報かどうかはあまり考えすぎず、とりあえずたくさん挙げて、後から取捨選択するようにすると、頭が整理されやすいのでおすすめです。
手順2. 選択肢のメリット・デメリットを考えて、実現可能性を考える
次に、誤った判断をする可能性をできるだけ排除する工夫をしましょう。
選択肢のメリット・デメリットを考え、現実的に達成できるのかどうかを冷静な観点で検討してください。
頭の中だけでやろうとすると、混乱してしまう可能性があるので、紙に列挙するといいでしょう。目に見えてわかりやすいので、書き出す行為は有効です。
手順3. 基準を定めて、選択肢から選ぶ
最後に、一つ一つの選択肢を吟味する前に、自分の意志をもう一度把握しましょう。
あらかじめ明確な基準を定めておくことで、冷静で俯瞰した考え方ができるようになるので、間違いが起きにくくなります。
そうして選択肢の優先順位をつけて、その中から最善の判断をするというフローが、効率的でおすすめです。
判断力を鍛えて、仕事もプライベートも充実させましょう。
判断力の意味や、判断力が低下してしまうことの原因などについて、詳しく解説しました。仕事であれ恋愛であれ、人生は判断する機会の連続ですよね。
うまくできないからといって、判断から逃げ続けてしまうことは、自分の価値を上げる機会から逃げていることになるので、もったいないことです。
こちらを参考にして、判断力に優れる魅力的な人材になってくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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