虚言癖がある人の心理&特徴。すぐに嘘をつく男女の見抜き方&上手な対処法とは
虚言癖がある人っていますよね。
自分のこと、自分の環境など、嘘ばかりで自分を偽ってしまう「虚言癖」。何が真実なのか、そして何が嘘なのかが分からなくなってしまうので、虚言癖のある人への対応は、疲れてしまいますよね。
今回は、そんな虚言癖のある人について深掘りして行きます。虚言癖の原因を探るため、心理や特徴を詳しく解説。
そして、付き合い方や見抜き方までご紹介していきます。
そもそも「虚言癖」の意味とは?
虚言癖を知るために、まずは言葉の意味についてご紹介します。
虚言癖とは、ドイツの心理学者が提唱した人間の性質を表す専門用語のこと。どうしても嘘をついてしまう性質のことを指す言葉として使われています。
嘘をつくことが癖になっている性質の人をいい、特に理由もなく嘘をつき続けてしまう癖のことを虚言癖と言います。
虚言癖がある男女の心理|話を盛る人の心の内とは?
ここからは虚言癖の人を知るために、虚言癖の人の心理について詳しくご紹介します。
虚言癖の人はなぜ嘘をついてしまうのか。心理を知ることで、原因が少しは理解できるはずです。
虚言癖の人は男性にも女性にもいます。周りにいる虚言癖の人を思い浮かべながら、読み進めて行ってくださいね。
心理1. 周囲から「凄い!」と思われたい
虚言癖の人は、虚栄心を満たすために嘘をつき続けることがあります。周囲の人に、実際の自分よりもすごい自分を見せることにより、「凄いね」と言われることで、虚栄心を満たしているのです。
虚言癖のある人は、人からバカにされたり、何かをできないと認めることができないことも。
なので、嘘をつくことで自分を大きく見せ、虚栄心を満たして満足するのですね。
心理2. 大袈裟な事を口にして、周りの人の気を引こうと思っている
周囲の人が自分を見てくれるよう、嘘をついて注目を集めようとする人もいます。
周りが関心をもってくれることなら、話を盛ることも平気ですし、もちろん嘘の作り話までしてしまうのです。
嘘をついてまで注目を集めたいという虚言癖の人は、孤独を感じやすく1人が苦手なタイプ、かまってちゃんタイプの人が多いです。
心理3. 話を盛ったり、嘘をついたりするのが癖になっている
普通の人は、嘘をついてしまうと罪悪感を感じ後悔しますが、虚言癖のある人は嘘をついても何も感じません。嘘が当たり前になってしまっているのです。
そのため、虚言癖のある人は嘘をついても罪悪感を感じることがなく、それどころか嘘の自覚すらない人も。
嘘が日常で癖になっているので、次から次へと話を盛ったり嘘をついたりしてしまいます。
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心理4. 話を脚色してもバレないと思っている
虚言癖のある人は、嘘が日常的な人なので、嘘だとバレることを恐れていませんし、またバレるとは思っていません。
なぜなら、話の矛盾点を誰かに問い詰められたとしても、それを上手にかわし、さらに嘘で話を作ることに長けているからです。
嘘に嘘を重ねてずっと生きているので、自分の嘘がバレるとは全く思っていません。だからこそ、嘘をどんどん積み重ねてしまうとも言えますね。
心理5. セルフプロデュースの一環で、自分をよく見せようと嘘をつく
虚言癖の人は、周囲から自分が素晴らしい人間だと思われて、尊敬してもらいたいと強く思っているタイプも。自分の嘘で自分を演出し、周囲から羨ましがられることに、喜びを感じているのです。
嘘の自分を自分でプロデュースしてしまうのは、言い方を変えると、自分に自信がない人だとも言えます。
本当の自分を人に見せることができず劣等感があるから、嘘で固めた自分を作り出してしまうのです。
虚言癖の人に共通して見受けられる特徴
虚言癖の人は、どういった心理から嘘をつくのかをご紹介してきました。
ここからは、さらに虚言癖の人が嘘をついてしまう原因を知るために、虚言癖のある人の特徴について詳しく見て行きましょう。
周囲にいる、対応に困るような虚言癖の人を思い浮かべながら、読んで行ってくださいね。
特徴1. プライドが高く、人より承認欲求が強い
虚言癖のある人は、何かをできない自分を認められない、ダメな自分を認めることが出来ないといった、非常にプライドが高い人。
なので、嘘をついてでも、そのプライドを必死で守ろうとしているのです。
さらに、誰かに認めてもらいたいという承認欲求も強い人が多く、承認欲求を満たすためなら、嘘も平気でついてしまいます。
特徴2. 嘘をつくことに抵抗がない
虚言癖のある人は、プライドを守るためや、誰かに凄いと認めてもらうためなら、嘘をつくことが平気です。
