人見知りのホストが、売上1億を叩き出すために実践したこと

Smartlog編集部 2017.04.30
「ホスト×Smartlog」第三弾。人見知りでネガディブ思考・・・それだけ聞くと女性にモテない性格なのに、年間売上はなんと1億6,000万。彼はどうやって自分の弱みを克服したのか?
ホスト連載

ホスト、それはいつの時代も女性を虜にする存在。新宿・歌舞伎町で輝くホストたちは、どんな生き方をしているのか。


人見知りでネガティブなのに、なぜ女性に人気のホストになれたのか?

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今回インタビューしたのは、歌舞伎町で年間売上1億6,000万、ホスト歴5年半でNo.1を63回達成など、数々の記録を作ってきたやり手ホストの黒崎剣さん。意外にも「昔から人見知りだった」という彼。一体、どのように女性の心を掴んできたのか。赤裸々に聞いてみました。


「飲むのも仕事!」のホストが実践している、身体メンテナンス

──まず飲酒について教えてください。ホストの方はたくさんお酒を飲むイメージがあります。実際に一晩でどのくらいのお酒を飲まれるんですか?

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人によって違うと思いますが、僕は結構飲むホストなので、多い時は一人でシャンパン10本とか、テキーラボトルを一気に飲んだこともありますね(笑)


──ものすごい量ですね。二日酔いになりませんか?

飲みすぎた時は二日酔い対策をしないと次の日に動けなくなります(笑)体が資本なのでメンテナンスはしっかりやってますね。定期的に人間ドックにも行きます。

普段は、体に負担を欠けないように飲酒後はご飯を食べない!あとは、寝る前に半身浴。汗をかくために、家では常に厚着です。これだけでも次の日のむくみ方や、体調が全然違いますよ!


──体型維持のために実践していることはありますか?

お酒は太りやすいですからね(笑)「寝る3時間前から何も食べない」これはルールにしてますね。週2でダンスなどの運動もしています。元気じゃないと、この仕事は務まらないです。


自分を奮い立たせて、人見知りを克服

──最高売上記録1億6,000万を出すために、黒崎さんが意識したことを教えてください。

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うーん、なんだろうな(笑)実は僕、すごく人見知りなんです。人と喋るのは苦手。だから自分でもよく売れたな!って(笑)元々ネガティブなところがあって、お客さんと会話する時に「おれが席についたら嫌じゃないかな?」とか考えちゃう時もありました。


──それは意外です。どうやって人見知りを克服したんですか?

ホストやってるのに人見知りって言い訳にならないじゃないですか。だから自分を厳しい方に追い込むことを意識していました。例えば、あえて話しにくいお客さんのテーブルについて自分が逃げられないように追い込んだり。そうやって自分を奮い立たせて話す訓練をたくさんしましたね。


──奮い立たせるって、言うほど簡単じゃないですよね?

そうですね。男がもじもじしてたり、自信なさそうに見えたらアウト。人見知りの人は“演じる技術”を身につけるのも大事だと思ってます。“もう一人の話せる自分”に成りきって、頑張って話すチャレンジをしてみるんです。

ただ、僕はプライベートだと未だに人見知りで、話すよりは聞き手に回ることが多いですね。色んな人と話せればもっと人生楽しいんだろうな〜とは思うんですけど(笑)


マメな努力の積み重ねが、女性に響く

──女性からの好感度をアップするコツはありますか?

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ちょっとした努力で好感度を上げることはできます。例えば、メモは結構重要!女の子との他愛もない会話からその子の情報を引き出して、メモったりしてます(笑)普通の男性は女の子とただ会話をしてそれで終わりですよね。だから差がつくと思うんです。


──基本的に、一般男性でそこまでできる人はほぼいない気がします。メモはどんな風に使うんですか?

例えば、女の子がカフェでブラックコーヒーを飲んでたら、甘いものは苦手かも?とか覚えといて、あとで軽くメモしておくんです。これを日頃から積み重ねて、何かサプライズができないかなって考えておく。そして、次のデートに活かす!

ちょっとしたことでも、積み重ねると女の子に響きます。自分のことをよく見てくれる男の人に女性は感動すると思う。好感度はグーーンって上がり、チャンスも増えると思います。


──マメな努力が女心を掴むんですね。

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メモは女性を褒める時にも使えます。褒める時に重要なのは女性に“違和感を与えないこと”。女性はあからさまなお世辞は喜ばないと思っています。極端な話、太ってる人に「痩せてるね!」みたいな嘘はNG。

ちゃんと観察すれば、褒める部分が誰しも一つはある。服、ネイル、肌、髪、カバン、靴、性格、どこでもいいので“本当のこと”を褒めてあげる。普段からメモを心がけていると、細かい視点にも気が付くんです。心から思うことなら、相手にもきちんと伝わる。


僕がホスト業界を選んだ理由。

──最後に「ホスト」に対するアツい想い、聞かせてください。

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ホストの中には、お客さんに嘘をついて夢を見させたり、背伸びして着飾った自分を見せ続けたりする人も多い。僕も最初は正解がわからなかったです。でもホストを続けてきて思いました、「自分がムリをする分、お客さんにもムリをさせてしまう。」と。その結果、お客さんに残るのは「無駄だったな」という後悔や恨みなんです。

この仕事をやるからには、お客さんが、あとで思い返した時にも「僕を指名してよかったな」って思って欲しい。だから僕は飾らない姿で正直に接客して、ありのままの自分を好きになってもらうことを大切にしてます。これが長くホストを続けてこれた理由なのかもしれないですね。


撮影/亀井聖武


【企画協力モデル】プロフィール

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黒崎剣(Kurosaki Ken)、高校卒業後、日本大学法学部に入学。芸能事務所に所属しながら、入店1ヶ月でNo.1獲得し、歌舞伎町で一躍有名人に。更なる刺激を求めてわずか3ヶ月で退店し、某有名店に移籍。そこでも入店最初の月からNo.1獲得。その後売上4,300万や、年間1億円以上の売上を残し、活躍した。5年半でNo.1を63回達成した記録を築くなど数々の伝説を残してきたカリスマホスト。現在は実業家とタレント、両方からの立場で活躍の場を広げている黒崎剣さんから目が離せない。 instagram:ken.kurosaki、twitter:@ken_kurosaki


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