視野を広げる4つのメリット。視野が狭くなる癖を改善する最強の方法とは?

高峰ナナ 2024.05.09
仕事や日常生活で視野を広げたいと思った人たちへ。本記事では、視野が広い人の特徴から、視野が狭くなる原因まで大公開!視野を広くする方法も解説していますので、気になった方はぜひ活用してみてください!

そもそも「視野が広い」の意味とは?

『視野が広い』とは?

『視野が広い』とは、物事に対して固定概念を持たずに、多角的に見たり考えたりできることを言います。

具体的には、知識や経験、情報の量が幅広い状態で、捉え方も普通の人とは異なるケースが多いです。

また、自分自身だけではなく、家族や職場などの周囲をはじめ、社会、将来などにも意識を広げた考え方のことを指して使うことが多いでしょう。


視野が広い人の6つの特徴|考え方や行動の共通点とは?

視野が広い人の特徴

「視野が広い人ってどんな感じ?特徴が知りたい」

「多角的な視点で考える人の共通点ってあるの?」

そんなふうに、視野を広げるための考え方や行動に興味がある方も多いのではないでしょうか。

ここでは、視野が広い人の特徴について、具体例を挙げながらご紹介していきます。

ぜひ、自分の発想を変えるための参考にしてみてください。


特徴1. フットワークが軽い

視野が広い人は、未経験なことでも「失敗したらどうしよう」「できるかどうか不安」などネガティブに考えずに、どうすれば上手くいくかという点に着目します。

例えば、友達からスノーボードに誘われると、

「面白そう!やってみたい!最初はインストラクターに習えば、滑れるよね」

など、前向きに新たなことに取り組もうとすることが特徴です。

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特徴2. 好奇心旺盛で探究心がある

いつも「なぜ?」と疑問を持ち、その答えを突き詰めると知的好奇心が満たされて喜びを感じる視野の広い人。

様々なことに関心を持っていて、「このお菓子はどうやって作るんだろう?」「あの社長がビジネスで成功した理由が知りたい」など、疑問を持つとすぐに調べて、学びや知識に変えていきます。

そのため、多くの情報が頭にインプットされ、様々な事柄の判断材料になるのです。

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特徴3. 他人の意見や考えに寛容的

他人の意見や考えに寛容的

多角的に物事を考えられる人は、自分の意見や一つのことに固執することがありません。

常にオープンな考えで周囲の話を聞く耳を持ち、自分と違う意見に対して「こんな価値観もあるんだな」「面白いアイデアだな」など、柔軟に受け入れられます。

また、「じゃあ、こんな場合はどうですか?」と質問するなど、人の話にも興味津々です。

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特徴4. ポジティブ思考

物事をネガティブに考えてしまっては、自分の行動や選択に制限をかけることになり、視野が狭くなってしまいます。

一方で、「絶対に上手くいく!」「楽しくてたまらない!」など、なんでもプラスに考えられれば選択肢が増えるので、成功するための道筋が見つかりやすいです。

前向きな言動が多く、周囲からのサポートが受けやすいのも視野の広い人によくある傾向と言えます。

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特徴5. 余裕がある

広い視野で物事を考えられる人は、自分が培ってきた豊富な経験や知識を持っています。

そのため、みんなが無理に決まってるというようなことでも、

「今までの経験上、人がやらないことをやるからこそ大きなチャンスになるし、失敗したとしても勉強になる」

など、物事を良い方向に捉えられることが特徴です。

「絶対に失敗する」という考え方はせずに、余裕を持ったものの見方ができます。


特徴6. 自主性がある

自主性がある

自分というものをしっかりと持っている、多角的な視点で物事を考えられる人。みんなで何かを決める時でも、人任せにして黙っているようなことはありません。

自分で「こうしたほうが良い」「やってみたい」といった発言が積極的にでき、物事の決定について真剣に考えます。

自分の中にいつもビジョンがあり、考えたことを行動に移す習慣ができているのです。

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視野が狭くなる4つの原因|どうして考え方が偏ってしまうの?

