【恋愛診断】共依存カップルの特徴|お互いに相手への依存から抜け出す方法とは?
恋愛における「共依存」とは?どんな意味で使われるの?
カップル間で起こる恋愛の共依存とは、不安や自己肯定感の低さなどが根底にあり、不完全な価値観により相手に依存してしまうことです。
例えば、
- 相手を過大評価してしまい、この恋が全てだと思って見捨てられるのが怖い
- 相手には自分が必要だと信じ込み、多くの犠牲をはらってでも一緒にいる
など、相手の言動に振り回されているにも関わらず、その恋愛にしがみついている状態を共依存と言います。
共依存恋愛に陥ってしまう原因|どんな心理や理由からなってしまうの?
「もしかして、恋人との関係は共依存かもしれない…。どんなことが原因でそうなるのか知りたい」
「共依存恋愛に陥るカップルは一体どんな心理なの?」
彼氏や彼女との関係性に悩んでいて、共依存という言葉が気になっている人も多いでしょう。
ここでは、カップルが共依存に陥ってしまう原因を解説します。
原因1. 元からの依存体質
もともと物事にのめり込みやすい性格からくる、依存体質という人もいます。
例えば、恋愛以外にも次のようなことに夢中になりやすいです。
- アルコール
- ギャンブル
- ゲーム
- ショッピング
恋愛でも相手にハマると、たとえ相手からひどい仕打ちをうけていても離れられない、共依存の関係性を続けてしまいます。
原因2. 独占欲の強さ
共依存恋愛に陥る人の中には、恋人に対する執着が強く、自分だけのものにしておきたいという思いが大きいケースも。
具体的には、
- 恋人が浮気しないかと心配でたまらない
- 自分以外の人と遊んでいると、異性はもちろん同性の友達にも嫉妬してしまう
など、好きな人を独占したい気持ちが強すぎて、束縛や細かなことにも口を出すなど過剰な世話をしてしまうのです。
原因3. 幼少期の両親からの愛情不足
親の愛を感じられない子供時代を過ごしたことが原因で、愛情に飢えていて、それを恋人に求めてしまう人もいます。
例えば、以下のような幼少期を持つ場合です。
- 両親はいつも忙しく、鍵っ子で一人で過ごすことが多かった
- 幼い時に両親が離婚し、片親に育てられいつも寂しさを感じていた
自分が子供のころに欲しかった愛情を手に入れようとした結末が、共依存状態と言えるでしょう。
原因4. 自己肯定感の低さ
共依存恋愛に陥りやすい人の中には、自分に自信がないため、目の前の愛を逃したら後がないと感じてしまう人もいます。
ありがちな考え方としては、
「こんな自分を愛してくれるのはこの人だけだ」
「この人がいないと、私には何もなくなってしまう」
このように思い込み、理不尽なことには目をつぶり、何がなんでも関係性を継続しようとしてしまうのです。
原因5. 世話好きな性格
相手が喜んでくれることが幸せなので、自分のことは後回しにしてでも尽くそうとするのも、共依存恋愛にあるあるです。
例えば、
- 自分の体が疲れで限界に近かったとしても、顔色一つ変えずに相手のお願いを聞いて動き回る
など、気づいたら相手の世話ばかりしていて、いびつな恋愛関係になってしまうのです。
共依存恋愛が危険な理由|どんなデメリットがあるの?