嘘をついてもバレないと思っていますし、罪悪感なく嘘をつくことができます。
嘘に対して悪気がないので、嘘ということは分かってはいても良心が痛むこともありませんし、ビクビクするような素ぶりを見せることもありません。
特徴3. 劣等感が強く、コンプレックスを抱えている
虚言癖の人が自分の周囲や人生を嘘でいっぱいにしてしまうのは、どこかに強い劣等感やコンプレックスを抱えていることが考えられます。
自分の弱い部分やダメな部分を他人に見せることができず、それを誤魔化そうとして嘘をついてしまうのです。
今の自分よりももっと凄い自分になりたいと思い、そうした自分を演出する人もいますし、何か他人に隠したいことがあったりして、嘘ばかりついてしまうことがあります。
特徴4. 甘えん坊な性格で、周囲から認められたり褒められたりしたい
1人でいることが苦手な人で、常に誰かにかまっていてもらいたい人や、他人よりも目立つことで周囲に認めてもらいたいという人も、虚言癖の人には多いです。
人に甘えてばかりいて、認めてもらいたいという承認欲求が強いタイプは、幼少期に親からの愛情を満足にもらえなかった、ということが原因していることがあります。
親からの愛情を他人に求めてしまうことから、嘘をついてでも構ってもらいたいと考えてしまうのですね。
特徴5. 見栄っ張りな性格で人に弱みを見せるのが得意じゃない
見栄っ張りだったり、実際の自分よりも凄い自分を他人に偽ったりするということは、どこか弱い部分を持っているということに繋がります。
虚言癖のある人は、自分の弱い部分を誰かに見せることがとても苦手。なので、嘘をついてでもその弱みを隠そうとしてしまうのです。
自分の弱みを隠すため嘘をつき、その嘘がまた嘘を呼び、気づくと嘘だらけになってしまいます。
特徴6. 悲劇のヒロイン風に不幸自慢することがある
虚言癖の人には、自分をより良く見せるための嘘をつく人もいますし、全く逆に、ありもしない不幸話をつくる人もいます。
不幸な嘘をついてしまうのは、周囲から「大変だね」と同情されることが快感だったり、不幸だけど頑張っている自分を演出するためだったりします。
不幸な話をすることでその場の注目を集め、周囲から同情してもらいたいのですね。
特徴7. SNSでおしゃれなお店や高級店の写真をアップして、お金持ちアピールをする
虚言癖の人は、自分アピールをするために、SNSをとても良く利用します。
SNSなら写真などを駆使して、いくらでも自分を偽ることができますし、ありもしないことを書いていてもバレずらいので、虚言癖の人にとっては恰好なツールなのです。
虚言癖の人がSNSで良く行うのが、お金持ちアピール。
写真の片隅に、まるで自分のものかのように誰かの高級品を写しこんでみたり、行ったこともない高級店の画像をどこからか借りてくる、なんてことも、悪気なくやってしまいます。
特徴8. 人によって言動や態度を変えている
虚言癖の人は、自分を良く見せるために嘘を平気でつく人。自分を良く見せるためならなんでもやる人なので、相手によって態度を変えることも抵抗がありません。
例えば、自分よりも年上の人や目上の人の前での態度と、自分より年下の人、部下などへの態度は全く違うでしょう。
また、男性女性で対応が変わってしまうのも、当たり前。好きな男性、女性の前では、信じられないぐらい態度がコロッと変わります。
騙されないで!虚言癖のある人の見抜き方とは
なぜ虚言癖になってしまうのかの原因についてなど、なんとなく理解できてきたのではないでしょうか。
嘘ばかりの虚言癖について知れば知るほど、男性であっても女性であっても、できれば虚言癖の人にはお近づきにはなりたくないですよね。
ここからは、虚言癖の人に近づかないために、虚言癖を見抜く方法をご紹介していきます。
見抜き方1. カマをかけると、露骨に動揺する
嘘というのは、必ずどこかに辻褄の合わないところが出てきたりするもの。おかしいなと思ったら、「さっきと言ってることが違うよね?」などと、カマをかけてみましょう。
虚言癖がある人は、どこからどこまでが嘘なのか分からないぐらい嘘で塗り固めていますので、嘘がバレてしまったら話が全部飛んでしまいます。
一つの嘘でもバレると大変なので、必死になって嘘を誤魔化そうとしてくるはずです。
もちろん誤魔化すのも嘘で話を膨らませてきますが、あまりに必死なので見分けることができますよ。
見抜き方2. 話に一貫性があるか確認する
虚言癖がある人は、悪意のある嘘もない嘘も、嘘が日常茶飯事です。
あまりに嘘をつきすぎているので、自分でも前に言ったことを覚えていないことがあり、日によって話が違っていたり、ずれていたりすることがあります。