視野が狭くなる原因

「いつも視野が狭い考え方になってしまうのはどうしてだろう?」

「一つのことに囚われてしまい、他のことが見えなくなってしまう原因が知りたい」

など、考え方が偏ってしまうことで悩む人も多いのではないでしょうか。一体どうして、そのような思考になってしまうのか把握したいですよね。

ここからは、視野が狭くなる原因についてご紹介していきます。


原因1. 自分の考えが正しいと思っている

基本的に人を信用していなかったりプライドが高かったりする視野が狭い人。

例えば、仕事で「このやり方の方が効率が良いよ」と助言されたとしても、自分の考えを曲げたくないため、相手の意見を素直に受け入れることができません。

何事にも疑いの目を持っていて、柔軟性が乏しく、自分のやり方をつき通そうとしてしまうのも視野が狭くなってしまう原因です。


原因2. 自分が間違っていることに気づいてない

一つのことに囚われてしまいがちな人は、知識や経験が少ないことも多く、新しい視点に気づくことができません。

痩せるための運動をするにしても、一つの情報を元に自己流なトレーニングをしていて、一般的には間違っているケースも。

多くの情報を比べると、他のやり方のほうが良い場合もあります。

自分がやっている方法を疑わずに突き進む人も、視野が狭くなりやすいです。


原因3. 向上心がない

向上心がない

視野が狭いと言われる人の中には、面倒くさがりなタイプや現状に満足してしまっているケースも少なくありません。

仕事でも、目の前のことをただこなすだけで、「仕事で頑張って周囲に認められたい」「将来、起業したい」といった目標を持つことができません。

やる気がなく、物事に取り組む意義を見出せないのも、幅広い視点を持つことができない原因です。


原因4. 感情的になっている

悲しい時や怒りに支配されている時は、冷静さを欠いて他のことが見えなくなってしまうことから、正しい判断ができなくなるのも視野が狭い人によく見られる傾向です。

具体的には、仕事で少し反対意見を言われただけでも、自分を否定されたような気持ちになり怒ってしまい、聞く耳を持たなくなってしまうことも。

感情のコントロールが上手くできない時も、柔軟な考えができなくなる場合が多いです。


視野を広げることで得られる4つのメリットとは?

視野を広げるメリット

ここまでは、視野が狭くなってしまう原因についてお話してきましたが、自分と照らし合わせて「なるほど!」と思える部分があった方もいるのではないでしょうか。

ここからは、視野を広げるメリットについて説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。


メリット1. 想像力が豊かになる

視野が広い人は、ビジネスシーンや人とのコミュニケーションにおいても、アイデアが豊富です。次々と新しい企画を思いついたり、話題の内容も多かったりと、バイタリティがあります。

一つの考えに固執しないので、常に新たな方法や情報を取り入れることが習慣づいているのです。

そのため、「このやり方を試してみたら面白い」など、ユニークな発想に繋がりやすいと言えます。

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メリット2. どんなことでもポジティブに考えられる

人によっては、ついついネガティブな考えに寄ってしまう場合もあるでしょう。

しかし、視点が多角的な人は、基本的に「上手くいくに違いない」「新しいことへの挑戦にワクワクする」など前向きに考えられる特徴があります。

たとえ、目の前に壁が立ちはだかったとしても、乗り越えるためには何をすべきか、その方法を考えて実行することができるのです。


メリット3. 仕事や勉強を効率良く行うことができる

仕事や勉強を効率良く行うことができる

広い視野で物事を考えられる人は、物事に対するアプローチ方法に無駄がありません。

仕事や勉強においても、「これを先にやったら、早く終わる」順序立てて、テンポよくこなすことができます。

多くの方法を考慮できる他、人からのアドバイスも柔軟に受け入れるので、結果的にビジネスや学業などでも目標を早く達成しやすくなるのです。


メリット4. 信頼ができて人間関係が良くなる

仕事ではコミュニケーション能力が大切ですが、視野が広い人は、上司や同僚、部下、取引先とも良好な関係を保ちやすいのが特徴です。

「ボクはこうかなと思ってるんですが、皆さんもぜひアドバイスや感じたことを教えてください」など、自分の意見を押しつけることなく、他人とスムーズに意見のやりとりができます。

言葉のキャッチボールが上手いので、周囲と良好な関係性を築けるのも視野を広げることのメリットです。


視野を広げる10の方法|今日からできる考え方や習慣のコツとは?

