生きるのが辛い人へ。生きているのが苦しい時の対処法&前向きになれるヒントを解説
「生きるのが辛い」と思っている方へ。
人生に苦難はつきものです。大変な苦労に直面した時、生きるのが辛いと感じることがあります。でも、何とか乗り越えて、いつかは幸せな人生を送りたいと誰もが願っているはず。
そこで今回は、生きるのが辛いと思う瞬間や辛いと感じた時の対処法をわかりやすく解説。
辛くて孤独を感じる時に知って欲しい8つのヒント、さらには偉人たちの名言も紹介していますので、生きていくのが辛いと感じている方に役立つはずですよ。
生きるのが辛いのは何で?人生が辛いと感じる7つの瞬間
あなたの心を「辛い」という気持ちが支配するのはどんな時でしょうか。乗り越えるのが困難な事象や気持ちを整理できない状況が起こった時、人生を辛いものだと感じてしまいます。
ここでは、人生が辛いと感じる瞬間を7つ解説しましょう。
辛い瞬間1. 仕事で大きなミスをしてしまった時
仕事で大きな損失を出すようなミスをしてしまったら、会社の所有者や経営者だけでなく、同僚たちにも大変な迷惑をかけてしまいます。多くの人の人生に関わるほどの大失敗をしてしまえば、周囲から恨まれるだけでなく自身の良心にも責められるはずです。
取引先も含めて、たくさんの人たちを巻き込んでしまう仕事上の大きなミスをした時、生きるのが辛いと感じる瞬間になるでしょう。
辛い瞬間2. 大好きな人に振られてしまった時
大好きな人に告白した時や、結婚を考えている相手と交際している時、振られてしまうと心のダメージが大きいですよね。恋愛が自分の人生で重要度が高い人ほど、辛いと感じる度合いが強くなってしまいます。
生き甲斐である大好きな人がいなくなってしまったら、生きる意味を見失うほどの喪失感に襲われるため、生きるのが辛いと感じるのも仕方ありません。
辛い瞬間3. 信頼していた友人や恋人に裏切られた時
友人や恋人に裏切られた時、「嘘を付かれていた」「自分は騙されていた」と感じるはずです。信頼していた彼らと過ごした時間は、全て偽りのものだったのかと悲しくなるでしょう。
大切な人と過ごした大切な時間。そう思っていたものが壊れてしまった時、自分の人生まで壊された気がして、生きるのが辛い感情を持ってしまうのです。
辛い瞬間4. どれだけ頑張っても思うような成果が出ない時
目標に向かって努力するのは尊いことです。しかし、人が頑張れるのは、その努力に対して自分が望む対価が得られる場合のみ。
思うような成果が出なければ、無意味な努力だと感じるでしょう。人生の大部分を費やして頑張ってきたとしたら、今まで多くの時間を無駄に捨て去ってきたのだと思い、生きるのが辛いと感じてしまいます。
辛い瞬間5. 仕事などで、周囲との明らかな差を感じた時
負けず嫌いな人や、勝ち負けに固執する人の中には、1番でなければ無価値だと思ってしまう人もいます。また、そうでなくても、組織や集団の中で自分が役立たずだと感じると、そこに居てはいけない存在なのではと悩んでしまうことも。
このような人たちは、仕事などで多少の努力では追いつけない差を周囲に感じた時、自分の存在意義を持てなくなってしまうでしょう。そして自信を喪失し、生きていて辛いと思うようになってしまいます。
辛い瞬間6. 職場で良い人間関係が築けない時
職場は人生の大部分を過ごすことになる重要な場所です。そこでの人間関係は、当然ながら人生の満足度に大きく関わってきます。上司や同僚と良好な関係が作れなければ、1日の大半を緊張感や孤独感を持って過ごすことになるからです。
職場の人に仲良くしてもらえないと、人格や人間性も否定されているような気持ちになります。良い人間関係を築けない時は、「俺って人としての価値が低いのかな」と辛く感じる瞬間が多くなるでしょう。
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辛い瞬間7. クリスマスや誕生日などが一人きりで孤独だった時
人生の大事なイベントを一緒に祝ってくれる人がいないと、「自分は愛されていない人間だ」とネガティブに思う人もいます。友人や恋人がおらず、心が通じ合う人がいないのは、確かに寂しいものです。特に主婦の人で、夫が大事な日にいないとなるとひどい孤独感を感じるでしょう。
クリスマスや誕生日などで一人きりの時に、自らを「社会にとって居ても居なくてもどうでも良い存在」と強く感じてしまいます。そして、孤独感に耐えられずに生きるのが辛いと思ってしまうのです。
