バチェラーカップルに聞く「2人の愛が長続きする秘訣」
シーズン1に引き続き、シーズン2も大反響で幕を閉じた『バチェラー・ジャパン』。「真実の愛」を追い求めた感動のフィナーレに多くの人が涙しました。
Smartlogでは、シーズン2でカップルとなった小柳津林太郎さんと倉田茉美さんのお二人に取材を実施。恋人の仲が長続きする秘訣を伺いました。
取材中、終始笑顔で仲の良かった二人の掛け合いにも注目です。
──最終回とても感動しました!本日はどうぞよろしくお願いします。
小柳津・倉田「ありがとうございます。めっちゃ嬉しい!こちらこそ、よろしくお願いします。」
──まずは、最終回が配信され、晴れて公にカップルとなったお二人の、今の心境を教えてください。
小柳津「ある種の何か、いい意味で開放されたというか、やっと普通でいられる。“普通”というものに対する有り難みが湧いてきているといいますか。茉美の方が窮屈だったと思うんですけど、たぶん相当我慢している部分があったので。遠距離であり、ネタバレ的にも気楽に京都行って会えるって感じでもなかったので。やっと普通になれるっていうのはすごく嬉しいことですね。」
倉田「色々な意味でホッとしていますね。終わった直後は感情的になっていて、色んな気持ちがあったんですけど、最終話が配信開始されて、やっと客観的に見られるようになったし、みなさんからの声のお陰で本当に幸せなことやったねんなとか、改めて落ち着いて感じるようになりました。」
小柳津「そうだよね、そうだよね〜、ほんと言われてそう思うんですけど。」
倉田「乗ってきた(笑)ちなみに『ある種』のって林太郎の口癖なんですよ。めっちゃ言ってると思うねん!」
小柳津「(笑)配信が開始されて反響があるまでは、迂闊に会えへんし、作品的にどうなんやろう?とか。そういった部分が感情的になる理由のひとつだったりしたと思いますね。」
──「最後は愛が勝つ」終わり方をした素晴らしいフィナーレでした。小柳津さんが「“恋”ではなく“愛”」と直感的に言い切れた、決め手となったのはどこだったのでしょう?
小柳津「最終的に立ち返ると、今回ってお付き合いする人じゃなくて結婚する相手を探しに来ていてってことを考えて、結婚相手だと30年後、40年後を想像した時に、いつも一緒にいて良い意味で楽かつ自然体でいれる方、そんな自分が頑張らなくても大丈夫な方がきっと良いのかなっていう想像をしてて。いや、ドキドキしない相手とかじゃないんですけど!」
倉田「今ちょっとそういう感じありましたよね〜(笑)ドキドキして欲しいんですけどね〜(笑)」
編集部一同「(笑)」
小柳津「いやいや(笑)でもやっぱり『結婚』という定義とずっと向き合っていると、そういうことかなとか。最悪きっとこの人なら助けてくれるだろうなとか、そういう感覚。自分が五体不満足になっても、介護してくれるかな?とか。最終的に絶対味方っていう、その安心感みたいなものは大きいんじゃないですかね。」
──結婚したい男性と付き合いたい男性で決定的に違うことを挙げるなら?
倉田「付き合う時って相手の外見とかスペックとか、いろいろ身に纏っているものを見ると思うんですけど、結婚するってなったら心根の深さとか、やっぱり人間性を重視するので、ちゃんと信用できるかどうかはポイントかなと思いますね。さっき林太郎が言ったみたいに最後まで味方でいてくれるかどうかっていうのと、いい時に助けてくれるということだけでなく、『自分がダメな時にどうしてくれるのかな?』というのを見て、見極めたいなと思いますね。」
──3ヶ月弱の特殊な空間で「愛」を育んだお二人ですが、現実世界に戻った後に違和感などはありましたか?
倉田「林太郎、凄かったと思うね。」
小柳津「仕事戻って、撮影ロスみたいなのがあって。社会復帰が多少ちょっと、苦しいまではいかないですけど、喪失感が大きかったというか。やっぱりすごく楽しかったんですよ、結局。色々な人と色々な所に行って、色々な会話をして、色々向き合って。素敵なスタッフのみなさんと日々過ごしたりとか。」
倉田「ごますりだした(笑)」
小柳津「(笑)そんな尊い時間が終わっちゃったんだと思うと、ある種のロス的なモードになってたんですけど。」
──バチェラー撮影後は、やはりギャップがあったんですね。
倉田「仕事がすごく忙しくなったっていうか、撮影から帰った瞬間に変わって、すぐに取り返さなきゃダメだという気持ちがすごく強い人なんで。全部がわあああってなっていましたね。」
小柳津「うん、目まぐるしい感じでした。75日間ね、有給とって、会社休んで撮影に行っちゃうという形だったので、帰ったら何とかフルダッシュで、うちの会社に還元しないとダメなんじゃないかという気持ちがすごい強かったんですよね。そんなに焦る必要なかったんですけど、でも何か変な焦りはありましたね。」
倉田「撮影が終わって、すぐに仕事って感じだったので、そのギャップかな?返事が雑になる時があったりとか、『俺、仕事やらなきゃダメだから!』みたいな(笑)そのギャップはありましたね。」
──喧嘩など、揉めることはありましたか?