視野を広げる方法

「固定概念から抜け出せない…視野を広げるために何かできることはある?」

「習慣づいた狭い考えを変えたいので、トレーニング方法やコツが知りたい」

そう感じながらも、何をすべきか分からないという方もいるのではないでしょうか。ここからは、視野を広げ、これまでの習慣を変えるコツについて解説していきます。


方法1. 自分の知らない分野に興味を持つ

同じような分野の知識を増やすのもいいことですが、考え方が固定してしまうケースも。

今までとは違う分野についても探求することで、知識の幅が広がり、新たな視野で物事を見ることができるようになります。

例えば、経済のことばかり興味を持っていたけれど、環境問題についても勉強してみると、2つをリンクさせて新たなアイデアが生まれることもあるでしょう。

どんなことでも「知りたい」という気持ちを大切にすると、世界観が広がりますよ。


方法2. いつもとは違う道で帰ってみる

毎日同じ景色を見ていると安心はできても、発見などはありません。

たまには、いつもとは違う道を通ってみると新鮮な刺激を受けやすいので、視野を広げる良いトレーニングになります。

少し遠回りになってしまったとしても、別の道を通ったら素敵なカフェが見つかったり、新たな出会いが訪れる可能性もあります。

いつも電車を使って移動する場合はバスに変える日を作ってみるなどして、違う景色を見ることがポイントですよ。


方法3. 普段関わらない人と交流する

普段関わらない人と交流する

いつも同じようなメンバーとばかり一緒にいては、情報を共有しても似たような内容ばかりになってしまいます。

視野を広げるには、普段仕事や私生活であまり関わる機会がないような人と積極的に交流するというやり方もおすすめです。

具体的には、異業種交流会に参加するなどして、自分とは違った仕事に取り組む人たちと会って、価値観を広げていきましょう。

その際には、SNSを交換するなどして積極的に人脈を作るといいですよ。


方法4. 自分の考えは正しくないかもしれないと思う

自分を客観視できれば、様々な可能性を考えられるようになります。他人の意見や考えに対しても寛容になれる他、自分の考えを疑うのも視野を広げる良い訓練に。

例えば、自分がずっと実践してきた勉強方法について「もしかして、今よりも効率が良いやり方があるかもしれない」と思えば、他の方法についても学ぼうとするはず。

もちろん、その結果、自分のやり方が良いと思えば今のままでもOK。他の方法も比較できたことは、自分にとってプラスですよ。


方法5. やってから考える

失敗することを恐れて何も行動しないと、視野の狭い世界観の中でずっと過ごすことになります。

とりあえず、視野を広げたいのなら、何かに興味を持ったら行動に移してみることが大切です。

もし、「ネットで副業を始めてみたい…でも、上手くいくだろうか?」と悩んだら、まずはどんなビジネスが成功しやすいのか、やり方を調べるなど、どんどん行動に移してみましょう。

失敗したとしても、経験や知識につながるので、今後に活かされやすいですよ。


方法6. 行ったことのない場所に行ってみる

行ったことのない場所に行ってみる

土地によって文化や生活習慣は違いがあるので、知らない場所に行くと学べることや感じることが多くあります。

自分が今まで足を踏み入れたことがない場所に行ってみるのも、視野が広い人になるためにおすすめのトレーニング方法です。

例えば、北海道に行って自然を満喫したり、京都に行って昔ながらの街並みを散策したりして、いつもと違う景色や風情などを楽しんでみましょう。

その際に、できるだけ一人で行くと自分とも向き合いやすく、新たな出会いにも繋がりやすいですよ。


方法7. 短所を長所に言い換える

自分の悪いところばかり気にしていては、先には進めません。

短所も見方によっては長所になり得るため、自分で言いかえる努力をすると多角的な視点で物事を考えられるようになります。

具体的には、 一つのことに夢中になりすぎると他のことが見えなくなってしまうという短所は、集中力があるという長所に。また、感情的な一面があるのなら人情深いというようにプラスに置き換えられます。

できるだけ長所として個性を伸ばすようにしていくことが視野を広げるコツですよ。


方法8. そのものの一部ではなく、全体を見る

物事をより深く理解するコツは、その背景や要素の繋がりを意識することです。視野を広げるトレーニング方法として、常に全体像を把握するよう心がけましょう。

例えば、映画業界を考えると、映画館での興行の他に、最近ではネット配信も行われているので、それらも合わせて多角的に分析する必要があります。

横や縦の繋がりや因果関係を把握することで、より具体性のある視点で物事を考えられるようになるはずですよ。


方法9. 『具体』→『抽象』を考えるようにする

『具体』→『抽象』を考えるようにする

自分で理解したことを、周囲に分かりやすく伝えるためには視野を広げて物事を考えなければなりません。具体的な話を、より抽象的な内容として、頭の中で整理する訓練を行いましょう。