辛いと感じる時にやって欲しい8つの対処法
長い人生の中では、どうしても辛いと感じる瞬間に出会うものです。辛いままで生活していると心身に支障をきたすので、なるべく早い対処が必要です。
ここからは、辛さを克服するためにやって欲しい8つの対処の仕方を紹介します。辛いと感じる時があれば、ぜひ試してみてください。
対処法1. 辛いと感じる原因を整理してみる
「なぜ、今辛いと感じているのか」と、原因を冷静に分析して、整理することは大切です。辛いと感じる原因をよくよく整理してみたら、意外と簡単に解決できるものだったと気づくこともあります。
また、原因の整理をして自分の状況を客観的に把握できると、落ち着いて物事にあたれるようになるため、状況が好転しやすくなります。辛いと感じている時の対処法として必ず覚えておいてください。
対処法2. 自分が大切にしたい事をもう一度見直す
多くの場合、辛いと感じさせている原因が、自分にとって本当に重要なものかを考える余地があるはずです。その時の悩みや苦しみの元となるものは、長い人生においては些細なことである可能性があります。
些細なことかどうかを見抜くには、自分が大切にしたい事が何であるかをもう一度見直すのが有効です。本当に大切にしたい事と無関係だとわかれば、辛さが消えるのもあっという間。
生きるのが辛いと感じている時に、自分にとって大切なものを再確認するのは、おすすめの対処法です。
対処法3. 好きな事に打ち込み、気分転換をする
辛い気持ちに心が支配されている時、他のことが何も考えられなくなってしまいます。無理にでも気持ちを切り替えないと、ストレスが溜まっていくばかりです。毎日が同じ繰り返しになりやすい主婦は、この傾向にあります。
こんな時は、時間を忘れて好きな事に打ち込んでみましょう。楽しいことだけを強制的に考えるようにすることで、辛い状況を打破するエネルギーを蓄えるのです。辛い気持ちのままでは元気が湧いてきませんので、仕事を休んででも気分転換を図るのが有効な対処法となります。
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対処法4. 信頼できる人に話を聞いてもらう
辛い気持ちは人に話すと和らぐものです。辛さや苦しみを理解し、共感してくれる人がいると思うと、孤独感がなくなって安心感が生まれるからです。
また、言葉にして外に発することで、頭の中が整理されて自ずと問題点や解決法が見えてくるという副次的効果も期待できます。信頼できる人に話を聞いてもらうと、辛い気持ちにうまく対処できる可能性が高まりますよ。
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対処法5. 偉人たちの本や名言に触れる
偉人と呼ばれる人たちの多くは、常人の想像を絶するような辛い状況を乗り越えているものです。自分が辛い状況に陥った時には、先人の知恵を借りて問題解決の糸口を掴むと良いでしょう。
偉人たちの半生を描いた本、困難を乗り切った思考を象徴する名言などに触れてヒントをもらうのは、辛い時の対処法として大いに役立ちますよ。
対処法6. 身の回りを整理整頓したり、断捨離する
辛い状況を断ち切るには「リセット」が必要です。しかし、職場や人間関係などのリセットは簡単にはできないものですよね。
それならせめて、身の回りのリセットをしてみましょう。部屋の整理整頓や模様替え、断捨離などは、気持ちのリセットにも繋がります。リセットして新たな気持ちになれば、辛い気持ちを乗り越えるためのきっかけが得られるでしょう。
対処法7. 毎日自分の事を褒める習慣をつける
辛い気持ちになっていると、物事を悲観的に捉えがちです。悪くなることばかり想像していれば、自分に自信も持てなくなり、生きるのがますます辛くなりますよね。
まずはポジティブな気持ちになること。そのためには、自分で自分を認めてあげるのが大切です。毎日自分を褒めるようにして、自己肯定感を高めていきましょう。辛いと感じる時は、自分を褒める習慣をつけて自信を持つという対処法で克服できるはずです。
対処法8. どうしても辛い場合は、逃げる事も考える
RPGなどのゲームで、自分のレベルでは太刀打ちできない強敵が現れた時、普通は逃げますよね。リアルの人生でも同じです。どうしても乗り越えられない辛い時は逃げるべきです。
会社が原因なら会社を辞める、交友関係が原因なら絶交する、夫に不満がある主婦なら実家に帰る、といった強硬手段に出ることも考えた方が良いでしょう。最終手段ではありますが、辛い状況から逃げ出すのは、自分を守るために必要な対処法と言えます。