小柳津「あります、あります。まあ喧嘩をするというか、感情的に喧嘩するとかはさすがにないですけど、意見のぶつけ合いは結構してます。相手が思うことに対して『俺はこう思う』とかお互い率直に言う時はあって。でも最終的に『なるほど。』『まあ、そうだよな』って。」
──最終的には小柳津さんが折れるんですか?(笑)
小柳津「そう『すいません!!』って!」
倉田「いやいやいや!めっちゃ言う時ありますよ!『なめんな!』みたいな(笑)言われる日もあるし、ちゃんと謝ってくれる日もあるし、もちろん私も謝る時もあるし。」
小柳津「そうですね(笑)曲げない部分は結構ありつつも、でもまあ、お互い言っていることを素直に受け止めているはずなんですよ。怒っているから相手の言うことを聞かないとかはなくて、彼女の言っていることを冷静に、素直に受け入れることってお互いにしてるんじゃないかなと。」
倉田「私の言い方が悪い時とかもあるので。ひと言もふた言多いんですよね、ツッコミ癖。」
──カップルとして、長続きする秘訣を教えてください!
小柳津「さっき言った率直に意見をぶつけ合うってことは、我慢することよりもよっぽど良いと思いますね。我慢は時に大事ですけど、あんまり我慢する関係って長続きしにくいんじゃないかなって気がしますね。んー、茉美さんはどうですか?(笑)」
倉田「どうですか?(笑)あー、いいですか?(笑)ある意味、意見が違うから良いと思うんですけど、私は思いやりが大事やと思っていて、我慢=優しさやと思うんですよね。女の子は特に。男の人はこうゆう考え方やからストレートで良いんですけど、補い合うことも大事やし。特に男性の人は『もう一歩思いやろう』とか思ったら、そこでやっと女の人と同じくらいかもしれない。それは長続きする秘訣かもしれないですね。」
小柳津「さすがです。」
倉田「(笑)林太郎に言ってるんだぞっていうね!君に言ってるんだよ!(笑)」
小柳津「取材を通じて、気付かされますね(笑)」
編集部一同「(笑)」
──倉田さんが、小柳津さんの「思いやり」を感じた瞬間は?
倉田「冬に家デートしかできなかった日が続いていて、林太郎の家に遊びに行っていたんですけど、その家が結構寒いんですよ(笑)家が異常な寒さで『ヤバい!』って思っていたら、クリスマスにダイソンのヒーターを『茉美、寒いよね〜』って言って買ってきてくれて、『すっごい、優しいな』と思いましたね。」
小柳津「あっ、その日有馬記念で、3万円くらい勝ったんですよ(笑)それでそのままヤマダ電機に行ってダイソンのヒーター買ったんです・・・(笑)」
倉田「思いやり足りないな〜!(笑)これからよろしくお願いします!」
小柳津「思いやりに欠けるタイプの人間ですいません(笑)」
──以前、小柳津さんがインタビューで「『結婚とは許すこと』ということをバチェラーを通じて実感した」とおっしゃっていましたが、この『許す』と、『我慢する』の違いって何だと思います?
小柳津「許す・・・、受け入れるってことなんですかね。自分視点でいうと違うなって思うことを受け入れること、に近いのかな。だって、僕も失敗しますし、ダメな日もありますし、むしゃくしゃしてる日もありますし、そうゆうのは相手にとっては絶対イヤだと思うんですけど、許すってそのダメな時を受け入れることなのかなっていう。親子だったら想像しやすいじゃないですか。子供がダメなことをしても『あんた、あかんよ!』って。」
──ダメだよと率直に言いつつも、許してはいるという状態。その両立があるんですね。
倉田「林太郎が言っていることは合っていると思っていて、我慢はたぶん受け止めることで、許すは受け入れることやと思うんですよね。止めるのか入れるのかっていう。覚悟が違うじゃないですか、我慢と許すって。だからそうゆうことだと、付け足します(笑)」
小柳津「お〜、良いこと言うな〜、的確(笑)」
編集部一同「(笑)」
──最後に、小柳津さんと倉田さんにとって「人を愛する」とは?
小柳津「んー、本編でも言いましたけど、人を愛するとは、最悪そいつのために死ねること。あの時、茉美と話していて、ふと思ったんですよ。別に何も考えていなかったのに、そう思いました、自然と。きっかけは、この人です(照)」
──倉田さんはいかがですか?
倉田「やっぱり家族からもそうだし、今までの人生とか林太郎も含めて、愛された分をちゃんと返すっていうのが愛の形かなって思います。今までされてきたことを愛したい人にちゃんと返すっていうか。『愛を注ぐ』っていうか。一方的なものではなくて、それこそ無償の気持ちでするものかなって思いますね。」
小柳津「そうだね。人は、いただいた愛の量以上に愛すことはできないはずなので、だからね、両親とか周りの人たちにも感謝しないとですね。」
倉田「うん。そして『愛されたかったら、愛さないとね。』っていう感じですかね。」
──今日は愛に関する金言が詰まっています。小柳津さん、倉田さん、本当にありがとうございました!
小柳津・倉田「ありがとうございました!」
75日間という過密な環境の中で運命的に結ばれた二人。出会ってからの期間は短いものの、強く濃い信頼関係で結ばれている雰囲気を感じました。文章や写真からもその仲睦まじい様子が伝わるのではないでしょうか。
小柳津さん、倉田さん、末永くお幸せに!
『バチェラー・ジャパン』とは?
たった1人の完璧な独身男性=バチェラーが、本気で結婚を望む複数の女性たちと様々なデートを繰り返しながら、運命の相手となる1人の女性を選び出していく婚活サバイバル番組です。
シーズン2を最後までご覧になった方は分かると思いますが、「恋とは?」「愛とは?」を深く考えさせられる本編になっています。まだ観ていない方はぜひ!
『バチェラー・ジャパン』を見るさらに!シーズン3の製作が決定!
先日、待望のシーズン3の製作が発表されました。3代目バチェラー&女性参加者を現在募集中。興味のあるスマログ読者は、ぜひ応募してみてはいかがでしょう。
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