例えば、「プロ野球選手は女子アナとよく付き合う」という話を抽象化すると、「運動できる男は可愛くて賢い女性が好き」というふうに言い換えることができます。

難しい内容であればあるほど重宝される能力であり、ビジネスシーンで上手く活用していくのが視点を広げるコツですよ。


方法10. 『マインドマップ』を活用する

視野を広げるトレーニングをするためには、物事の軸となるものから派生する様々な要素をイメージすることが大切です。ビジネスでもよく使われる『マインドマップ』を書いて、新しい発見につなげていきましょう。

具体的には、軸が「やりたいこと」ならば、そこから派生するのが「起業」「旅行」「結婚」「社会貢献」など。

また、「起業」からさらに派生するのが「ターゲット」「EC」「アパレル」というふうに、どんどんアイデアを書き出していきます。

思ったよりたくさんの要素が出てくるので、大きな白紙の真ん中から書き始めるのがポイントです。


視野を広げるためにおすすめの本5選|分かりやすい解説の書籍を紹介

視野を広げるためにおすすめの本5選

「もっと視野の広い発想がしたいから、参考になる本が知りたい」

「狭い視点で考える習慣がついているので、脱却するためのハウツー本はある?」

そう考える人も多いのではないでしょうか。本は1,000円程度で著者の経験や知識を学べることから、視野を広げるには最適です。

最後に、多角的視点で物事を考えるのにおすすめの本を5冊ご紹介します。


おすすめの本1. 『やわらかい頭の作り方』

やわらかい頭の作り方: 身の回りの見えない構造を解明する (単行本)

外資コンサルティングファームに所属する著者が書いた『やわらかい頭の作り方』は、考えるスキルやコツを学べる本です。

可愛らしいイラスト付きで、大変分かりやすく視野が広がると評価を得ています。

また、ビジネスシーンで活用できる具体例も多く書かれているのがポイント。

「最近、考えが凝り固まってきたような気がする…」そんな悩みを持つビジネスパーソンにおすすめの本ですよ。

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おすすめの本2. 『インベスターZ』

インベスターZ(1)

三田紀房著書の『インベスターZ』はテレビドラマ化もされた人気アニメ。投資についてのノウハウが楽しみながら身に付く内容となっています。

株をメインに、不動産や税金、保険など、様々な要素が出てきて、多角的な視点から物語が展開していくので、考え方を広げるトレーニングにもぴったり。

「投資に興味があって、基礎知識や考え方などを学びたい」という方に、ぜひ読んでほしい一冊です。

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おすすめの本3. 『武器になる哲学』

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

哲学を日常生活やビジネスにおいてどう活かしていくかが分かる本『武器になる哲学』。物事を正確に洞察することや批判的に考えることの重要性などが書かれています。

また、哲学だけではなく心理学についても言及しているため、この本を読めば奥深いものの考え方ができるようになるはず。

クリティカルシンキングを身に付けたい経営者の方や個人事業主の方におすすめの本です。

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おすすめの本4. 『ウケる技術』

ウケる技術 (新潮文庫)

『ウケる技術』は他人とのコミュニケーションに笑いという要素を含むことで、恋愛やビジネスにおいて有利になれる方法が書かれています。

どんなシーンで笑いが起こるのかを、多角的な視点で分析し体系化した本なので、最後まで読めば人の心を掴むための幅広い考え方ができるように。

「いつも女性につまらないと言われてしまう…」そんな方に、ぜひおすすめしたい本ですよ。

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おすすめの本5. 『ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち』

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーである著者が書き下ろした『ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち』。

ハッカー的思考は常識を破るものであり、その生き方からは、自分とは違った世界観が学べます。

また、著者がベンチャー企業を立ち上げて、タイミングよく売却した成功体験もつづられており、大変興味深い内容です。

プログラマーやエンジニアの方たちに、イチオシの視野が広くなる本ですよ。

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多角的に見れる人になれるよう、視野を広げる方法を試してみて。

視野の広い人の特徴をはじめ、視野が狭くなる原因、視野を広げるコツや訓練方法などをご紹介してきました。

「いつもありきたりな発想しかできずに、仕事で壁にぶち当たっている…」という方も、何をすべきかが見えてきたのではないでしょうか。

視野を広げるためにおすすめの本も参考にして、多方向から物事を考えて、ふだんの生活やビジネスに役立てていきましょう!


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