生きるのが辛い人に知って欲しい!前向きに生きる8つのヒント
生きるのが辛くなっている時、自分や自分の人生を否定的に考えやすくなっています。これでは一向に人生が上向きになることはないでしょう。辛い時でも前向きに生きていれば、いつかチャンスが巡ってきます。
ここでは、前向きに生きるためのヒントを8つお伝えしましょう。
ヒント1. 完璧を目指す事にこだわらない
少しでも上手くいかないことがあると、物事を全否定するタイプの人がいます。学生時代に成績が良かった人は完璧主義に陥りやすいですが、世の中100%の成功というのは稀です。
完璧でなければダメだと考えると、多くのことが満足できず、人生が辛いものになるでしょう。完璧を目指す事にこだわらず、それなりの結果で満足するようにすれば、今よりも前向きに人生を送ることができるはずです。
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ヒント2. 人と比較する事で、人は幸せにはならない
誰かと比べて劣等感を感じ、人生を辛いと感じているなら間違いです。勝ち負けが幸せの絶対的な尺度でないのは明らかですよね。
人より収入が少ない、ルックスが悪い、性格が悪いと自分を卑下してはいけません。自分が幸せになるために、他人の優秀さは関係ないからです。昔の自分より成長し、幸せに近づく努力をすることだけを考えるのが、前向きに生きるヒントになるでしょう。
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ヒント3. 視点を変えて、物事を見てみる
大抵の物事には、良い面も悪い面もありますよね。生きるのが辛いと感じている時は、悪い面ばかりに目が行きがちです。例えば好きな人に振られた時、振られたことだけを考えていては気分は最悪なまま。しかし、視点を変えるといろいろなことに気づけます。
もっと自分にふさわしい人を探すべきだとか、さらに自分を磨くべきだとか、今は仕事に専念すべきだとか、一つの事象に対する捉え方は無限に出てくるものです。視点を変えて物事を見れば、前向きに生きるヒントが得られますよ。
ヒント4. 結果を出すこと、結論を出すことに焦らない
物事を早く解決するために、結果や結論を出すことばかりに焦る人がいます。結果や結論は大切なことですが、そこに至るまでの過程も同じくらい重要ですよね。
過程を大切にしながら、じっくりと物事を運ぶようにしましょう。そうすれば、結果や結論に不必要に感情を揺さぶられなくなるのです。たとえ悪い結果でも前向きに捉えられ、辛い気持ちにならずに生きていけます。
ヒント5. 目の前にあるものに目を向け、感謝の気持ちを持つ
辛い時は周りが見えなくなるもの。身近な家族や友人に当たったり、目の前の大切なことを見失ったりします。自分を支えてくれているものすら、自ら壊してしまう場合さえあるのです。
辛い時こそ身近な人や物に目を向けて、いつも側にいてくれることに感謝の気持ちを持ちましょう。感謝の気持ちは巡り巡って、やがて自分にも良い影響をもたらせてくれます。
ヒント6. 苦しみは、自分を成長させることができる
辛いと感じるのは、その苦しみを乗り越える力が今の自分にないからです。簡単にクリアできる状況が目の前に現れても、辛いとは感じませんよね。
だからこそ、辛い時の苦しみを乗り越えた時、人は大きく成長するのです。目の前に現れた辛い状況は、自分を成長させるチャンスだと思うのが、前向きに生きるヒントとなります。
ヒント7. 自分より大変な人が、この世界にたくさんいる
辛い目にあった時、「何で自分ばかりこんなに大変な思いをするんだろう」と感じるものです。しかし、もっと辛い思いをしている人は世界にたくさんいます。自らの意志とは関係なく、生きるか死ぬかの人生を送っている人だっているでしょう。
辛い人生を送っているのが自分だけじゃないとわかれば孤独感も薄らぎます。また、自分より大変な思いをしている人が多いことを知れば、「自分の状況はまだマシなんだ」と前向きに捉えて現状に感謝できるようになるでしょう。
ヒント8. 人生は全て、自分の考え方や捉え方で決まる
同じ状況に直面した時に、「最悪だ」と思う人もいれば、「ラッキーだ」と感じる人もいます。人生で起こる様々な出来事は、全てその人の考え方や捉え方で決まってくるものです。
