話が通じない人の特徴とは?職場などにいる会話にならない人への対処法も解説!
職場などにいる、話が通じない人ってどんな人?
あなたの職場や家族、友人、恋人など周りに一人は「この人話が通じないな」と思ったことのある人はいませんか。
何度説明したり、丁寧に話してもわかってもらえないのはとても辛いですよね。
今回は話を通じない人の思考の特徴や原因、その対処法はもちろん、もし自分が「話が通じない」と言われてしまった時はどうしたらいいのかを紹介していきます。
話が伝わらない人の特徴|話が通じないと言われる人に共通する思考とは?
年代や性別、それぞれ育った環境などによって人それぞれ持っている価値観が違うのが人間です。自分が常識だと思っていることが相手の常識だとは限りません。
そのため、話や理解にズレが生じてしまうと「この人には話が通じない」となってしまいがちです。
話が通じない人には自分を基準に考えているなど、いくつかの共通点や特徴がありますよ。ここからは、どんな特徴があるのか紹介します。
特徴1. 思い込みが激しく、主観で物事を決めつけやすい
自分を軸として物事を見て考えている人は、視点を変えることが出来ないので周りから何か言われても自分が一番正しいと考えています。
例えば、会社の上司でよくいるように「今までこうしてきたから、これが一番ベスト」と、新しい考えや視点で対応することが出来ないのです。
そのため、思い込みが激しく、自分の視点から見た出来事でしか物事を判断出来ません。
特徴2. 自己中心的で自分の話ばかりしようとする
人の気持ちがわからず、思いやりがない人は、他の人がどう思っているのか考えたことがありません。
自分さえよければいいと思っているし、相手もそれで良いだろうと思って、一方通行な話をしてきます。基本的に人の話は全く聞かないし、聞く気がないのが特徴です。
自分のことしか覚えていないので、きちんと伝えたはずなのに「聞いていない」ということもしばしばあります。
特徴3. 頑固な性格で、柔軟な対応ができない
頑固な性格の人は自分の中の価値観が一番で、他者の考えや発想を受け入れる器量がありません。
特に年配の男性は「自分は昔からずっとこうしてきた」という経験による自信とプライドを高く持っています。そのため、部下が提案した新しい考えや発想に嫌悪感を示す人が多いです。
昔はそんなことありえない・非常識だと、すぐ昔と比べることも多いでしょう。そういった父親を見て育った男性も頑固な性格に育ちやすいです。
特徴4. 気が短く、すぐ感情的になってしまう
冷静で客観的な判断が出来ない人は理解力が乏しく、その時の感情の思考だけで一方的に話しをしてきます。
そのため、こちらがいくら冷静に対処しても、相手が支離滅裂になっているので会話が成立せずに水掛け論になりがちです。
理論的に考えて行動することが出来ないため、正論を言われても感情だけで反論してきますし、自分が間違えていてもなかなか認めません。
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特徴5. せっかちな性格で、すぐに結論を求めようとする
落ち着きがないせっかちな性格な人は相手のペースに合わせるということをしません
常に何かしていたり、忙しくしないと気が済まないので、待つということが出来ないのです。そのため、話の途中でもすぐに結論を知りたがり答えを急かせます。
なので、話したはずなのにきちんと理解が出来ていなく話が通じていないことがあるのです。
特徴6. 「でも」「だって」と、すぐ否定的な発言をする
自分のミスや間違いが見つかった時、その間違いを認めたくなくて「でも」「だって」と自分を正当化したくて否定言葉を使ってくる人がいます。
都合が悪くなったら否定的な発言を繰り返し、自分は悪くないとアピールしてくるので話が進まず、通じません。
自分が傷つきたくないと保身するために、否定的な言葉を使ってくるのです。
特徴7. 性格や価値観のズレが大きすぎる
自分が常識だと思っていることは、相手にとっては非常識だと考えていることかもしれません。人は今まで育ってきた環境などによって価値観や考え方がそれぞれ違います。
価値観のズレが大きいと、どれだけ話を重ねても考え方が全く違うのでお互い納得することが出来ないのです。どちらか、または両方が相手の気持ちを汲み取って寄り添わないと、話はいつまでも平行線を辿ってしまいます。
話が通じない理由|人の意見を受け入れない人の主な原因とは?
話が通じない時があるとたとえ家族でもつい、イライラしたり感情的になってしまいますよね。
ですが、話が通じない・かみ合わないというのは相手との認識や価値観の違いから起こるケースがあります。話が通じない人の思考をいくつかご紹介します。
理由1. プライドが高く、自分の意見を曲げられないから
プライドが高い人はたとえ自分が間違っていたとしても、その間違いやミスをなかなか認めません。全て自分の意見が正しいという思考をもっています。
そのため、いくらこちらが冷静に建設的な話をしても、自分のプライドに傷がつくような反論や意見には耳を傾けないのです。さらには自分の意見を感情論で話をしてくるので話が通じません。
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理由2. 純粋に人の話を聞いていないから
人と会話をする時は相手の話を理解しようという集中力や共感力が必要です。
ですが、集中力がないと本人は聞いているつもりでも知らないうちに話は上の空になっていき、頭の右から左へ流れていくことがあります。
特に共感力が少ない人は自分が興味がない話は全く聞いていません。本人に悪気は全くないのですが、人の話を聞いていないのです。
理由3. 上司の場合、部下が自分の意見を受け入れてくれると思い込んでいるから
仕事の経験や実績がある上司は、自分のしてきた仕事に誇りとプライドを持っています。
部下とのコミュニケーション能力が低い場合、相手の意図が伝わらず無意識に自分は正しいと思い込んでいる場合があります。
だから、いくら部下が意見やアドバイスを言っても耳を傾けることなく自分の意見を突き通そうとします。
理由4. 彼氏や彼女の場合、わがままを言っても許してくれると思っているから
自分が彼氏・彼女にとって特別な存在だと認識している場合、多少のわがままを言ってもOKだと思っています。それは「自分のことが好きならこのくらい言っても許してもらえるだろう」という、怠慢な気持ちの表れ。
だから、自分でわがままや理不尽だと思っていることでも、こちらの話を聞くことなく押し通してくるのです。
理由5. 単純に理解力が乏しいから
何度言っても忘れていたり、話を聞いていない理解力が乏しい人には、2種類のタイプがいます。
一つは自分自身のキャパがオーバーしている人。色々な悩みやトラブルを抱えすぎて頭がパンクしてます。もう一つはそもそも話を聞こうという気持ちがない人。
自分で考えることを放棄しているので、こちらがいくら話をしても会話が成り立ちません。
会話にならない人への対応方法|理屈が通じない人にはどう関わるべき?
