用心深い人の特徴。疑り深い性格のメリット・デメリットと付き合い方を紹介!
そもそも『用心深い』の意味とは?どんな状態のこと?
『用心深い』とは、物事に対して警戒したり慎重になったりなど、注意深い性格や行動のことを言います。
「リスクを考慮できる」のような良い意味でも使われますが、「臆病で行動力に欠ける」といったネガティブな意味でも使われます。
なので『用心深い人』という言い方も、相手によって長所を意味していたり短所を意味していたりすることを覚えておきましょう。
用心深い人の特徴|性格や行動に共通することは?
「どんな人が用心深いと言えるの?」
「用心深い人の性格や行動を知りたい!」
『用心深い人』という言葉の意味はなんとなく分かるけれど、具体的な特徴となるとサッパリという人もいらっしゃるのでは?
ここでは、用心深い人によく見られる性格や行動など、特徴について詳しく解説していきます。
具体的な特徴を把握して、用心深い人を正しく見極められるようになりましょう。
- 細かいことが気になってしまう
- 新しいことをあまりやりたがらない
- 安全だと分かれば大胆な行動ができる
- 間違っていることは指摘しがち
- 自分が納得できるものしかやらない
- 一度信頼した人には依存しやすい
- 物事をネガティブに捉えがち
- 身の回りの整理整頓をしっかりしている
- よく考えてから行動する
- 自分のプライドが高い
特徴1. 細かいことが気になってしまう
物事に対して敏感で、些細なことでも疑問を感じてしまう性格が目立ちます。そのため他の人よりも色々なことに気づくことが多いでしょう。
部下に仕事を任せても細かいことをすぐ心配してしまい、「それで本当に大丈夫?」「ちゃんと確認してる?」と口出ししてしまいます。
部下には「細かい人だな」と思われますが、上司からは「頼りになるな」と思われるのです。
特徴2. 新しいことをあまりやりたがらない
新しいことには失敗のリスクが常に付きまといます。それに対して経験済のことは上手なやり方を把握してるためリスクはほとんどありません。
用心深い人はリスクを取りたくないので、いつも安全な方を選択してしまうのです。
会社から新しい業務を指示された時も、「これまでの業務は自分が見るから新業務は頼むよ」と部下たちに任せてしまうでしょう。
特徴3. 安全だと分かれば大胆な行動ができる
失敗によって損をしたり、恥ずかしい思いをしたりすることが嫌いなので、何をするにも用心深い行動が目立ちます。
親しい知人が「起業するから手伝ってくれないか?」と声をかけてきても、まだ先が見えないので断ってしまうでしょう。
しかし事業が軌道に乗って儲かり始めたのを知ると、「自分も一緒に仕事したいんだけどいいかな?」と寄ってくるのです。
特徴4. 間違っていることは指摘しがち
細かいことを気にする性格なので、間違えがあると敏感に反応してしまうことが特徴。「ここが正しくない」とすぐ指摘してしまうでしょう。
友人と会話している時も引っかかる部分があると「それって本当?」「違うんじゃないの?」と突っ込みがち。
友人は「そんな些細なことどうでもいいじゃん」と返しますが、本人にとっては見逃すことができないのです。
特徴5. 自分が納得できるものしかやらない
詳細が把握できていない物事は失敗するリスクが高いので嫌。そのため納得した上で関われる安全な作業にしか取り組もうとしないのです。
営業の仕事を頼んだ時も、飛び込みだと「自分は別の案件で忙しいから他の人をあたってもらえますか」と言って引き受けようとしません。
しかし得意先なら相手のことをよく知っているので喜んで行ってしまうでしょう。
特徴6. 一度信頼した人には依存しやすい
基本的に他人を信用していることが少ないため警戒気味ですが、信用できそうな人がいるとその反動でその人ばかりに気持ちが偏ってしまいます。
例えば、入社したばかりの頃は同僚がみんな敵に見えてしまうので、職場で孤立しがちになってしまうことも。
しかし、仕事のミスで悩んでいる時に助けてくれた人がいると、「自分の相棒はこの人だ」とその人とばかり組んで仕事するようになるのです。
特徴7. 物事をネガティブに捉えがち
神経質すぎる傾向があるので、物事に対してリスクばかり気にしがち。ネガティブな心理で考えるから頑固な性格になりやすいのが特徴です。
仕事で新規事業を検討している時も、成功で得られるメリットの大きさよりも失敗するリスクのほうが心配で乗り気になれません。
つい「やめたほうがいい」「無理だ」と反対してしまい、会社の発展が遅れてしまうのです。
特徴8. 身の回りの整理整頓をしっかりしている