共依存恋愛に陥ってしまう原因には人それぞれで、体質や性格、幼少期の過ごし方なども関係していることが分かりましたね。
では、なぜ相手に依存してしまうと良くないのでしょうか。
どのようなデメリットや結末につながるのか知っておきたいところ。
ここからは、共依存関係に陥る恋愛が危険な理由について確認していきましょう。
理由1. お互いを傷つけあってしまうから
共依存カップルは、何かと喧嘩が多くなりがちで、時には暴力に発展して悲惨な結末を招くケースもあるのが特徴です。
お互いに依存し合うことで、激しい束縛をしたり嫉妬をしたりすることが増え、感情のコントロールができなってしまうことも多々あります。
結局、お互いに傷つけ合ってばかりで、正常な関係性が保てなくなるのです。
理由2. 二人だけの世界に閉じこもってしまうから
完全に外の世界をシャットアウトして、いつも二人だけで行動するのも、共依存恋愛をする男性や女性に多い傾向です。
「この人がいれば他の人なんてどうでもいい」
「2人の世界を誰にも邪魔されたくない」
という気持ちになってしまい、周りが見れなくなってしまうのでしょう。
理由3. 自分の価値がわからなくなってしまうから
恋愛で相手に依存してしまう人は、他の人と接する時間が減ってくることで、相手の反応が全てになってしまいがち。
その結果、
「私は、この人が言うように、一人じゃ何もできないんだ」
「俺は、〇〇に捨てられたら終わりだ」
など、自分の価値が判断できなくなくなってしまい、相手の言動や世界観に染まってしまうのです。
理由4. 盲目になりやすいから
相手のことが好きすぎるあまりに、はたから見たら酷いことをされていても、正常な判断ができなくなってしまうことがあります。
例えば、
- 相手に何度浮気をされても、好きなので許してしまう
- 好きな人からの頼みは断れないため、結構な額のお金を貸している
など、他のトラブルも抱え込んでしまい、どんどん悪い方向にいくことが多いのも、共依存恋愛が危険な理由です。
理由5. 非常識なことに気づけない
普通のカップルは、広い視野を持っていて、常識的な判断ができるもの。
しかし、共依存カップルは、周囲が引いてしまうような言動や関係性が当たり前になり、日常化していることが特徴です。
お互いの世界が自分たちにとっての常識になってしまい、周りの世界とのずれに気が付かないというリスクが潜んでいます。
共依存恋愛カップルの特徴|共通点からセルフチェックしよう
「相手に依存してしまうカップルにはどんな特徴があるの?」
「恋人との関係は共依存な気がする…どんな傾向があるのか知って自己診断したい」
そう考える男性や女性も多いのではないでしょうか。
ここからは、共依存カップルの特徴についてご紹介します。共通点をセルフチェックして、共依存恋愛かどうか自己診断しましょう。
特徴1. 「愛されたい」が口癖
相手に依存した恋愛をする人は、愛情が常に足りていないと感じて、目の前の恋愛に執着してしまうケースも多いです。
例えば、
「私は家族の愛を知らないんだよね。だから、〇〇の愛が必要。もっと愛してほしいの」
「たくさん愛されたい。気持ちが全然満たされないし、常に不安。もっと愛情表現してほしい」
など、相手から愛を受け取りたい気持ちが大きすぎて、過度な愛情を要求するのも特徴です。
特徴2. 自分が相手の一番という自信がない
常に恋人に「嫌われはしないだろうか…」という不安があり、自己肯定感が低いのも共依存恋愛をしやすい人にあるあるです。
いつも、以下のようなネガティブな気持ちを抱えています。
「こんなことを言ったら、相手が自分のことを嫌いになってしまうんじゃないだろうか…」
「他の異性のことを自分より魅力的に感じていて、いつか捨てられるんじゃないか?」
自分が恋人にとって相応しいという自信がなく、相手の言われるがままになってしまうことも少なくありません。
特徴3. とにかくなんでもやってあげたいと思ってしまう
恋愛で共依存に陥りやすい人は、相手に必要とされたいという思いが大きく、喜ばれることで気持ちが満たされる傾向にあります。
そのため、自分の身を削ってでも相手に尽くしてしまうのです。
例えば、
- 同棲している彼氏のために、家事や料理も全部やっている
- 彼女の夢をサポートするために、金銭的にも援助している
など、とにかく相手を第一優先にして何でもやってあげることが、自分の存在意義のように感じているのですよ。
特徴4. 少し連絡がないだけで不安になる
永遠の愛をすごく手に入れたいのに、自分に自信がないため、相手を心から信じることができません。
ちょっとしたことでも、不安な気持ちになってしまうのも、共依存恋愛から抜け出せない人によく見られる傾向です。
具体的な例として、LINEの連絡がすぐにこないと、
「他の女性と浮気しているんじゃないだろうか…」
とネガティブな想像をしてしまい、気持ちのコントロールが上手くできなくなってしまいます。
特徴5. 相手の頼みを断れない
恋愛における共依存の関係性では、相手の望みを全部かなえてあげたいと思い、自分がついていないとだめだという思考になってしまうことも。
そのため、恋人からお願いをされると嫌とは言えません。