たとえ家族や夫、妻でも「どうしてわかってくれないのか」とイライラしたり腹が立つこともあります。
ですが、あなたが「話が通じない」と思っているように、相手も「話が通じない」と思っているかもしれません。
感情的にならず、広い心を持って対応する5つの方法を紹介します。
対応方法1. 伝えたい要件だけを端的に述べるのを意識する
会話は相手が話を理解してくれて初めて成り立ちます。話が通じない・理解してくれないという場合、こちらの話し方にも問題があったのかもしれません。
まず、要件は短くわかりやすく明確にすること。いつ・どこで・何が・何を・どのようにという5W1Hを意識するようにしましょう。
さらに、具体的な事例がわかりやすい説明をすると相手にも伝わりやすいです。
対応方法2. 相手が理解しているか、こまめに確認しながら話す
ウン、ウンと適当な相づちをずっと言われていると「この人ちゃんと話を聞いているのかな」と不安になりますよね。
伝わりにくい専門用語やカタカナ言葉は実は相手に理解されていないかもしれません。
「あなたはどう思う?」「ここまでで何かわからないことはある?」など話の途中でワンクッション置いて確認すると良いですよ。
対応方法3. 相手と意見が食い違っても、自分の考えを押し通そうとしない
もし、自分が同じ立場で相手が意見を無理やり押し付けてきたらどう思うか考えてみてください。きっと自分の考えを否定され、さらに自分のプライドやアイデンティティーを傷つけられた気持ちになるはずです。
人の価値観や大切に感じるものはそれぞれ違います。自分だけが正しいと思わず、相手の人格を否定したり見下したりするようなことはやめましょう。
対応方法4. 「でも」「だって」と否定的な言葉の使用は基本的に控えるようにする
話が通じない人は自分は悪くないと、正当化のために否定的な言葉をよく使います。こちらも同じように否定的な言葉を使ってしまうと相手の思うつぼです。
よく「でもだって」に反応して「なんで」という言葉を使ってしまいがちです。
ですが、言えば言うほど相手の言い訳を引き出してしまうので、どうしたら問題が解決するのかと理論的に話すようにしましょう。
対応方法5. 話が噛み合わなくてもイライラせず、冷静で丁寧な対応を心がける
この人に話をしてもどうせ聞いてもらえないと思ってしまうと苦手意識が出来てしまいますし、そういった思考は相手にも伝わってしまいます。
話が通じないと一口に言っても機嫌が悪い、説明の仕方が悪い、理解が出来ていないなど相手によっても様々な理由があるはずです。
相手の気持ちに寄り添って「なぜ聞いてないのか」を冷静に考えて丁寧でわかりやすい対応を心がけてみましょう。
では、自分が話の通じない人と言われてしまった時の対処法とは?
「話が通じない」「言いたいことがよくわからない」と言われてしまうには原因があります。
自分だけが知っているからと早口で話をまくしたててしまうと「で、結局何が言いたいの」となってしまいがちです。この人には何を言っても無駄だなと思われてしまう前に以下のことに気をつけてみましょう。
対処法1. ゆっくりと具体的に説明することを心がける
ペラペラと早口で話されると、聞いているほうは相手が何を言っているのか聞き取れません。話を整理して、わからないことや話のポイントを相手がきちんと理解してから話を進めていくようにしましょう。
会社のプレゼンや発表など、緊張するとつい早口になってしまいがちなので、気持ちゆっくりめに話すと上手くいきますよ。
対処法2. ダラダラと長く説明せず、結論から述べるようにする
ビジネスシーンでは結論を先に言うのが主流です。それは相手の時間を無駄にしないためと、結論を先に言うことで話の目的と理由が明確にしやすいから。
結論を先に言うことによって結果から理由が成り立つため、建設的な話をすることが出来ますよ。
最も伝えたいことを先に言うため、「で、結局何が言いたいの」と言うことにもなりません。
対処法3. 自分が相手の話を理解できていない場合、もう一度説明してもらうようお願いする
相手の話が何を言っているのかわからない場合、とても困ってしまいますよね。もう一度説明してくれるように頼むのが一番いいとわかっていますが相手に言いにくいという気持ちもあるでしょう。
しかし、わからないままにしまうと、後で余計に取り返しがつかない事になってしまいます。そうなる前に「こちらの理解不足で申し訳ありません」と、相手を立てながらもう一度説明してもらうようにしましょう。
話が通じない人とは上手にコミュニケーションをとりましょう。
どんなに丁寧に説明して話しても、全く人の話を聞いてくれない人にイライラしてしまうこともあるでしょう。
「もう一生、話は平行線なんだろうか」と心配したり、悩んでしまうこともあります。しかし、相手を変えることは出来ませんが、こちらから視点を変えてみることは可能です。
どういった対応をするのがベストなのかはケースにもよりますので、自分に合った対応をしてみてくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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