神経質で細かいことまで気にしてしまうので雑然とした環境が嫌い。いつも身の回りを綺麗に整えていないと落ち着かない性格です。
「◯◯は引き出し」「いつも使う◯◯はすぐ手が届くところ」というように、アイテムごとに収納場所を決めています。
もし同居人が適当に片付けるようなことがあると、「分からなくなっちゃうから決まった場所に戻して」と怒ることもあるでしょう。
特徴9. よく考えてから行動する
失敗を過度に恐れるので、行きあたりばったりで行動することがありません。念入りに計画や準備をしてからようやく行動を始めます。
旅行へ行く時も、し忘れたことがあって後悔するのは嫌だから、宿だけ予約して後は行きあたりばったりということはしません。
現地のどこに観光スポットがあるか調べ、きっちり回れるように移動スケジュールを細かく計画するのです。
特徴10. 自分のプライドが高い
相手からよく思われたい人が多く、自分の評価を下げることはしたくありません。
いつも人からどう見られているかを気にしているので、失敗を恐れて新しいことにはすぐ手を出さないのです。
仕事で新規案件があってもミスするのは嫌なのですぐには参加せず、他の人が問題なくできていることを確認してから参加するでしょう。
用心深い人でいるメリット|慎重な性格でいる魅力とは?
用心深い人の特徴は分かりましたが、実際にどのような長所があるのか**も気になりますよね。
慎重な性格は実生活でどう役立つのでしょうか?
ここでは、用心深く行動する人のメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット1. ミスが少ない
仕事も勉強も「こんなもんで良いだろう」で済ませないことが長所。ちゃんとできたか納得するまで確認してから終わらせるようにしています。
そのため他の人が見落としがちな間違いにも気づくことができ、成果物がミスだらけで困るということがありません。
また、細かい部分までチェックしているので、物事の本質を見抜くのが得意なこともメリットと言えるでしょう。
メリット2. 相手の気持ちを理解できる
物事をいろいろな角度から考えられる性格なので、人間関係もあらゆる視点から眺めて配慮できる長所があります。
男性と女性を区別せず、相手の都合や気持ちを優先した付き合い方ができるので、あまり嫌われることがありません。
周囲に思いやりがある印象を与えるため、多くの人から信用されやすい点がメリットとなるでしょう。
メリット3. 想像力が豊かである
他の人では思いを巡らさないような細かいことまで考えてしまう性格なので、想像力が鍛えられている点も長所です。
何か行動を起こす時は最悪の状況まで想像していることが多く、万が一の事態が発生しても慌てることがありません。
また優れたアイデアを思いつくことも多く、職場では頼れる存在として誰からも認められるでしょう。
用心深い人でいるデメリット|警戒心が強いことで損することは?
用心深い人の長所が把握できたところで、「短所だってあるはず」と思った人もいらっしゃるでしょう。
用心深いとどんなことがデメリットになるのでしょうか?
ここでは、警戒心の強さから用心深くなってしまう人のデメリットについて紹介していきます。
デメリット1. 作業に時間がかかってしまう
間違いや見落としはないか何度も確認しながら慎重に作業するため、一つのことを終わらせるのに他人より時間がかかってしまいます。
確認もぱっぱと行うならまだいいものの、「さっきチェックしてOKと思ったけど、やっぱり気になる」と同じことを繰り返すのです。
ミスが少ない点は評価できる人なのですが、急いでいる時に仕事を頼んでしまうと能率が悪くて困ってしまうでしょう。
デメリット2. 誤解を招きやすい
何度もしつこく確認してくるので、相手から信頼されてないように思われてしまう可能性があります。
頼んできたから仕事を手伝ってあげたのに、「どれくらいで終わる?」「分からないことはない?」と作業中に何度も聞いてくるのです。
しっかり仕事したい気持ちはわかるのですが、頼まれた人は「そんなに信じられないのかよ」と誤解してしまうでしょう。
デメリット3. あまり成長できなくなる
慣れた相手や場所でないと安心できないため、新しい環境での活動を嫌います。そのため対人関係も狭く、能力の面でも向上は期待できません。
もっと成長してほしいから別の仕事を任せようとしても、「自分は今の仕事でいいです」「他の人にあたってください」と断ってくるのです。
そうやって入社してから同じ仕事ばかり続けているので新しいスキルが身につかず、社歴が古くなっても役職につくことは少ないでしょう。
用心深い人との接し方|疑り深い人との付き合い方とは?
