デッドリフトで筋肉痛になるべき部位|どこの筋肉が痛くなるとダメなの?

織田琢也 2022.07.28
スクワットやベンチプレスと共に「筋トレビッグ3」と言われる人気の種目・デッドリフト。トレーニングで痛みが出てくると、やり続けて良いのかどうか、気になりますよね。本記事では、デッドリフトで**筋肉痛になりやすい部位や、筋肉痛以外に出やすい痛み**を徹底解説!ぜひ参考にしてください。

デッドリフトで筋肉痛になるべき筋肉の部位とは?

デッドリフトで体を鍛えている男性

デッドリフトの痛みが筋肉痛かどうかを判断するために、まずは刺激される筋肉について詳しく知っておく事が重要です。

ここでは、デッドリフトで筋肉痛が出やすい3つの部位を紹介。それぞれどんな筋肉なのか・どういった動きで使われる筋肉なのかを詳しく解説します。


1. 脊柱起立筋(背中の中心にあるインナーマッスル)

デッドリフトで筋肉痛になりやすい筋肉の部位1. 脊柱起立筋

頭蓋骨から骨盤にかけて、背骨に沿うようにして付いている、背筋のなかで最も大きな縦長の筋肉です

内側の「棘筋」・中央の「最長筋」・外側の「腸助筋」といった3つの筋肉で構成されており、背骨をまっすぐに保つはたらきがあります。

腕を引き寄せる・肩甲骨を下に落とすといった動きに使われる筋肉のため、デッドリフトにおいては最も刺激される部位です。バーベルを持ち上げるときの、中腰状態から体をまっすぐに起こす動きで、脊柱起立筋に強い負荷がかかります。

【参考記事】脊柱起立筋に効く筋トレメニューとは?


2. ハムストリング(太もも裏の筋肉)

デッドリフトで筋肉痛になりやすい筋肉の部位2. ハムストリング

お尻の付け根から太ももの裏側を通り、膝裏の両端を覆うように付いている筋肉。お尻の真下にある「半腱様筋」・もも裏内側の「大体二頭筋」・もも裏外側の「半膜様筋」といった、3つの筋肉の総称です。

ハムストリングは膝を曲げる・股関節を後ろに移動させるといった動きをする際に使われるため、歩くなどの日常の動作にも欠かせません。

デッドリフトは膝を曲げ伸ばしする動作の繰り返しなので、バーベルを持ち上げる度、降ろす度にハムストリングが刺激されます。

【参考記事】デッドリフトでハムストリングに効かない時とは?

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3. 大臀筋(お尻の大きな筋肉)

女性が大臀筋を鍛えるメリット

骨盤の後ろから太ももの横にかけて広がるお尻の筋肉で、その名の通り、お尻を覆う臀筋のなかで最も大きな筋肉です。大殿筋の主な役割は、上半身を支える・上半身と下半身をつなぐ・骨盤がぐらつかないように支えるなど。

太ももを後ろに引いたり、地面を蹴り上げるのに使われる筋肉なので、立つ・歩く・走るといった日常生活の動きに深く関わります。

デッドリフトのバーベルは腕で引くのではなく、床を蹴るようなイメージで持ち上げるため、このとき大殿筋が強く刺激されるのです。

【参考記事】お尻の筋肉を鍛えられる筋トレメニューとは?


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