高価なものでも、相手に必要だから買ってほしいと言われれば、貯金を崩してでも購入してしまいます。
相手の希望を叶えることに全力を注いでしまうのも、共依存カップルの力関係によくある特徴と言えるでしょう。
特徴6. 相手のことを全て把握しておきたい
恋人と依存し合う状態になりやすい人は、極度な心配症であるケースも少なくありません。
相手の言動に怪しいところがあると、不安で精神的に辛くなってしまうので、できるかぎり全てを把握しようとします。
例えば、
- LINEで相手の一日の予定を細かく聞き出す
- 職場や学校にも送迎して相手の状況を確認する
など、傍から見ると過剰とも取れる言動により、自分を安心させようとすることも多いです。
特徴7. 相手の元気がないと少し安心する
相手が不安な時は自分に頼ってくるため、必要とされていることを実感しやすくなります。
具体的なシチュエーションとしては、
- 相手が仕事でミスをして落ち込んでいる
- 恋人が友達や親と喧嘩をして元気がない
- 相手が体調を崩していて食欲がない
などで、「相手を支えなきゃ!」という自分の役目や存在意義を見つけ、安心するのも共依存恋愛によく見られる特徴です。
特徴8. 二人のルールを作りがち
恋愛中にお互い依存状態になると、相手の行動をコントロールして制限しようとすることも。
例えば、次のような二人だけの決まり事を作ります。
- 相手以外の人と遊ぶ約束をしない
- LINEは1時間以内に絶対返事をする
- 絶対に毎日会う
このようにお互いを縛るルールを作ることで、他の世界に触れさせない環境を整えていることも、共依存カップルあるあるです。
特徴9. 喧嘩中の口がとにかく悪い
感情の起伏が激しく、ネガティブな気持ちが表に出やすい、共依存カップルも多いです。
相手のことになると激しい感情が止められくなってしまいます。
例えば、
「お前なんか、いなくなったほうがせいせいする!」
「一人じゃ何もできないくせに、ふざけたこと言うな!」
「あんたが一番嫌がることやってやるからね!」
など、とにかく愛憎が表裏一体となり、憎しみの気持ちが爆発しやすいのも特徴です。
特徴10. 相手がいないと生きていけない
共依存恋愛に陥る人の中には、自分には今の恋人以外に、頼ったり頼られる人がいないと思い込んでしまうことも。
そのため、
「もし相手と別れるなら死んだほうがマシ」
「この恋を失くしたら、生きる気力がうせてしまう」
「恋人の裏切りには殺意を抱いてしまう」
など、かなり相手次第の人生になってしまっていて、状況によってはメンヘラのようは言動をすることも多いです。
特徴11. 相手の成長を喜べない
相手が自立してしまうと、自分を必要としなくなるかもしれないという不安が募ります。
したがって、相手には自分に依存していて欲しいと思っているのです。
例えば、仕事の人間関係に悩んでいる相手が、転職をして新たな環境でスタートを切るといった時も
「絶対にやめておいたほうがいい。上手くいかないに決まってる」
など、相手の成長を心から祝福せずに、自分から離れないよう仕向けるといったことも、共依存恋愛の関係性ではよく起こります。
特徴12. 他にいい恋愛を見つけるとすぐ別れる
共依存恋愛に陥る人は、自分が気持ちよく依存できる場所を、アンテナを張って探しています。
そのため、今よりも条件がいい相手を見つけると、あっさり今までの関係を断ち切ってしまうケースも少なくありません。
具体的には、天涯孤独で寂しがり屋の相手が現われ、自分を頼りきって絶対に離れていかないと確信した場合などです。
自分への依存度がより高くなる相手を厳選し、すぐに次へいってしまうのですよ。
特徴13. 自分たち以外のことに興味がない
お互いに依存し合う中で、自分たちの関係で全てを構築してしまい、他のコミュニティはいらないと感じてしまうことも。
例えば、次のようなケースです。
- 基本的に会うのはいつも家で二人きり
- 習い事やサークル活動なども一切なし
- 会社の飲みなどもお互いに参加しない
このように、二人だけの世界に入り込んで満足していることも共依存カップルによく見られる特徴です。
特徴14. デートの帰りに泣きがち
好きな気持ちや不安な想いが入り交じり、少しでも相手と離れるのが怖いと感じてしまいます。
そのため、次のような感情があふれ出し、デートの別れ際に泣き出してしまうことも多いです。
- このまま離れてしまうと、もう会えないような気がする
- 次に会う時まで、不安で仕方ないからまだ一緒にいたい
相手の存在に執着しすぎていて、感情を上手くコントロールできないのも共依存恋愛をしている人にあるあるです。
特徴15. お互いをあだ名で呼びがち
共依存カップルは、外部の人間が自分たちの仲に入ってくるのを阻止したい思いが人一倍強いです。
他の人と差別化するためにも、お互いだけが使うニックネームで呼び合うこともしばしば。
普通に名前でちゃん付けや君付けといった、家族や友達も使っているような呼び方はしません。
「〇〇をこんなふうに呼べるのは自分だけ」
そんな独占欲から、特別なあだ名をつけ合って、二人だけの世界観をより固めようとしているのです。
共依存恋愛から抜け出す方法|対処法をお教えします!