「用心深い友人にはどう接したらいいんだろう?」 「疑り深い人と上手に付き合えるようになりたい!」
用心深い人は少々とっつきづらい印象があるので、付き合い方が難しそうに感じてしまいますよね。
疑り深い性格をしているだけに、上手に接しないと誤解されることが多くなりそう。
そこで、ここからは用心深い人との接し方について詳しく見ていきましょう。
接し方1. 「大丈夫?」ではなく「どうしたの?」と聞く
用心深い人は、行動する際にいつでも何かを心配したり、考え過ぎたりしています。
しかし他人からよく思われたい心理もあるので、「大丈夫?」と聞かれてもプライドが邪魔をして悩みを答えようとしません。
仕事中などの態度を観察して彼らが簡単なことでももたついているようであれば、「どうしたの?」という言い方で声をかけてみて。
何をしているかの質問になるので相手のプライドを刺激しにくく、素直に現状を打ち明けてくれるでしょう。
接し方2. プライベートに踏み込みすぎない
他人のことをあまり信じられない性格なので、プライベートを知られることはリスクが大きいと考えています。
知り合ったばかりで彼らのことをよく知りたいと思っても、根掘り葉掘りしつこく質問するのはやめましょう。
まずは自分のことについて詳しく話し、どんな人柄かを知ってもらいながら相手の警戒心を少しずつ弱めてみて。
安心できそうな人だと分かってもらえれば、相手のほうから少しずつプライベートのことを話し出すしてくれるでしょう。
接し方3. 用心深いことを自覚させる
何事にも疑ってかかる性格をしているため、相手を不快に感じさせてしまうことが少なくありません。
しかし本人はそのことに気づいていないので、時には指摘をして自覚できるように導いてあげることも大切です。
疑い方が目に余るようであれば、「あの人は親切心から言ってるだけだよ」「それは悪く考えすぎだよ」のようにスバリ言ってあげること。
「自分は疑いすぎなのかな?」と考えられるようになれば、相手の意見を素直に聞けるようになっていくでしょう。
接し方4. 比較するような言動を控える
用心深い人は自分に自信のない人が多く、常に周囲の人たちと自分を比べている心理状態になっていることが目立ちます。
そのため比較するような言い方をしてしまうと、過剰に反応して良い関係を保てなくなってしまうことがあるのです。
なので「君って◯◯君みたいに〜だね」と他の人を引き合いに出さず、「君は〜だね」とストレートに表現してみてください。
比較する言葉を避けることで、お互いにストレスを受けることなく良い関係を続けていけるでしょう。
接し方5. なるべく秘密事を作らないようにする
些細なことでも心に引っかかると、ネガティブな方向へ考えてしまいがちな人が少なくありません。
曖昧な言動で接してしまうと、何か隠しているのではないかと疑い初めてしまうこともあるのです。
「◯◯かもしれないね」「◯◯だったらどうする?」のように、遠回しな言い方やはっきりしない言い方は極力避けるようにしてください。
分かり易い表現で細かく説明するように話せば、「なるほど、そうなのか」と素直に聞いてもらえるでしょう。
用心深い人の特徴を知って、うまく付き合っていこう。
知人や恋人が用心深くてなかなか鼓動してくれないなど、扱いに困ったことはありませんか。
用心深い人は細かいことまで気にする性格だから、頼りになることも多い反面、面倒な人間だと感じてしまうことも少なくありません。
もし身近に用心深い人がいるなら、上手な付き合い方を知っておいたほうがいいでしょう。
ぜひ今回の記事を参考にして、用心深い人と良い関係を気づいてくださいね。
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