ジーンズマニアも実践する生デニムの糊落とし儀式【メンズ】
生デニムの糊落とし儀式とは?
履けば履くほど味わいや深みが出てくる「生デニム」。自分だけの一本が手に入るため、ジーンズマニアにとっては人気のアイテムです。そこで自分のお気に入りのジーンズを作り上げる一歩目に必要なのが、ジーンズ伝統の儀式''糊落とし(のりおとし)。この儀式を行うことでジーンズを0の状態に戻し、自分にフィットした形にキープできるようになるのです。今回はそんな糊落としの儀式の方法などについて詳しくお伝えしたいと思います。
まず最初にサイズを測っておくこと
どの程度縮むかを実感するのも、糊落としの儀式の醍醐味です。あらかじめ忘れずにサイズを測っておきましょう。あとは生デニムを洗っていくだけ!問題は、糊を落とすには2パターンの方法があるということ。それが以下の2つ▽
- 生デニムをお湯につける
- 生デニムを履いたままお湯につかる
まずは、1のお湯につける方から見ていきましょう。
1. お湯につける
バスタブや大きなバケツに40〜50℃程のお湯をためて、そこに裏返したジーンズを1時間程つけておきます。そうすると、生デニムの糊が生地の表面上に浮かび上がってくるのが分かるはず。1時間つけておくだけでも、幻想的な青色に変化してくれますよ。
人それぞれの儀式がある。
お湯の温度が高いと糊が落ちやすいです。しかし、あまり温度が高すぎると、かえってジーンズを痛めてしまう恐れが。人によってはスプーン一杯の塩または酢を入れる人もいるなど、ジーンズを愛する人が取り組む作法を取り入れてみるのもおすすめです。
2. ジーンズを穿きながらお湯につかる
穿いたままお湯につかり、乾かす事で糊を落としていく方法もあります。60年代のアメリカ映画でよく登場するシーンですね。この方法は、最初から最後までジーンズを穿いて行うため、自分の体にフィットしたジーンズが出来上がります。また、「履きジワを定着させる」といった、自分にしか作れない特別な1本を作り上げられます。但し、時間がかかるのと少し労力を割く必要があるので、本当にジーンズを愛してやまない人におすすめの方法です。
洗濯機で洗って糊を落としきる
お湯で糊を落としたら1度洗濯機で裏返しのまま洗います。この時に他の衣類と一緒に洗うと色が移る危険性があるので注意しましょう!そして、この段階で、糊を完全に落としきります。
一気に乾燥させて縮めきる
一度で縮みきらせるためには、乾燥機はコインランドリーなどのガス式などの強力なものがおすすめです。特定の箇所が擦れてしまったり、変な色の落ち方をする可能性があるため乾燥の時もジーンズは裏返しのままにしておきましょう。乾いた厚手のタオルなどを一緒に入れておくと、クッションの役割をしてくれたり、乾きやすくなったりするのでおすすめです。
この瞬間を待っていた!ついに完成!
完成したジーンズの毛羽立ちやザラザラ感を思う存分堪能してみてください。一気に大きく縮んだその表面は、硬くボコボコしていてこれからどんな色落ちをしてくれるのか楽しみになるはず。
もう一度測ってみると・・・
糊を落とす前に比べ、かなり縮んでいるのが分かると思います。これから、自分だけの1本に育っていくというワクワク感を堪能しましょう!
長く履くアイテムだからこそ、自分だけの一本を育て上げてみて
こだわり抜いたデニムは、間違いなく愛着が湧くはず。そして、これからもずっと使っていきたい大切な1本になること間違い無し!貴方も生デニムの糊落としの儀式をぜひ試してみてくださいね!
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