実際の話なら間違いようがないのですが、作り話が多いため、自分でも言ったことを忘れてしまうのです。話を冷静に聞いていれば、きっとその矛盾に気づくことができるでしょう。
見抜き方3. 少しでも怪しいと思ったら、内容を詳しく説明してもらう
虚言癖のある人は、なんとなく嘘をついてしまうことがあります。あまり考えずに嘘をついてしまうので、深く追求されると答えに困ってしまうことが。
話を聞いていて、「もしかしたら嘘なのでは」と思うことがあったら、もっと詳しく話してくれるよう促してみてください。
虚言癖のある人でしたら、話をそらそうとしてみたり、さらにどうしようもない嘘の上塗りをしてくるはずですよ。
職場や友達など、身近に虚言癖の人がいる場合の付き合い方や対処法
虚言癖のある人の見抜き方をご紹介してきました。付き合いたくないと思っていても、どうしても付き合わなければいけない状況はありますよね。
ここからは、虚言癖のある人の対応についてご紹介していきます。
大人として付き合って行かなければいけない相手との、上手な接し方として参考にしてくださいね。
付き合い方1. 適当に相槌をうち、相手にしない
虚言癖のある人は、男性であっても女性であっても、自分の話をするのが大好きです。
嘘で固められた話なのですが、自慢話であったり武勇伝であったり、自分をアピールするため、饒舌に話をしてくる人が多いです。
嘘の話を聞いていても楽しくはないですが、適当に相槌をうって聞いているフリをしておけば、相手は虚栄心を満たすことができ、満足してくれますよ。
付き合い方2. あまり関わらないようにするなど、距離を置く
虚言癖のある人とは、やはり深く関わらないようにすることが大切。
見栄っ張りでプライドの高い相手なので、仲良くなっても対抗心を持たれたりして、面倒なことになるのが目に見えています。
虚言癖がある性格は、なかなか直すことは出来ませんし、相手に合わせるのも疲れてしまうでしょう。出来るだけ距離を置いて付き合うようにして、相手と関わらないのが一番です。
付き合い方3. 上手におだてて転がしてあげる
ご紹介してきたように虚言癖のある人は、承認欲求や虚栄心が強い人でもあります。
「凄いね」と褒めてあげたり、「さすがだね」とおだててあげれば相手は満足してくれるはずです。
それを上手く利用すれば、相手を自分の手のひらで転がすこともできてしまいます。相手と揉めることもありませんし、大人の対処法としても有効な方法ですよ。
付き合い方4. 人の悪口や不満を言われても絶対に同調せず、聞き流す
虚言癖のある人は、自分を良く見せるためでしたら、その場にいない誰かの悪口を言うことも多いです。
陰口というと女性が多いイメージですが、実は男性であっても、虚言癖の男性は悪口を言うことがあります。
一緒にいる時に悪口を聞かされても、決して同調しないようにしましょう。
同調しなければ、虚言癖の人のペースに流されることもなくなり、面倒に巻き込まれずに済みますよ。
付き合い方5. あまりにもしつこい場合、理詰めして論破してみる
距離を置いて付き合おうとしていても、相手からしつこくされるのでしたら、大人の対処法ではないかもしれませんが、相手の嘘を見破るつもりで理詰めにしてみましょう。
相手の嘘がどんなに巧妙だったとしても、嘘の話というのは絶対に崩れてしまうもの。毅然として理詰めで対応すると、相手は嘘をごまかすために、次から次へと嘘を付いてきます。
そして、最終的にはごまかしきれなくなり、自滅してしまうでしょう。
付き合い方6. 「嘘ばっかついてると信頼を失うよ」と教えてあげる
最終的な対応になりますが、相手の嘘をはっきりと追求して、嘘ばかりの人生について教えてあげるのも、虚言癖への対処法です。
嘘ばかりついていては、その人の人生にプラスになることは何一つないはず。
どんなに対応をしてみても上手くいかなかったり、相手の嘘がエスカレートするのを見ていられなくなったりしたら、嘘を注意してあげましょう。
注意をされれば自分でも嘘を自覚するはずですし、嘘はバレることを学べば、嘘を控えるようになります。
虚言癖がある人とは、上手に付き合っていきましょう。
小さな話を大きく盛る癖があったり、ありもしないことを本当のことのように話したりする、困った虚言癖の人は近くにいますよね。
虚言癖について細かく見てきましたが、虚言癖になってしまったことには、きっと原因があったはずです。
何が原因だったかは深い付き合いをしなければ分からないことですが、深く関わりすぎて相手の嘘に巻き込まれないように注意しましょうね。
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