人間は悪いことが起きれば否定的に捉えやすいですが、もし肯定的に捉えられるなら、人生が楽しいことばかりになりますよね。前向きに生きるためには、自分の考え方や捉え方次第であると気づくことが大切です。
「生きるのが辛い」と思った時に、前向きな気持ちにしてくれる名言5選
たった一つのフレーズが逆境を乗り越える力を与えてくれることもありますよね。辛い状況にいる人の心境を支えてくれる名言は世の中に数多くあるものです。
その中でも、前向きな気持ちを持ちたい時に役立つ名言を5つ厳選したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 「人生に失敗がないと、人生を失敗する。」斎藤茂太
- 「運が良い人も、運が悪い人もいない。運が良いと思う人と、運が悪いと思う人がいるだけだ。」中谷彰宏
- 「逃げた者はもう一度戦える。」デモステネス
- 「何も後悔することがなければ、人生はとても空虚なものになるだろう。」ゴッホ
- 「簡単すぎる人生に、生きる価値などない。」ソクラテス
名言1. 「人生に失敗がないと、人生を失敗する。」斎藤茂太
『モタさん』の愛称で知られていた精神科医の斎藤茂太が残した名言です。失敗のない人生とはどんな人生でしょう。失敗を恐れて何事にも挑戦しないような「逃げ」の人生を指します。
大きな失敗をすれば、辛い瞬間を迎えることになる可能性があります。かと言って、挑戦すべき時に逃げていたら、いつまでたっても成功に結びつきません。失敗を糧にして、成功に向かって努力し続ける大切さを教えている名言です。
名言2. 「運が良い人も、運が悪い人もいない。運が良いと思う人と、運が悪いと思う人がいるだけだ。」中谷彰宏
『面接の達人』シリーズの著者として有名な中谷彰宏の言葉です。幸運か不運かは、一体どんな基準に従って決めているのかを考えさせる指摘です。人生で起こりうる様々な事象に、良い悪いの評価を与えるのは、他でもない自分自身だと教えています。
運が悪いと思うような時に、運が良いと思えるかどうかで、人生の捉え方が180度変わります。この名言をヒントにすれば、辛い状況を楽しいものにさえできるでしょう。
名言3. 「逃げた者はもう一度戦える。」デモステネス
古代ギリシアの弁論家であるデモステネス。当時は、正々堂々と戦って、負ければ死を意味しました。しかし、逃げて生き延びれば、再戦して栄光を掴む希望を残せるのです。
現代に置き換えるなら、「どうしようもない辛い状況から一旦離れて、再起を伺おう」という意味になるでしょう。
辛い時に、踏ん張ってボロボロになると、立ち直るのに時間がかかりますし、最悪の場合は再起不能となることも。リベンジを期して撤退するのも賢い選択だという名言です。
名言4. 「何も後悔することがなければ、人生はとても空虚なものになるだろう。」ゴッホ
印象派の画家として、世界的に有名なゴッホが残した名言です。後悔することを恐れて生きていては、つまらない人生にしかならないことを説いた言葉です。
思い切って挑戦したために、失敗して人生が辛くなったと後悔するかもしれません。そうだとしても、挑戦しなかった人生よりも有意義な人生になっているはずです。やらずに後悔するよりもやって後悔する生き方を目指しましょう。
名言5. 「簡単すぎる人生に、生きる価値などない。」ソクラテス
高名な哲学者ソクラテスの言葉だけあって、心に突き刺さる名言です。楽な人生を望む人は多いでしょうが、果たして意味のある人生となるかは確かに疑問です。
スーパーハードモードは辛すぎるとしても、多少は困難のある人生のほうが生きている実感を持てるのです。辛い時こそ「今、価値のある人生を生きているんだ」と思うことで、自分の命をもっと美しく輝かせられるでしょう。
生きるのが辛い時は、日々の習慣を見直してみましょう。
生きるのが辛い時は誰にでもあります。辛い瞬間は様々ですが、いろいろな対処法を知っておけば大抵の困難は乗り越えられるでしょう。それでも、途切れなく辛い思いが続く時は、心が折れそうになることも少なくありません。
辛くて、どうしようもないと思った時には、前向きに生きるヒントや名言を参考にして、物事の考え方や捉え方を変えてみましょう。辛い状況も楽しむ生き方を身につけ、毎日が幸せに送れる人になってくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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