「恋人との関係に疲れた…。共依存体質を直す方法が知りたい」
「相手に依存しすぎて辛い…。抜け出す方法は?」
このように、お互いに依存し合う恋愛関係を続けていて、改善したい人も多いはず。
ただ、対処法を間違えると、今よりも良くない状態になってしまう可能性も。
ここからは、共依存恋愛から抜け出すための適切な方法を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
方法1. 友達と恋バナする機会をたくさん作る
信用できる友達に客観的に二人の関係を見てもらう機会が増えると、おかしいと思うところがあれば教えてくれるはず。
次のように、友達と恋愛について気軽に話せるような環境を作りましょう。
- LINEで頻繁にメッセージのやりとりをして、恋愛の相談をする
- 自分からお茶やランチに誘って、恋バナをする
友達ならば「その束縛っぷりは絶対おかしいよ!」など、的確なアドバイスがもらえて、共依存恋愛にはまらずに済みますよ。
方法2. パートナーと会う頻度を落とす
頻繁に彼氏や彼女と会っていると、二人の世界観が全てになり、視野が狭くなることから共依存関係に陥りやすいです。
対処法としては、パートナーがいない環境になれることから始めてみるのも一つの手。
具体的には、
- 毎日会っていたのなら、会う回数を週末だけにしてみる
- 毎週末会っている場合は、隔週に変えてみる
など、会う頻度を減らしていけば、相手の存在に依存しすぎずに、良い距離感が保ちやすいですよ。
方法3. 趣味の時間を作る
心から楽しいと感じられる時間を増やすことで、自分の人生に必要なものが恋人以外にあることを実感できます。
例えば、以下のような趣味を始めて、今までと違った生活の流れを作るのがおすすめ。
- ピアノ・キーボード
- マウンテンバイク
- 陶芸
- 格闘技
- フラワーアレンジメント
- DIY
など、恋人のいない世界観を広げていくことで、共依存恋愛から抜け出す勇気が出るはずですよ。
方法4. 恋人と冷静に話し合ってみる
事実から目を背けていては問題は解決しないため、恋人と二人で正面から受け止めることが大切。
共依存関係であることを話し合い、関係改善につなげていきましょう。
具体的には、
- いつも同じことが原因で激しい言い争いばかりしているので、お互い距離をおくことの必要性
- 二人だけで過ごしすぎているため、友達や家族などの関わりを増やして、世界観を広げてみてはどうか
など、二人の関係に変化をもたらすことで、依存関係が改善される可能性は高いでしょう。
方法5. カウンセリングを受ける
お互いの依存の度合いが激しい場合は、話し合いや相談で解決できないケースもあるでしょう。
精神的に辛かったり暴力を含んでいたりする場合は、専門家に相談してみるのがおすすめ。
例えば、次のような施設を頼ることができます。
- 心療内科や精神科があるクリニックや病院
- 共依存に詳しい個人運営のカウンセラー
- 精神保健福祉センターの精神衛生相談室
専門的な知識を持つ人に相談すれば、具体的な解決案を提案してもらえて、共依存から抜け出す道筋が見えるでしょう。
方法6. 筋トレなどを始めて自分磨きをする
自分に自信がつくと、「恋人に浮気されるんじゃないだろうか…?」といった不安な気持ちが減り、心に余裕を持つことができます。
まずは、自分をブラッシュアップするために努力してみましょう。
具体的には、
- 毎日トレーニングジムに通って、美しいボディを作るために筋トレを始めてみる
- ボディラインを整えられて、精神のリラックスにもつながるヨガに通ってみる
など、継続的に自分の成長のために何かを継続していけば、目に見える結果もついてくるはず。
自信がついてくると相手への執着が薄れ、依存することも少なくなりますよ。
方法7. 恋愛YouTuberと自分達を比較してみる
自分たちの恋愛が他のカップルの恋愛とは異なることを理解できるので、学びや気づきが多くあります。
恋愛YouTuberのチャンネルで、次のようなテーマの配信をチェックして、自分たちの恋愛の在り方と比較してみましょう。
- 喧嘩した時には、どのように話し合って解決しているのか
- 会う頻度やプライベートな時間など、二人の距離感
- お互いに対するリスペクトや思いやり
- 同棲している場合は、二人のルール
など、参考にすることで「自分たちにも必要だよね」と話し合いやすくなり、共依存の改善にも向かうはずです。
共依存カップルを抜け出して恋愛を楽しんでみて。
恋愛で依存してしまう人の心理や共依存カップルの特徴について、具体例を挙げながら解説してきました。
「恋人の性格がヒステリックでメンヘラっぽい…。それでも離れられないのは共依存?」
このように悩んでいる人も、自分たちの状況が把握できたのではないでしょうか。
本記事でご紹介した共依存恋愛から抜け出す方法も参考にし、健全な恋愛ができるよう努力していきましょう。
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