筋トレと有酸素運動は別の日にやるべき?並行して効果を得る正しいやり方を解説
基本的に筋トレと有酸素運動は別の日に行うのが理想
筋トレと有酸素運動は、組み合わせるとダイエット効果がアップすると言われています。毎日両方している人もいるかもしれません。
しかし実は、2つの運動を同時に取り組んだり、取り組む順番を間違えると、運動の効果が効率的じゃない可能性があります。
それぞれの効果をしっかり得るには、筋トレと有酸素運動は別の日に行うのが理想です。
筋トレと有酸素運動を別の日に行ったほうが良い理由
筋トレと有酸素運動は、同時に行わない方が良い。では、その理由はなぜでしょうか。
ここでは、筋トレと有酸素運動を別の日に行うべき2つの理由を詳しく解説します。
運動の効果を効率よく得るために、ぜひ参考にしてくださいね。
筋トレと有酸素運動を別の日にすべき理由1. 同じ日だと筋肥大効果が減少するから
例えば、筋トレの前に有酸素運動を行うと、体内のエネルギーが消費され疲労が残り、筋トレで最大限のパフォーマンスが発揮できなくなります。
筋肥大をねらうには、可能な限り筋肉を追い込むことが必要。そのため疲れた状態で取り組むのはNGです。
また、筋トレ後に有酸素運動を行っても、筋肥大のために働かせたい速筋(瞬間的に力を発揮する筋肉)が働かなくなり、代わりに遅筋(持久力に優れた筋肉)が活性化します。
速筋は負荷をかけると太くなりますが、遅筋は使っても太くならない筋肉なので、優先的に遅筋が働いてしまうと筋肥大が進みにくくなるのです。
【参考記事】速筋と遅筋についてはこちら▽
筋トレと有酸素運動を別の日にすべき理由2. 筋肉をつけて体重を落とす方が楽だから
痩せたい場合、筋肉をつけてダイエットする方法と有酸素運動でダイエットする方法では、筋肉をつけて痩せる方が簡単です。
その理由の1つは、筋肉がつくと基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすくなるから。もう1つは、筋トレと有酸素運動の作用が正反対だからです。
筋トレには、筋肉を合成する作用があり、有酸素運動には筋肉や体脂肪を分解する作用があります。同時に行うと、互いの作用を打ち消してしまうのです。そしてどちらも中途半端な効果になってしまいます。
まずは筋トレでバルクアップをして、痩せたい人はそこから絞っていくほうが効率的と言えます。